寝る時に数えるのはひつじで良いのか
誰しも、眠れない夜は経験したことがあるかと思います。
明日の遠足が楽しみで眠れない、明日の仕事を思い出すと寝付けない、哺乳瓶の先のぷるんとしたところの感触が気になって眠れない。皆様それぞれの境遇の中で、様々な理由で眠れない経験はあったことでしょう。
そんな時によく聞くのが、「羊を数えていれば眠くなる」と言う話ですよね。
ひつじが1匹...ひつじが2匹...とゆっくりひつじを数えていると、だんだん眠たくなると言う話。誰しも一度は聞いたことがあると思います。
でも疑問なんです。
ひつじで眠った人って、ホンマにおるんですか?
少なくとも俺は、ひつじを数えて眠くなったことは無いんですよ。100も数えないうちに「これは寝れない」と思って、スタンガンをコメカミに当てるだけですわ。
ひつじを数えて眠くなった事がないんすよ。結局のところ、有名すぎる睡眠法なのに、パァなんちゃうかなと思うレベルなんすわ。結局、全然効果が無いんすよね。
ただこのひつじ。調べていると興味深い記事を見つけたんですね。
羊を数えると眠れるというのは、実は英語圏の言い伝えです。
これには「sheep(羊)」の発音や綴りが「sleep(眠り)」と似ているからとか、「シープ」と発音する時、息を吐くようにするため深い呼吸が促され、リラックスして入眠できるから、などの説があります。
ー眠れない時の眠り方ガイド
マジで日本人には無意味やったんすわ。
意味もないひつじなんぞを数えて、眠れなかった時間を返してくれ。
ただこれは、直訳したからおかしくなってしまっただけであって、ちゃんと置き換えてさえいれば、もっとの意味のあるものになったんやと思うんですよ。
だって、シープとスリープが似てるから眠くなるんでしょ?
と言うことは、日本語の「眠る」に似てる言葉に置き換えれば、この理論で言うと眠くなるってことやないですか。
それこそ「ホタル」とかどうですか?
「ネムル」と「ホタル」なんとなく語感が似ているような気がしませんか?
今まで「ひつじが1匹...ひつじが2匹...」と数えていた所を、「ホタル」に置き換えれば、眠くなるって事ですよ。
ほら!
ホタルが1匹...ホタルが2匹...
ホタルが10匹...ホタルが20匹...
どうしよう。
50を超えたあたりで、虫のキモさが勝つ。
ひつじみたいに、柵を可愛くぴょんぴょん飛び跳ねる可愛い絵が浮かばないんすよ。小さい光で可愛いとはいえ、やっぱりホタルは虫ですから、増えれば増えるほど虫の大群になってしまう。
他なんすかね。「コタツ」とかもちょっと「ネムル」っぽくないっすか。
しかもコタツって、リラックスする場所のイメージもあるし、いっぱいあっても気持ち悪く無いっすよね。
で行くと日本で眠る時に数えるなら、「ひつじが1匹...ひつじが2匹...」より、コタツの方が良いじゃないですか。
だから、ひつじをコタツに置き換えて、「コタツが1...」
コタツって「1台」なん?
こたつはどうやって数えるんや?1つなんか?1脚なんか?てかそもそも机はなんなんや?机の単位はなんなんや?適当に「つ」で数えてたけど、「つ」はそんなに万能なのか?じゃあこたつはなんで数え...
眠れない。
そう考えていくと、なかなか良いワードが浮かばないんですよ。
「しずる」とかも良いかなぁと思ったんすけど、「しずるが1人」の時点で、「どっち!?」って不安になるし、「しずるが3人」になった瞬間に、異世界コント始まっちゃうでしょ。
睡眠に置き換えて、「競輪」とかもアリかと思ったけど、逆にギンギンになってまうしさ、それこそ「チュンリー」とかもいける、と思ったけど、これも別の意味でギンギンになっちゃう。
そんな中、思ったんですけど。
ただ単に「就寝」って、唱えるだけで良くないっすか?
就寝は、ワードがそのまま眠るになってる上にさ、「しゅー...しん...」って、なんか副交感神経刺激してくれそうな感じするくないっすか?
息を吐く音が多くてまったりしてるし、言葉自体の意味も寝る。日本版のひつじは、もはや就寝でええんやないかと思ったんですよ。無理に数を数えるのではなく、「就寝」と唱える事が、良い眠りへの近道では無いかと思うんですよね。
では、日本人の私たちは眠れない時、どうしたら良いのでしょう?
それはとても簡単です。
「ひとーつ、ふたーつ」とゆっくり数を数えてみてください。
ゆっくり数えることで、呼吸が深まり、副交感神経が優位になります。
ー眠れない時の眠り方ガイド
虚無を数える...だと...?
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