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過程を楽しむ

4歳の誕生日を待ってテニスを始めた息子。テニススクールが4歳からしか入れなかったから。別に息子をテニスプレーヤーにしたかったわけではない。
私も主人も学生時代はテニス三昧の日々を過ごしたという唯一の共通の趣味。いつか娘と息子も巻き込んでテニスができないかなと、半分は自分たちの楽しみのため。

体験レッスンに行ったものの、イマイチやる気のない息子…これは無理かも…なんて思ったが、レッスン後に聞くと「やりたい!」と。あんな顔しながらも楽しかったんだ(笑)

週1回、しかも4歳がするレッスンはテニスというよりほぼボールを使ったお遊びといった感じだった。そこから1度も辞めるということなく続けてきた。小学校3年生で不登校になり、同じ小学校の子もたくさんいるし、さすがに辞めると言うだろうと思ったが、その時ですら辞めなかった。

そんなにテニスが大好きという感じはなかったが、中学受験では硬式テニス部のない学校は志望校から外していた。好きだったんだ…
もちろん不登校で気持ちがどん底の日々もたくさんあっただろう。それでも辞めることなく続けてきたことが、中学校でテニス部に入った息子の自信を育む大きな支えとなった。

学校に行くのはちょっと気が重い日だって部活に行ってテニスがしたいから学校に行く。その積み重ねで学校に行くことだって抵抗がなくなった。

15歳にしてテニス歴11年、今なお記録更新中…

本人は何が目的で始めたのかもよく分からない、将来なんの役に立つのかなんて分からない、それでもいい。よく分からないけど辞めたくない、なんか楽しく、ずっと続けていること、それこそが本人を大きく成長させてくれる。

心理学に興味を持ち、半ば勢いで大学に入学した私。ぶっちゃけ、大学卒業して資格を取得したいとか、大学院に進学したいとか、何か大きな目標を掲げているわけではない。ただただ学んでいる過程が楽しいから。それだけ。
でも実はこの「過程が楽しい」ということが最も大切であり、それでこそ継続につながり、まだ見たことのない世界に行くことができる。

私自身はもちろんのこと、子どもたちにもそんな生き方をしてほしい。何か没頭できるようなものに出会った人は強いよね。

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