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2024年5月14日 米国株式市場の動向解説

主に全世界に影響する米国株式市場の毎日の動向を、
各種経済指標や様々な指数を基に解説、分析しています。

この記事の主な役割は、私を含めた個人投資家の利益保護を念頭に、
①株の暴落発生前に出る暴落サインを見逃さず、皆さまにアナウンスする事
②株価の下落時の購入ポイントを見極めて共有する事
③トレンド発生時(上昇、下落共に)にアナウンスする事

です。

■記事を読む時間の無い方向けサマリー(要約)

①暴落サイン:未点灯。
②購入可否:割安でも割高でもなく、徐々に買い増していけるポイント。
 (ここから大きく下落する可能性は現時点では低い)
③株価トレンド:フラット。
 (下落相場からは脱したが、まだ上昇相場と言える程ではない)
④注意:
5/14(火) 21:30発表の米国生産者物価指数(PPI)、
5/15(水) 21:30発表の米国消費者物価指数(CPI)により株式の方向性が定まる可能性が高いので、新規買い増しは様子見もあり。
 ※発表後、内容と株価への影響について説明します。

■S&P500 恐怖、強欲指数について(市場センチメント指標)

出典:CNN Business

本日のS&P500種指数の恐怖、強欲指数は50pt(NEUTRAL)となっており、割安でも割高でもないことが示されています。
また、4/15から発生していた下落トレンド(調整)では33pt(FEAR)まで低下していましたが、今回の調整はひとまず収束した模様です。今週発表される米国PPI及び米国CPIの結果によっては上昇トレンド回帰する可能性もあり。

株価の下落中に購入(逆張り)すると引き続き下落しマイナスを被ることが多く、それを投資家界隈では「落ちるナイフは掴むな」と比喩されますが、
現状のS&P500はリスクを極力減らした運用をしたい安定志向の個人投資家さんには良い買い時になると思います。

■米国債券の長短金利差(逆イールドの深さ)について(暴落予知)

出典:FRED

本日の逆イールドポイント:-0.37pt
2022年7月より発生している米国10年国債と2年国債の金利差を示す逆イールドは依然としてマイナス域におります。
*逆イールドに関する専門的な解説は別の記事にて書かせて頂きますね。

■S&P500 プットコール・レシオの推移について(逆張り指標)

出典:MacroMicro

本日のプットコール・レシオ:0.98pt
現在は平常運転中と言える値と思います。
日々ウオッチしていますので、買い時ポイントに到達したらすぐにアナウンスいたします。
*プットコール・レシオが1.1以上は買い推奨(1.2以上は最高の購入ポイント)

■BPSPX指数(Bullish Percent Index)について(トレンド分析)

出典:StockCharts

今週のBPSPX:65.20pt

数値としては割安感が若干薄れましたが、上昇余地はまだまだあり、買い増しも問題ない位置だと思います。
過去から分かるように、BPSPXは80pt付近で天井を付ける傾向があるため、80pt付近まで上昇した場合は一時売却も検討すべきかもしれません。

■まとめ

日々忙しい個人投資家の皆様に代わって市場動向を調査、分析し、
1日1記事を見れば株式市場の現在地(買い場なのか、売り時なのか、暴落が発生しそうなのか、株価が急上昇しそうなのか等)が分かるように内容をまとめて投稿していきます。

その他、マネーリテラシー向上につながる情報発信や、各種テクニカル分析の解説なども行っていきたいと思っておりますので、資産運用に興味のある方は是非フォローをお願いいたします。

※実際の投資判断については自己責任でお願いいたします。
※特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

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