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甘くて美味しい

【桃が食べたい!】


最近よくお話する、わが息子。
絶賛イヤイヤ期まっしぐら。
ちなみに我が家に桃のストックはない。

現在は自宅でお米もなかなか食べてくれず、偏食しがちで私の頭を悩ませている。
保育園では頑張って給食を完食してくれているから、自宅では息子に言われるがまま、息子の食べたいご飯を作ってる。(最近はほぼうどん。)

それでも食べてくれない事もあるから、私の心の中は【せっかく作ったのにー…】と呟きがち。




それでも桃は私も好きだから、久しぶりに八百屋さんに寄ってみた。

以前と比べて桃の産地が変わっていたから(前は和歌山が多かった)、店員さんに尋ねてみる。
今の時期は関東の桃が出回っているようで、食感も関西と比べると少し固いらしい。けど完熟したら柔らかくなるよと教えてくれた。


福島産と山梨産があって、熟してるのは山梨産だったから直ぐに食べれるそちらにすることに。

隣にプラムも陳列されてて、そういえば友達が【ここの八百屋さんのプラムが美味しかったよ〜】と話してくれたのを思い出す。
貴陽というらしく、貴婦人とか楊貴妃みたいな名前だなぁと思った。


今までプラムを食べた記憶がほとんどない。
どんな味だったかな、と試しに1パック買ってみることにした。




晩ご飯にうどんと焼売だけ食べた息子に、桃食べる?と聞いてみたら、食べたい!と元気よく返事が来た。

包丁で桃を撫でて、皮を剥いていく。
調子のいい時はするりと皮が取れるけど、今日は手こずった。

お皿に桃をのせてからどうぞと言うと、フォークを持って息子はパクパク食べはじめる。関東の桃も美味しいみたいで良かった。

【おかわり!】と桃を要求されたけど、残りひとつは明日の分に置いておきたかったから変わりにプラムを出してみた。

濃い赤紫の皮を見せて、
プラム食べる?と息子に聞くと

【いらん!】
桃の仲間で美味しいよ?と言うと

【いらん!】
切った中身を見せて、もう一度桃の仲間だよ〜と言うと


【食べる】
桃の仲間なのを信じてくれたのか、黄桃色に光るプラムを見て一口パクりと食べてくれた。

気に入ってくれたのか、目の前で皮を剥いて切ってお皿に入れるとペロリとあっという間にプラムは無くなっていった。


【甘くて美味しいね!】

初めて息子が自分から食べ物の感想を言ってくれた。
何気ない一言だったけど、プラムを食べて甘くて美味しいと言葉にしてくれたことにとても感動。
こうやって成長していくんだね。

私もプラムをひとつ頂いた。桃より果肉感があって、濃厚で少し酸味も含んだ甘味のある美味しさ。


またあの八百屋さんでプラムを買いに行こうと思った1日だった。




(本当に桃の仲間なのか少し気になって、調べてみたら桃とプラムは違うバラ科の植物みたいでした。ネコとライオンみたいな関係なのかな。。)

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