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読書(2020/5/9):胎界主初見実況ログ(第二部二幕)第十三話(二幕最終話)『死の神獣レイス』(起)

(注:Twitterの該当箇所の過去ログ。誤字脱字等修正済。かなり長いので起承転結に分割)

第十三話(二幕最終話)『死の神獣レイス』(起)

胎界主初見実況。第二部二幕第十三話『死の神獣レイス』、開始します。 #犬界主

なんかもぐら叩き(もぐらではなくたぶんホムンクルス)をして遊んでいる、幼い雰囲気の管理者リョース。おや? どうしたんだろう。また過去話か? #犬界主

後に立てかけてあるリョースの金ぴかアーマーの、左右に控えている側近のホムンクルスたちだが、片方が崩れる。と、リョースのモクモクの髪から顔が出て来る。どうやらリョースの別人格のようだ。側近ホムンクルス、寿命だという(『ニンジャスレイヤー』のクローンヤクザめいて?) #犬界主

見ている限りだと、リョースの中の、いつものクワッとなったりキエエエと言ってたりする(してない)(してなかったか?)神経質な管理職の女性の人格が「リ」、幼い遊びたがりな女性の人格が「ス」のようですね。 #犬界主

リョース、四大神獣合体存在だから、たぶん「リ(l)」「ョかヨ(j)」「ーかオ(o)」「ス(s)」がいるんじゃないかな。残りは後で出て来るのか? #犬界主

リョース、管理ストレス解消のために遊びたがりの人格に遊ばせるという運用で日々乗り切っているようですね。毎日面倒な色々に忙殺されているだろうし、大変ですね…(ということで別に過去話ではありませんでした) #犬界主

ところで、リョース、寝ないのか? 眠りは「こころ」の司神、アトゥム=ガイア=リリスの権能で、トト=ロック系は関わりがない? ダメですよ。「こころは眠らなければならない 眠らないこころは疲れ果ててしまう 疲れ果てたこころはまがいものしか見えない」。それじゃ管理は出来まい。 #犬界主

さて、睡眠時間はともかく、遊び時間はこれで終わりだ。リョースと、ホムンクルスたちのいる、なんか乳首みたいな玉座の間と、何か水みたいなゼリーみたいな水面に埋没している緑のホムンクルスの胎児たちと、触手みたいなホムンクルスの足場が、にょきにょき生えている(何この絵面…) #犬界主

大型ホムンクルスが号令をかける。夜明け前、そろそろ魔法則師匠国アルティリス、全面稼働の時間らしい。通常ホムンクルスたちがせわしなく動いている。なんかエヴァの「テーンテーンテーンテーンドンドン」という準備中・作戦中の音が聞こえてきそうだ(幻聴です)みんな頑張れ。 #犬界主

あと、ホムンクルスは生体生産装置に賢者の石を補充して量産するようだ。「からだ」の司神、ヌン=アダムの神獣石の四個のうちの一個。そうか、リョースも持っていたんだな。で、「補充」ということは、ピュアたまがナックラヴィーの時に「進呈する」と言ってたやつか? #犬界主

しかし、ということは、元の装置が老化し、最近リョースが追加の賢者の石をゲットして、これを転用出来るようにしたのか? 実はリョースの根城たるアルティリス、ところどころに寿命の兆しがある? ロックヘイムの管理体制そのものが、やはりそろそろ限界に近いのか…? #犬界主

一方、デュラハンの生体金庫捜索潜水艇部隊。夜明け前なので回収中のようだ。デュラハンとデカトンがレムレスの話をしている。デュラハンとしてはレムレスを使って稀男がどれほどの者か試してみようとしたようだ。それはレイミアも承諾したようだが、お前らー。レムレス、哀れ。 #犬界主

レムレスのリョースによる餓球食殺刑を、レイミアが果たして許すか? デュラハンは「これ以上管理者を刺激しない節度は維持していよう」とレイミアを評するが、お前ー。冷静すぎて人の情がねえー。直情的なデカトンの方がまだ人の情が分かるので、そこはデカトンは呆れている。 #犬界主

デュラハンはピュアたまウォッチャーなので、気付いている。今回、ピュアたまが、稀男に対して、これまでに無いくらい「意識している」ことを。その稀男も、積極的にはピュアたまを攻撃してきてはいない。(それは稀男がピュアたまを畏れて怖がっているからだが、デュラハンが知る訳がない) #犬界主

で、そんな稀男のことを、ピュアたまは味方に引き入れたいのかも知れない。そうデュラハンは読んでいる。ピュアたまと骸者の目的は、最終的には違う。当然最後にはそこで対立が起こる。このままではピュアたま&稀男を前にして、彼らの望む「運」の流れに、骸者は押し流されてしまうだろう。 #犬界主

だが、逆に、ピュアたまと稀男をぶつけ合わせれば、骸者の後押しになるかも知れない。つまり、デュラハンは稀男を骸者陣営に引き入れようと考えているようだ。「最終決戦に備え出来うる限りの手はうっておきたい」ということだ。 #犬界主

デュラハンは今や稀男を決して軽視してはいない。少なくとも、今回の骸者殲滅部隊は、ハオウくんやナックラヴィーや、そしてレムレスをも倒せるくらい強い。だが、デカトンに勝てるほどではない、という。 #犬界主

デカトン、運ぶ力の胎界主としての実力はともかく、要は虚弱体質の半人間半妖精に過ぎない稀男と、死の司神の主神の四大神獣たる自分を比べられたこと自体に、デュラハンの人の情のない冷静な無神経さを感じたのか、一瞬憤慨する。まあそりゃそうだろうね…デュラハン、そういうところだぞ… #犬界主

デュラハン、さらに人でなし発言。ピュアたまの計画にレムレスは必要ではなかった。もし稀男がピュアたまに必要でなかった、あるいは邪魔であるのならば、ピュアたまの運ぶ力がバフになって簡単に殺せるだろう。もし必要ならば、これはデバフになるので、デカトンでも手を焼くだろう、と。 #犬界主

デュラハン、デカトンに、面倒な指示を出す。要は、ピュアたまの逆手をとりたい。稀男がピュアたまに不要または邪魔だから簡単に殺せるなら、稀男を懐柔して邪魔者として使う。稀男がピュアたまに必要であるから殺すのに手を焼くなら、殺してピュアたまに損害を与える。ということでどうだ。 #犬界主

デカトン、ニマッ、と笑う。あっやな予感。これはあれか、今回の話はデカトンが稀男に圧迫面接するやつになるのか…(お通夜モード) #犬界主

さて、その稀男だが、脳内稀男会議中だ。この前、ロッカーから自由になっちゃった純子。稀男と同じ服装のユニセックスな雰囲気のお嬢さん。あっ刺さる人は刺さりそう。 #犬界主

そんな純子に、稀男(無我)は困惑しており、井戸の連中は完全に押されて怯えている。外形が巨乳になったら、本当に成り代わられてしまうだろう。(ええー…俺このユニセックスな純子の方がカワイイと思う…)(でもそうなったら凡蔵巨乳という名前ではおかしくなっちゃうが) #犬界主

井戸の連中、無我の語った俗っぽい現実路線、「稀男がピュアたまを捕まえて、司神降臨の謎を吐かせるためと称して手元に飼い殺しにして、ダブル運ぶ力で処世をやり、悪魔共とうまくやっていき、ルーサーを魔王にして隠れ蓑にして美味い汁吸い放題」というのに、とりあえず妥協はしたようだ。 #犬界主

で、それを純子にかき乱されては困る。ナントカしてくれよ無我。という。うわー井戸の連中情けねえー。だが発達しそこなった衝動の残滓ならそんなものか… #犬界主

純子がアクセスできる運ぶ力はかなり多いようで、純子の足元の精神的な大地に、無我(というか物理稀男)の因縁のアイテム、幸運の徴(しるし)、四つ葉のクローバーが咲き乱れている。無我、そんなたくさんの因縁のアイテムを前にして、決して嬉しそうではない。 #犬界主

「……まぁ 手は打っておくさ」どうやって…? またリースとのラブコメを塩対応でリセットするやつか…? そういうの良くないが…無我にしてみりゃ、人格を乗っ取られてまで、リースとのラブコメを貫徹する謂れはない、というのがあるのかも知れない。そりゃあまあそうでしょうね… #犬界主

『死の神獣レイス』初見実況、今日はここまでです。ということで! 遂に! 死の主神の四大神獣、しかもあのデカトンが来ます! 絶対に圧迫面接です! …あのう、これ、運ぶ力と主人公補正で到底乗り切れないレベルで、絶対に死ぬと思うんですけど…およそ最悪の事態やんけ…(顔を覆う) #犬界主

ということで、いじょうです。次回、ご期待ください。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十三話『死の神獣レイス』。続き。(今夜中に間に合ったので放流します) #犬界主

海上の宙に浮かぶ謎の金色の卵。Web版によると(有償ダウンロード版と比べると、サイズや解像度は低いが、解説がときどきあるのが有難い)、このオリハルコンの超巨大卵型要塞司令部こそが、魔法則師匠国アルティリスらしい。スターウォーズのデススターだ(言い方) #犬界主

リョース(リ氏)、朝のラジオ体操の歌めいたオープニングテーマを絶叫し、ホムンクルスたちのやる気を出す。嫌だなあこんな国歌斉唱。これリ氏が作詞作曲まで考えたんですか? あとやっぱり「キエエエエエ」言うとるやんけ、このリ氏…イメージ通りだとも言えるが… #犬界主

さて、ホムンクルスたち、謁見要請の件でメールチェックをしている。まあたくさんあるだろうね。リョース、可否を下していく。アスちん、却下。ミスティリカ、却下(例の銀行や保険の件で怒られが発生したサルム師匠の釈明かな。彼にも言いたいことや彼なりの理はあろうが、まあ却下だろうな) #犬界主

いろいろ却下した中で、モンドの師匠の謁見は許可。午後の予定に回すとのこと。どんなやつだ? 純トロルかトロル人だと思うんだが、わざわざリョースが謁見してもよいとは…どんな師匠なんだろうな。 #犬界主

それとも、モンドの師匠、今自分の国に駐屯している骸者殲滅部隊の扱いで、いろいろ話を打ち合わせたいのか? それも、実行部隊レベルではなく、本部レベルや最高責任者レベルという「上」のレベルで? だからリョースも重視して、謁見する値打ちがあると思っている? #犬界主

それはともかく、カポックからレイミアの緊急謁見要請。あっこれは…トップ同士ホットライン会談しかも一触即発なやつか…? (なおカポックの方でもレイミアの側近のリッチ・ヴァンパイアたちが固唾を飲んでレイミアを見守っている) #犬界主

観測塔で死の呪いをかけたのはレムレスではない。それはまあレイミアとしては言わなきゃならんよね。だが…リョースは鼻で笑う。どこかのバカがやったんだ、ということは分かったらしい。そして、それがどうした、と言わんばかりの態度だ。うわー。 #犬界主

当然レイミアから、自作自演ではないのか、と追及されたのだろうが、リョースとしてはもちろんそうではない旨答える。その上で、リョースの認識はこうだ。今回の件も骸者殲滅部隊そのものも、骸者と悪魔の紛争のあらわれであって、管理者サイドとしてはそもそもが関係のない話だ。 #犬界主

んで、本来は管理者のシマであるロックヘイムで、外野の骸者や悪魔が何かする以上は、後は余程重大なレベルでの法への抵触か、協定への抵触でなければ、管理者は関わりを持つ気はない。そしてリョースはこう言い張る。「殲滅部隊が協定に則って執行した以上 この件で我々が動くことはない」 #犬界主

これで骸者がテロを起こしたら、管理者もカポックに攻め入るまでだ。その結果悪魔が侵攻してくるかも知れないが、お前ら骸者の知ったことじゃない。とはいえ、管理者も骸者も消耗するし、悪魔も攻めてくる訳だから、お互い望ましい結果にはならないだろう。 #犬界主

ということで、(今までのレムレスたちの協定違反による民衆殺害や)今回の観測塔での交戦、ひっくるめてレムレスの命一つで事を収めることにしろ。少なくともデュラハンはそれで合意したぞ。お前も納得済みではなかったのか? (勝手なことをするなあデュラハン。後でレイミアと揉めるぞ…) #犬界主

というわけで、レイミアの証言も抗議も、リョースは何一つ聞くつもりがない。「何をトチ狂って我々に泣きついて来たのかっ! このマヌケッ! (キエッ)」うわーーーー超ゴーマーン。やっぱりリ氏だ~~~~~~ッ(はっはっはっはー)レイミア、キレて通信を切る! 緊急謁見終了! #犬界主

緊急謁見終了後、毛髪内リョース会議が始まる。さっきの幼女人格のス氏、太った偉そうな人格氏と細い丁寧な人格氏(ヨ氏とオ氏?)が出て来る。「「マヌケ」は言い過ぎたんじゃないのぉ?」「そうだな 挑発し過ぎとは感じた」「いいえ 秩序を脅かす者には毅然とした態度をとる」 #犬界主

死の禁呪がかけられた時に、その場にいた中で唯一位置も特定されていて映像も確認されたレムレスを、容疑者として即座に処理。思ったより最小限に謙抑的にやっている。その場にいたやつらを見えないまま全員殺す、じゃないだけマシだ。そこはリョースはかなりまっとうだと言える。 #犬界主

とはいえ、確実にやったとは言い切れない、単に最も疑わしいというだけの、そして唯一確認できるというだけの相手を、裁判抜きで即座に処理? 司法と刑務という観点からはだいぶマズイのではないだろうか…黒人を前にした米警察や、移民を前にした欧警察みたいなムーブ… #犬界主

そうではなく、これは司法や刑務である以上に、実態としては外交問題であり、自分たちの地域統合体(師匠信託国)の秩序と権益を侵す、敵対的な地域統合体(骸者連合国)の成員の国内外法違反を許容したら、自分たちの秩序も権益も損なわれるから、断固として許容しない旨示す、みたいな話か? #犬界主

そういうことならばまあ分かる。どうやら真相は違う、骸者殲滅部隊がやりやがった、ということが想像できたとしても、ここロックヘイムの中でだけなら、最大の敵は骸者であり、悪魔ではない。そこはリョースも政治家なので、骸者を利してまで悪魔に不利益をもたらすほど馬鹿ではない。 #犬界主

『シグルイ』の虎眼流の皆さんや『バンデッド』の足利貞氏くらい「一応の下手人を立てる」「侍の本懐とはナメられたら殺す」って感じだ。分断のある地域で、軍事警察権を伴う統治者だから、そりゃあそうなるが…真に刑法と警察と刑務を貫徹するためには、統治上の分断があるとやはりダメだな… #犬界主

後は骸者と悪魔(具体的には骸者殲滅部隊)との間の問題だ。後は報復は骸者殲滅部隊が骸者によってその身で受けさせられるであろうし(リョースもデュラハンと同じで、レイミアの冷静さを信じていられるんだな。俺は信じられないが…)、彼らが潰し合えば管理者としては万々歳だ。 #犬界主

太った偉そうな人格氏、「とはいえ少々悪魔側に肩入れし過ぎとも感じる これ以上は控えるべきだ 「骸者の抗議は受け入れず 殲滅部隊にもこれ以上の協力はしない」 どうかな?」と諮問機関ムーブをする。リ氏も含め全員合意。毛髪内リョース会議終了(アスちん、これから大変になるぞ…) #犬界主

どうやら、リ氏は「站」というやつで、おそらく人格を「占」める内的主人格、兼、人前に「立」つ外的責任者のようだ。他の人格たちはどうやら後方支援に甘んじているようだが…とにかく、髪が(物理的に)重たくなってるので、彼女たちに引っ込んでもらうリ氏。皆さん、お疲れ様… #犬界主

カポック? レイミア? リッチ・ヴァンパイアの皆さん? もちろんものすごーく緊迫した空気になっていますよ。そりゃそうでしょうね。おみ足をスッと差し出し、床をゴスッとつま先で蹴り割る。だいぶ冷静を欠きつつある…デュラハン…リョース…ダメだって…これはヤバイですよ… #犬界主

『死の神獣レイス』初見実況、今日は(本当に)ここまでです。このパートは管理者リョースが主役でした。リョースの管理や統治がどのようなものかが分かり、たいへん実りがありました。また、その多重人格、「我々」の在り方についても分かって来ました。なるほどああなっていたんだな… #犬界主

管理者リョースの顔を、リ氏がやってるの、面白いよな。参謀めいた太った偉そうな人格、原理原則重視で堅物そうな監査めいた痩せた丁寧な人格、遊んでストレス解消するス氏。全部大事なんだろうが、やはり決断が早く押しの強いリ氏が代表をやってくれ、みたいな内なる対話があったのだろうか。 #犬界主

どうも、見ている限り、別人格との付き合い方については、リョースの方が稀男より一日の長があるようだ(比べんな)(というか一日どころじゃないだろうが)ということで、いじょうです。明日もご期待ください。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十三話『死の神獣レイス』。続き。 #犬界主

たぶんハッグの建物で目覚めたガルウ。何かまた暴れていたらしく、部屋はメチャクチャになっている。横に転がってる骨は何ですか…ひょっとしてまた誰かバンシーのメイドとか食ったんですか…(文字通りの意味で)(最悪なこと言ってんなお前)(だってこいつやるやつだもん) #犬界主

何かを数えているガルウ。そこへ、バンシーのメイドたちが、何やらお引越しの準備をしている。ように見える。これはどうしたことだ? このタイミングで? 作戦の戦況が変わって、ここが安全ではなくなったのか? レムレスの死のせいか? それとも生体金庫のアタリがついたとかか? #犬界主

さて、ガルウはメイドたちに「オイッ! オイラの軍隊何個あるか教えろ 眠らせてる狼男と人狼だよ!」とがなり立てる。が…どうやらハッグやレイミアは把握しているが、ガルウは知らない、何かヤバイ事態があるらしい。 #犬界主

あっ。以前暴走した骸者躰化傀獣・狼男にメイドが襲われてエライ目にあった時に、こんなもん全部海に捨ててしまえ、という趣旨のことをハッグが言っていたのだった。絶対揉めるぞこれ。このタイミングで思い付かなければここまで面倒ではなかったのだが…(あとこの二人、助からないのでは…) #犬界主

あっ次のページで二人とも生首になって死んでた(追悼)ハナさんの飲食店でもお引越しの準備をしていた。が、そこへガルウが暴れて殴り込み! ハッグに自分の軍隊を海に捨てられたことを知り、全ギレモード! (そんなガルウ相手に包丁を向けて抵抗するハナさん、肝っ玉だ) #犬界主

「兄ちゃん達が戻って来たら見せようと思ってたのに オイラのモノなのに勝手に捨てたっ!」泣き喚き怒り狂うガルウ。自分のものを勝手に捨てられてキレるのはまあそうなんだろうが、他人(ひと)ん家のメイドを殺しかけて、そこの家長がただでは許さないの、まあしょうがなくないっすかね… #犬界主

「お前もお前もお前もお前も ぶっ殺してガルゥ」あっマズイ! このままではふつうにハナさんたち血祭りパターン! …しかしそこへ! ハオウくんが! 横っ飛びで出てきた瞬間に胸当てを吹き飛ばされて血まみれになりながらも! 身を挺して! ガルウを胴二つにして! 皆を守る! #犬界主

上半身だけのガルウ、腹を裂かれたハオウくん、一触即発。(それにしても、シャミールの刀身を見ると、ちゃんと血に濡れている。実体があるんですね…てっきり、シャミール、3次元物体を任意に切断出来る、実体のない2次元図形めいた必殺空間か何かかと思っていたが…) #犬界主

ガルウは「オイラを殺してみろ デカトンが黙ってないからなァァ!」と吼えるが、ハオウくんは冷静に「俺の後ろにいれば レイスの命令で手は出せない」と皆を庇う。どちらもレイス頼りなところがクソダサい…まあそうは言うても、この手の私闘、上位の調停者でないとふつう止められんからな… #犬界主

そこへ事情を知らないバンシー、ユリユニスが来た。ガルウ、下半身を持ってこいと言う。他のバンシーたちは止めるが、ガルウは「お前の顔も名前も覚えたからなッ! 今スグ オイラの下を持って来ないと どこまでもどこまでも追いかけて めちゃくちゃに噛みちぎってやっゾ!」と脅す。 #犬界主

ハオウくんは「そいつは覚えちゃいない 明日には忘れている それまで俺が守る 俺がそんな事はさせない 信じろ」と言う。ハオウくん、スナック感覚で周囲を殺す、実害の度合いにおいてもリスクにおいても厄介な脅威であるガルウの習性を、さすがによく理解しているな… #犬界主

だが、「早くしろユリユニス! ぶっ殺されたいのガアアアア」まあ、こんなおっかないガルウの脅し、パニックになったら飲まれちゃうよな。致命傷に見える、こちらはただのオルク人のハオウくんを信じられるかというと、それも難しかろう。ユリユニス、ガルウの下半身を取りに行ってしまう。 #犬界主

まあ、どうなるかは火を見るよりも明らかですよ。ガルウの上半身のジャンプして届く範囲に入っちゃったユリユニス、飛び掛かられて八つ当たりでかきむしられて死んだ。悲鳴を上げるハナさんたち、固い表情になるハオウくん、ケロッとするガルウ。嗚呼…(追悼) #犬界主

下半身と融合して、再生して帰っていくガルウ。だが、振り返る。一同パニック。そりゃそうだろうね…ハナさんは「離れちゃダメだっ! ハオウの後ろにいて しっ 信じて……」と言う。ハナさんはハオウくんを信じている。少なくとも、側にいた方が、皆がより安全だ、と信じられるくらいには。 #犬界主

ガルウ、何しに戻って来たかというと、何かを飲ませようとしているようだ。んー? 死にかけて土気色になりつつあるハオウくん、皆に手を出すな、と繰り返す。ガルウ、「お前が躰化しちゃったら怒られるんだヨ!」とのこと。死んでネプリになるのも困るし、骸者にするつもりもないようだが… #犬界主

土気色が高じてネプリ色になりつつあるハオウくん。このままだと本当に死ぬぞ。ボーっとしてついに口を開けるハオウくん。そこにガルウは…唾を吐いて飲ませる。ええー…ばっちい…何やってんのお前… #犬界主

だが、ガルウの唾、血を飲ませた時のような躰化効果はないものの、躰化を抑制する免疫効果と、再生効果があるようだ。傷が治り、特に躰化もしないハオウくん。ガルウ、ハオウくんがこれで死ぬと怒られが発生するからという理由はあれど、本当にハオウくんを治しに来たようなのだ。ええー… #犬界主

ケロッとして笑いながら去っていくガルウ。ハオウくんも顔色を取り戻していく。それは良かったが…二人分の生首とユリユニスの死体が転がっている。ハオウくん、またしても、妖魔たちを守護(まも)り切れなかった。苦い後味が残る…(ガルウの唾の味が) #犬界主

『死の神獣レイス』初見実況、今日はここまでです。ハオウくんの騎士ムーブ再びと、その失敗再び。おそらく、ハオウくん的には、今度は誰も死なせない、という強い意志で反射的に動いたのだと思うけど、やっぱりダメだったね…同じ挫折を何度もやると、まあ、心は折れていくよなあ… #犬界主

まあ、この前もリルリニス死んでるし、骸者にこうやって広義の仲間の妖魔を八つ当たりや面白半分で殺されるの、ハオウくんとしては煮え湯飲まされている気分なのであろう…ゴア行為やゴア死体は見慣れているのだと思うのだけど、それはそれとして、広義の仲間の死、嫌なもんは嫌なんだろうな… #犬界主

ということで、いじょうです。また、来週、ご期待ください。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十三話『死の神獣レイス』。続き。 #犬界主

外でのゼントちゃんたちパーティー全滅事件について、関係者である、ハンサロやンペロの彼女たちと、セレの施療院のゼントちゃんの同僚たち(元同僚のリース含む)、そして証人であるポテさんたちが会して話し合っている。あれ? ポテさんたち生きてた! どうなっとるんだ? #犬界主

泣きわめくハンサロの彼女。ポテさんたちの説明。死の司神の主神の四大神獣であるレイス、その何たるかを知っている年上の人たち、血の気が引いて(じゃあもう絶望的だ)となっている。これが死亡事件であることを直ちに理解したようだ。まだ失踪事件かもしれないという希望は絶たれた。 #犬界主

あと、ポテさんたちが生きているのは、他の人たちがたまたま運悪くいて、彼ら「が」ガルウに襲撃・殺害されていたからだ。その後頭も心臓も埋められたんだから、完全に死んでるやつだ。ポテさんたちは助かったから良かったが、他の人たち、可哀想に… #犬界主

リース、泣いていない。ゼントちゃんとは過去にトラブルがあったから、悲しいという回路が苦手意識と衝突しているのかもしれないし、ショックがあるのかもしれないし、こんなことしでかしたやつ、レイスだろうが許さん、と怒りに燃えているのかもしれない。そこは外からは推し量れない。 #犬界主

そんな泣かないリースに、ハンサロの彼女、八つ当たりを始める。骸者殲滅部隊のくせして何ノロノロやってやがった。横で人が死んでるんだぞ。責任感じてないのか。あー気持ちは分かるし、ごもっともなのだが…俺だったらここで平謝りしちゃうかもしれん…が… #犬界主

横で聞いていたプーレ、キレる! そういや 以前、ハンサロとンペロの彼女、湯祭場でリースとプーレにナメた口きいてたからな…「なに言ってんでしゅか! 自分等は好き勝手に遊んで押し付けてるくせに 勝手なこと言ってんじゃないでしゅよ 謝るでしゅよ!」 #犬界主

まあ、骸者殲滅部隊も治療師もプロだからね…顧客はプロに押し付けがちだし、顧客でない人はもっとそうだが、プロとしては舌打ちの一つも出るであろう。ここで顧客や顧客でない人への不平不満は出さないのがプロ精神なんだが、プロも木石ではないので、こうなるのを無理には止められねえんだ。 #犬界主

顧客でない人であるハンサロとンペロの彼女、泣いて謝りながら、顧客として、骸者をやっつけて仇を取ってくれ、と言う。プーレ、黙って座る。プーレも泣き始める。ゼントちゃんのために…ツライ。ポテさんたちもリモノさんたちもツライ…居たたまれない… #犬界主

リースは依然泣いていない。治療師のサブリーダーめいた人、ゼントちゃんとリースのトラブルを知っているので、まあそれもそうか、程度に解釈したようだ。そんなサブリーダー氏、リモノさんに仕草でお願いされ、手を叩いて話を切り上げ、皆を仕事に戻す。大変ですね… #犬界主

本来は場の空気をザクッと切り替えるのはゼントちゃんの得意としていたところだったようだ。そこもまたツライ…サブリーダー氏の空気の切り替え方、ゼントちゃんより人当たりの柔らかい切り替え方なんだろうが、サブリーダー氏はこういうことに苦手意識があるということも分かる。大変だ… #犬界主

そういやこの場にオニオングさんはいない。まあ彼女は事件に直接関係ないからな…(オニオングさん今どうしてるんだろう)(あと魔法則師の女性には関係者はいなかったのか? ツライな…) #犬界主

稀男、ルーサー、アスちんの三者、管理者リョースの政策転換によって非協力的に扱われるようになっている。困る。ルーサー、イライラして、鰹節を塊のままかじる。歯強すぎ(そういや以前リョースに献上した鰹節削り器、稀男のドライバーと同じく、ふつうに廃棄されていたみたいね) #犬界主

稀男、レムレスの独断専行から、ピュアたまの抑止はもう効かなくなりつつあると理解した。居場所は分かったが、行くからには、何か必要なものがあるらしい。何の話でしたっけ…ルーサー、「本気で行く気あるんかいっ ほんまはどーでもええんとちゃうんか!」とご機嫌斜めになっている。 #犬界主

どうも、アスちんをナメつつあったルーサーを、ソロモンが脅したのがルーサーの無意識に残って、ソロモンの意図とは異なり、アスちんによそよそしくなったらしい。裏目に出てる…(そういやソロモン、うまくいく「運ぶ力」はなさそうだな。だからこそ稀男が必要だったのだし) #犬界主

ハンバーグ先生が来た。アスちん、チズくんやオニオングさんの件もあり、差別偏見を改め、ハンバーグ先生に対して、「これからは「ドヴェルグ人」とひとくくりにせず ちゃんとした名で…… 希望があれば受け入れましょう」と言い出す。 #犬界主

ハンバーグ先生、差別偏見がどうのこうのという話、どうでもいい、と思っているようだ。で、「傀獣退治はお終いです 外出も控えるので」「希望があれば受け入れましょう」というところだけ聞いて、「はいじゃあ 駆除師は登録抹消 あっしとの手配師契約も解約ってことで」と言い出す。 #犬界主

まあハンバーグ先生にとってはこんなのただの仕事で、契約が終わったら終わりだろうな。しかも骸者殲滅部隊は面倒な相手だったし。(骸者殲滅部隊もハンバーグ先生のことを面倒な相手だったと思ってるが)これでは手配師がいないから、ますますピュアたまに会いに行くのは難しくなる。困る! #犬界主

ルーサーも拗ねて、「はんっ! 正直 俺ももう帰りたいわ! 何が罪滅ぼし労務じゃ お前らかて俺にさんざん迷惑かけたやろがっ! この体を水と食料で使える贅沢分かってますの? ルーサーの笑顔守れんのくぁ?」となっている。まあそりゃそういう気分にもなるわよね… #犬界主

そこへ、今度は(ハンバーグ先生よりはもうちょっと責任感があり協力的な)モーグ親方がやってくる。本部との打ち合わせが終わったのか? 耳寄り情報の伝手を持ってきた。「ソロモンヘイムからの古い付き合いだそうで アンタらならピュアを倒せるかもしれねぇと接触して来た」オッ。マジか! #犬界主

「ピュアの過去を知り恨みを抱く者」「重大な情報源だから身を隠してるわけですね」「今日を逃せばまたどこかへ行方をくらませるそうで 指定場所は ヘヴとの国境付近にある少人数の隠れ鄙」今日中に会わなならんらしい。罠の可能性もあるが、本当だったらこのチャンスを逃す手はないわな。 #犬界主

しかし、ピュアたまとはソロモンヘイムからの古い付き合いである誰か、だと? あいつ、どういう原理か分からないが、数百年生きてるんだろ? じゃあその情報源の人も、同じ原理で長生きしているんだろうな。どんなやつなんだ? 興味は尽きないが… #犬界主

どうも、稀男は一人で会いたいようなのだが、もちろんそんな訳にはいかない。ルーサーもアスちんもついていくようだ。リースもやってきて、「私も行きます」というが、稀男はすげなく「ダメだ」と返す。あーもー。 #犬界主

どうも、今、稀男、脳内の純子の解放のこともあり、またしてもリースとのかかわり方に濁りが生じているようだ。一方、ゼントちゃんの死で、リースの心境に、何事かが起きているようだ。蛹のようにデリケートな状態のようだが…そういう観点からもこの塩味のやり取りはよくないぞ… #犬界主

『死の神獣レイス』初見実況、今日はここまでです。ここでのリースの表情のないこわばったような顔、外からは推し量れない、いろんな読みが出来てしまうところも含めて、能面であるなあ、という印象を受けました。何らかの思いが渦巻き、何かが起ころうとしているが、それは一体、何なのか… #犬界主

また、「ピュアたまとはソロモンヘイムからの古い付き合いである誰か」の情報もデカイですね。遂にピュアたまの正体についてのネタバレがあるのか!? あと今回も含めて三話あるから、まだ先の話なのかも知れないが…興味がないと言えば嘘になる。どんなやつだったんだろうな。 #犬界主

ということで、いじょうです。また、午後に続きに入りたいと思います。ご期待ください。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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