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私が望むスクールカウンセラーの姿

昨日の記事からまた考えていた、スクールカウンセラーに対する私の思いについて。なぜ、私がやりたいことは今はスクールカウンセラーじゃないかもと思ったのか…

それはスクールカウンセラーの方の働き方を知ったところから始まっていた。スクールカウンセラーは全国的に見ても大部分が非常勤で数校掛け持ちで働いており、1校あたりは週に1,2回半日というところが多いのだとか…

確かに今まで子どもたちが通っていた学校でもスクールカウンセラーの先生がみえる日は限られており、息子の時も予約していた。ただその子の性格にもよるところは大きいと思うが、普段学校でほとんど見かけることもない先生にいきなり心開いて相談できるか、となるとなかなか厳しいのではないだろうか。少なくとも息子はそうだった。

そしてスクールカウセラーの先生から見ても普段の子どもたちの様子を見れるほどの勤務時間は確保されていない。そうなると学校の先生方や保護者の方からのお話を参考に対応していくしかないのではないだろうか。そこには子どもたちが心の底から思っていることが正確に伝わっているかと思うと疑問なところも多い。私自身、息子の当時の気持ちを完璧に理解できていたなんて全く思っていないし、親として精いっぱい寄り添うことはできたとしてもそれが息子が望んでいる姿勢だったかも分からない。ずっと一緒にいる親ですらそんな状態であるのに、突然相談室に来た子にどれだけ深く相談に乗れるのだろう。

じゃあ、私はスクールカウンセラーにどんな形を望んでいたのか。

正直なところもっと子どもたちに近い存在でありたいと思った。学校にある相談室って子どもたちの認識の中にも不登校とか何かしら問題がある子が行くところって感じにはなっているのではないだろうか。どちらかというと私は保健室くらいの感覚で来れるような場所でありたい。ちょっとお腹痛いから保健室に行こう、ちょっと次の授業は出たくないから保健室行っとこうかな?なんて思ったことない?(私だけ?じゃないよね?)あそこに行ったら話聞いてくれる先生がいて、なんかちょっとホッとできる場所。身体の調子が悪い時行くのが保健室ならば、心の調子が悪い時に気軽に行けるのが相談室であってほしい。そのためには日にちや時間が限られているのではなく、なんかちょっときついなと思ったときにすぐに行ける場所であってほしい。

そんな小さな心配ごとの段階で身近にスクールカウンセラーの先生がいたらもっと不登校の子ども達や学校には行ってるものの悩みを抱えてる子どもたちを減らせるんじゃないのかな。

ただこのシステムを変えるって今まだ大学生の私には無理な話なので、そこは現在スクールカウンセラーとして尽力されている先生方にお任せして、今私ができることはもしスクールカウンセラーとして子どもたちともっと深く関われる働き方が可能となった時にすぐにお役に立てるよう学び続けておくことかな。

そして、そうした夢に向かって楽しそうにチャレンジし続ける姿を見せることも子どもたちが大人になることに夢を抱ける一つのきっかけになると信じている。

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