2023年東大日本史第1問答案例

答案例…荘園整理有
 律令制期、戸籍に基づく人民支配を前提に、律令の規定に基づき、造営に必要な費用・労働力を確保した。摂関期、一国支配と朝廷への税納入を請け負った受領が私富を蓄えていることを前提に、受領に工事を割り当て、受領は成功のために請け負った。院政期、不輸・不入の権を持つ荘園の増加と公領の減少を背景に、荘園・公領に関係なく一律に負担させ、受領・国衙を通じて費用を確保した。(179字)

答案例②…荘園整理なし
 律令制期、戸籍に基づく人民支配を前提に、律令の規定に基づき、造営に必要な費用・労働力を確保した。摂関期、朝廷への税納入を請け負った受領が私富を蓄えていることを前提に、受領に工事を割り当て、受領は成功のために請け負った。院政期、不輸・不入の権を持つ荘園が増加し、公領が減少したことを背景に、荘園・公領に関係なく一律に負担させ、受領・国衙を通じて費用を確保した。(179字)

答案例③
 律令制期、戸籍に基づく人民支配を前提に、律令の規定に基づき、造営に必要な費用・労働力を確保した。摂関期、朝廷への税納入を請け負った受領が私富を蓄えていることを前提に、受領に工事を割り当て、受領は成功のために請け負った。院政期、不輸・不入の権を持つ荘園の増加と公領の減少を背景に、荘園整理を行い、荘園・公領に関係なく一律に負担させ、受領を通じて費用を確保した。(179字)

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