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『かたつむり』鈴木三重吉

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♪ でんでん むしむし ~♪ 
“かたつむり”の歌を思えば かたつむりは幼い頃、一番最初に愛でた生き物だったように思う

しかし、愛でていたはずの物が、いつしか“害虫”になってしまう

愛でる側の“愛でる対象物の変遷”がそうさせてしまうのだろう

主人公の幼い少年は、“ある難題”にぶつかった。人間の生き物への利己的で傲慢とも思える態度に気づいてしまったのだ。そこで自問し、自分の利己と向き合い、“ある難題”を自力で乗り越えた。そして、その先に見えた“景色”は、より美しく清々しいものだった。




※物語はフィクションであるとお子様にお伝えください。
現実では決して、マネしてはいけません。危険です。


『かたつむり』
初出:「赤い鳥」1929(昭和4)年3月

著者:鈴木 三重吉(すずき みえきち)
生年:1882年(明治15年)9月29日
没年:1936年(昭和11年)6月27日(享年53)


出身:広島県広島市 

小説家・児童文学者。日本の児童文化運動の父とされる。

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