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\研究成果(英語)の公表です!/評価能力開発を評価するための評価計画の活用

アメリカの研究者の皆さんと2年がかりで取り組んだ論文が公表されました!

Thinking Outside the Self-Report: Using Evaluation Plans to Assess Evaluation Capacity Building
(自己報告書の枠外から検討する:評価能力開発を評価するための評価計画の活用)

というタイトルです。

Wingate, L. A., Robertson, K., FitzGerald, M., Rucks, L., Tsuzaki, T., Clasen, C., & Schwob, J. (2022). Thinking Outside the Self-Report: Using Evaluation Plans to Assess Evaluation Capacity Building. American Journal of Evaluation. https://doi.org/10.1177/10982140211062884

評価に関する学術雑誌では世界最高峰(と思います)のAmerican Journal of Evaluationでの採択、公開となりました!

プロジェクト運営、組織経営において「評価」が大事ということは、多くの方が合意していると思います。

でも、「評価活動が機能している」と実感できている組織はそう多くないのではと思います。

どちらかというと

「評価とか言ってるけど、自己満足なんじゃないの?」
「数字集めたり、上っ面のことばかりで、実際のところ本音で誰も話していないよね?」
「経営陣にだけしか関係ない。人事評価とか何を根拠にやってるのか分からない」

というのが本音だと思います。

キャパシティビルディング(能力開発)という言葉については、「(仕事など)をよりよくできるようになるための能力開発」という意味で使われていて、
能力が高まる→業績が高まる→それはよいことだ!
というロジックで展開されています。

評価の分野では、

「評価というスキル・能力を開発するためにはどうすればいいか?」という実践をしている方々がいて、研究や研修・トレーニング開発をしている人がいます。

具体的には、評価ができるということ(人)とは、どんな能力を持っているのか?ということを洗い出して、測定、アセスメント、査定、評価などいろんな工程の中で、能力開発をしていきます。

今回の論文は、その「評価の能力開発とはいったいどういう部分で可視化できるのか?」「評価の力が付くと、何がどう変わるのか?」ということについて詳細にリサーチされた論文です。

私は、Literature Reviewといって、このEvaluation Capacity Building(評価能力開発)の分野の過去25年間の文献のレビューを担当させていただきました。

7人で取り組んだ研究で、ここまで来るのに1,000時間はかかっているはず。一字一句を精査し、数字の一つを目の色を変えて追いかけました。本当に緻密な作業であったため、喜びもひとしおです。

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スイスの高校~大学院(博士課程)まで、12年以上海外の学術機関で学習・学位取得をしてきました。現在Western Michigan University(米国)学際的評価学博士課程(Interdisciplinary Ph.D. in Evaluation) 在籍中。

評価の哲学と理論、20以上の評価手法を体得し、東洋と西洋の叡智を融合させた「事業価値創造プログラム」を開発し、世界各地の自治体、NPO法人、民間企業等に対するコンサルティングを行っています。

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