見出し画像

おかえりなさい竹原、なので。

カメラを買うきっかけでもある「たまゆら」の舞台竹原、常々行ってみたいと思ってはいましたがタイミングが合わず、完結から3年たってようやく訪れることができました。いわゆる世に言う聖地巡礼です。
これまでの記事は旅行先の参考になればいいなとか、ここオススメしたいみたいに一応は人向けに書いていたつもりです。しかし今回の記事はほぼ完全に個人的記録保存用(聖地巡礼MAPや構図比較については詳しいHPが他に作られていますし)。

画像1

画像86

西方寺普明閣からの竹原市街

■竹原駅到着

桜の尾道(別記事にします)を堪能してから呉線で竹原駅に到着。改札を出て真っ先に目に入るのが「おかえりなさい」の文字。これだけで早くも来て良かったってもんです。
瀬戸内の街って初めて訪れてもなんだか懐かしい感じがします。そういう意味でもおかえりなさいに出迎えられるのはぴったり。

画像3

画像4

画像5

そして駅を出たところにあるたけはら観光案内処。いきなりたまゆら色全開です。見始めたのが2期からで、ハマった原因が三谷かなえ先輩なこともありこのパネルが最初にあるのはとても嬉しい。

画像6

画像86

画像86

三谷先輩のパネルめっちゃかわいいな

■日の丸写真館・町並み保存地区

竹原と言えば安芸の小京都。重要伝統的建造物群保存地区では江戸時代の街並みが残っています。その入り口にあるのが旧日の丸写真館
背後に映る普明閣と合わせて竹原とたまゆらを象徴する光景の1つ。とても個性的な木造の外観が象徴的でカッコいい。昭和7年頃に建てられたとか。

画像9

画像10

闇夜に浮かび上がる普明閣(左上)

では日の丸写真館横の通りを抜けて竹原のメインである町並み保存地区へ。なんとなくこういうところは人の映っていない方が雰囲気が伝わる気がするので早朝の風景多めです。

画像11

画像12

画像86

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

保存地区の終点にある胡堂

竹工房のところを横に入るとおかかえ地蔵へたどり着きます。地蔵を抱きかかえて軽く感じると願いが叶うらしいんですけど・・・これ無理でしょ? お地蔵さまは石の塊ですよ。中空じゃなくてぎっしり石。マッチョマンでもない限りひょいと持ち上げることは難しいのではないでしょうか。

画像19

画像20

どう考えても重いよ!

竹原では旧家の建屋が現存していて入ることが出来ます。その中の旧笠井邸はたまゆらでは「わたしたち展」の開催会場。丸々1本の木を使った2階の梁が凄くて建築好きにもオススメの見どころ。
見学時には案内の方と観光の方が、雛人形のお内裏様の位置について右だ左だと言い合って譲らずなかなか面白かったです。返ってきてから調べるとこんな感じなのでお客の方が正解だったかな?(そもそもお内裏様ではなく男雛と女雛というのが正しいみたい)

画像21

画像22

画像23

画像24

旧笠井邸からの石畳

竹原は半日あればメジャーどころを周りつくせるため、泊まるのは呉とかにする方が多いようです。そのためか夜中や早朝の竹原の写真ってあまり見当たりませんでした(憧憬の道除く)。折角だから何枚か載せておきます。

画像87

画像25

画像88

画像26

画像27

画像28

夜中は静かに周りましょう

画像89

画像29

画像30

画像31

夜明け前の竹原

■西方寺(普明閣)と照蓮寺

たまゆらのキービジュアルとして有名な西方寺の階段。そして清水寺を模して建立されたという普明閣。ここに来たかったんですここに。
同じ舞台造りということもあり尾道の千光寺本堂にも似ています。普段はお寺よりも神社の方が好みですが、こういった舞台造りのお寺はとてもカッコいいので大好きです。

画像32

画像33

この階段だけでご飯3杯いけます

画像34

階段から見える町並み保存センターは面白い建築

画像35

画像36

画像89

美しい舞台造り

画像38

画像39

普明閣は土足禁止

瀬戸内の街は何か懐かしいと最初に書きましたが竹原における郷愁ポイントはなんと言っても三井金属さんの煙突。街中どこからでも見える圧倒的な背の高さが象徴的。町並み保存地区が江戸の面影ならこちらは昭和の香りでしょうか。普明閣からぼーっと眺めてるだけで時間が流れます

画像40

画像41

どこか懐かしい

保存地区終点にある照蓮寺は桜が満開。最高のタイミングで竹原を訪れたといっても過言ではないでしょう。たまゆらではオープニングカットに登場し大晦日の年越しに来たお寺。
設置されている鐘は小早川隆景が寄進したもので重要文化財だとか(置いてあること自体気付かなかった・・・)。

画像42

画像89

画像44

■竹原のCafe

Cafeと言いつつまずはお好み焼き。竹原に来たら絶対に訪れなければならないほり川さん。この日は観光客が少なかったのですんなり入れました。
関西と広島ではお好み焼きのタイプだけでなく食べ方も異なります。関西のお好み焼きは1枚ではそんなにお腹が膨れない、固形で切り分けやすいこともあり、一気に複数枚頼んで切り分ける感じ。一方、広島では1枚でお腹が結構一杯になるし、基本1人が1枚を食べる
これ結構カルチャーショックでした。なお、関西でも1人1枚派は結構いるようなので育った環境によるのかもしれません(家では1人で1枚丸ごと取る、飲みとかならみんなで切り分けるといった感じ)。1つだけ言える確かなこと、それは4分割以上のピザ切りは撲滅すべしということだけです。

画像45

画像46

ほぼろ焼きRevolutionじゃけぇ

画像47

キャラ指定できるのは親切ですね

もう1件訪れたのは竹の茶屋いっぷくさん。ここも甘味処というよりもメインは鬼瓦そば。既にお腹一杯なのに入った決め手は入り口に置いてあるたまゆら切り絵です。
このお店の前でぽってのコスプレしたお兄さんが町を背景に自撮りしてて、ここまで吹っ切れると逆にカッコいいなと。聞こえてきた会話からも多分いい人(喋らなければ女の人みたいだった)。

画像48

画像49

画像50

茶房ゆかりさんは喫茶たまゆらのモデル。不定期にお休みされるため残念ながら訪れた日も休業でした。でも大きな窓から中を見せてくれています。2階へ上る階段がうわーこれだー感満載。

画像51

画像52

まさにたまゆら

■竹原駅前商店街(アイフル通り)

行ったことのある人からすると何を今さらでしょうが、竹原は街全体でたまゆらを応援してる感じがとてもいいです。それが完結から3年経ってもそのまま続いているのはすごい。
飛び出し坊やがことごとくたまゆらキャラ、パネルや人形がある、末広堂さんのおまんじゅうが美味しい。その中でも一番素敵に思ったのは商店街に流れる音楽がたまゆらBGMなこと。誰もいない商店街を歩いているだけでも楽しくなります。

画像53

画像54

画像55

画像56

画像57

画像58

画像59

画像60

画像61

画像62

画像63

■道の駅・海の駅

車で来られる方がまず到着するのが道の駅たけはら。駐車場からいきなり看板が目に飛び込んできます。2階へあがればまずはご当地マンホールが飾られていて、販売コーナーには大々的にたまゆらスペースが。

画像64

駐車場から見える看板

画像65

画像66

ご当地マンホール

画像67

画像68

画像69

パネルやポスターの並ぶたまゆらスペース

画像70

1階の物産展にははっさく大福あり〼

道の駅の裏手にはキーアイテムである二重焼きの松屋さんがあります。出来立て熱々のものをいただきましょう。二重焼きの呼び方は今川焼き、大判焼き、回転焼きと色々あるのは何なんでしょうね。私の地元では大判焼きがメジャーだったと思います。

画像71

画像72

道の駅から真っ直ぐ南に下っていくとたけはら海の駅へ到着。大崎下島を含む瀬戸内の島々へはここからフェリーで旅立てます。奥側のデッキに出るとキャラパネルが置いてあるのでフェリーとのショットを。
ここのレストランは海を見ながら美味しいランチが出来るようなので、次の機会に是非行ってみたいですね。

画像73

画像74

画像75

大崎下島へは大長行

画像76

通り道からの煙突

■磯宮八幡宮

海の道への通り道にはぽってたちが初詣をした神社、磯宮八幡宮があります。この階段を上がって本殿へお参りする形式の神社、好きですね。
桜の足元でももねこ様がお布施を求められていたので寄進しておきました。

画像77

画像78

画像79

画像80

■グリーンスカイホテル竹原

竹原のホテルと言えばグリーンスカイホテル竹原。何故に?と思うくらいに近代的なホテル。清潔でアメニティもしっかりしてて連泊したくなるくらいに気持ちよく過ごせました(前日のホテルの壁が薄くて酷かっただけになおさら・・・)。
入り口横にはたまゆらコーナーがあり、聖地巡礼MAPが配布されています。

画像81

画像82

画像83

夜ご飯や朝食はホテル内にあるハーベストさんで。ここ、いいですね。綺麗だし美味しいし。街でご飯を求めて探し回るより近場のここでゆっくりするのも乙なものかと。ぶっちゃけオススメです

画像84

画像85

画像86

峠下牛は美味しいし朝食もしっかり

■まとめ

一応調べてはいたもののこんなに町中にたまゆらがあふれているとはちょびっち感激です。そして普明閣から見る町並み、三井金属さんの煙突は本当に素晴らしい。竹原中心部だけではなく、忠海の黒滝山や大崎下島にも行きたい気持ちが帰ってからも膨らんできています。
本当なら前年の尾道旅行のときに竹原まで足を延ばすはずだったのに豪雨により呉線が大被害を受けて断念。無事復旧しこうして観光できるようになったこと実に喜ばしいです。
次は憧憬の道に合わせて絶対に来るので!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?