読書（2020/5/3）:胎界主初見実況ログ（第二部一幕）第七話（一幕最終話）『合成躰化妖精ナックラヴィー』

（注：Twitterの該当箇所の過去ログ。誤字脱字等修正済）

第七話（一幕最終話）『合成躰化妖精ナックラヴィー』

胎界主初見実況、第二部一幕第七話『合成躰化妖精ナックラヴィー』、行きます。これが一幕の終わりということで、どういう幕切れになるのか（第一部みたいに「続く」になるかも知れないが、まあ読んでみましょう） #犬界主

傀獣・狼男に襲撃されているバンシー。理由あってガルウというやつから預かってハッグが管理していたようだが、暴走しやがった。キレて狼男を精獣に食わせるハッグ。しかも狼男に殺されると殺された側は骸者になっちゃうという…前々から謎だったんだが、骸者is何？ #犬界主

ハッグの仲間（ピュアたまのフォロワー？）の中に、ガルウとレイミアという存在がいるらしい。（他の胎界主読者の方が触れていた名前だ）おそらくレイミアの方が格上だ。レイミアってどんなやつなんだろう。ということでここで過去編。 #犬界主

レイミア、ヘビみたいな舌で、殲滅部隊の黒人男性のフォイゾン（生命素）を吸って、黒人のフォイゾンは一番うまい、コクが違う、とか言い出すヤベー冷血女だった。しかもハッグより偉そう。 #犬界主

レイミア、懐かしのウェンディゴを連れて来る。人体実験の成果のようだ。死の司神の主神オシリス＝ハデスとやらの陪神である、ウプアウト＝ヒュプノスとやらとの誓約躰化（たましい、できれば胎界主のものが必要）。ハッグやバンシーメイドさん、薄気味悪そうにしている。 #犬界主

どうやら今回題名に出て来るナックラヴィーもそういう人体実験の成果らしく、レイミアはナックラヴィーに胎界主を1人埋め込んだら安定したとか言い出す。名前からしていろんな躰化の術（確か普通は一種類しかできなかったはず）を一体でやらせるキメラなのか？ #犬界主

レイミアは悪魔とは対立しているらしく、悪魔の主戦力であるステゴロの強いオヌリス＝アレス躰化者に匹敵するために、司神タナトス＝アヌビスの躰化者（これが狼男）の凶暴性を制御して、対抗戦力として使い物になるようにして欲しい、とハッグに無茶振りする。 #犬界主

ハッグにとってはレイミアは「様」付けしなければならないほど偉い相手らしい。だが、人体実験をロックヘイムでやったら管理者リョースに早晩バレるに決まっており、いくら何でもハッグは渋る。 #犬界主

しかしハッグはソロモンヘイム、アラスカに、まだつながりのある悪魔から買った広大な私有地を持っていた。ハッグがレイミアたち（やピュアたま）を出し抜くのに失敗した場合の保険だったが、レイミアはお見通しだ。そこで原住民を使って人体実験でも何でもせえや、と言い放つ（あっ署長案件だ…）。 #犬界主

さて、謎のヤンチャオバカケモショタがやってくる。乳首六つでへそ一つの、犬と猿の中間みたいなデザイン。どうやらこいつがガルウらしい。こいつの血を使うと狼男がたくさん作れるという話のようだ。タナトス＝アヌビス系列の神獣あたりか？ #犬界主

ガルウはレイミアの弟レムレスとは相性が悪く、苛められているらしい。レイミアはガルウが騒ぐとイライラするようだ。と思ったらガルウ、お付きのバンシーを恍惚の表情で噛みちぎり始めた！　何だコイツ！　引き裂くところが見たいとか言い出すウェンディゴ！　鬼畜生かお前ら！ #犬界主

バンシーを噛み殺したガルウ、乳首を立たせて余韻に浸っている。やだ！　俺こいつ生理的に厳しい！　ヤンチャオバカケモショタだからって限度があるぞオイ！　そしてバンシーがもう一人犠牲にならんとしている。止めようとすると暴れて叫ぶ。わー超ウゼー！ #犬界主

レイミア、用事を済ませたのでさっさと帰りたい。ガルウを念力でしばく。圧倒的実力差。ガルウ、負傷して、腹を見せて降参する。傷の治りもおそろしく速い。一方、乳房をかじられたバンシーが悲鳴を上げるが、レイミアは念力で穴だらけにして殺す。ムゴイよう。 #犬界主

ガルウは「死の神獣」と呼ばれる神獣（の一体）らしい。アラスカに行きたいというが、魔王たちがそんなことを黙って見ているわけがないし、ガルウは格の低い魔王ベリトにすら勝てまい。「死の司神」（オシリス＝ハデス？　タナトス＝アヌビス？）の加護ももうないのだし。 #犬界主

ピュアたまは人体実験みたいな血生臭いことが嫌いだ。それと、今までの話を総合すると、レイミアというのは骸者勢力の超大物と考えられ、ピュアたまは骸者勢力の肥大化（と悪魔勢力との拮抗）のために人体実験しているレイミアとは究極的には方針が合わないようだ。 #犬界主

結果的にピュアたまはレイミアの人体実験を失敗させた。躰化の触媒となる賢者の石を失わせた。レイミアもハッグと同じくらいにはピュアたまを相当「見て」いるやつで、大分警戒もしているようだ。ピュアたまを「見て」いるやつで、他にもデュラハンというのがいるらしい。 #犬界主

逆に、ピュアたまのフォロワーで、四大神獣であっても、ガルウ（やデカトンというやつ）はピュアたまを「見る」ことができていない。ガルウおめー四大神獣かよ！　強いんだろうが存在級位全然ないな！　それはそれとしてデュラハンとデカトン、興味がありますね。 #犬界主

さて、ピュアたまがハッグに言う。ナックラヴィーを連れてきてほしいと。おお、いよいよ。どんなやつなんだ。（まさかハッグ面倒だからって狼男みたいに精獣に処分させてたりはしないだろうな…） #犬界主

さて、レイミアたち骸者は「死の司神」たちを降ろしたい。ハッグは「闇の司神（これはアポピス＝オピオンで間違いなかったよな）」を降ろしたい。ピュアたまはおそらく別の司神を降ろしたい。ということが稀男一行にも分かってきた。 #犬界主

ピュアたまの今の目標である生体金庫攻略、管理者リョースの話を鑑みるに、おそらくピュア一味や骸者勢力を全部費やしても失敗するだろう。「ほんならもうほっといたらええんとちゃうん」とルーサーはごもっともなことを言うが、まあそういうわけにはいかないんですよね… #犬界主

謎の巨大な化物・ナックラヴィー、発つ。だが、ピュアたまはハッグに向かって「勝てないよ」と言い放つ。じゃあ何で送り込んでやがんだよオメー。アスちんを狩るならハッグとナックラヴィー合わせてやれば出来るらしいが、もうそろそろナックラヴィーは暴走しかねない。 #犬界主

じゃああれか、ナックラヴィーが暴れてハッグ抜きで一人でもアスちんを倒せばそれでいいのか？　違うらしい。ナックラヴィーは使者だそうだ。それさえ果たせばナックラヴィーの役目は終わりだ。（ンチャボコにやったやつのさらに強烈な版？） #犬界主

ハッグが問う。血を嫌うピュアたまが、アスちんの抹殺にだけはご執心なのはなぜか。ピュアたまは自分のかつて見た夢の全貌を思い出したと語る。おそらくハッグには理解できないだろうが…例の特急列車の夢だ。 #犬界主

ピュアたまのかつての夢の中には、なんと魔王ベールゼブブがいた。ソロモンは作者だ。世界という作品を真剣に作っている。作品の完成が作者の存在を決定する、これはそういう本気の創造行為だ。（魔王アスタロトの語っていた神の話に通じるあれだ） #犬界主

が、その営為に、主役のピュアや、狂言回しのベールゼブブは気づいてしまった。そうそう、ソロモンの端末のアスちんに死んで欲しいのは、確かにベールゼブブの意志だった。ベールゼブブはピュアたまに「タロット・アスを殺してほしい」と依頼する。 #犬界主

が、ピュアたまは「それはかなり間違った戦略ですね」と返す。アスちんはソロモンにとってただの端末以上の存在だ。アスちんのためならロックヘイムなんか滅んでもなーんも痛痒を感じないだろう。そうでなくてもソロモンはロックヘイムを一度メチャクチャにしたんだし。 #犬界主

ベールゼブブはふつうにロックヘイムごとソロモンや司神どもを封印すりゃええんやと言い放つ。ハハッ。流石魔王。ピュアたまはそんなことでは困ると言う。自分は司神降臨で世界を完結させたいんで、ソロモンが暴れることも予定外の司神が来ることも望んでいない。 #犬界主

ピュアたまは魔王や死の神獣たちにかけられたソロモンの記憶操作や認識ロックに気づく。じゃあいいや。ピュアたまもソロモンに目を付けられない必要最小限の認識だけ持っていればいい。「タロット・アスは敵」「危険だが殺害してはならない」「ロックヘイムから追い出せ」。 #犬界主

ベールゼブブはピュアたまを危険視するが、ピュアたまのあっちむいてホイにやられて毒気を抜かれる。あげく、認識ロックのせいでまた「タロット・アスを殺してほしい」とか言い出す。今度はピュアたまは聞いたふりをする。まあそんな経緯があったんですよ… #犬界主

聞いてる？　ハッグ？　ダメだ聞こえてない。認識ロックだ。しょうがないな。（ベールゼブブが説明しても稀男たちにはなーんも聞こえなかったし見えなかったのと同じだ）諦めたピュアたま、これは『北風と太陽』だと言う。稀男を攻撃せず攻略する、という実験だ。つまり…？ #犬界主

稀男一行、駆除師仕事を受けている。今回は上位傀獣マンティコアが相手だ。毒針を飛ばしてくるイヤなやつ。倒したが、ハン・バーグの腕に毒針が刺さり、腫れあがる。リースは毒を吸って口の中で血清を作るが、簡単には作れない。障壁は棟梁級だが、他の技能はふつうに徒弟だからね… #犬界主

さっき稀男はシルフの指輪でリースに飛んで来た毒針を吹き飛ばしてくれた。リース、稀男に好感を持ち始めたようだ。あー…また純子が発動しちゃう… #犬界主

しかしアトン教団の司神、アトン＝イブと誓約躰化した治療師は、子宮にアトン＝イブの力が宿るので、妊娠できないし、性行為も危険が伴う。つまりルーサーが簡単に言うような稀男とリースの妊娠・結婚ゴールインは無理だということだ。たいへんなことだ… #犬界主

と、突如、喋る馬チ○ボ合成躰化者・ナックラヴィー現る。リースをかばい、毒蒸気を食らう稀男。アスちんにとっては知っている相手だ。ナックラヴィーは死の神獣レイス（特にデカトン）とやらの力を受けている。リースやハン・バーグにとってはレイスとは恐るべき存在らしい。 #犬界主

アスちんにとっては、あれは本当に恐ろしいレイスではなく、所詮は合成躰化者、しかも既知の敵に過ぎない。攻略できる！　そんなわけでガリガリ攻略されるナックラヴィー。効いているが、アスちんにダメージ！　マズイ！ #犬界主

また自分の中の井戸の連中に毒を引き受けさせている稀男（無我）。自分苛めに余念がない…そういう気持ちはまあ分かるが、そういうことしてるといつか本当に超報復されるぞ…あと封印された純子、リースの血清チュッチュで大喜び。うわうぜえ。可哀想な井戸ーズ。 #犬界主

まあそれはそれとして、稀男は逆に安心してきている。なーんだ。ピュアたま、所詮は自分を普通に攻撃しに来ているじゃないか。むせかえる中ボス臭。存在級位低い低い。（そういや何でナックラヴィーは稀男を攻撃してんだろう。ピュアたまのメッセンジャーとしての自覚はないということか？） #犬界主

ソロモン、これ以上の毒による損傷を避けるために、アスちんを一時的に仮死状態にする。ルーサーは豚に、稀男は巨乳になる。久しぶりだなこのモード。稀男（巨乳）、マナを使いまくって、リースを助けてナックラヴィーを連射で貫通し撃退する。ようし！　好感度アップで純子も大喜びだ！ #犬界主

さて、仮死状態だがアスちんの解毒もキマり、稀男（巨乳）はリースにキスをする。めでたしめでたし。後はカリテさんにアスちんを蘇生させればオッケーだ（リースは蘇生をやったことがない）。しかし…まだマンティコアが一体残っていた！　今一行に継戦能力はない！　どうする！ #犬界主

稀男（巨乳）、リースにアスちんの蘇生をあえてお願いする。「もし蘇生できたなら　ご褒美にお菓子をあげよう」おおー、稀男（巨乳）、オメーやりゃあできるじゃねえか（ただしもう完全にラブ時空なので、後で純子がいい気になって前面に出て来る可能性は高くなるが） #犬界主

頑張るリース、アスちんの蘇生に成功！　稀男とルーサー、アスちんに元に戻してもらい、マンティコア撃破！　めでたしめでたし…稀男、お菓子を上げないと言い出す。オメー！　やっぱり稀男は稀男やんけ！　ラブ時空終了！ #犬界主

と、爆発四散したナックラヴィーの口から声がする。稀男たちが初めて聞くピュアたまの声だ。倒されたら録音発動！　使者ってそういうことかよ！　ひでえよ！　稀男、ついに中ボス野郎とのファーストコンタクトだ、とでも言いたげな悪い顔になる。アスちんは険しい顔になる。 #犬界主

初手から「謝罪」するピュアたま。溜飲を下げる稀男。だが、ピュアたま、人体実験等は（レイミアら）骸者の指示であり、部下たちはピュアたまの意図をねじまげて伝えたので無視して欲しい、という。お前… #犬界主

これは、確かに嘘は言っていないし、誤魔化しもないが、つまりこれは「ピュアたまが間違っていた」とは一言も言わない、これはそういう「謝罪」だ。いやこれ「謝罪」か？　理には適っているけど腑に落ちないわ（柴田亜美的表現） #犬界主

ピュアたま、マジックアイテム、「賢者の石」「ソロモンの鍵」「次元の指輪」は差し上げますという。ソロモンは大喜びのはずだが、案外喜んでいない。ホイホイ手に入って、はいそうですか、とはまあ心情的にはならんわな。 #犬界主

そして…ハッグがアスちんに伝言する。因縁の瞬間だ。ハッグ、大切な資源であるバンシーを三人も殺してしまったことは「痛い目」として反省している。もうアスにちょっかいは出さない。「これでお終いさね」って…はいそうですか、とはならんやろ… #犬界主

知人の呑気なバンシーのリルリニスが久しぶりにアスちんに伝言する。「元気でやってます」だって。あとハオウくんも、特に言いたいことはないようだが、「こちらの勝手な申し出を受けてくれて感謝している」「俺の行動は誤りだった」「本当に反省している」と来た。イラつく稀男。 #犬界主

そんなわけで、手打ちにしましょう。アスちん（と後ろ盾の賢者ハインツ）が心を痛めていたキナモムムの搾取的な悪政は、ピュアたちが改革するし、ボリック家にもそのうち退いてもらうから、何も心配しなくていい、後は任せてほしい。 #犬界主

んで。ピュアたまは世界完結をやめない。それで悪魔や骸者は全滅するだろうが、人間を滅ぼすという性質のものではないので、稀男一行が心配することではない。やっていきましょう。皆応援してね。だってさ。お前…選挙カーか何かか… #犬界主

今まで稀男は「自分と同じフェイク野郎であるピュアをバカにするため」という、あまり誠実とは言い難い目的のためにやっていた。だが、ピュアたまは最後にダメ押しする。「君は遊びかもしれないが　ピュアは本気だ」 #犬界主

稀男、精神的に特急列車の行き止まりの車庫にぶち当たる。第七話『合成躰化妖精ナックラヴィー』、一幕、終わる…ええー…？　ピュアたまッテメッコラー…それは『北風と太陽』とは言わねえ…梯子外しだろ…稀男一行の目的を平和的に解決して（潰して）、めでたしめでたし…とはならんやろ…！ #犬界主

ピュアたまはなかなか芝居上手だなあ。中ボスムーブで稀男をナメさせて、ハリウッド映画的な展開で乗らせて、真の中ボス・ナックラヴィーを倒させて、その上で最後にラスボスとして謝罪はすれど「自分が間違っていた」とは絶対に言わず、むしろ「自分は正しい」を貫き、念入りに稀男を折った… #犬界主

これ、稀男一行、これからどうするんだよ。もうピュアたまと稀男一行の敵対は無意味だ。じゃあ「ほんならもうほっといたらええんとちゃうん」になっちゃうぞ…しかもピュアたまは目的を達成するだろうし、じゃあ「皆　勝った」という話にはならない。稀男一行の負けでしかないぞこれ。 #犬界主

ピュアたまの物事をうまく「運ぶ力」が、稀男（とアスちん）にとって最悪のキマり方をした。これ、連載で追っていた読者の皆さん、またグワーッてなってたんだろうなあ。こんな終わり方ってアリかよ！　まあ二幕ありきだから待てたのかも知れないけど。 #犬界主

まあそんなわけで、後で気合い入れて、二幕第八話『親方料理師ハナ・コオ』行きます。とりあえず今はここまでということにさせてください。疲れた…メチャメチャメンタル折られた… #犬界主