欲望は際限なくていい
諸君は欲望を持っているだろうか。私は持っている。どんな欲望かと言われれば、別に答えるつもりもないぐらいには些細な欲望である。
欲望は際限ないから、持たないほうが良いと誰かが言っていた。俺はその人間には適当な気持ちで同意した。その時は本気でそう思っていたのかもしれないし、ただ場を乱したくなかったのかもしれない。
しかし、欲望は人の生きる原動力である。欲望のために人は生きており、欲望のために人は努力をし、欲望のために人は行動するのだ。
つまり、「欲望を持つことは決して悪いことではない」のだ。
むしろ、欲望を常に持ち続けることで、人間は技術を進歩させてきたのだ。ゲームやテレビ、果てはパソコンまでもが、衣食住に関係ないのにも関わらず、これだけ発展してきたのは、あくまで娯楽を求めるという欲望の結果である。
それらの進歩はしなくてよかったと、どれだけの人間が思うだろうか。おそらく、そのパーセンテージは非常に少ないだろう。
これからも、際限のない欲望を求めるために、人間は行動していいのだ。その果てに破滅が有ろうと、人間で有る以上はそれを求めてもいいのだ。
誰のための欲望であっても良いのだ。自分のためであろうと、他人のためであろうと。
欲望を捨てるな。そのための努力は、結果に結びつくだろう。