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近況報告 お笑いについて 10月〜11月

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はですね、
半年前に投稿した
この記事たちの続きです。


僕は大阪で何年か
フリックフラック
というコンビで

インディーズのお笑いライブに出演したり、
YouTubeでの動画投稿で
活動したのち
去年の春に上京してきました。

4月から東京にある
某お笑い養成所に通っていまして

先月卒業いたしました。


一段落したので
この1年間
どう過ごしてきたのか

「お笑い」の部分だけに
フォーカスして
振り返っていきたいと思います。

この1年間、
故郷である大阪にはほとんど
帰れていないんですけども

なんか
フリックフラックってやつ
おったけど
この1年間どないしててん


ちょっとでも
気にかけてくださっている方が
少しでもいることを
信じて

4月に上京してきてから
現段階までのですね

お笑いについての結果などを
1年という節目の時期に
まとめてご報告しておこうと
筆を執った次第でございます。

4月から9月までは
先述の記事で書いたので

この記事では10月からの事を
書いていこうと思います。

もしかしたらこの記事を

これから養成所に入ろうかな
検討している方が
読んでくださる事も考慮して


少しでも参考になればな
という思いもありますので

日記とか色んなものを見返しながら
ほぼ包み隠さず書いていくので

かなりの分量になると思いますが
どうか最後までお付き合いくださいませ







10月


10月から養成所の後期が
スタートしました。

スタートと言いましても、
前半はほとんど授業が無くて

19日にやっと
ダンスのレッスンがありました。

ダンスのレッスンってね、
僕が通っていた養成所以外でも

よしもとのNSCとか
色んな養成所で
取り入れられていると
思うんですけども

養成所の事をあまり知らない人に
ダンスのレッスンがあるよ
って言ったら大体
不思議がられるんですよね。

ダンスとお笑いがどう関係するの?
みたいな

一言で説明すると、
「表現力を養う」のが
一番の目的だと思います。

僕たちが受けていた
レッスンでは
かなり本格的なダンスを
教えてもらいまして


正直、全然ついていけませんでした。


もうね、

ダンスで飯食おうとしてる人専用の
レッスンなんちゃうんか

っていうレベルで難しいんですよ。

みんなあんまり踊れてませんでした。

この月はライブが無く、
月末に一度
ネタ見せの授業がありました。

演ったネタは
『豆知識』『デスノート』

去年の9月23日に

今日から卒業まで
毎日1本ずつネタを書くぞ!

と決めて
1ヶ月経った頃ですね。

『豆知識』はこの時期に作りまして

フリックフラックの
100本目のネタです。
(ちゃんと1本ずつ数えてるの
気持ち悪いですね)

『デスノート』は上京直前の
去年の2月か3月頃に作ったネタです。

3週間後に養成所生ライブを
控えているということで
はやめにどのネタをするか
決めておきたかったんですが

かなり迷いがあって

どれがいいかなぁ
という時期でした。



11月


11月です。

前半に大喜利の授業がありました。

養成所での大喜利の授業って
どんな事をするの?

ってこの1年間
何度か聞かれたので

この日の授業の内容を
少し説明しようと思います。

この時期はまだ、
お題が出されて
みんなが答えを考える
というような
形のものではなく

「大喜利が好き」
「大喜利が苦手」

の2グループに分かれて

大喜利の何が魅力か
大喜利をしていて楽しいのは
どういう時か

反対に

大喜利のここが難しい
自信を持って出した答えに
反応が無かった時、
心が折れそうになるからこわい

など意見を出し合う形式の授業でした。


僕は
「大喜利が好き」側で
参加してたんですが

理由を聞かれたら
バシッと答えるのって
難しいですよね。

更に言うと、

正直ね、

ここで
僕大喜利めっちゃ好きです!
得意なんで
はやくみんなでやりましょう!

感を出すと

実際に大喜利をする授業の時に
やりづらいなっていう

逃げもありました。


その何日か後
ネタ見せの授業がありました。
後期2回目です。

この日は
前回やった『豆知識』

『旨い店2』という
この時期に作ったネタをしました。

両方この時期に作ったネタですね。

『豆知識』の方は
前回から内容を変えてやったんですけど

自分たちでやっていて
割と感触も良くて

次のライブはこれでいこうかなぁ
という心境でした。

そこから数日後のネタ見せでも
『豆知識』

その次の週のネタ見せでも
『豆知識』

この時点で
次のライブで『豆知識』のネタを
かける事は
ほぼ決定していました。


しかしですね、
この次のネタ見せで
ある出来事が起こります。

ここまで何度か試して

同じ講師の方に
何度も見てもらったりと

微調整を繰り返してきたのですが


講師の方に
ある助言を頂きまして

このままでは
1位をとる未来は見えない

という内容のものでした

前回のライブ結果が
7位



僕たちは何がなんでも
目に見える、わかりやすい結果
欲しい時期で

そのためには
1位しか無いと
思っていました。

養成所には
元々インディーズの
ライブなどで活動をしていて
そのコンビやトリオで入学してくる
僕らと同じ境遇の人もいますし

学生時代の同級生と
入ってくる人もいますが


大半が
1人で入ってきて
相方を見つける人
です。

元々活動をしてきた僕たちは
この辺でハッキリとした差を
見せつける必要があると
焦っていました。

そのためには1位しかない

そのはずなのに
1位をとる未来が見えないと
言われてしまえば

もう大幅に変えるしかない
と思いました。

そこからライブ本番までは
4日ほどでした。


どの部分を変えるべきか
相方であるりつきと相談しながら
ネタを修正していったのですが
なかなか改善点が見つからず

結局ほぼ変えないまま
本番当日を迎えてしまいました。


後期からは
ライブのシステムが少し変わるので
説明していきます。

僕たち養成所現役生が
出場するのは
SMLというライブです。

よしもとのNSCでいう
RUSHのような位置付けですね。

スクールマンスリーライブ
の略で

月に3回行われます。

それぞれ
平日SML、週末SML、選抜SML
という名前がつけられていて

この3回のライブが
その月の同じ週に行われます。

僕が通っていた代は
100組くらいの同期がいたんですが

100組が一斉に同じライブに
出場するわけではなくて

Cライブ、Bライブ、Aライブ
という感じで
ランク分けがされているんですね。

ここまでの段階で
大分ややこしいと思うので

例にして説明していきたいと
思います。

ある週の水曜日に
平日SMLが行われます。

昼頃からCライブ、Bライブ、Aライブの
順で行われ

それぞれ順位が付きます。

そしてその週の土曜日、
平日SMLの結果をもとに
メンバーの入れ替えがなされた上で
週末SMLが行われます。

Cライブの上位何組かがBライブへ
Bライブの下位何組かがCライブへ

Bライブの上位何組かがAライブへ
Aライブの下位何組かがBライブへ

という感じです。

週末SML
Aライブの上位10組ほどは
日曜に行われる選抜SMLに
出演することができます。

言葉では説明しづらいので
図にしてみました。

こんな感じですね。
(機械音痴すぎるせいで
手書きで表現するしか無かったです。
見づらかったらすいません)

選抜SMLには
ワタナベエンターテインメント所属の
先輩方も多数出演されますし

これに入れないと
月に2回しかライブが無い
という状況に
陥ってしまいます。

つまり、
絶対に入りたいわけですよ。

この上位10組に入れるかどうかで

かなり評価が
変わってしまうんですね。



で、迎えた11月の
平日SML本番です

割と後ろの方の出番順で

ネタ的にはですね

前半はほぼ無風だったんですが
後半にかけて割と反応が返ってきて
最後は大きめの笑いもあって

みたいな感じでした。


結果
13位でした。


はい

この時はですね、

ヤバい

と思いましたね。

もう本当にね、
どうしたらいいのか
わからないというか


次の日にネタのダメ出しが
あったんですけども

大ダメ出しをくらいまして

そこで
これはもう
めちゃくちゃに変えないといけないな
と気づきまして

週末SMLに向けて
修正することにしました。

数日間しかないんですけど
ダメ出しで言われたことを
忠実に直して

本番の日を迎えました。

11月21日
週末SML

結果は10位

10位以内であれば
次の日の選抜SMLに出場することが
出来るので

最低限の目標だけは
達成したのですが

この日はそれ以上に
忘れられないことがありました。

ネタ中にですね、

かんっぜんに
頭が真っ白になってしまいまして

いわゆる
「ネタを飛ばす」
というやつですね。

今までも下りを1つ抜かしてしまったり
言葉が出てくるのが遅れてしまった事は
何度かあったんですが

この日ほど空っぽになったのは
初めてでした。

なんとかりつきが
機転を利かしてフォローしてくれて

飛ばしたことが
あまり不自然に見えない部分だったことも
幸いして

最後までネタは
やり切ったんですが

舞台降りてからもね、
どういうセリフだったか
しばらく思い出せませんでしたね。


次の日、
選抜SMLです。

この日は選抜ライブに出場できる事も
もちろん嬉しかったんですが

大阪の時から何度もお世話になって

大尊敬する先輩である
ジグロポッカさんと会える、
そして戦える
っていうのが
何よりも嬉しくてですね

思わず親と前の相方に
LINEで
報告してしまいました。


選抜SMLではですね

ネタ中に
りつきがピアスをしているのが気になる
という理由から

エンディング前のトークにも
呼んでいただきまして

先輩MCの方と絡ませていただいて

僕たち養成所生にとって
貴重な経験でしたね

先輩方のネタを見ていて
率直に思ったのが

まだ本題に入っていない序盤から

全員確実にウケる
という雰囲気というか
オーラのようなものが
ヒシヒシと伝わってくるんですよね。

スベるかも
という予感がしないというか

これが今の僕たちと先輩方の差か

思い知らされた日でした。


11月後半も色々とありました。

印象に残っているのは
サンシャイン池崎さんの
特別授業ですね。

各養成所毎に
所属芸人の方が特別授業に来る機会って
あると思うんですけど

なんかね、
雑誌のインタビューとかでは
答えない内容を教えてくださるというか

かなり実践的な
生々しい話とかもたくさん聞けました。

池崎さんの授業直後、
同期みんな
いつもよりちょっと
声がデカくなっていて

こんなにもすぐ影響を受けるもんなんだ
って思いましたね。


あとこの時期に僕は
姓を完全に捨てました。

今まで
フリックフラックの髙橋壱歩
だったのを
意識的に
フリックフラックのいっぽ
と名乗るようにして

Twitterなどの登録名も
全て変えました。


芸人界もそうですが

世の中に『髙橋』が多すぎますね。


こんな苗字なら邪魔やな
捨ててまえ
と思いまして

完全に
『いっぽ』
になりました。






まあ総合してね、
この時期は本当に不安だとか
悩みが多い時期だったと思います。

同期の姿を見ていても

大丈夫かな
って思ったり

もしかしたら
メンタル崩壊寸前の人も
いたかもしれません。

なかでも僕が一番堪えたのが

尖っていたやつが
思っていたよりもはやく
周囲に寄せはじめた

事ですね。


この時期までずっと

自分のやりたいお笑いとかを
そのままの形で貫き通していて

講師の方とか同期から
何言われても

そんなもん関係あるかぁ!
みたいな感じで

突き進んでいた人間が

いきなり丸くなって

全く悪い事じゃないんですけど

相当神経をすり減らしている事が
目に見えてわかって

共感できる部分も沢山あって…


そういう時期でした。




はい、大分長くなりそうなので
ここで一旦切ろうと思います。

12月以降は明日の記事で書きます。



ではまた明日

今後もどんどん楽しく面白い記事書けるよう頑張ります! よければサポートお願いします😊