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5月16日放送分『青天を衝け』プチ解説

いよいよ栄一と慶喜が対面した、5月16日放送分(第14回)。一橋家で働くようになり、覚える仕事もたくさん。終始バタバタしながらも懸命に働く栄一でしたが、時折見せる一橋家の面々の優しさにはほっこりさせられました。ほんと、一橋家で働きたいくらいです。

というわけで、今回も『青天を衝け』のプチ解説です。

1.松平容保

会津藩9代藩主。幕末期には京都守護職に就任し、歴史の表舞台に登場します。近藤勇たちを会津藩御預とし、壬生浪士組(のちの新選組)を創設したことでも有名ですね。一方、忠誠を尽くしていた徳川慶喜に江戸城への登城禁止を命じられたり、朝廷から逆賊とみなされたり、会津で孤立無援の籠城戦を強いられたりと散々な目に遭った人物でもあります。

2.伊達宗城

宇和島藩8代藩主。伊達政宗の子である伊達秀宗が祖先であり、ある意味伊達政宗の親戚です。維新後は外国事務総督や外国官知事として、政府発足当時の外交責任者を務めます。のちに大蔵卿に就任。その他、日清修好条規(日本と清の間で初めて結ばれた条約)の締結にも関与しています。

3.猪飼勝三郎

一橋家家臣。青天を衝けでは遠山俊也さんが演じています。劇中では、栄一や喜作の住まいを案内していました。その際、鍋などを買うお金がない2人に対してお金を借りていますが、これは史実だったようで、実に25両もの借金を作ったとされています。これを栄一は生涯恩義に感じていたようで、その付き合いは後年になるまで続いたらしいです。

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以上、5月16日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。単なる幕末大河だと、このあたりはまったり進むのですが、今回は明治編まで続きますからね。ストーリーの店舗が非常に良いです。視聴率も上がってきたみたいなので、これをきっかけに『青天を衝け』を観る習慣をつけてみては?

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