アラフォー投資家の転職日記#13 部下の育成
マネージャーの苦悩
放任主義か、手取り足取りか
今の会社に入ったときは、部下を持たない「スペシャリスト」採用だったのだが、マネージャー業務を担当していた人が数か月で辞めてしまい、後を引き継ぐ形で二人の部下を持つマネージャーを担当している。前職では部下がいない仕事だったので、20名程度部下のいた前々職以来だ。
立ち上げたばかりでやることも決まっておらず、社内の知名度も全くない新組織で、異動してきた30代半ばの社歴2年目社員と、私より1か月遅れて入ってきた30代後半社員という構成。彼らのモチベーションも定かでなく、同マネジメントしたらよいか日々手探り。とにかく最初は、組織の目標を明確にして、部下それぞれのやるべきことの方針を共有し、細かいところはある程度任せることで、自立しつつも安心して働けるという実感を持ってほしい。その一心で組織立ち上げに取り組んでいた。だがしばらくして、この二人の部下は、細かく指示しないとすぐに手が止まってしまうタイプだということに気が付いた。自分自身があまりマイクロマネジメントされたくない性分なので、放任主義を取っていたが、それがかえって彼らの心理的安全性を奪っていたのかもしれない。
業務は回るようになった、しかし・・・
当社も1on1を業務に取り入れているので、各部下とは週次でミーティングを組んでいる。そこで各自の作業進捗確認からネクストアクションなど細かく確認し、指示することで業務は回るようになってきた。
しかし、である。これが私のしたいことか?と言われると疑問符が付く。後進を手取り足取り指導しているうちに、私のキャリアの一番働き盛りである時期は失われ、彼らが一人前となったときに用済み扱いされるのでは?そんな風に考えてしまうのは、
「代わりはいつでもいる。いやならやめろ」
と言われ続けてきた氷河期世代の性なのかもしれない。。