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原因なんて分からないままでもいいんじゃない?

何か問題が起こるとそれを解決するために原因を追究しようとすることがあるだろう。でもそれではなかなかうまくいかず途方に暮れることも…

そこで原因はわからないままだけど、どうしたいのか、どうなりたいのか、どうありたいのかを考えてみる。すると気が付くと問題が解決していることがある。

まさに息子の不登校がそうだった。

例えば、行けなくなったきっかけが本人は担任の先生の発言が許せないと言っていたが、学年が上がって担任の先生が変わってもスムーズに行けるようにはならなかったし、途中○○君が嫌だと言っていたりと、もはや本人の中でも長い間、登校していないうちに何が原因なのかは分からなくなっていたのではないだろうか?

とにかくなんか分からないけど行きたくない!

そんなこと大人でもあるよね?
なんか分からないけど、今日仕事行きたくないな…とか…

こうなってくると原因を追究したところで1つ見つけても、また他の行きたくない理由が顔を出すというモグラたたき状態で一向に前に進めない。

だとしたら、もう原因はそっとそのまま横に置いておいて、どうなりたいのかを考えてみる。

私は学校に行けるようになるのももちろんだったけど、それ以前に息子の楽しそうにしている笑顔が見たかった。学校に行っているという状態ではなく、楽しそうにしている状態を望んでいたのだった。学校に行けても、辛そうだったり、悲しそうだったりしたら、それは全く私の望んでいる状態ではない。

そう気づいた時、それなら学校でなくても叶えることはできるんじゃないかと、一旦学校へ戻ることはおいておいて、とことん2人でおうち時間を楽しむと決めた。一緒に料理をしたり、ガーデニングをしたり、テニスをしたり、ボードゲームしたり、ミシンでバッグを縫ってみたり、そして一緒に中学受験の算数の問題に挑戦し(これがまた意外と難しい笑)競ってみたり…

そうしてるうちにいつの間にやら空っからだった心のコップに水が溜まり、誰とも会わないような時間を見計らって、学校の門まで行ってみようかなと動き出したのだった!!

今なお、不登校の本当の原因なんて不明のまま…
でも不登校という問題は解決して、学校で楽しく過ごせるようになったのだった。

もはや原因なんてなんだっていいや、となった。

もちろん原因がはっきりしていてそれを解決すればうまくいくこともあるだろう。でも、それが難しい時はそこに執着せず、視点を変え、ありたい姿に向かって行動していったら解決していることもある。

泥沼にはまる前に視点を変えてみよう!!

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