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4月4日放送分『青天を衝け』プチ解説

テンポよく進んでいる大河ドラマ『青天を衝け』。さすが長生きした渋沢を主人公としているだけあります。あっという間に幕末編が終わりそう。まったり進む大河に飽き飽きしている人には、もってこいかもしれません。

この大河は主役の吉沢亮の演技はもちろん、脇を固める俳優の名演技が目立ちます。特に草彅剛演じる徳川慶喜が良い演技をしています。

1.徳川慶福

のちの14代将軍・徳川家茂ですね。今回の大河では磯村勇斗さんが演じています。将軍継嗣問題では、南紀派によって推挙されました。その後一橋派を退け、13歳という若さで将軍に就きます。しかし、京都で禁門の変を起こした長州を罰するための長州征討で失敗し、幕府軍の権威は失墜。心労のあまり、家茂は21歳で亡くなってしまいます。

2.岩瀬忠震

旗本出身。江戸幕府の学問所である昌平坂学問所で学び、登用試験に合格して幕府の役人となります。ハリスと交渉して日米修好通商条約を締結したことで有名。しかし安政の大獄で処罰され幽居。その後病気で亡くなります。

3.天照大神

日本の神々の最高位に君臨する神様。イザナギ(伊邪那岐)の左目から生まれました。太陽を司る女神であり、伊勢神宮の内宮を中心に全国に祀られています。天皇の祖神であり、ドラマ内で慶喜(草彅剛)が「天子様に背くとは天照大神が~」と話したのはそういった理由から。ちなみに岩戸景気の元ネタは天照大神の「岩戸隠れの伝説」に由来します。このあたり、詳しく知りたい方はものの本を参照ください。

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以上、4月4日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。今回の大河は、脚本も良いですが役者も良い! 思わず引き込まれる大河から、目が離せません!

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