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【3CX V18】クラウドPBX Advanced - 4. ブリッジ(Bridges)

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こんにちは、CCアーキテクトの辻です。3CX Advanced Certificationを取得するために、3CXサイトの記事を機械翻訳し日本語にしてから勉強しました。その時のメモなどをNoteにまとめていきます(こちらはメモページなのでオリジナルページ内コンテンツの視聴も強く推奨です)

※注:3CXサイトの記事が元ネタです。不明瞭な部分やおかしいな?と感じるところは原文を参照ください。


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オリジナルページ

Module 4. Bridges
⇒解説動画と解説スライドがあります。


■このモジュールでは、3CXのブリッジの構成について説明。

ブリッジ

■ブリッジとは従来、2つの土地をつなぐものだ。3CXでは、ブリッジは2つのリモートPBXを接続する。
■従来のブリッジは、その両端をNorth/SouthやEast/Westなどの地理的なポイントとして定義している。3CXブリッジは、その両端がマスターとスレーブとして定義される。
■3CXブリッジは、トンネルプロトコルを介して2つのPBX間でトラフィックを渡すことができる。これは、トンネルブリッジと呼ばれる。
■ブリッジを介して2つ以上の3CXシステムを接続するには、少なくともPROエディションライセンスが必要。

マスターブリッジ

■マスターブリッジは、2台のPBX間の接続を制御する。マスターブリッジは、スレーブブリッジからの接続を待つ。接続がトンネル化されている場合、PBX トンネルポート(デフォルトでは 5090)をリッスンする。

ブリッジの作成 - マスター

■3CXでブリッジを作成するのは非常に簡単だ。左側のメニューの「SIPトランク」ページから、「+ブリッジ追加」ボタンをクリックし、ドロップダウン・ボックスから「マスターを追加」を選択する。

■設定ページでは、「ブリッジの名前」を尋ねられる。これは、アウトバウンドルールでブリッジを識別するために使用され、3CX Windows AppおよびWeb Clientのプレゼンス画面でリモートブリッジ名を表示し、ブリッジされたPBX間のプレゼンスを表示する。
■「仮想内線番号」は、スレーブPBXがマスターPBXに接続する際の認証プロセスで使用されるため、ブリッジの両端のPBXで仮想内線番号を同一にすることが重要。ブリッジの両端には、共通の空き仮想内線番号を割り当てる必要がある。
■「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」は、1つのPBXから別のPBXへのコールの配置を容易にするために、ブリッジの設定に追加される。これは、例えば、各PBXに異なる範囲の内線番号がある場合など、セットアップによっては空白のままにすることができる。また、2つのPBXが異なる内線番号の長さを使用している場合にも有効。
■「最大同時通話数」を定義することで、ブリッジを経由する通話数を制限することができる。
■ブリッジを経由したコールの数は、両方のPBXのライセンスにカウントささる。

■ブリッジの認証は、スレーブがマスターに接続するために使用するパスワードで構成されている。ブリッジのパスワードは変更可能だが、変更する場合は、複雑なパスワードにする。
■3CXトンネルプロトコルが1つのPBXから他のPBXへのトラフィックを渡すために使用される場合、「リモートPBXはトンネル接続を使用します」オプションをチェックする。リモートPBXのIPアドレスとトンネルポートをその下のフィールドに定義する必要がある。

スレーブブリッジ

■スレーブブリッジPBXは、マスターブリッジPBXへの登録の試行を開始するPBXとなる。接続がトンネル化されている場合、トンネルポートを使用して、このトラフィックをマスターブリッジPBXに渡す。デフォルトでは、このポートは 5090。

ブリッジの作成 - スレーブ

■マスターブリッジPBXの作成と同様に、スレーブブリッジPBXの作成も非常に簡単だ。ただし、「+ブリッジ追加」をクリックしたら、「スレーブを追加」を選択する。

■スレーブブリッジのパラメータの設定は、主にマスターPBXと同じになる。
■ただし、「ブリッジの名前」は接続するPBXの名前を反映させるため、若干の違いがある。
■仮想内線番号は、マスターPBXと同じにする必要がある。
■「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」はオプションで、マスターブリッジPBXと同様に内線番号の構成に応じて追加することができる。また、内線番号の範囲が重複していない場合や、内線番号の桁数が異なる場合など、設定に応じて空白にすることもできる。
■ブリッジを通過できる呼の数は、スレーブPBX上でも同様に定義される。2つのブリッジで許容される通話数が異なる場合、低い方の通話数が有効になるので注意する。
■ブリッジを通過する通話は、両方の PBX でライセンス使用量としてカウントされる。

■認証セクションで、マスターブリッジPBXからパスワードをコピーする必要がある。このパスワードは、スレーブとマスターを認証するために使用される。
■トンネルプロトコルを使用して2つのPBXを接続する場合は、リモートPBXセクションにマスターPBXのIPアドレスとそのトンネルポートを入力する。
■「登録試行間の時間(秒単位)」は、スレーブブリッジPBX が マスターブリッジPBX に新しい REGISTER を送信するまでの時間を秒数で指定する。

ブリッジステータスの確認

■両方の PBX から、「SIPトランク」ページを開くと、ブリッジの接続状態を簡単に確認することができる。リモート PBX 名の横にある緑色の点は、接続が確立されていることを示す。赤色はブリッジが切断されていることを意味する。

ブリッジのプレゼンス情報

■ブリッジ接続が確立すると、2台のPBX間でプレゼンス情報の交換が可能になる。
■ローカルPBXからプレゼンス情報を「情報を公開」するオプションがある。内線グループ情報は、ブリッジ接続されたPBXに送信される。
■リモートブリッジPBXからプレゼンス情報を「情報を受け取る」オプションもあり、設定可能。ここでは、内線グループ全体ではなく、特定のユーザーがリモートPBXからこの接続のプレゼンス情報を見る権利を持つかどうかを選択する。
■リモートPBXのプレゼンス情報は、3CX Webクライアントだけでなく、3CXアプリからも表示することができる。通話状態とプレゼンス情報は、IP 電話の BLF キーでは送信されない。IP電話は、ローカルユーザーの通話状態のみを確認できる。

プレゼンス情報の公開

■プレゼンスの設定は、ブリッジコンフィギュレーションの「プレゼンス」タブより行う。
■「情報を公開」セクションで、プレゼンス情報を公開する内線グループを追加する。

プレゼンス情報の受信

■リモートPBXからプレゼンス情報を受信するには、「情報を受け取る」セクションで、リモートPBXのFQDNとHTTPSポートを定義し、プレゼンス情報を受信する。プレゼンス情報はブリッジ接続を経由せず、通常の HTTPS 経由で流れることに留意する。
■プレゼンス情報を受信するために、プレゼンス情報を受信したいローカルユーザーを追加する。プレゼンス情報を受信できるユーザーの数は制御可能。プレゼンス情報の閲覧は、PBXのライセンス数にはカウントされない。

3CX Webクライアントでのプレゼンス情報

■ローカルPBXにブリッジ接続されている各リモートシステムは、3CXアプリとWebクライアントのプレゼンス画面に、3CXアプリでは別のヘッダーとして、3CX Webクライアントではチームタブとして表示され、ブリッジ接続された複数のPBXと内線グループのプレゼンスを確認することが可能できる。

内線番号の計画的な運用

■では、ブリッジの構成例を見て行く。
■ブリッジを構成する前に、管理者が2つのサイトを接続する計画があり、番号付けの計画を実行したと仮定する。
■マスターブリッジのPBXは、1000番台の4桁の内線番号で構成されている。
■スレーブブリッジのPBXは、2000番台の4桁の内線番号で構成されている。
■マスターブリッジでスレーブブリッジに接続するために必要なアウトバウンドルールは、2000レンジの内線番号の最初の桁を表す2というプレフィックスだけとなる。ブリッジの4桁の内線と、2から始まる他の外線番号を区別するために、アウトバウンドルールに4という数字の長さを追加する。
■同様に、スレーブPBXでは、1000の内線番号を表すために、アウトバウンドルールのプレフィックスを1、桁の長さを4とすることにする。
■このような設定の場合、ブリッジ設定での「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」のプレフィックスは必要ない。


●シナリオ1 - 内線計画:
〇マスターブリッジ → 4桁の内線(例:1xxx)
〇スレーブブリッジ → 4桁の内線(例:2xxx)

●アウトバウンドルール
〇マスターブリッジからスレーブブリッジへ
 →プレフィックスで始まる番号への通話:2
 →長さのある番号への通話:4
〇スレーブブリッジからマスターブリッジへ
 →プレフィックスで始まる番号への通話:2
 →長さのある番号への通話:4

ブリッジ設定での「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」のプレフィックスは必要ない。


■一方、両方のPBXに同じ内線範囲(例えば1000番台)がある場合、両方のPBXの送信ルールはこのシナリオの様になる。
■この場合、たとえば9のようなプレフィックスが必要。これはどのような番号でもかまわない。9は例として使われただけとなる。
■プレフィックスは数字として検出されるため、5 桁長が必要となる。しかし、リモートPBXはこのプレフィックスを有効な内線番号の一部として認識することができないため、このプレフィックスを取り除く必要がある。
■プリフィックスに9を使用した場合、ブリッジ設定の「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」に9が必要になる。これにより、プレフィックスを持つリモートPBXユーザーが表示され、他のユーザーとローカルPBXユーザーを区別することができる。


●シナリオ2 - 内線計画:
〇マスターブリッジ → 4桁の内線(例:1xxx)
〇スレーブブリッジ → 4桁の内線(例:2xxx)
〇内線番号が重複する場合がある

●アウトバウンドルール
〇マスターブリッジからスレーブブリッジへ
 →プレフィックスで始まる番号への通話:9
 →長さのある番号への通話:5
 →ストリップ桁:1
〇スレーブブリッジからマスターブリッジへ
 →プレフィックスで始まる番号への通話:9
 →長さのある番号への通話:5
 →ストリップ桁:1

ブリッジ設定での「リモート3CX PBXに到達するためのアウトバウンドルールプレフィックス」に9を設定。


メッシュ型ブリッジ:3ウェイ構成

■ここでは、3台のPBXでフルメッシュ化した構成を見てみる。
■3つのPBX間の接続をそれぞれ設定する必要がある。
■この例では、PBX A と PBX B 間の接続において、PBX A がマスターブリッジとなる。
■PBX A は PBX C との接続においてもマスターブリッジとなる。
■PBX Bは、PBX Cとの接続においてマスターブリッジとなる。
■PBX B は一方の接続ではマスターブリッジとなり、もう一方の接続ではスレーブブリッジとなっていることがわかる。これは可能なことであり、何の問題も生じない。PBXは、マスターまたはスレーブのどちらか一方だけである必要はなく、どちらか一方であってもかまわない。
■番号付けの計画は次のようになる。
・PBX Aは、1000番台のユーザーを持つ。
・PBX Bは、2000番台のユーザーを持つ。
・PBX Cは、3000番台のユーザーを持つ。
■PBXの内線番号の長さが同じでなくても、ブリッジ接続することは可能。

メッシュ型ブリッジ - アウトバウンドルール

■通話は、アウトバウンドルールによって一方のPBXから他方のPBXに送信される。
■各PBXにアウトバウンドルールを設定し、接続しているブリッジPBXに連絡するようにする。
■この場合、合計6つのアウトバウンドルールを設定することになる。
■PBX Aは、プレフィックスを2、長さを4桁に定義して、PBX Bに接続するアウトバウンドルールを持つことになる。この場合、数字が取り除かれることはない。
■PBX Aは、PBX Cに接続するためのアウトバウンドルールも持っており、プレフィックスを3桁、長さを4桁と定義する。この場合も桁落ちはしない。
■PBX Bは、PBX Aに接続するためのアウトバウンドルールを持ち、プレフィックスを1、長さを4桁に定義。この場合、数字が取り除かれることはない。
■PBX Bは、PBX Cに接続するためのアウトバウンドルールも持っており、プレフィックスを3桁、長さを4桁と定義する。この場合も桁落ちはしない。
■PBX Cは、PBX Aに接続するためのアウトバウンドルールを持ち、プレフィックスを1、長さを4桁に定義。この場合、数字が取り除かれることはない。
■PBX Cは、PBX Bに接続するためのアウトバウンドルールも持っており、プレフィックスを2桁、長さを4桁に定義する。この場合も桁落ちはしない。
■また、PBX BへのコールをPBX Aを経由して送るバックアップルートを定義することも可能。PBX Aをルート2として定義すればよい。


●PBX A
 PBX Bへのルート:プレフィックス=2、長さ=4、ストリップ桁=0
 PBX Cへのルート:プレフィックス=3、長さ=4、ストリップ桁=0
●PBX B
 PBX Aへのルート:プレフィックス=1、長さ=4、ストリップ桁=0
 PBX Cへのルート:プレフィックス=3、長さ=4、ストリップ桁=0
●PBX C
 PBX Aへのルート:プレフィックス=1、長さ=4、ストリップ桁=0
 PBX Bへのルート:プレフィックス=2、長さ=4、ストリップ桁=0
 BPX Bへのルート(PBX A経由のバックアップルート):
  ルート2に定義
   PBX Aへのルート:プレフィックス=2、長さ=4、ストリップ桁=0


オフィス間のプレゼンス

■3CX Web Clientでは、アクセス権が与えられている場合、リモートユーザーの存在を確認することができる。
■3CX Web Clientを使用することで、内線と対話するためのさまざまな機能を実行することも可能。

■このモジュールのデモでは、2台のPBXをトンネル型ブリッジで接続した構成を示す。片方のPBXの内線から、ブリッジを越えて遠くのPBXの内線に電話をかける。⇒オリジナルサイトで動画が視聴できます。

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