5月23日放送分『青天を衝け』プチ解説
なんか平岡円四郎(演・堤真一)の死亡フラグが立ちまくった、5月23日放送分(第15回)。辛すぎて来週の放送を見るのが嫌ではありますが、同時にストーリー展開に魅了されている自分がいます。来週も楽しみでなりません!
その前に、5月23日放送分の『青天を衝け』プチ解説です。
1.折田要蔵
サカイ引越センターのCMでお馴染み、徳井優さん演じる折田要蔵。劇中では癖のある「摂海防禦御台場築造御用掛」として描かれていましたが、維新後は武器の商人に転じます。その後、楠木正成を祭る湊川神社の初代宮司に就任。宮司としての仕事ぶりは不明ですが、一応「仕事キッチリ」やっていたようです。
2.三島通庸
薩摩藩士。劇中では渋沢を警戒する一介の武士として描かれていましたが、維新後は明治政府において出世。現在の県知事である、酒田県令、山形県令、福島県令などを歴任します。三島は福島県令時代、自由民権運動が活発だった現地の河野広中らを弾圧、いわゆる福島事件を起こしています。しかし、その後「子爵」を授けられるなど、特に失脚もせずに54歳まで生きます。
3.川村純義
薩摩藩士。上の三島と一緒にいたただの武士でしたが、戊辰戦争では会津戦争に参戦。維新後には海軍軍備に尽力し、日本海軍の黎明期を支えます。西南戦争では海軍を率い、戦後は海軍卿(今の大臣)に就任しています。明治天皇からの信頼が厚かったようで、のちの昭和天皇の養育を命じられたというエピソードも。
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青天を衝けでは、たくさんの青年が登場しますが、そのほとんどが維新後に出世していきますね。それが幕末から明治に至るドラマの醍醐味でもあります。もちろん、対立を生んで殺される者もおり、なかなかドロドロとした世界でもあります。そういった人間ドラマが好きな人が、きっと今回の大河にハマるのかもしれません。
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