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「同業者より優れている」ことをアピールするときの注意点

自分の仕事のレベルが上がってくると、
周りの同業者の仕事の"アラ"みたいなのが見えてきて、
「なんでこんな仕事が許されるんだ!」
「なぜうちに依頼してこなかったんだ!」
みたいな憤りを感じることって、ありませんか?

自分はあります笑

実力と知名度は、必ずしも比例しない

実力と知名度って、必ずしも比例していないのが、
どうにももどかしいですよね。

仕事の質は明らかに自分の方が上なのに、
知名度や仕事を依頼される量は、向こうのほうが上。
仕事の中身を見てみると、実はこういう問題があるのに、
相手は気づいていない…

特に専門技術や、専門知識を扱っている業種は、
人によって仕事の質に開きがあります。
しかし、同じ肩書きで語られると違いがわからないから、
お客さん側からは同レベルに見えてしまう。
仕事のレベルをスコア化してくれたらいいのになーと思うけど、
そんなものはない。
確かに由々しき問題だと思います。

知られる努力を

とはいえ、それはこちらが知られていないのが問題なわけで。
そこで初めて「もっと自分の存在を世の中に知ってもらわないとな」と、
マーケティングに本気で向き合う必要が出てきます。

同業者批判について

ちなみに、同業者批判は諸刃の剣なので、
自分のブランディングをよくよく考えてから、
批判するかどうか決めた方がいいでしょう。
下手にやると、同業者から嫌がらせを受けたり炎上したりします。
後述の法律の問題もあります。

「炎上上等!」なら自己責任ですが、
そうでないなら表現をやわらかくしたり、
批判ではなく「他の誰も言わないけど、実はこうした方がいい」みたいに伝えると、
角が立たないのでおすすめです。
人って、自分の知らなかったことを知って判断基準が変わった時は、
その教えてくれた人に好感をもつものです。

同業との比較は表現に注意!

それから、ちょっと法律の話をすると、
自分の商品やサービスの内容や取引条件について、
同業者よりめっちゃ優れてます!
うちを使うととても有利です!
みたいな誤解を招く表現はなるべく控えましょう
他社の誹謗中傷もダメです。

このような比較広告は、景品表示法上の「不当表示」であるとして、
規制される可能性があります。

比較広告については、消費者庁からガイドラインが出ているので、
それを参考にされるといいですね。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/guideline/pdf/100121premiums_37.pdf

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