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サルトル流「在りたい自分」を作り出す方法

こんにちは
父親力、母親力アップコーチのサワラギです。

先日、お友達より、「サワラギさんの求めてる答えは、この方が持ってると思う!!!」と強くお勧め頂き(笑)、堤久美子さんの著書「超解釈 サルトルの教え」を読んでみました。

サルトルさん(1905~1980年)って、ノーベル文学賞を辞退した哲学者で、沢山の明言を残されているんですね!

本書では、堤さんの解釈で、サルトルさんの言葉が分かりやすく説明されていました。

『嫌われる勇気』みたいな対話式で、色んな登場人物とサルトル先生が話していくのですが、質問しながらどんどん切り捨て、教えていく感じで、質問をして答えを引き出すコーチングのスタイルとは真逆の導き方でした。

読んでみて、「すごく新しい!!!」とか、「目からうろこ」みたいな気づきは正直得られませんでしたが、コーチングでも大切にされている考え方が、分かりやすく説明されている箇所があったのでご紹介しますね。

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質問です。
あなたは「ありたい自分」をハッキリ言えますか?

以前から度々書いていますが、他者目線を気にしたり、他人軸で生きてきた人は「自分がどんな人生を送りたいのかわからない」とか「やりたいことがわからない」迷子の状態になりやすいです。

そんな方にお勧めの方法が、サルトル先生もお勧めされてる、be(在り方)から考えていく方法です。

人の存在について、
be「存在」「在り方」
do「行動」「意志力」「する」
have「成果」「状況」「環境」「持つ」「作る」
の三つの動詞で区別できるのですが、

人生は常に be→ do→ haveの順で経過するので、beから考えると、思うような結果が出やすい
とサルトル先生は仰っています。

beから、というのは、” I'm ~. ”  の  ~ に何をいれるかということです。

例えば、ダイエットしたいと思ったとき、
beで考えると、マイペースな私、頑張り屋の私、計画的な私など色々でてきますよね。

ここで面白いのは、サルトルさんは「本質(自分)は作れる」と言っているんです。
スイカの種を植えると、スイカが生えますよね?
どんな種を植えるか(創るか)は自由に選んでいいと言っています。 

ダイエットの例でいうと、マイペースを選んでも、頑張り屋を選んでも、他の新しい何かでも、自分を何と設定するかは自由なのです。

今がどんな自分でいるかは関係なく、どんな自分でありたいか?という点がポイントですよ。
例えば、普段マイペースな人でも頑張り屋を選んでOKなんです。

コーチングでも、「どんな自分でありたいか?」は一番大切にされている部分だといえます。

何故、今の自分と違っていていいのか?というと、
言葉で自分を作り上げるからなんです。

今までの自分の在り方とは関係なく、これから自分がどうありたいか?を言語化して自分の種を作る、ということです。

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堤さんは、戦国武将たちは自身の在り方 be を、兜や旗に記していたと書かれていましたが、正に、「言葉によって自分を作る」とはそういうことだと思います。

例えば真田家の六文銭。当時、三途の川を渡るときに、船の渡し賃として六文銭が必要になると信じられていたので、旅行者も六文銭を服に縫い付けていたそうです。

真田家では、いつ命を落としても大丈夫なよう六文銭を用意している=いつでも死ぬ覚悟はできているというbeを表すために、兜や旗などに記していたのですね。

beがわかると、do, have は自然に出てきます。

その印を身に着けることで、真田家の戦での振る舞いもそれと同じになっていったのではないでしょうか?
それが、先ほどの「言葉で自分を作る」→beがdo,haveを引き出す、という事になります。

先ほどのダイエットの例でいうと、
頑張り屋さんはラン、筋トレ、食事管理などフルコースでやりそうですが、マイペースだともっと緩く進めていくのかな、とか内容のイメージが自然と変わってきますよね。


ということで、今日せっかくこの記事を読みに来てくださった方々には、是非、ご自身の be を 今一度考えていただきたいなと思います。

例えば、個人としての be もそうですが、父親としての be, 母親としての be なども考えてみたら面白いと思いますよ。

そして、そうすることで、現在のあなたが、本当に在りたい自分とズレていないかわかります。

be → do → have の順に明確化して文字にし、声に出して読んでみてください。

何度も口にして、自分の耳で聞いて最高と思える内容になるまで修正していってくださいね。

そうすることで、在りたい自分がわかりますし、あなたの無意識が、あなたを理想のbeに近づけていってくれるはずです。

より明確に、深堀りしたいときは、コーチングも試してみてくださいね^^

最後まで読んで下さり有難うございました☆


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