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智目行足

こんばんは。
皆さんが、最近書いた一番長い文章って、なんですか?
どんな内容で、どれぐらいの長さだったでしょうか?


文章を書く

昨日の投稿で、語彙の獲得という話を書きました。

カートフィッシャーのダイナミックスキルの13の能力レベルの中で、11以上を獲得している人の多くは、修士や博士の過程を経ているらしいです。

これは、別に大学院を出ている人は素晴らしいという話ではありません。(ちなみに僕は出てません)
しかし、修士や博士等を得るためには、かならず論文を書く必要があります。
膨大な量の調査と何万文字の文章の作成。
担当の教員の指導を受け、査読を受け、様々な批判を受け、質問に答えながら、認められることで資格を得ます。

通常の人生で、ほどんどの人はそこまで緻密で膨大な文章を書くことがありません。
やはり、そこまで追い込んで本気の文章を実際に書くことによって、抽象段階のスキルを超えていくことができるというのです。
(ダイナミックスキルの詳細は、またどこかで書きます。)

智目行足

昔の僧侶の言葉に「智目行足を以て清涼池に到る」というものがあります。
仏教の言葉ですので、ここでの清涼地に到るというのは「悟りに到る」という意味です。
お経を読んで勉強するだけでも、ただひらすらに座禅や修行に励むだけでもダメ。勉強して、修行して、はじめて悟りに到るんだよということです。(超要約ですが)

僕は事あるごとに、この智目行足という言葉を使います。
もちろん大事な言葉として伝えるのですが、何より自分に向けて投げかけています。

頭でっかちな理論と意識だけの成長だけでなく、ただ闇雲に実践し続けるだけでなく。
両方をしっかり組み合わせて進んでいくことが大切だということです。


どっちも大事

成人発達理論の中でも、ストラクチャーとコンテンツを分けて考えろと出てきます。
能力の話でも、垂直方向と水平方向の成長の話が出てきます。

こういった発達という軸での学びをしていると、どうしてもストラクチャー、垂直方向への学びが強調され、大事で、価値があるように思えてしまう瞬間があります。僕も、凄くその感覚があります。

しかし、どちらかではなく、どっちも大切。

人間の成長・発達には、本当に様々なことが互いに影響し合って非線形の成長、飛躍、クオンタムリープとでもいうべき現象が起きるのだと思います。


どちらが今必要か

智目行足という観点から自分を見つめた時、今の自分にはどちらが必要なのか?と考えることが出来ます。

何か新しい学びを得ること、しっかりと実践して現実のものとしていくこと。

先述の様に常に両方大事なのですが、人それぞれどちらが疎かになりがちかが違うと思います。

強み診断士としては、それはどちらかが得意であり秀でているということです。
ただ、繰り返しますが智目行足です。
100と0では前に進みません。

100と100にしろとは言いませんし、それは常人には厳しいです。
だからこそ、僕は100と30ぐらいから、目指してみて欲しいと思います。

たぶんそれだけでも、大きな変化を体感できるはずです。

僕は、本当に実践が不足します。
このnoteの取り組みも、実践の1つです。
ここから得られるものは、本当に多いです。

是非、皆さんもご自身なりの智目行足を考えてみてください。

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