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無料で使える「QRコード」はどこで儲けてる?

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みなさんは、QRコードってよく使いますか?
世の中いろんなものが"キャッシュレス化"して、
QRコード決済を利用するシーンも、
街中で頻繁に見かけるようになりましたよね。

スマホからウェブサイトにアクセスする際もよく使いますし、
今や私達の生活になくてはならないものになってきています。

★QRコードの意味と開発した企業

ではこの「QRコード」ですが、「QR」がどういう意味なのか、
そしてどこが開発したのかご存知でしょうか?

実はこの「QR」は、「Quick Response」に由来しております。
高速で情報を読取れるのが特徴だから、
「Quick Response」=「QR」なんですね。

このQRコードを開発したのが、
日本の株式会社デンソー(現:株式会社デンソーウェーブ)です。

★QRコード開発のきっかけ

デンソーはご存知の方も多いと思いますが、自動車部品メーカーです。
その自動車部品の工場では、多品種・少量生産化が進んでいて、
部品の生産や出荷に係る情報がどんどん増えていったんですね。

在庫情報の管理のために、これまではバーコードを使っていましたが、
バーコードでは情報量が多く入らなくて、
生産効率が悪いという現場作業員からの声が上がりました。

そこで、より多くの情報を盛り込めて
より正確かつ速く読み取れる新しいコードの開発に着手しました。

開発は、なんとたった2人からスタートしたそうです。
こうして、1994年にQRコードが誕生しました。

★QRコードの知的財産

「QR コード/QR Code」はデンソーウェーブが商標登録(商標登録第4075066号他)しております。
それから、QRコードに関する技術も、何件か特許を取得(特許第2938338号他)しました。

しかし、デンソーはこれらの知的財産を自分たちだけで独占しなかったんですね。
QRコードの基本仕様を国際標準化して、
ライセンス料無料で一般に提供することにしました。
俗に言う「オープンソース」ですね。

元々、バーコードに置き換わる存在として、
製造・流通の現場向けに開発されたものでしたが、
この無償化によって、それ以外の現場でも広く用いられるようになりました。

★QRコードは無償ライセンスなのに、どこで儲けてる?

では、QRコードを開発したデンソーウェーブは、
いったいどこで儲けているのでしょうか?

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