自分軸とは揺らいではいけないものなのでしょうか?
毎日、コーチングのクライアントさんと話しているか、お客さんのところで課題についてのヒアリングをしているか、そんな日々が続いています。
今週は、ちょっと異例の週で、
講演会もあったので、聴くことよりも、自分が話すことの方が多かったかも。
1週間振り返って、今週一番熱を入れて話していたテーマは、
「自分軸の作り方」について。
そして多く受けた質問は
「自分軸を強く持つには、どうしたらいいでしょうか?」
「たからさんは、確固としたぶれない軸がありますよね?どうやって作っているんですか?」
それに対して、私は答えはお伝えせずに
「自分軸を完璧に作ろうとする理由はなんですか?」
「自分軸が揺らぐことへの不安って、どこからきていると思いますか?」
とさらにお尋ねして、もっと深堀をしていきます。
最初は「え?!」とキョトンとされます。
だって、世の中多くの人が「自分軸を持とう!」「自分軸が大事」と言っているのに
「それほんとに必要ですか?」
とお尋ねするから。
私の経験から感じるのは、
・自分軸を強靭に持ちすぎることの弊害もある。
・ぶれない自分軸を作ろうとするとき、たいていは固く、動かない、揺らがない、完成形の自分軸を追求したい欲求にすり替わる。
・そして、自分自身を苦しめている。
ということ。
他人軸、社会軸、世間軸に振り回されないで、
「軸」の選択を主体的に行うこと。
あえて「ゆらぎ」の中に自分を置いて、しなやかに揺れ、竹のようにしなる能力を高めていくこと。
そんなことを大事にしているというお話しをします。
「正しさ」だけで生きていくのはあまりにも苦しい世の中になってきた。
だから、ゆらぎ、しなり、植物の生き様にある強さが大事になっているのでは?
そんなことを感じています。
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