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体温計の電池(LR41)が売っていない!補聴器用のPR41は使える?

イギリスでは日本から持ってきたテルモの体温計を使っているのですが、いざ必要な時に電池が切れてしまいました。電池の表記はLR41が2個。そこで急いでスーパーでLR41のボタン電池を探してみたところ、見つからない!ヨーロッパでは、LR41という規格が普及していないようです。イギリスでも体温計は売っていますが、大きかったり、口に挟む方式やおしり!に挟む方式など、日本人に馴染みのある脇下方式の体温計は中々お目に掛かれません。どうしてもすぐに使いたかったので、互換性のある電池を調べでみました。

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SR41W/SW型ボタン電池は互換性あり

ネットには、ヨーロッパでよく売られているSR41電池が使えるという書き込みがありました。その違いはLR41が1.5Vのアルカリ電池に対して、SR41は酸化銀電池という馴染みのない材質の電池で、電圧は1.55V。僅かに電圧が異なりますが、これくらいの範囲であれば使えることが多いようです。しかし、残念ながら私の周りのスーパーではSR41の電池は売っていませんでした。

PR41型(CODE:312)ボタン電池は?

一方、近くのSainsburyに売っていたのが大手電池メーカーのDURACELLのPR41(CODE:312)というボタン電池。サイズも同じくらいで、41という数字から何となく互換性がありそう!さっとGoogleで検索すると、LR41の体温計で使えたという書き込みを発見。急いでいた私はダメ元で買って試してみることにしました。

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体温計を開けてPR41型の電池を入れてみたところ、サイズはLR41とピッタリ!そして電源を入れたところ、無事体温計が動きました。ただ、新品の電池のはずなのに電池残量不足の表示が点きます。その後この表示は消えることもありましたが、少し使っているとまた点灯します。

しばらくは普通に使えましたが、そのうち新品を入れたとは思えない程の短い期間で電池切れになってしまいました。他の電池と交換しても、同じような状況。元々経年劣化などで容量が減っていたのかな?などと思っていたのですが、ふと気になって詳しく調べるとその原因がわかりました。

PR41型ボタン電池は補聴器専用で電圧が少し低い

下のPanasonicのサイトに詳しく解説が載っていました。それによると、

PR41は 空気亜鉛電池で電圧は1.4V となっており、補聴器専用電池ですので互換性はありません。

とのこと。LR41やSR41とは、用途も電圧のカテゴリーも少し違う設計となっているようです。ちなみに、PR41はテスコではCODE:312としか表記されていませんでしたが、このDURACELLのパッケージには併記されているので、同じ規格の電池のようです。

ただ、PR41型の電池をLR41型の体温計に入れて、電池残量不足の警告は点くものの、実際使えたのも事実。推奨はされておらず、自己責任となりますが、万が一熱があってすぐに体温計を使う必要がある時に、応急的にPR41電池をLR41電池の体温計で利用することは可能かと思います。その間に、正規のLR41電池を購入しましょう。

LR41ボタン電池をイギリスで買うのはどこが良いか?

こういう小物はもしPrime会員でしたら迷わずAmazonで購入すれば良いのですが、通常会員ですと20ポンド以上でなければ送料を取られてしまいます。そんな時は、ebayがお勧めです。「LR41 batteries」で調べると多数の商品が出てきますし、個数も自由に選べます。そして送料はポストインで無料な所がほとんどです。私は1.6ポンドでLR41電池4個入りのものを購入し、問題無く家に届きました。ただし普通郵便でポストに届けられるので、輸送期間は長いですので気長に待ちましょう。

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