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名刹の几帳に風雅なおもむき 【奈良の古刹めぐり―法隆寺Ⅴ-】

名刹の門でもよく見かける「のれん」。その寺院独自の紋様が描かれたものが多く正式には「几帳(きちょう)」という。

法隆寺では、まず南大門や中門に掛けられてあった。西院伽藍の金堂、五重塔、大講堂にもあった。目に留まった几帳に描かれた紋様は2種類だった。数種類あると聞くが、いつも掛けてあるのが日本最古の紋といわれている「四天王紋」。そしてもう一種が「鳳凰紋」だった。
四天王紋は、金堂に安置されている四天王像の一つ多聞天の光背の紋様がモチーフになっている。法隆寺のメインの紋様のようである。蓮華(ハス)の花が開いた形をしている。

なかなか目立たない存在であるが、その寺院の歴史や風雅を楽しめるかもしれない。

トップの写真/中門の几帳 (四天王紋)


南大門 (四天王紋) 


鳳凰紋 


東門 (四天王紋) 


五重塔 (四天王紋)


リポート&写真/ 渡邉雄二

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よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。