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20210925【256】こだわりは時として捨てるべきもあり!

こんにちはioriです!

今日は誰しもにあるであろう「こだわり」のお話です。

ひとえに「こだわり」って何ぞや?なんですが・・・

信念があるとか一筋とかのようなイメージがありますが、逆に固執、頑固ともとれるイメージもあります。

良い風にもとれるし、その逆もあるこの「こだわり」という少々な厄介者・・・

具体例を挙げてみます。

僕は焼鳥屋さんを営んでいるのですが、ご存知の通りコロナの影響でアルコール提供が出来ない中、何かできる事はないかと日々考えていました。どうせやるならワクワクして面白く、それがお客様に喜んでもらえる事。

当店は焼き鳥のお持ち帰りもしていますが、実は僕自身にお持ち帰りの文化がなく「お店で食べる事が最良!」と思っています。お持ち帰り、デリバリーなどは便利なのですが多少なりともアツアツの出来立てが配達時間等の影響で多少は冷める事に難を示しています。またレンジアップで温めたとてリアルなお店の味再現構築は難しく思います。

こんながちがちの想いが強すぎて正直テイクアウト等に関してはおざなりにしていたところがあります。

そんな中、知り合いから「もう少しお手軽な感じで焼き鳥とかできないのかなぁ?」と言われ・・・沈黙しつつもいろんなイメージングを始めたら「ピン!」ときました。長く飲食業をしているせいか口では何だかんだと言いつつも中々顧客目線にはなれません。また「お手軽!」という言葉もささってきました。手がかからず、洗い物、ゴミなどを考慮。

それからの行動スピードは拍車がかかり高速化し始めました。いろいろと伝手を辿り、ご教授頂き「冷凍焼き鳥真空パック」がフラッシュバック!!!コストは少し使いましたが、高性能な真空パック機、専用袋を購入。

到着したその日に焼き鳥のすべての部位を焼き、タレをつけて真空パックし1晩冷凍、翌日検証を兼ねて試食。

結果は僕の予想を大きく上回りほのかな炭の香りを感じる美味しい炭火焼き鳥に変化を遂げました。

やってみないとわからないこと。やらなくてもわかること。

今回は未知の取り組みであったので数回にわたり試作、試食を繰り返しましたがやってよかったです。

これぞ、こだわりを捨てた瞬間のひらめきのなせる業と自画自賛してしまいました。

今日はここまで!

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