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【子宮にまつわる検診編】生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話

痛いの?何するの?的なことを書きます。膣の中に金属突っ込むとか無理。その上細胞取るとかもっと無理。と毎度思いながら検診を受けてます。

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▼生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話

・まとめ編|前段:知っておきたい話 

・まとめ編|本編:実体験編 

・情報収集編|わからなくて怖いを無くしていこう

・子宮にまつわる検診編|痛いの?:←この記事

・過去の検診・高度異形成発覚編|症状ほぼなし

・入院準備と手術の実体験|正直怖くて半泣き

・術後編(翌日〜2週間)|貧血にご注意 

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↓本編はコチラ

▼子宮頸がんの羅患率と年齢

◎子宮頸がんになる人って想像以上に多い

前段の記事でも紹介しましたが、73人に1人の割合でかかります。73人って知り合いの名前あげると割とすぐいきますよね。それだけ身近です。

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子宮頸がんで2,871人が亡くなっています。
一生のうちにおよそ73人に1人が子宮頸がんと診断されています。
出典:人口動態統計2018年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)

そして、

◎25歳以降の子宮頸がん羅患率が急増

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そのため、

◎できれば25歳のタイミングで子宮がん検診に行ってください(30歳になるまでには絶対に)そこから2年に1度は必ず受けましょう。ほぼ健康診断と同様だと認識してください。

とお伝えしていました。

四捨五入したら30歳。健康のことも気になるけど仕事も忙しいし調子が悪くなってからでいいや。と思っちゃいますよね。他のものは後回しでもいいからとりあえず子宮がん検診だけは行ってください。ちなみに私は28歳の時に初めて行きました。(別途詳しく書きますが1回目の子宮がん検診で軽度異形成・HPV16型で引っかかっています。)

私の周りの30歳前後の人たちも、行こう行こうとは思いながらも行っていないというのが現状です。

※ちなみに日本医師会のサイトでは20歳以降2年に一回が推奨されています。

子宮頸がんは、20歳代後半から30歳代後半という若い世代の方でもかかりやすいがんです。そのため、20歳からの検診が推奨されています。
がんは若い頃にはならないものと考えがちですが、そうではないがんもあります。20歳代から子宮頸がん検診を受けましょう。

▼子宮頸がんになるまで

◎HPV感染からがん化までは5〜10年かかるが、高度異形成(CIN3)になると40%が”がん化”する

子宮頸がんの多くの原因となるHPV感染は、6割以上の女性が感染し、90%が自然治癒すると言われています。なので、軽度異形成が出たからと言って必要以上に怖がらなくても良いと思います。(検診に通ったり注意はすべきですが)

しかし、高度異形成になると30~40%ががんに進行します。

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異形成が進んでいくほど、消失しにくくなるのが特徴です。そのため、CIN2,CIN3の診断を受けた場合、円錐切除を提案する先生が多いです。

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ちなみに上皮内がんはまだ子宮頸がんではなく、前がんと呼ばれる状態。

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▼子宮頸がん検診

子宮頸がん検診は、この前がんの段階で見つけてしっかり対処するための検診です。

検診の方法は細胞診組織診(コルポスコピー)があります。いずれも細胞や組織を取ってから別の病理組織検査に回すので、2週間程度後に結果が出ます。ちなみにこれが長くて不安になります。


◎検診は力を抜くに限る

検診は膣の中に器具を入れるので不快感や痛みを伴います。怖いと思いますが、どの検診にも言えるのが力を抜くのが一番痛くないので、どうにかして力を抜いてください。


◎恥ずかしさは捨てよう。でも配慮してくれる先生を見つけよう。

内診台ってぱっかーんと足が開きます。診察するからそらそうなのですが、めちゃくちゃ恥ずかしいです。しかし、先生や看護師さんは何千回もいろんな人の陰部をガン見しているのでなんとも思っていない(はず)です。とはいえ恥ずかしいので、裾の長い服を着たりと工夫しましょう。後はカーテンを閉めてくれたり、足を開くときにちゃんと声かけしてくださるデリカシーある先生を選ぶのがいいと思います。

ちなみに足を開かないと見えにくいので器具をうまく入れてもらえないので痛くなります。痛いのが嫌な人、ガツンと開きましょう。


◎細胞診について

子宮頸がん健診と言えばこれです。膣を開くのでその気持ち悪さはありますが、基本痛くないです。基本と言ったのは、器具を入れるのが上手でないと痛いです。ブラシで膣内を擦るので絵を見てるだけだと痛い感じがしますが、膣内は意外と鈍感です。う。という間に終わります。

1.下着を外した状態で、内診台(回転する椅子のようなもの)に乗ります。
2.台が動いて仰向けで膝を開いた診察の体勢になります。
3.子宮頸部を観察するため、腟に器具を入れます。(ここで違和感・痛みを感じる方がおられます。)
4.子宮頸部を専用のブラシで擦ります。
5.腟側とお腹側から手で挟むような形で、子宮と卵巣の形や大きさを観察します。
6.台が乗り降りできる状態に戻って診察終了です。

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◎組織診(コルポスコピー)について

細胞診でLISIL以上orHPVハイリスク型陽性が出た場合、精密検査=コルポスコピー生検・組織診となります。再検査ということはまたここから2週間待たされるので、子宮頸がん検診してから最速1ヶ月後に結果が出る形です。

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組織診は子宮頸部の一部を少しカットします。この話だけ聞くと痛みを想像して倒れそうになりますが、実際生理痛の鈍い痛みがあるだけです。これはうぅ。という間に終わります。よくよく考えてみれば、生理って子宮内膜が剥がれ落ちていくんだからその度に皮膚が切られるような痛みがあったらたまらないですよね。体の中って意外と鈍感みたいです。(とはいえ金属を突っ込まれてパチンと切られるので怖いのは変わらないです...)

切られた後は多少出血しますが翌日には止まりました。(稀に大きい血管を切ったりすると大量出血するらしい)生理痛の時の鈍痛が翌日まで続いていく感じです。性行為は1週間ぐらい控えましょうと言われました。

▼子宮体がん検診

私は腺系のがんの疑いがあったので、念の為子宮体がん検診も実施しました。これが一番痛かったです。体の奥底にツーーーンっと入って来られる感じでした。うっ!痛い!というよりは、うぅーーーーーー。っと唸りたくなる痛みです。ちょっと長いです。なるほどこれはあんまり検査しないわけだ、、、と思いました。検査の後2日ほど下腹部痛ありです。

子宮体がんは40歳代から増加し、50代・60代が最も発生の多い年代です。

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以上、検診は怖いし痛いですが、異形成に進行していく恐怖を思えばちゃんと受けようと本当に心から思います。これから先、医療が発展して痛くなくなればいいなあと切に願っています。

※間違いがあれば修正しますので気づいた方は教えていただけますと幸いです

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▼生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話

・まとめ編|前段:知っておきたい話 

・まとめ編|本編:実体験編 

・情報収集編|わからなくて怖いを無くしていこう

・子宮にまつわる検診編|痛いの?:←この記事

・過去の検診・高度異形成発覚編|症状ほぼなし

・入院準備と手術の実体験|正直怖くて半泣き

・術後編(翌日〜2週間)|貧血にご注意 

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