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インバウンド関連の出遅れ株を見つけました!

皆様、こんにちは。本村健です。

先週日曜日の事ですが、浅草の国際通りではたくさんのパトカーが集まっており多くの警察官が待機をしていました。

路上に停車している車に「直ちに車を移動してください」と警察のアナウンスがあり何の騒ぎだろうと不思議に思っていると、どうやらデモ行進があると言う。

どんな団体が来るのかと沿道に目を向けると、拡声器で何かを訴える大きな声が聞こえ、その列が徐々に近づいてきました。

目の前を通ると30人ぐらいの小規模な団体でしたが、何に対して抗議をしているんだろうと聞いていると「ワクチン反対!マスクを外せ!」と連呼していました。

ずいぶん長い距離を行進していましたが、日曜日と言うこともあり国内の観光客や外国人旅行者でごった返す浅草では珍しい光景に映ったのか、それともSNSに上げるためなのか?足を止めてスマホ片手に動画を撮っている方が多かったです。

印象的だったのは、デモ隊最後尾の女性が多くの野次馬に頭を何度も下げており、何の謝罪だったのか疑問でした。(笑)

話はガラリと変わりますが、話題の銘柄で取り上げてもよかったのですが、まだ先の話のようなので、ここで取り上げたいと思います。

長期目線でマークしたい「子育て関連」

岸田総理は今週19日の参院予算委員会で、妊娠した女性に出産準備金としてクーポンを配布する事業の検討状況に関し、自治体の判断により、現金支給も可能とする方針を明らかにした。「現金給付も(選択肢として)排除されない」と述べた。自民党の松山政司氏への答弁での発言。

出産準備金は、妊娠した女性を対象にベビー用品や育児サービスに使えるクーポンを支給する事業。妊娠から出産、子育てまで一貫して困り事の相談に乗る「伴走型支援」の一環となる。政府は子ども1人当たり10万円の想定で調整している。

対象者は、自治体に妊娠届を提出し、母子手帳を交付された全ての女性。クーポン形式での支給を行うのは、使途を限定することで、確実に出産や育児に関連する物品やサービスの購入に使ってもらう狙いがある。

出産前は、産前ケアやベビー服、ベビーカーなどベビー用品の準備、出産後は産後ケアやおむつ、ミルクなどの購入、赤ちゃんの一時預かりなどにクーポンを活用することを検討しているようです。

政府は、近くまとめる総合経済対策に出産準備金を盛り込み、来春にも配布を始める見通し。

過去のわたしのコラムで取り上げました「子育て関連銘柄」ですが・・

【7358】ポピンズは、働く女性の支援目的にベビーシッターと介護の在宅サービス、保育所等運営のエデュケアを展開しています。コロナ禍で保育園が休園になった時やどうしても外せない仕事があった時に働くママさんには頼りになる企業です。

【7358】ポピンズ 日足チャート(チャート引用:TradingView)

【7545】西松屋チェーンは、ベビー・子供用品専門店を全国展開。低価格戦略、PB商品充実。EC拡大へ。お手頃価格がママさんに人気です。

【7545】西松屋チェーン 日足チャート(チャート引用:TradingView)

【7956】ピジョンは、育児用品で国内トップでベビー用品の草分け的な企業。哺乳瓶発祥、小物に強く近年はベビーカーにも注力。中国で高シェアですが、中国の都市封鎖の影響が想定超で日中関係の冷え込みもあり、ダブルパンチですが中国との国交が改善されれば見直し買いも期待されます。

【7956】ピジョン 日足チャート(チャート引用:TradingView)

他にも関連する上場している企業は多数ありますが、ポピンズと西松屋チェーンは年初来安値の水準にあり長期目線でマークしたいところです。

◆話題の銘柄 Pick UP:【4433】ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス

今週は、光回線、携帯、家電等の販売や旅行、スポーツイベント業務を軸に営業支援を行う。免税店などのインバウンドやeコマース支援にも展開。【4433】ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスを取り上げます。

日頃、幅広く銘柄をチェックしていますが、これだけたくさんの上場企業の中から相場になりそうな銘柄を探すのも骨が折れる仕事です。

個人的には株価が伸びきっている銘柄や大幅に上昇していて既にマーケットで賑わっているような素人でも取り上げられるような銘柄は基本的には避けています。

高値から長く調整され下値で張り付き、しばらく相場が無く、転換期を迎えたタイミングで他のコラムニストが取り上げていない銘柄を狙っています。

今の日本の株式市場の株価材料になりやすいテーマは、やはり「インバウンド」でしょう。

毎週、会社の中身や事業内容等も吟味した上で銘柄を選定するわけですが、たまに直感で、迷わず即決でこの企業は良いなと思う時があります。今週はそんな銘柄を見つけました。これからマーケットでは話題になりそうです!

同社の関連事業の1部取り上げますと

・インバウンド関連

免税カウンター・免税店や多言語コールセンター・ショッピングアテンダー、ツーリストインフォメーションなどの運営
多言語対応や接客を可能にする人材研修・派遣を実施

・ツーリズム(観光)関連事業

国内・海外旅行向けの添乗員派遣や海外からの個人旅行(FIT)に対応したガイド・通訳案内士・ホテル&リゾートスタッフ派遣及びラグジュアリーリムジンサービスを展開
ランドオペレーティング事業の展開
例)豪華客船添乗、旅行バス添乗他

・空港関連

国内主要空港における人材募集や、多言語対応での接客を可能にする研修、派遣の実施
例) ラウンジ運営、売店・レストランスタッフの採用代行、バレーパーキングサービス、レンタルWi-Fiカウンター運営等

・スポーツ関連

日本開催の国際的スポーツイベントにおいて、VIP受付、選手アテンド、通訳対応、救護室・クリーンスタッフ運営などのスタッフ派遣、ボランティアスタッフの募集・研修・管理等の業務を一括で受託
例)ラグビーワールドカップ2019日本大会 他

・コールセンター事業(多言語)

アウトバウンド向け新規顧客の開拓、既存顧客への再アプローチ、カスタマーサポートを多言語対応(中国語、英語、韓国語、タイ語、その他)
例)小売・流通業者向け販売通訳業務、免税サービスの問合わせ受付業務

これだけ見てもこれから忙しくなりそうな気がしませんか?

直近で賑わって上昇している銘柄は、今までコロナで散々苦しめられた企業が逆発想で相場になっています。

同社は、政府や地方公共団体からワクチン接種会場運営支援、空港水際対策支援、ワクチンコール委センター支援などをコロナ対策関連業務も受託しており、コロナ禍やそうではない時も、どっちに転んでも国策とインバウンドに絡んだ追い風の企業です。

今月12日には決算も通過しており、目先売られる理由が見当たりません。

間接的なインバウンドの出遅れ株として中期目線で買いにて注目します。

【4433】ヒト・コミュニケーションズHD 日足チャート(チャート引用:TradingView)

★個人的に気になる銘柄:【2195】アミタホールディングス

今週は、廃棄物リサイクル大手。原料を再資源化。環境コンサルや水産資源認証事業なども。【2195】アミタホールディングスを取り上げます。

今週は値動きの良い「環境関連株」の同社に注目します。

アミタグループは1977年の創業以来、一貫して社会ニーズの市場化に取り組んでいます。「持続可能社会の実現」をミッションとし、100%リサイクル、サステナビリティコンサルティング、サーキュラー型の事業創出支援、環境認証審査、環境業務のICT&アウトソーシング、域内資源循環の仕組みづくり等のサービスを展開しています。

2021年には、企業向けの「環境戦略デザイン事業」と地域(自治体)向けの「地域デザイン事業」を統合し、社会全体の持続性向上を目指す「社会デザイン事業」の提供を開始しました。

また、今月13日にはNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)と「サーキュラー・プラットフォームの構築による市場創造に関する基本合意書」を締結したと発表。両社は、2023年度末の事業化を目指し「サーキュラー・プラットフォーム」を構築することで、資源循環をもとにした環境課題と地域・社会課題の解決に向けた取り組みを加速し、持続可能な社会の実現に貢献します。

循環型経済の実現に向け、アミタHDが社会実証の企画・運用などを担当。NTTコミュニケーションズは必要な情報システムの企画などを担い、共同で新規事業の開発に向けた検討を進める。この材料をきっかけに中長期的な業績への好影響を期待した買いが集まり物色されました。その後の株価は調整されています。

今年の9月30日を基準日に1対3の株式分割が実施されました。

手掛けやすく買いやすい株価で、マーケットが弱いときには値動きの良いこの手の銘柄が買われやすい傾向があり逆張り買いにて注目しています。

【2195】アミタホールディングス 日足チャート(チャート引用:TradingView)

この銘柄は環境関連として、個人的には大きくなると長期目線で見ていますが、値動きがあれば短期•長期投資の方どちらにも向くと見ています。

先回りして動意付くのを静かに待ちたい。

ロスカットラインは月足チャート上でのわたしが心理的節目と考える660円割れとみています。

株価がここを下回るようでしたら一度撤退して、突っ込んだ下値を買い直したい。

思惑通りに吹き上げましたら、利益の確定をお願いいたします。

また来週お会いしましょう。本村健でした。


※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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