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骨盤は歪みません!傾くのです!

座っている時についつい足を組んでしまう、出産後開いた骨盤を治す目的で整骨院、整体院に行かれた時

「骨盤が歪んでますね」「骨盤を矯正しますね」

ボキっ!

「歪みを調整しましたから大丈夫です」

ってな事が行われているケースが多いです。

これはかなり危険な行為です。また首や背骨に対してもボキボキやってしまうのは尚更危険です!

なぜならボキボキやってしまうと関節の支持性が失われ、その周りを通っている神経を傷つけてしまう可能性があります。


いきなり話は脱線してすみません(笑)


今回は骨盤に関してですが、

絵のような形になっており、腸骨と仙骨は仙腸関節という形で繋がっています。この関節はかなり強固な関節です。交通事故などで損傷しない限り、ちょっとやそっとでは動きません。

そのため、骨盤の関節自体が歪むのではなく、股関節周囲の筋肉の緊張状態で【傾く】のです。

傾きを引き起こしてしまっている筋肉をストレッチやほぐす事で骨盤の傾きは修正され、神経の圧迫解消、血流の流れも良好となり、痛みも緩和されていく仕組みになっています。


骨盤の傾きを引き起こしやすい筋肉は、

①骨盤前傾
→腸腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋、縫工筋

②骨盤側傾(左右への傾き)
→大腿筋膜張筋、中臀筋、腸脛靭帯〔ちょうけいじんたい〕

③骨盤後傾
→大臀筋、小臀筋、中臀筋、ハムストリング

となっています。

①骨盤前傾に対するストレッチ

股関節の前側の付け根を意識し、体幹を起こす事で腸腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋、縫工筋を伸ばす事ができます。


②骨盤側傾(左右の傾き)に対するストレッチ

仰向けになり、絵のように太ももを横に倒します。
これを左右行う事で②であげた筋肉がストレッチされます。


③骨盤後傾に対するストレッチ

お尻周りの筋肉を伸ばす時は絵のように片足を曲げた状態で前に倒れるストレッチをしてください。この時、腰が丸くならないよう真っ直ぐな状態で倒してください。

*痛みが強い時は、無理をせず、痛気持ちいいぐらいでお願いします。



ストレッチに関しても継続が大事になります。まずは1分からでも股関節周囲のストレッチをしましょう。そして、骨盤の傾きを解消させ、腰痛改善、姿勢改善を目指しましょう!

#骨盤 #セルフストレッチ#腰痛#姿勢改善

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