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4月18日放送分『青天を衝け』プチ解説

視聴率がだんだんと低下してきた大河ドラマ『青天を衝け』。しかし、ただ面白い番組を観たいだけの人にとって、もはや視聴率なんてまったく関心ありません。引き続き、重厚なドラマを提供していただければと思います。

さて、今回も『青天を衝け』のプチ解説をお送りします。大河を観る際の参考にしてください。

1.和宮降嫁

有栖川宮熾仁親王と婚約していたにもかかわらず、縁もゆかりもない江戸に嫁ぐことになった和宮の政略結婚のこと。天皇家と幕府の結婚は、徳川幕府の威信を高める狙いがありましたが、むしろ草莽の志士を刺激することになります。結局、幕府を弱体化させる遠因となってしまいました。

2.神風

日本の神が吹き起こすとされる風のこと。古くは元寇の際に発生し、蒙古の侵略を防ぐことができました。日本は奇跡的に他国からの侵略を得ずに存続しましたが、第二次大戦で敗戦。神武以来初めて他国に占領されることになります。ちなみに戦後の経済大国としての日本も、ある意味神風が吹いていたように個人的には思います。

3.坂下門外の変

1の和宮降嫁を推進した老中・安藤信正が、坂下門近くで襲撃された事件。桜田門外の変では井伊大老の天誅に成功しますが、この事件では安藤は生存し、志士6名が斬殺されてしまいます。安藤は老中を辞することとなり、この件以降、攘夷運動が盛んになっていきます。ちなみに安藤は平藩(福島県)の藩主であり、個人的には身近に感じております。

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以上、4月18日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。ストーリーがサクサク進みますし、それを演技派の俳優が固めており、とても見ごたえのある大河です。筆者はこれからも『青天を衝け』を見続けて参ります!

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