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【symposium3】「クバへ/クバから」第3回座談会(シンポジウム)上演記録「『沖縄の風景』をめぐる7つの夜話」第7夜(12/27)「写真集制作に向けた公開編集会議の上演」(Part.6)

(Part.5はこちら

「どこ」へ向かった移動の記録か

三野 そこは目論見どおりというか、すごいパフォーマティブな写真群になったなぁ、というのは見て取れて、写真集にしたときの重要な要素となっていく感じはある。

笠井 (企画発足の)最初に三野さんは形態的な類似の話をされていましたが、今の山本くんの話を受けると、これからは「撮られたもの」の議論から、まさしくパフォーマティブな意味で、ルポルタージュやドキュメンタリーのように、一連の物語と呼びうる筋書き、登場人物、関係性があって、ある地点・時点を選んで「今、撮影するもの」として写真を並べる段階に移るのでしょう。次の渡航もその1シリーズになる。

 とすると、今はちょっと渡航しづらいですけど、九州に行くときの、(ホワイトボードに書かれた「すでに撮られた写真」「私的な関係を撮った写真」「沖縄から福岡(生家)へ」を指さして)この流れをどう考えるかがポイントになってきますね。

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写真家・舞台作家の三野新と、いぬのせなか座による、沖縄の風景のイメージをモチーフとした写真集を共同制作するプロジェクト「クバへ/クバから」…

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