マガジンのカバー画像

頭をめぐる、想いなど

30
西澤伊織の今日、考えたこと
運営しているクリエイター

#クリエイター

雨×Uberいない、は豊かな国の証拠では(笑)

今年になって車のコーティングをしまして、非常に気持ちがいいです。僕のシティーコミューターもスポーツカーもコーティングをする上での車体のクラスはSサイズ。旧車の小さなミニクーパーなんかはSSサイズらしいですが、それの1つ上のサイズです。 愛車のコーティングをする方、きっと結構いらっしゃると思うんですがやってないという方のために触れますと、まずコーティングをすると雨の日に雨がボディの上で球になるんですね。で、走ると風で後ろにコロコロと転がっていってくれます。車庫の中に入れた後も

ネットの世界の動画の危険

ネットが今ほど生活に浸透していなかった頃、人々は何に憧れていたかというと、映画の中の世界や、雑誌の中の世界でした。映画と雑誌に共通することはそれらを「被写体をキャスティングして撮影する」ことです。俳優やモデルを撮影するということはそこに撮影中だけ架空の世界を作り上げるということで、それらは必ずしも観客や読者の生活や現実とは結びついていませんでした。 例えば映画の世界の中に出てこないのは(そして雑誌に絶対出てこない)、「登場人物の自宅のトイレ」です。前述した通り映画の世界は架

読書は自分のためでもあるけれど

今日の午後、西荻窪の駅前で長年文房具店を営んでいらっしゃる奥様とお話ができました。その奥様は元々鎌倉出身だったので、 「そういえば、小川糸さんのツバキ文具店という小説をお読みになったことはありますか」 と伺いました。小説・「ツバキ文具店」は鎌倉で文房具店を継いだ若い女性の物語だからです。 「いいえ、まだ読んでいません。でもきっと読みますからもう一度本の名前をおっしゃって」とメモ用紙を渡してくださいました。 可愛らしい木の年輪のプリントが施されたブロックメモに本の名前を

お客様がいらっしゃる家

現代の日本の住宅から消えたのは客間だと言われています。スペースが自ずと限られる都会生活では致し方ないという実状もあるかも知れません。 ちなみに「百科事典が最も売れたのは日本に客間があった時代まで」と言われています。読むかどうかは別として、ドカッと立派な本を客間に飾る人たちが昔はいたわけです。どうしていたのか?それは当時の住宅の間取りに関係があると推察してゆくことが出来ます。 これまで近代日本の住宅のデザインは居住スペースである複数の和室に対し、洋室の客間一部屋でした。しか