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豪華スタッフ陣に豪華声優陣!今最も熱いアニメ映画の『バブル』

今回はkayserが担当します。
2022年現在、絶賛公開中のアニメ映画『バブル』。日本のアニメーション業界を牽引する豪華スタッフが集結したことでも話題を呼んでいます。そんな注目のアニメ映画『バブル』を紹介します。

アニメ映画『バブル』とは

大ヒット公開中のアニメ映画『バブル』豪華なスタッフ人気の声優など何かと話題の尽きない注目作です。そんな『バブル』について紹介します。

監督には『進撃の巨人』で知られる荒木哲郎。脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』で名を馳せた虚淵玄。またキャラクターデザインには、『DEATH NOTE』『バクマン。』の作画を手掛けた小畑健

さらにアニメの根幹を担う制作をWIT STUDIOが担当しました。荒木監督とは『進撃の巨人』でタッグを組み、その実力を世に知らしめたアニメスタジオです。『進撃の巨人』の怒涛のアクションシーンは今でも目に焼き付いているほどです。

これだけの人材が揃っていれば面白くないわけない!そのスタッフィングを実現させたのは、自身の小説で初監督となる『百花』の公開が控えている川村元気。これまでもプロデューサーとして、実写映画だけでなくアニメ映画も数々のヒット作を世に送り出してきました。

注目の声優陣は、志尊淳や広瀬アリスなどの俳優陣の参戦に加え、宮野真守、梶裕貴、畠中祐といった実力派人気声優も揃っています。豪華スタッフに負けないキャスティングも実現しました。

アニメ映画『バブル』あらすじ

5年前。突如として世界に泡が降り注ぎました。未知の力を有した泡によって世界中がパニックに陥いります。その後、東京中心部で突然大爆発が発生。東京は巨大な泡に包まれてしまいます。

各地で泡が降りやんだ後も東京だけは現象が継続することに。降り注いだバブルが弾け水に変わっていく頃、東京は日本の首都ではなくなっていました。さらに居住禁止区域に指定され、人々は東京から離れていきました。

その一方で、ライフラインの断たれた東京に居残る若者もいました。彼らは、身寄りを失くした行き場もない若者たち。生き残るため、食料などの物資を賭けて、東京バトルクールと呼ばれるパルクールのチームバトルをしながら日々過ごしていました。

主人公ヒビキも東京に住まう若者のひとり。自身が所属するブルーブライズのエースです。特殊な聴覚を持つヒビキは泡の声を聞きながら、驚異の身体能力でチームを勝利に導いていました。

しかし、他人とのコミュケーションをあまり好まないヒビキは単独行動が多く、その日も異常な泡に包まれた東京タワーから聞こえる声を頼りに1人向かいました。その途中、海に落ちてしまいます

そこで、不思議な少女・ウタと出会うことに。彼女は、ヒビキとその仲間たちともに過ごすことになるのでしたが......。

ここに注目してみよう!『バブル』の4つの魅力

今だからこそ観ておきたい映画『バブル』の魅力を紹介!

1.誰もが知っている人魚姫モチーフ~儚い純愛物語~

『バブル』は、誰もが知っているアンデルセンの名作『にんぎょ姫』がモチーフです。

人間の王子に恋したにんぎょ姫。嵐の夜に王子を助けるもにんぎょの姿では彼のもとにいることはできません。そこで、魔女と契約し自分の美しい声と引き換えに人間の姿に

王子のそばにいることはできても、王子が恋したのは別の人間の姫でした。王子と結ばれることが叶わなかったにんぎょ姫は、自分の命と引き換えに海の泡になってしまうのでした。というのが本家『にんぎょ姫』

本作では、なんと「泡が恋して少女になる」という逆転の発想で物語が進んでいきます。とはいえ、『にんぎょ姫』の持つ儚い純愛物語を『バブル』の世界観に引き込み、少年と少女の淡い恋に落とし込んでいます。

2.透明感溢れる映像美とアクションシーンの秀逸さ

今回、制作を担当するWIT STUDIOは、『進撃の巨人』をはじめ『甲鉄城のカバネリ』『ヴィンランド・サガ』『SPY×FAMILY』など多くの話題作を手掛けてきました。

美しい映像に激しいアクションシーンを得意とするその制作体制で多くのファンを魅了しています。本作で監督を務める荒木哲郎も『進撃の巨人』や『甲鉄城のカバネリ』など同スタジオとタッグを組んできました。

本作『バブル』では、バブルが溢れ廃墟となってしまった東京を美麗な絵柄で表現。死んでしまった都市の中で芽吹く命、朝日に輝く、海に沈んだ都市の残骸どれをとっても美しく見惚れてしまうほどです。

また少年たちが夢中になるパルクールのシーンもその動きの秀逸さは見事。『進撃の巨人』で魅せた立体起動装置を彷彿とする都市を飛び回る少年たちの自由な動きは、思わず息をのむような緊張感と爽快感が味わえます。

3.音楽も素晴らしい!

本作の音楽を担当するのは澤野弘之。劇伴、アニメ音楽、映画音楽と幅広くこなす人気音楽家です。WIT STUDIO作品も多く手掛けており、『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』などでも荒木哲郎監督ともタッグを組んでいます。

また本作のオープニングテーマを『呪術廻戦』でも知られるEveが担当。本作の書き下ろし曲『Bubble feat.Uta』は作品に色を添えています。エンディングテーマは、ヒロイン・ウタを演じるりりあ。が担当。若者から絶大な支持を集める彼女の繊細な歌声に酔いしれることでしょう。

4.壮大な作品テーマ

『バブル』では、突如地球に泡が降り注ぐというところから物語が始まります。東京は巨大な泡に包まれ、重力が壊れてしまうことに。この現象は何を意味するのか。

少年少女の純愛物語ではありますが、作品の根底には普遍的な生命の在り方、宇宙の存在が語られています。

生命はひとつの渦から混ざり合い別れを繰り返していく。そしてまたその命が尽きてからも大きな渦を作ってまた出会うところから始まる。そんな壮大な物語が『バブル』です。

まとめ

現在世界は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大ロシアによるウクライナへの軍事侵攻といった未曾有の現象が起きています。否が応でも「生きる」こと「命」と向かい合うことが必至となっています。

本作の企画は世界が混乱に陥る前に始まったそうですが、この『バブル』という作品に世界が追いついてしまいました。あくまで架空の物語でありますが、いつ何時何が起こるかわからないのが今の世の中

その中でも自分を失くすことなく、懸命に生きることを人は諦めてはいけない。そんなことを考えさせられる珠玉の作品です。

kayser

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