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12月5日放送分『青天を衝け』プチ解説

今回は比較的平和な回でしたが、予告編を見ると不穏な動きが…。次週、どのような展開を見せてくれるのでしょうか。残り僅かな『青天を衝け』ですが、最後までしっかりと見続けましょう。

というわけで12月5日放送分『青天を衝け』プチ解説に参ります。

1.阪谷芳郎

栄一の次女・琴子の夫。大蔵省入省後、大蔵次官まで上り詰めた人。のちに西園寺公望内閣では大蔵大臣を務めました。その後東京市長、浅野セメント株式会社取締役、専修大学総長などを歴任。

2.日清戦争

1894年に勃発した日本と清との戦争。8月1日に日本が清国に対して宣戦布告する形で始まりました。陸軍が9月には平壌、11月には遼東半島を制圧すると、海軍も9月に黄海海戦に勝利して翌1月の威海衛攻撃で北洋艦隊を全滅させると、列強各国は講和を薦め、3月には下関で清国全権李鴻章と日本全権伊藤博文・陸奥宗光との間に講和会議が始まりました(下関条約)。ちなみにこの条約が結ばれたのは春帆楼という料亭・宿泊施設ですが、筆者はかつてここに宿泊しています。

3.ケイキ様

先様(慶喜公)のこと。劇中でも何度か「ケイキ様」と呼ばれているシーンがありましたが、実際に静岡隠居中には、地元の人から「ケイキ様」と親しまれていたなんてエピソードもあります。1897年(明治30年)には静岡から上京し、明治天皇に拝謁しています。銀座で買い物(銀ブラ)が好きだったというエピソードもあるようです。

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以上、今週の『青天を衝け』プチ解説でした。次週、またまた不穏な展開になりそうですが、それも楽しみになってまいりました。はやく日曜の20時が来ないか、今からワクワクしております。

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