大学入学して気づいた微妙なズレ…
私が大学に入学したきっかけは息子の不登校だった。とはいっても、不登校は克服し、中学校からは楽しく登校していて、我が子の不登校解決を目的に学び始めたわけではなかった。不登校になっても行けるようになる子、ならない子がいて、それってどうしてなんだろう?どうしたら行けるようになるんだろう?そこに何か解決の糸口となるものの1つに心理学があるのではないかと興味が湧いたからだった。そして将来的にはスクールカウンセラーとして私たち親子が悩んでいたように不登校に悩む親子のサポートがしたいと大学入学を決めたのだった。
そして入学して色々な科目を勉強し、実際にスクールカウンセラーの方のセミナーに参加させて頂いている中でちょっと私自身がやりたいこととの間にズレを感じてきた。それは決してスクールカウンセラーの方の仕事に対して疑問があるとかそういうことではない。息子の時にスクールカウンセラーの先生にはお世話になり、感謝もしている。
ただこのズレはどこから来るものなんだろう…ずっと考えていた。
すると1つの答えとして見つかったのが、そもそも私は「不登校」ということをどうにかしたいわけではなくて、子ども達が自分の未来に対して夢もなく、何となく生きている子どもたちに「大人になるって楽しいんだよ」ってことを伝えたいんだってことだった。
私が当時不登校だった息子を見ていて何が辛かったって、学校に行っていないことではなく、何に対しても楽しそうではなく、無気力なことだった。つまり、私の中では不登校か不登校じゃないかが問題ではなかった。学校に行っていてもただ行ってるだけで無気力な子もいるし、学校には行けてないけど自分の夢に向かって没頭し、生き生きしている子だっている。
ここが私がやりたいこととの微妙なズレだった。
将来の夢も今楽しいことも特にない子たちに「なんか夢はないの?」「夢を見つけよう!」なんて話したところでだよね…きっとそんな話すら耳に入っていきやしない。
子どもに限らず、大人だってそんなの無理な話で…
心の底から湧いてくるものがないとニンゲン動けないなとつくづく思う。
でも湧いてきたときは動かずにはいられない力が出る。
内から湧いてくるためにはやっぱりモデルとなる大人の存在が重要となってくる。大人が「あぁ疲れた~」「仕事行くの嫌だな~」なんてことばかり言っている姿を見せておきながら、子どもに「夢を持て」なんて無理な話。大人になったら仕事しないといけなくて毎日毎日疲れるのか…そんな風になりたくないな…なんて思うのは当たり前。
だとしたら、これってどうやったら私が力になれるだろう?
答えは簡単。
大人が夢に向かってイキイキとしていること!
子どもたちに望む姿に自分がなる!
それが私が目指す「背中で育てる」子育て。
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