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読書(2020/5/6):胎界主初見実況ログ(第二部二幕)第十話『骸者連合国カポック』、四月一日ネタ(初)

(注:Twitterの該当箇所の過去ログ。誤字脱字等修正済)

第十話『骸者連合国カポック』

胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、開始します。(本当に久しぶりだ) #犬界主

デュラハン、海岸で部下のスペクター(意思疎通のできる白い屍鬼)たちに何かを探らせている。骸者たちと管理者リョースの間の取り決めで、夜明け以後は骸者がいたら餓球による処刑が適用されてしまう。そろそろ撤退しないといけないのだが、デュラハンは何かを待っているようだ。 #犬界主

骸者が探している例の生体金庫、巨大なので、たくさんある子ネプリの中でも大型のものの中に潜んでいるはずだ。それを探り当てるためにスペクターたちは潜水艇で探索しているようだ。デュラハン、餓球たちから潜水艇要員を回収する(回収させられているスペクターたちは大変だ) #犬界主

と、近くの天肢を使者兼端末にして、管理者リョースが警告する。管理者としても生体金庫の場所がわからないのはイヤなので探すのは黙認するし、捜索していて暴れないのは結構なことだが、それ以上の動きは許さない、と。 #犬界主

デュラハンたち、大人しく去っていく。しかし、デュラハンにはピンと来ている。そろそろ生体金庫は見つかるだろう。「そういう「流れ」というやつだ」(ピュアたまの言いそうなことだが、デュラハン、やはり感化されているんだろうな)。だからリョースは苛立っているのだ。 #犬界主

さて、おそらく過去の情景。ピュアたま、ファージャルグとハッグに、「死の神獣と提携しに骸者連合国『カポック』へ行く」と言い出す。二人ともそのヤバさは完全に理解している。行って帰った者はいない。それでも行く。今。ええー!? #犬界主

ハッグ、読者にとっては昔懐かしい魔の知恵の本『ソロモンの鍵』を読み、読者にとっては昔懐かしい、何かの司神の四大神獣、絶対失敗神獣グレムリンを召喚する。あーそうか、ハッグも使えるんだな。後にファージャルグも使ってたけど。 #犬界主

絶対失敗神獣グレムリン。これで自分は誰も攻撃できないが、骸者からも攻撃されない。しかし代償は猛烈に高くつくだろう。前回は宝物庫を失った。今度は何を失うのだろうか…(勝手に犠牲として払われるチップとして想定されている笑顔のファージャルグ可哀想) #犬界主

ピュアたま、なんと顔を見せている。しかし…誰このおっさん。フリー素材の…え? 昔の2chとかふたばちゃんねるとかで流行ったコラに出てきた人か? (識者の方よろしければ教えて下さい)(後で「ぼっさん」という2chコテハンだったことが判明しました) #犬界主

ピュアたま、どうやら眼の位置とかがグルグル変えられるようで、多分この前の手の肌理と合わせて考えると、体の組成を変えられるんだろうな。あれか? ニキやアドニスと同じで、天肢の血でも飲んで体をどうこうした系の躰化者なのか? それとも何か別の原理で体をいじっているのか…? #犬界主

ハッグとファージャルグとピュアたま、魔法の箒で、テオブロマ(以前壊滅的な被害を受けたはずだが、まだ領土領海領空の保護は生きているようだ。ということは国家や政府としてはまだ生きている? 単に管理者リョースの管理下なだけ?)を抜けてカポックに向かう。 #犬界主

黄色い膿か粘菌の塊のようなキマイラ(傀獣)の巣を横切る。気づかれた。空飛ぶエイみたいなキマイラに襲撃される。ハッグは攻撃できないし攻撃されない。しかしハッグ以外は危ない。ファージャルグ、キマイラを倒す! そうか当時は精獣を使うのは初めてだったんだな。やるじゃない。 #犬界主

近くの小島(子ネプリ)の上で着地。ハッグの開発したマジックアイテム、完全防護ゲル。ネプリ液を肺に入れる要領で吸い込む。汗でゲルが分泌されて、あらゆる障害から全身内外を防護するとのことだ。が、数時間しか効かないし、二度飲むと内蔵がゲル化してしまう。副作用強いな! #犬界主

完全防護ゲル、カポックの死の空気でも呼吸できるし、弱い骸者相手の攻撃ならビクともしないようだ。でも強い骸者相手では危ういし、死の神獣相手では紙の盾でしかないだろう。しかし…ファージャルグとハッグはこれを使うが、ピュアたまは使わず置いていく。どういうことだ? ダイジョブ? #犬界主

ハッグとファージャルグとピュアたま、再度着地する。魔法の箒はボロボロだ。そして…ついに来た。朽ち果てたネプリの破片の散乱する、おそらくは塩害でひび割れた死の大地。骸者連合国カポック! #犬界主

そんな訳で、胎界主初見実況、『骸者連合国カポック』、とりあえず全体の1/3まで終了です。それでは、ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、再開します。 #犬界主

カポック領内で、ファージャルグ、持ってきたスッポンを割く。ピュアたまは殺生が嫌いだが、おそらく「カポック領内で不自然な血の臭いがした」ことを知らせるための信号なんだろうな。向こうに見つけてもらうという寸法だ。 #犬界主

カポックのこの地域の領主であるレイミアは、司神ネフテュス=ヘカテの四大神獣であり、「遮る力」というのを持っているようだ。つまり、招かれなければ出会えない、というわけだ。しかし…向こうから使者が来る。リッチ・ヴァンパイアだ! (完全防護ゲルでは相手するのは危うい高位の存在) #犬界主

ピュアたま、獲得したハズレ神獣石と、魔の書『ソロモンの鍵』をもって、お目通り叶うべくお願いする。リッチ・ヴァンパイアたち、(少なくとも神獣石の何たるかは認識しているはずであるせいか)反応する。どうやらレイミアの居城に連れて行ってくれるようだ。 #犬界主

おそらくドラゴンの骨を加工して作ったレイミアの謁見の間(揺れそう)。レイミアとデュラハンとレムレスがいる。ハッグとファージャルグはビビリ倒しているが、ピュアたまはフードをかぶったままだ。レムレスが咎める。 #犬界主

と…ピュアたまはちょっと老け顔の子供の顔を表す。やはりさっきのぼっさんの顔は仮のもののようだ。というか、子供の顔も仮のものなんだろうな。ハッグが夢の中で見た民衆の中にいた子供に酷似した顔だし。 #犬界主

訝しむハッグにファージャルグは「顔くらい自在に変えられるでしょうよ」と平然と答えるが、レムレスに私語を慎むよう咎められてしまう。こうしてみるとレムレス、仕切る系の真面目な側近って感じだな。(しかし人を殺すときには乳首が勃起するんだよなあ…) #犬界主

ピュアたま、「むかし昔身体の成長を止めた」という。(おとぎ話風に言うなや。イソップ寓話というより民話風怪談っぽいぞ)で、レイミアはいきなり訊く。「どうやって司神を降ろすわけ?」レムレスはデュラハンに聞かれるのはマズイと思っているようだが、どうせ隠し通せるものでもない。 #犬界主

と、デカトンとガルウがやってくる。うわーん。メチャクチャ怖いよー。ウザイよー。どうやら二柱はレイミアの謁見の間の様式が気に入らないらしく、ごねる(落ちかけたデカトンのことを思うと笑う)。そしてガルウ、衝動的にリッチ・ヴァンパイアを蹴り殺す。やっぱ俺こいつヤだ… #犬界主

レムレス、ガルウを叱る。「姉様の間で下品なつまみ殺しをするなんて! 後でタップリとお仕置きしますからね! (キィィ)」悪いけどフレーズが何もかも面白い。「つまみ殺し」って。そんな。つまみ食いした居候に家宰が小言を言うみたいに言うなや。 #犬界主

やはり四大神獣の中で一柱だけ残っていたガルウをレイミアが居候させているということで、レムレスは家宰として居候に小言をしているんだろうなあ、というのが推測される。お仕置きまでしてるからちょっとあれだけど、まあお仕置きされるだけのことはしてるよなガルウ。 #犬界主

デカトン、鷹揚に「元気があってよいではないかっ! 我の顔に免じて許してやれ」とか言い出す。挙句、ガルウのやつ、「なんだヨ文句あんのか血ィ吸いヤロー オイラとデカトンでみんな殺しちゃうゾー」とか喧嘩を売り出す。お前ら…ヴァンパイアのシマでそういうこと言うなや… #犬界主

レイミア、部下のことはさておいて、うんざりして、暴れたいのなら自分の領内でやれ、帰れ、と言う。だが、デカトンは偉そうに、自分たちレイスはオシリス=ハデスの子らで、レイミアらは陪神にすぎないネフテュス=ヘカテの子らであり、身の程をわきまえろ、とか言い出す。アカン。 #犬界主

アイアムイチバン、ユーアーニバン、と言われたレムレス、さすがにキレる。リッチ・ヴァンパイアたちも一触即発だ。うんざりしたレイミア、デュラハンを一瞥する。デュラハンはため息をつく。面倒そうだね…多分こいつら、こういうの日常茶飯事的にやってるんだよな… #犬界主

デュラハン、ガルウを指さす。ビビったガルウはデカトンに救いを求めるが、デカトンは応じない。誰も助けてくれないと分かったガルウ、その辺の客であるピュアたまに当たり散らして去っていく。好き勝手に暴れたいが、強いやつの顔色を窺い、弱そうなやつに当たり散らす。存在級位低い… #犬界主

さて…デカトン、ピュアたまを見て、「なんなんだコレ?」と言い出す。レイミア、「目障りなら殺してもいいけど 左のバンシーからお願いね」とか滅茶苦茶なことを言い出す。デカトン、ふつうにあのえげつない鎌を振り回す。ウワー! ガルウが去っても何にも解決してねえ! 余計怖い! #犬界主

しかし、鎌は逸れて、その辺のリッチ・ヴァンパイアたちを切断してしまう(可哀想)。デカトン、ハッグの頭の上の存在に驚く。絶対失敗神獣グレムリン! かつての敵対陣営の四大神獣として顔見知りだ。懐かしい。(というかレイス相手にすら効くからすごいよな) #犬界主

ははーん。レイミア、絶対失敗神獣グレムリンのことを理解していて、本物かどうか、力は健在か、試したんだな…人が悪いお方だ。おそらく彼らには神獣石よりも『ソロモンの鍵』よりも、絶対失敗神獣グレムリンの存在が、説得の材料として一番効き目があったようだ。ハッグ、ファインプレー! #犬界主

絶対失敗神獣グレムリンの召喚なんて、並みの魔法則使いどころか、骸者の二大敵対陣営の片方である魔王でもできないレベルの話だ。しかしこの純人間の胎界主、ピュアたま(純人間なんだ…)は、レイミアには総ページ数すら分からない『ソロモンの鍵』を読破して、召喚した! #犬界主

さすがにデカトンも言葉を失う。ピュアたまのヤバさ、そして秘められた利用価値がわかってきた、というところか。ピュアたま、ニッコリと笑う。不気味だよう… #犬界主

そんな訳で、胎界主初見実況、『骸者連合国カポック』、とりあえずざっくり半分まで終了です。どうやら今回は丸々過去編になるのかな? 司神降臨の仕組みは、また次回のお楽しみに、ですね。それでは、ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、再開します。 #犬界主

誰もが求める、何でも出来る万能の指輪、ソロモンの指輪。しかしそんなものは実際には存在しないという。骸者もリョースも認識ロックに騙されていた。 #犬界主

認識ロックは誰がやったのか。おそらく「こころ」を司る魔界の胎界主、アトゥム・ガイア・リリスか、その子らである魔王共がやったんじゃないかという話だ(いやソロモンだろ。骸者は認識ロックで認識できないだろうけど) #犬界主

ピュアたまは認識ロックを解いた(その上で骸者たちを誤った推理に導いているが)。骸者の祖であり、骸者を無敵にする、死の司神の降臨。存在しないソロモンの指輪よりは「勝ち筋」に近い。司神降臨方法一般をも解いたというピュアたまの話を、レイミアもデカトンも真剣に考え始めたようだ。 #犬界主

風景が変わり、デカトンやデュラハンの仲間であるレイスの残りニ柱、ドローネとファントムの話になる。確かにピュアたまの言った通りベールゼブブは自我崩壊した。このままでは魔王共が追い詰められて攻めてくる。そうデカトンは踏んでいるが… #犬界主

なんか知らんが寝ていて面会しないドローネの考えは違う。魔王はどうしようもなく保守的な性向の持ち主で、自分では動かないし、ロックヘイムにも来ないだろう。 #犬界主

いずれ魔王も、ロックヘイムの管理者リョースも尽き果てる。不滅の死の神獣たる自分たちは待っていればいいし、そうすればロックヘイムは自分たちのものだ、とのことだ。ああー…確かにリョース、あのままだと過労死しそうだしなあ… #犬界主

ドローネにとってはピュアたまはペテン師だし、デカトンたちは騙されている、という認識だ(そりゃそうだ。骸者たちを利用して出し抜こうとしているんだから。正しい読みだ)。 #犬界主

デカトンは逆に、ドローネをファントムがたぶらかしていると考えている。なんか知らんが居眠りを決め込もうというのがファントムの考え方だ。それがデカトンには気に入らない。 #犬界主

デュラハンがファントムとの交渉に失敗して帰ってくる。無念。が、デュラハン、保険としてファントムやドローネの保有する中下級屍鬼・スペクター全戦力を操作できるようにしたようだ。さすが。 #犬界主

「ファントムとドローネの力など要らぬわ!」と豪語するデカトンだが、デュラハンは真顔で返す。「あの二名は参加出来まい ピュアが望んでいないからな」無言になるデカトン。呆れているのかもしれない。(洗脳されている…真の死の四大神獣レイスの一柱ともあろうものが…)みたいな…? #犬界主

そんな訳で、胎界主初見実況、『骸者連合国カポック』、2/3まで終了です。司神降臨の仕組みは、またしても次回のお楽しみです。(てっきりすぐに説明が入るのかと思ったら、案外焦らすよな)それでは、ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、最後の1/3、開始します。(ヒント:終わりませんでした) #犬界主

例のハズレ神獣石。司神降臨に必要不可欠だ(が、実はこれハズレだからね…)ということでデカトンに割らせようとする。割って中身の神獣を引き出せるか…しかし、デカトンのばかでかい鎌でも割れない。 #犬界主

どうやらレイミアには最初から分かっていたようで、「神獣石は破壊不可能 傷一つつけられない あの魔王共にすらね むきだしの神獣石は ヌン=アダムの賢者の石だけ」という。 #犬界主

そういやヌン=アダムは「からだ」と生成素(アビュッソス)を司る司神だったな。だから賢者の石はいろんなやつらが躰化とか身体変化系の技術に応用しているんだった。司神が司神なだけに、やっぱおっかない石だな。(地獄のすごい鬼の神獣たちもかつてはここに入っていたのだろうか) #犬界主

さて、そんなことは分かっている。新情報を出さないとレムレスがうるさそうなので、ピュアたまはこの神獣石の秘密を一つ示す。謎の傷。これがなんとヘブライ語子音二十二文字の一つ! つけたのは「古代イスラエルの王」ソロモン! (どうやらこの程度では認識ロックには引っかからないようだ) #犬界主

ところで、ピュアたまはもう一つ隠し球を持っていた。二十二の大アルカナのタロットカード、トト=ロック・カード(ええー!? すげえ豪腕な語呂合わせだ!?) #犬界主

これには連番でヘブライ文字が書いてあり、これと神獣石が対応しているとのことだ。これを見れば、神獣石の文字と照合して、何の司神に属する神獣石かが分かるという寸法だ。あー同じ二十二ということでそう来たか… #犬界主

死の神獣たちがピュアたまの話に乗せられつつある。これはイケるか? ファージャルグは、死の神獣だろうがピュアたまの手の上、と安易にヘラヘラしているが、ハッグはそこまで余裕を構してはいない。まあそりゃそうだろうね…その反応の方が自然だ… #犬界主

ピュアたまの話は続く。タロットカードの出典は歴史的に不明とされているが、実は古代イスラエルの王ソロモンである(古代イスラエルの王と呼ぶことで、歴史的フリー素材程度の危険度しかなくなるから、認識ロックが緩くなるのかもしれない)しかし、なんだそのオモシロ起源説は? #犬界主

ピュアたまは魔の書『ソロモンの鍵』から、ソロモンに次いで二つ目のトト=ロック・カードを作ったという。このトト=ロック・カードには、司神とその力、そして司神降臨の鍵である「三つの連なる真の名」が書いてある! これと神獣石があれば、望み通りの司神を降臨させて、自分の天下だ…! #犬界主

しかしすげえなピュアたま。『ソロモンの鍵』は読者によって読める範囲が違うが、ここまで見えて翻訳できちゃう人なんだピュアたま…(実は今の話全部大嘘かも知れないけど、ここで嘘を吐くリスクを考えると、綻びた瞬間交渉決裂即死レベルなので、そういうことではないように思う) #犬界主

魔界の偉い中間管理職、魔王アスタロトが考えているように、<神>がもしいるとしたら。折角作った虎の子の生成世界を、黒子に過ぎない司神に制圧されるの、絶不許もいいところだろうな。そこは一体どうするんだろうな。あのソロモンのきれいなそっくりさんが<神>だったりするのか? #犬界主

さて、ピュアたま用語「本流」が出てきた。例えば大アルカナには「悪」のカードがあり、トト=ロック・カードではセト=テュポンの「暴れる力」を表すが、これは世界を混沌に導くだけで、ピュアたま的にはハズレであるようだ。#犬界主

そういや丸大豆二鬼の二度目の登場回が確か「暴れる力」だったっけ? ということはピュアたま的にはニキはハズレなんだろうな。まあ無闇な殺生を嫌うピュアたまがニキみたいな無闇な殺生関白宣言野郎を気に入るともとても思えないが… #犬界主

より大事なのは「世界」のカードだ。四隅の四大司神。「ことば」と『原初素(プネウマ)』のトト=ロック、「いのち」と『フォイゾン(生命素)』のアトン=イブ、「こころ」と『プシュケ(生気素)』のアトゥム=ガイア=リリス、「からだ」と『アビュッソス(生成素)』のヌン=アダム。 #犬界主

ピュアたまはそのまま話を進めようとするが、レイミアは目ざとく、じゃあ中央の女性は何を意味するんだ、と訊く。いい質問だ。そこは俺も知りたい。 #犬界主

「四大司神に祝福された真の胎界主であろう すなわちこのデカトンだっ! (ゴハハハハッ)」とか訳の分からないことを言い出すデカトン。お前、基本的には敵対陣営であろう四大司神に祝福されてるとは到底思えないし、そもそも神獣や司神が胎界主を兼ねられるもんなのか? よう分からん。 #犬界主

中央の女性が部分的に意味しているのが、<原典>の扉である「たましい」なのはほぼ間違いないが、ピュアたまはこの中央の女性に、例のソロモンのきれいなそっくりさんの姿を見る。どうやらおそらく肝心要のここばかりは、流石のピュアたまにも読み切れていないのか…? #犬界主

さて、世界の真髄に関わるとても面白そうな話題だが、当座の目的には直接は関係ない中央の「たましい」のなんかについてはさておいて(さておくところが傍流なのでは、と言われたら困るが)、当座の目的である司神降臨にとって重要な、肝心要の三つの連なる真の名の話になる。 #犬界主

例えば、「月」のカードには、レイミアの祖である司神ネフテュス=ヘカテの名が書いてあるんだけど、暗号なのですぐには読めないようだ。(まあ平文だったら話は即終わっちゃうしな)。レイミアも三つ目の名前は知らないという(知ってたら即ネフテュス=ヘカテ降臨待った無しだっただろうし) #犬界主

レイスたちの祖であるオシリス=ハデスを降臨させようとしても、レイスは全員復活していて、使える神獣石はなかったはずだ。だが、数百年前、死の司神オシリス=ハデスと、傀獣キマイラの司神トゥエリス=エキドナは降臨した。不思議なことではある。 #犬界主

この事実から考えられることとしては、面白いことに、陪神の神獣石でも上位司神の降臨は可能かもしれないという。要するに、レイスとは別の、陪神に連なる神獣石が使われた可能性がある。えーそんな方法でも出来るんだ…(あと、トゥエリス=エキドナ、広義の死の司神の一柱なのか?) #犬界主

死の神獣たち、気配が変わる。そもそも数百年前の死の司神たちの降臨、下手人は誰だ。ピュアたまてめーじゃねーだろーな。あっヤバい雰囲気だ。 #犬界主

しかしピュアたまは、自分は司神降臨を試したいだけで、成功してたらもうこんなことしてまで再挑戦なんかしていない、自分はやったことがないからやってみたいのだ、と言い出す。こいつ… #犬界主

レイミア、誰か神獣を神獣石に封印すればイケるんじゃないか、とか鬼みたいなことを言い出す。ひでえ! デカトンも気に食わないファントムを人柱にしようとか無茶苦茶を言う。鬼かお前ら(死神と吸血鬼です) #犬界主

しかし、完全な神獣石でないと効かないんだそうだ。レイミアたちも復活の際に完全復活とは行かず、ダメージが残っている。試すのはリスクが大き過ぎる。というわけで二の足を踏んでいる。 #犬界主

それはそれとして、レイミアはピュアたまの話に強い興味があるが、乗る気はない。神獣石は生体金庫の中にある。これを攻略するのに骸者戦力を傾けたらパワーバランスは崩れて管理者と魔王にすり潰されるだろう。基本不死身の死の神獣である自分たちにとっては、長期戦が最適解だ。 #犬界主

ピュアたまはいう。魔王たちもそれを当然認識しているだろう。四大魔王が寿命になったら、子たる魔王たちは連鎖崩壊するわけで、それを回避するために司神降臨を悪用することはありうるというか、それしかないと判断したら、いくら保守的な魔王たちでも切羽詰まって侵攻して来るだろう。 #犬界主

またしても場がピリッとなる。ピュアたまてめー魔王たちにこの話したんじゃねーだろーな。ピュアたま、シレッと、管理者にはこの話はしてないが、魔王には一部話した、という。 #犬界主

一同、一気に緊張が高まる。骸者と魔王がまた戦争になったらどうなるか。(四大神獣の一種である)四大魔王ベリアルのことを思い出すレイミア。あいつは膨大な感染者戦力を地表ごと蒸発させたやつだ。超強い。ただでは済まないだろう。 #犬界主

ピュアたまがリークしたのは各派の末席にいる貴族魔王たちだ。しかし、魔王たちは派閥抗争と爵位争奪に忙しく、考えるだけでも自我崩壊を誘発する四大魔王の寿命についてはまだ猶予があると目を背けていたという。本格的に行動するのは上位魔王の自我崩壊が始まってからだろう、云々。 #犬界主

と…(当時はまだピュアたまウォッチャーではなかったであろう)デュラハン、今まで黙って聞いていたが、無言でピュアたまに近寄る。何だ…? #犬界主

そんな訳で、胎界主初見実況、『骸者連合国カポック』、とりあえずここまでです。司神降臨方法、なかなか読み応えがありました。神獣石を触媒にして、司神の三つの連なる真の名を何らかの方法で使えば、対応あるいは関連する司神を降ろすことができる。なるほどなあ。 #犬界主

何とピュアたま、世界で一番目か二番目に強い司神たちをも好きに出来る、三つの連なる真の名の暗号が書いてある、二つ目のトト=ロック・カードなどという、とんでもないものを隠し持っていた! そりゃ強者たちは「これを使えば天下が取れる」と思っちゃうし、交渉のカードにもそりゃなるわ。 #犬界主

まあ、魔王の話が出てピリピリしている場の空気と、デュラハンのムーブから察するに、これから単に交渉が上手くいって終わり、という訳ではもちろんないだろうな。どうなるんだろう…それでは、ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、開始します。あと二回くらいで終わればいいな… #犬界主

さて、なんか試合をしているデカトン軍とデュラハン軍。デカトン軍の勝ち。ということでデュラハン軍から優秀なスペクター戦力を引き抜いていく。ドヤ顔をするデカトンだが、デュラハンはなんか物思いにふけっている。興を削がれるデカトン。 #犬界主

デュラハン、またピュアたまのこと考えてるでしょ(そうです)。タロットカードの意味が分からないのは、難解であるからではなく、認識ロックの延長上で推論できないようになってるからだろう。ピュアたまはおそらく真の名をもう解いている。そうデュラハンは踏んでいる。 #犬界主

だから大事なのは神獣石の方で、おそらくそれは生体金庫の中のものでないとダメなはずだ。その辺の四大神獣を石化して使ってもおそらくダメだろう(その発想はなかったというか、またとんでもない発想をするなデュラハン…) #犬界主

例の神獣石(妖魔たちにはハズレとは言っているが、本当か?)を、どうもピュアたまはなんかの目的のためにまだとっておきたいようだ。骸者たちにはリョース対策と言っているが、デュラハンはそんな言い訳は信じていない。 #犬界主

デュラハンは、ピュアたまの実験をやらせて、何でもいいから司神を降ろさせようと思っている。それを見れば認識ロックは解除されるだろう。(本当にそううまくいくか? その目で見ても何も分からんのじゃないか?)そして司神降臨方法をこの目で見て理解した時点で…ピュアたまを殺す! #犬界主

ちょっと「えっ」という顔をするデカトン。デュラハンがピュアたまウォッチャーなのは分かっていたが、やっぱりそこまで嫌いなのか? すると、デュラハンは正直に吐露する。「恐ろしいからだ」ええー死の神獣ともあろうものが…? しかしデュラハンは本気で言っているように見える。マジか… #犬界主

デュラハン、ピュアたまを高く買っているが、それだけピュアたまのことが見えてもいるし、ピュアたまのことを測りかねてもいる。死の神獣に比べたらピュアたまは赤子のようなものだ? 違う。逆だ。ピュアたまには自分たちが赤子に見えているだけだ。自分たちは成長しないからな。 #犬界主

デュラハンは自分が成長しないことが恐ろしい。いつの日か無限に成長する人間にも劣るようになるのではないか。この、完成されているというよりも、先が無い、行き止まりの、何も創れない自分が、そしてそれに何もできない自分が、恐ろしい。#犬界主

うわっ…デュラハン、猛烈に真面目だ…「創るのは人間にやらせろ、どうせ追いつかれはせん、デュラハンは慎重&臆病すぎる」とケロリとしているデカトンの方がまともではあろう。とはいえ、油断しない強者概念存在、超恐い…(話を聞かない気の短い強者のデカトンももちろん恐いが) #犬界主

もちろんデュラハンは死神的な隔絶存在なので、要はたかが人間のピュアたまの脅威を感じてはいない。ピュアたまの言動を見て聞いて、理屈で「コイツはヤバい」と理解しているだけだ。そう、過去のあのレイミアたちへの謁見の時も…(ここから回想シーンだが、これは最後の更新の際に書きます) #犬界主

それでは、第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、とりあえずここまでです。おそらく分量的にこれ次で最後なんじゃないかな。ということで、ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、これで最後の実況となります。 #犬界主

さて、デュラハンがピュアたまに何を要求したかというと…自分のどす黒い血を飲ませようとした! これで上級躰化者になるのだが、成功率は低く、失敗したら死ぬ! レイミアは涼しい顔だ。ピュアたまの話は信用するが、ピュアたまは到底信用できない。最低限の保険だ。 #犬界主

ピュアたまは震えている。怖いし恐ろしいが、それは何の保証もない自分の信じる道に身を投げ出すことだからだ。その怖さ恐ろしさ、おそらくは、そうやってでもどこかに行き何かを創ろうとする、胎界主の備える、内なる恐怖なのだろうな。「お前達には分からないだろう」 #犬界主

ピュアたま、デュラハンの血を…飲んだ! そして…た、耐えおったー! 今まで薄目で通してきたピュアたまの、初めて顕す綺麗な目と笑顔。一種壮絶な覚悟の籠った、らんらんとした目と笑顔。死の神獣であるデュラハンの理解をも超える、試練を克服した人間の存在級位! #犬界主

さて、作中現在(長い過去編だったな)。当時のピュアたまにも謎だった数百年前の司神降臨は、ソロモンの強行帰還による二次災害だった。そうなると、死の陪神の神獣石でオシリス=ハデスの降臨というのはやはり無理なのかもしれない。ま……どうでもいいことだろう。 #犬界主

ピュアたまは、タロットカード風にいうと、20「審判」を勝ち取り、最終カード21「世界」を成すつもりだ。しかし、最初のカード0「愚者」として敗れる可能性だってある訳だ。そういうところに、今ピュアたまと稀男はいる。 #犬界主

稀男は、例のイソップ寓話の『アリとキリギリス』で言えば、生粋のキリギリスだ。命懸けでふざける覚悟を決めたという訳だ…当時のデュラハンにとってピュアたまがばかでかい何かだったように、今のピュアたまにとってみても稀男はばかでかい何かなのかも知れない。 #犬界主

ピュアたま、おそらくは恐怖もあるのだろうが、しかし基本的には闘志で、タロットカードを握りつぶす(「負けないよ稀男くん」の心意気だ)。ここでこのエピソードは終わる。 #犬界主

ピュアたまは何らかの身体操作で、レイスの血をも部分的ないし全面的に無力化できるんだろうが、とは言え飲んで死なない保証は何もなかったはずだ。自分の信じる道のために、正にそこまで身を投げ出せるの、やはりピュアたま、ものすごいけど、ものすごくヤバイやつだ。 #犬界主

あと、やはり、存在級位が高いということと、何かを持っているということと、力が強いということは、別の問題なんだなあ。存在級位が高くても生体金庫は暴いて神獣石は用意せなならんし、デュラハンの血で命を落とすリスクは飲まなきゃならん。ここはシビアですね。銀の銃弾はない。 #犬界主

それでは、第二部二幕第十話『骸者連合国カポック』、終了です。今回はほぼ全編過去編という、『胎界主』にしては珍しい構成でしたね。ということで、ご清聴有難うございました。お疲れさまでした! #犬界主

四月一日ネタ(初)

そういや、『ロックヘイム』トップページの下に、妙なリンクがあったことに気付いたんですよ。四月一日ネタ(初)…? 何ソレ…んん!? 『骸者連合国カポック02』!? 当時の企画!? #犬界主

ピュアたまを蹴り出し、鮒界市に帰ってくる稀男。と…『帝王』戸的実(しかもまた痩せた)!? えええー!? #犬界主

「まぁこれで 色んな問題がどーにか解決したけど 結局最初から最後までお前に振り回されてただけじゃんよ……」うわっ超高速端折り説明! このオチだと、稀男を動かしていたのは、究極的には戸的実くんこと帝王だった、という話のようだが…本編ではどうなのかは究極的には分からんからな… #犬界主

「そんな事よりホラッあれっ! 僕夕焼けって初めて見たよ」「嘘つけ」うわー! 第一部1話『使い魔』の終わりの方のやつの「うわぁ綺麗 ボク 夜明けって 初めて観た」の再現じゃん! 確かに爽やかな終わりだが…(本当は第三部の完結では『鮒界市立公園墓地の夕暮れ』になるはずだしな) #犬界主

「料亭『ファイブスター物語』に習い 最終回だけは仕込んでおいた。天然の有機本編が食べたいのなら 明日の朝、またこの店に集まってくれ。」『美味しんぼ』っぽい四月山岡が何か言ってる。下の説明から言うと、当時は東日本大震災後のようですね…お遊び企画でこんなやつもあったんやな… #犬界主

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