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読書(2020/5/7):胎界主初見実況ログ(第二部二幕)第十一話『湯祭場』

(注:Twitterの該当箇所の過去ログ。誤字脱字等修正済)

第十一話『湯祭場』

胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、始めます。先に言っとくと、淑女紳士の社交場、混浴回でした。どうしたの鮒寿司先生…(動揺) #犬界主

いつぞやの魔法則師養成場で、生徒のちみっこたちの前で精獣召還を実演するアスちん。そういやここの手伝いもしている夢師に、稀男が案内したんだった。一応約束は果たしたが、アスちんは忙しく、教師をやるつもりはない。しかしちみっこたちに熱心に乞われてまんざらではなさそうだ。 #犬界主

その稀男は戦利品のオリハルコン剣の切先を使い、うまい交渉の仕方を考えている。それほど高価な代物のようだ。しかしどうも持っていかれてとんずらだけされそう。どうしよう…暗殺師サセボの話も出るが、本部を通さず裏依頼なんて無理だし、そもそも暗殺師は信用ならない相手のようだ。 #犬界主

その暗殺師サセボは、おそらく犯罪者であろう誰かを捕まえて、おそらく魔法則師に治安維持業務のため引き渡していた。そこに、いまだに生きている任務の標的、アスちんの名前が聞こえる。そっちに向かうサセボ。ヤバイ。 #犬界主

アスちんの名前を呼んでいたのは例の真面目なドヴェルグ人少年だった。魔法則を使いたいのでアスちんにお願いするが、アスちんはすげなく「欲深いドヴェルグ人が精獣と共感出来るわけないでしょ」と言い放つ。確かに例えばハンバーグ先生に共感能力はないが、言い方が… #犬界主

「あっしの心はアールヴ人でがす」「ドヴェルグ人などみんな同じです」ロックヘイム住人の差別意識というより、どちらかというと国際ビジネスマンがストリートでイヤな思いをしてきた系の差別意識を感じる。だが、どっちにせよ差別意識だわな。 #犬界主

「例えば目の前にお菓子があって皆が食べているのに自分だけ我慢できますか?」あっアスちん! その例は切実すぎる! アスちん本人がそういう我慢してきた子供だろ! 稀男はアスちんに、復讐のために貴重な子供時代を我慢して過ごすのを憂いていたが… #犬界主

確かに絶食は立派な魔法則師の条件である。だからこの話は大事だ。そして、ドヴェルグ人少年、一瞬悩んだ後で、「出来やす!」と潔く返答してしまう。偉い。偉いが、我慢してきたアスちんにそう答えると、だいぶキツくないかな…そんなことを慮れというのも難しいと思うが… #犬界主

あっ! やっぱりそれがアスちんの逆鱗に触れた! 「軽々しく言うな 嘘つきドヴェルグ人」コラッ! 気持ちはそうかもしれないが、口に出したらスゴイ・シツレイやろ! かなり感情を露わにして、そしてそのまま走り去っていくアスちん。ビビるドヴェルグ人少年。可哀想… #犬界主  

そんなドヴェルグ人少年に、悪そうなお姉さん、暗殺師サセボが誘惑する。「あ~あ言われちゃったねぇ~ でもしょうがないかぁ 他人種からみたらドヴェルグ人なんてどれも一緒だし だから気にせず正直に生きた方が楽だわよ~ん」うう… #犬界主

サセボ、スナック菓子と引き換えに、ドヴェルグ人少年にスパイをさせようという魂胆だ。きたないさすが暗殺師きたない。さっきの話を思い出す。アスちんがスナック菓子を見たらムキーってなるだろうな。そして、ドヴェルグ人少年、スナック菓子の袋を取り、走り出す! #犬界主

それでは、第二部二幕第十一話『湯祭場』、とりあえずここまでです。アスちんの偏見と激情、今までの経験や我慢に鑑みて、まあ分かるが、俺の中ではマイナス101犬ポイント減点。挙句、自分を慕ってくれるちみっこを自分ですげなく袖にして、スパイとして送り込まれるの、自業自得だが、無だ… #犬界主

誰しも生きていただけで大したものである、とか、個人の事情を一般化して他の個人に適用するのはふつうできない、という人権的な発想が俺の中にあるが、アスちんは別にそうではない(しばらく住んでいた魔界の悪魔たちには、爵位による身分差別があるから、なおさらでしょうね) #犬界主

いろいろビターな感情になってきましたが、まあ気を取り直して、次回は淑女紳士の社交場、混浴回です。乞うご期待(と言っていいのは作者だけやろ。お前ただの初見実況者やんけ)。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、続き。 #犬界主

お菓子の件でイライラしている(言い出しっぺの自分が悪い)アスちん、ダラダラしている稀男とルーサーに合流する。ルーサーの様子がおかしい。なんかもうルーサーは稀男やアスちんを攻撃したことへのお詫びで戦うというモードではなくなっている。仲間意識で戦うモードでもダメそう。 #犬界主

今ルーサーにとって大きな問題は…「ルーサーセックス問題」! ウワー! 先日は遊娼師のお兄さんとトラブってたし、やはり「女性と」遊べなかったことは鬱屈として溜まっていたのか? 封印塔で戦った後で、やはり「ご褒美」が欲しくなったという? #犬界主

そこにリースがやってくる。久しぶり。精獣イフリートの力でお湯を沸かす湯祭があるらしいが…リースは、「行事」の方は「関係ない」が、お湯に入るだけなら、と言いながら照れている。性行為に制約のあるアトン教団員に「関係ない」案件…ルーサー、ピンとくる。エロスの匂いだ! #犬界主

「よい流れだ まったくここまで来るのに数百年もかかろうとは……」回想モードになる後ろのソロモン。オッ。ソロモンの過去話はひょっとして初めてなのではないでしょうか。それは割りと聞きたい。前みたいにアスちん案件かも知れないが… #犬界主

いつか昔。キマイラが集まっていたところを、全部破裂させる魔王アスタロト。こいつも久しぶり。障壁の中に入ると、そこにはおそらく本来の、白髪で関羽髭を伸ばしたソロモンがいた。 #犬界主

曖昧虎眼先生めいて曖昧になっているように見えるソロモンだが、一応意思疎通はできるようだ。発狂魔王ベールゼブブをバグらせていじめていたが、アスタロトの報告があるので帰すようだ。ベールゼブブ可哀想… #犬界主

アスタロトが現状のロックヘイムについて報告する。旧領域テオブロマ(オルクのシマだったよな)とパンヤ(確か今は骸者連合国カポックに乗っ取られたんだよな)の壊滅。トゥエリス=エキドナとオシリス=ハデスは骸者とキマイラを生み出している。数百年前当時真っ最中じゃねーか! #犬界主

バハムートとリヴァイアサン(というおそらく神獣。名称出てたかも)がいたが、(おそらく骸者たちと戦って)討ち死にした。ドラゴンとロック鳥はほぼ絶滅(やはりロックヘイムのロックはロック鳥だかららしい。あれか、国鳥の名前をそのまま雅号として国につけた、みたいなイメージなのかな) #犬界主

管理者リョースはテオブロマとパンヤ以外を防衛しているが、アスタロトの見立てでは、ロックヘイムの崩壊は時間の問題だという。そうなのか…確かに骸者も、管理者リョースの管理は有限であり、いつか力尽きる、と踏んでいたようだが… #犬界主

どうやらソロモンはロックヘイムにそれほど興味がないらしく、大事な大事なソロモンヘイムの話をしろ、と言わんばかりの目で、アスタロトを見る。アスタロト本人の思惑はともかく、要するにアスタロトがソロモンのエージェントとして動いていること自体はほぼ間違いないようだ。 #犬界主

骸者はソロモンヘイムに侵略していたらしい。あー確かにそういう話だったな。そしてソロモンのお気に入りの(可哀想)火力の強い四大魔王・ベリアルが熱消毒しているが追いつかない。真の曖昧虎眼先生、四大魔王・帝王も姿を現さない。 #犬界主

死の神獣たちは帝王の部下の六王たちが相手している。今は六王たちの圧勝だが(えっ!? じゃあレイスより強いの!? マジか!?)、オシリス=ハデスの加護により死の神獣たちは無限に復活しやがるので後がないという。死の神獣、あんなに強いのに無限復活まである。最悪だ。 #犬界主

さて、取って置きの大問題。司神とつながる「穴」が三つ増えた。今十七個もある。管理者リョースとルキフグ派の魔王達とリリスの総力で食い止めているが、別の司神たちの侵入は時間の問題だ。 #犬界主

ロックヘイム越しのトゥエリス=エキドナとオシリス=ハデスの四大神獣たち相手ですらメチャクチャなのに、司神に直接ソロモンヘイムに来られたとなれば、このままではソロモンヘイムは完全に彼らにファックスされるか、彼らの争いでメチャクチャになってしまう。 #犬界主

なお、アスタロト本人は「まったくいい気味 まがい物どもざまぁ見ろだわ」と完全に舌打ちと軽蔑モードに入っている。そんなにこのまがい物まみれの世界がイヤか。まあイヤなんだろうな。よっぽど。 #犬界主

アスタロト、「本物」の美しさが好きなんだろうか。かつてその手のものをソロモンが示したからソロモンについていってるのだろうか。傍目には虐待にしか見えなくても、本人的には光輝いていた日々なのだろうか。若い頃のソロモンは優男のイケメンだし。 #犬界主

が、そのソロモンも結局は「本物」を残せた訳じゃないんだろうな。もし「本物」を残せていたんなら、そしてそれがまがい物を圧倒できるものなら、アスタロトはそれの側に在ればいいのだから。まあダメだったんだろうな… #犬界主

アスタロト、結局は凡夫と同じく、まがい物しか創れなかったダメな主君であるソロモンを、なじり笑うようなことをする。しかし、どうやら曖昧ソロモン、諦めていないようだ。まだソロモンには「可能性」がある。その「可能性」の苗代とは… #犬界主

ソロモンとアスタロトの横にある、例のニョロニョロ髪を備えている、謎の胎児! じゃああれか、あのニョロニョロ髪のきれいなソロモン、実はソロモンの用意していた隠し球のなんかか!? だとしたらどういう隠し球なんだ!? 「「本物」だといいわねぇ……」本物の…何なんだ!? #犬界主

ということで、『湯祭場』、とりあえずここまでです。なかなか混浴パートに入りませんね…まあ、それは次回のお楽しみです。ご期待ください。それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、お待たせしました。ここからやっと混浴回です。(実況の段取りが悪い) #犬界主

アスちんとカリテさんとリース、裸で、所属を表す(アスちんとアトン教団信者とで違う)ふんどし一丁で、石造りのでかい風呂にいる。お湯の滝もあるし、大きな滑り台がある。既にこの時点で楽しそう。(カリテさんとリースはともかく、アスちん、今回も乳首に修正入り…) #犬界主

何か女体化している稀男(巨乳)と、恥ずかしそうにしているルーサー。ちんちん立ってる。実に正直な生き物だ。 #犬界主

巨乳がカリテさんの巨乳とリースの巨乳ではない胸を品評し(日本語がおかしい)、カリテさんを崇めてリースに辛く当たる。ふざける力、迷惑だなあ。リース、プンスカしている。(最近は無視したり反発したりできるからリースは偉いなあ) #犬界主

リースたちは呆れてどっか行ってしまう。稀男とリースがラブコメをしないので、二人を応援しているルーサーは突っ込む。ルーサー的には巨乳は中身が稀男のマネキンにしか見えないので、ちんちんは立たない。まあそれはそうだろうね。 #犬界主

そういや、封印塔で落ちる稀男がリースのことを思ってしまって、それをきっかけに内なるラブコメ脳人格・純子が復活したんだ。そんな今、ラブコメ脳対策にギャグエロをするんだが、うまくいかねえ、とか言い出す巨乳。ほうほう。バカじゃないの? #犬界主

エロは有性繁殖の要であり、ギャグ化することは実は人類種の存亡に関わり、そういう回路がうまく馴染まないのではないだろうか、とかご高説を垂れだした巨乳。ほうほうほう。お前は何を言っているんだ。 #犬界主

多分鮒寿司先生、ギャグについていろいろ考えた時期があったんだろうなあ。稀男のふざける力関連の描写、多分その辺の思考のメモではないかと思う。分からなくはないけど、巨乳演説、ルーサーとアスちんには呆れられている。そりゃそうだろうなあ。 #犬界主

さて、ルーサーセックス問題! どうやら二階でなんかあるらしい。カリテさんもリースに「二階の奥には行くんじゃないぞ」と言っていたので(多分性行為禁止戒律関係)、たぶんあれか、裸の付き合いでお見合いからのベッドインというやつなのであろうか? #犬界主

ハンバーグ先生も風呂に入っているが、キャバクラのホステスのポテさんとたまたま出会う。最近はハンバーグ先生は稼ぎがいい。妻にほとんど取り上げられたけど、小遣いはたんまりもらったんで、高級店に行ってるらしい。舌打ちするポテさん。 #犬界主

さて、若いホステスたちもやってくる。例の優しい、どうやらやや背の高い、若干ドレッドヘアの入ったホステスのお姉さん。リンリン・オニオングさんというのか(店の源氏名かもしれんが)。実はハンバーグ先生の好みではないようだ(あるいはドヴェルグ人的には美しくないのかも)。 #犬界主

あと、背の低いシャクレ顎の垂れ乳のベイクド・ラセットさん。ハンバーグ先生の好みだ。あるいはドヴェルグ人的にはこちらが美しいのかもしれない。…いや、背の低さに関しては、ハンバーグ先生がロリコンだからでは? その辺どうなんでしょうかハンバーグ先生(最悪の質問だ) #犬界主

ラセットさん、ハンバーグ先生をおだてる。ハンバーグ先生、彼女の店で武勇伝を語ってやるからな、といい気分で去っていく。チョロイ。オニオングさんも「毟っちゃえ毟っちゃえ」とか言ってる。まあホステスにとっては仕事のテクだろうし、ハンバーグ先生に同情はしない… #犬界主

カリテさん、リモノさん&ゼントちゃんと合流。なーんかカリテさん、ゼントちゃんに見初められて、リモノさんの仲介で百合キャッキャウフフモードのようだが…リースとプーレさんがやってきて慌てるカリテさん。キャッキャウフフモード終了! あーあ… #犬界主

そこに巨乳がやってくる。修正でよく分からんが、ゼントちゃんの胸が小さく乳輪がでかいとか言い出す。鬼かオメー。ゼントちゃんとプーレさん、稀男のことは聞いていて、彼氏と認識しているようだが、ゼントちゃんの稀男(巨乳)への心証はかなり悪い。まあなあ。 #犬界主

ゼントちゃんが外から聞いていてこの目で見た分には、稀男は「なんだこの野郎 世の中に拗ねてんのか アンタ 自分が不幸なニスだからってナニやってもいいと思ってんだろ 甘えんな」という風に見えるらしい。まあそれは確かにそういう側面がゼロとはせんよ。かなり正鵠を射ている。 #犬界主

ゼントちゃん、先輩風モードで「リースに優しくしろって言ってんの! ちゃんと守ってやってんのか」と稀男に説教する。しゅんとする稀男。珍しいものを見ている…案外、稀男のふざける力、ゼントちゃんに突っ込ませるのが適しているのかもしれない(ゼントちゃんは迷惑だろうが) #犬界主

ゼントちゃん、引き続き先輩風モードで「ぎゃーぎゃー泣いてないで こんな奴らに負けんなよ」とかっこつけて去っていく。カッコイイ! (だがお前この前までリースを詰めてた側やろ)(私、犬神さんは、第一印象の悪い相手に対してはいつまでも覚えているしつこいやつです) #犬界主

リースはやはり、守ってくれる稀男は好きでも、ふざける稀男は嫌いであって、さっきのゼントちゃんの声もあって、ふざける稀男と喧嘩して去っていく。稀男、こればっかりはお前の人徳の無さだし、純子対策のために自発的に自分で蒔いた種だ。そういうところだぞ。 #犬界主

さて、そこにやってきたのは…さっきのオニオングさんだ。(お互い相手が誰か微妙に分からなくて、分かったり思い出したりしているのがちょっとウケる) #犬界主

プーレさん、気づいて、リースに、このままだとドヴェルグ人のオンナの人に騙されて獲られちゃう、とハッパかける(ドヴェルグ人余程信頼ないな…)リース、「恋人なんかじゃありません ただのお仕事仲間ですって」とうんざりした表情で言っている。稀男オメー自分のせいだぞ… #犬界主

ラセットさん、オニオングさんに「オニオング先輩! ちゃんと客引きして下せ 女友達とくっちゃべってたってポテさんにいいつけますんで」とか言い出す。仕事熱心&出世欲旺盛だ…まあ巨乳を見て、元々は男だ、とは思わんわなあ。 #犬界主

そういえばオニオングさん、どうして巨乳を稀男だと見抜いたんだ? オニオングさん、サングラスをクイッと上げて去っていく。きれいな青い目。多分人を見たり見抜いたりする目はある人で、それに自負もあるんだろうな…実はひとかどの人なのでは? #犬界主

ということで、『湯祭場』、とりあえずここまでです。稀男のギャグ論はともかくとして、この回はちょびっと騒々しく、ゼントちゃんに突っ込まれる稀男(巨乳)はちょびっと笑えるので、ミハイル・バフチンみたいな「カーニバルの笑い」にちょっと触れているのかもしれない。 #犬界主

それと、笑いの他に性の話もすると、修正のせいもあるが、ヤバイくらいなーんにもいやらしくない。あと、巨乳、中身が稀男のマネキンにしか見えないので、ますますいやらしくない。ちんちんは立たない(ひどい読者だなあ)いじょうです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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久々に余裕が出来たので、胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、再開します。 #犬界主

この前、計画が中断して、道行く幸せな人々を見てキレ散らかしていたソロモンのジジイ、湯祭場の人々を見て鼻で笑う。まあ計画が再開して余裕が出てきたというのもあるだろうが、どうもそれだけではないらしい。 #犬界主

ソロモンに言わせると、彼らの交配の幸福は動物が残飯を貪るのと一緒であり、「何て素晴らしいんだろう」モードの恍惚はこれとは比較にならないほど凄いらしい。オメーよう… #犬界主

どうもソロモン、原典も生成世界もズリネタとして見てる節がある(言い方)。元々は人間であり、広く言うと動物だから(言い方ァ!)、混乱や不安や不快を嫌い、不動の真実の解明や、そこからもたらされる法悦を好むのはちょびっとは分かるが… #犬界主

俺は詳しく知らないFateシリーズの殺生院キアラもそんな感じなんだろうか。とにかくソロモンが物凄く嘲笑ってるのを見ていると、本当に鬱陶しいなこのジジイ。(そういや気づいたがソロモンとアスちんのふんどしが無地になってるな。ミス?) #犬界主

さーて、湯祭場のひみつが明らかになる。絶滅を避けるための人口増加計画というか、要は「ねっとりネプリの中で何時間もくんずほぐれつ」(それは確かにいいかもな)するのは、産めよ殖やせよ地に満ちよという政策なんですな。 #犬界主

つまりは、子供を増やすこともそうだが、子供を育てて社会に送り出さなければならないところまでやる、ということだ。要は扶養義務が発生する。そこをルーサーは勘違いしており、今聞いてギャーとなっている。 #犬界主

ルーサー、セックス問題は意識していても、扶養問題については考えてなかったし、考えたくなかったようだ。典型的な若いペニスだ… #犬界主

まあ、ルーサー、暴力虐待毒親父レックスに人生を台無しにされたから、扶養という概念にリアリティを持てないという話はもちろんあるんだろうが…それはそれとして、まあ一般に若いペニス特有の浅はかさと人でなしさではある。 #犬界主

そう言えばロックヘイムにはおそらく避妊具がないのだ。扶養能力のないカップルの場合どうすんだろ。なんか司神アトン=イブの力を部分的に応用すればイケるような気もするが… #犬界主

ルーサー、また投げやりに無気力になるが、そこに巨乳が合流して、作戦会議を行う。ルーサーセックス問題に対して…クリム結婚解決策! ちょっと聞く気になるルーサー。 #犬界主

そもそも、上位の魔王たちとガチバトル出来るほどデタラメに強い骸者の殲滅なんて、自分たちたかが数名の骸者殲滅部隊にとっては、どだい無理な話だ。 #犬界主

自分たちはあくまで叛逆妖魔の懲罰とピュアたまの隔離だけやりゃあいい。殲滅そのものは上位魔王たちが切ったり張ったりしろや。そう割り切る。自分たちは、前者の任務が達成された時点で作戦成功、大手柄だ。 #犬界主

さて、ここからだ。作戦成功のあかつきには、その功績をルーサーに集約して、ルーサーがルキフグ派の爵位の高い魔王になればいい。後ろ盾を無くしたハッグはアスちんがこき使う。これも復讐の手だ。そして稀男はピュアたまをいじめ倒す気だ。 #犬界主

んで、そういやクリムさんはベリアル派だったのだ。最初に稀男たちがリョースに謁見した時に、ベリアル派の巨魁であるメフィストフェレスが勝手にエージェントを侵入させた件があった。稀男たちにはもちろん危険で迷惑だったあの件だ。 #犬界主

んで、その件について、若輩ながらルキフグ派魔王となった、しかも当事者のルーサーが詰めれば、メフィストフェレスにお詫びをさせることができるかもしれない。そこで! 代償として、クリムさんの身柄を寄越せ、という交渉に持ち込む! #犬界主

巨乳案、人身売買めいて正直諸手あげて肯定できないし、魔王ルーサーがクリムさんに権力で好き勝手にセックスを強いるのはもっと気に入らない。稀男、マイナス101犬ポイント減点。だが、悪魔社会ではふつうに通用する話なんだろうな… #犬界主

倫理はさておき、ルーサーとペニスはこれに賛同しているようだ。本当につくづく若いペニスだなコイツ。マイナス101犬ポイント減点。 #犬界主

これが終わったら稀男はピュアたまいじめに専念するため、チーム解散、と巨乳が言い出す。まーたこいつ自分で仲間から外れたがる…何も信頼していないと、自分も信頼していない以上に、仲間も信頼できないから、仲間といると不安になるのかな… #犬界主

しかし、そこにモーグ親方がやってくる。ピュアたまの居場所が分かった! 俄然事態は緊迫してくる。そして巨乳は物凄い張り詰めた顔になる。 #犬界主

微妙に居心地は悪いが、ぬるま湯だった今から、運命が動き出す。しかもこれが稀男の運ぶ力の引き寄せだとしたら、稀男の内心望んでいた、引き起こしたことだ。多分そういう微妙な心の揺れがあって、巨乳は微妙な顔になっているのかな。 #犬界主

モーグ親方の情報は、正確には、ピュアたまの居場所ではなく、その手がかりだ。それを聞いて急にズッコケてふざけ出す巨乳。ああ、微妙な心の揺れが、運ばれてくる情報量に影響してもいるのかもな…(調べたモーグ親方たちの努力も褒めたいが) #犬界主

ピュアたまの腹心である、あの精神構造のおっかない隆慶一郎的死人いくさ人剣師、ハオウくんの、ロックヘイムでは重要なIDとなる、三つに連なる真の名のフルネーム! それが分かると、ピュアたまの居場所の手がかりになる…?どういうことだ…? #犬界主

ということで、『湯祭場』、続きはまた次回です。ここまでで、残念ながら、アスちん、ルーサー、稀男、全員マイナス101犬ポイント減点です。お前らホンマ… #犬界主

残念ながらルーサー、今の発達段階だと、人の親になったあかつきには、ネグレクト虐待毒親父になっちゃうぞ。育児のことを考えすらできないという時点で、利己的にでもイビツにでも一応は考えはしていた、暴力虐待毒親父レックス以前の問題だ。 #犬界主

もちろんルーサーが、対レックス戦のため、子供の頃から命がけのサツバツ仕事を、半ば自ら望んで、半ば余儀なくされたのはそうだよ。だからまだルーサーは、やっておくとよかった類の青春を謳歌できていないんだろうな。キツイ… #犬界主

そんなところで、いじょうです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、再開します。 #犬界主

タニク・ハオウ・シャミール。オルク人剣師のかつての名前だ。ロックヘイムにおいても改名というのはできるんだそうだ。リョースは下々の者の名前まで管理しておらず、そういうのはアールヴ人が窓口なのだそうだ。彼らに申請して通れば、三つに連なる真の名の改名は、一箇所だけは可能だ。 #犬界主

実際には純アールヴはもう5人しかいない絶滅危惧種だし、混血のアールヴ人は存在しないらしいんだが、ロックヘイムの住民はそういう認識ではない。本当は、あの頭巾魔法則師たちは、アールヴ人と称しているが、別にアールヴ人ではなく、リョース配下の人造ホムンクルスたちなんだよな… #犬界主

アスちんの認識では、改名はセキュリティ上は望ましいことだが、存在級位が落ちてしまうので、強い魔法則師は同じ名前を使いたがるのだそうだ。 #犬界主

なるほどなあ。IDとパスワードを兼ねていると、こういうとき面倒だな。あと、TwitterでもIDごと改名すると、「この人誰だったっけ」になるから、承認による存在級位が下がるのはまあ分かる。 #犬界主

ちなみに旧IDは一応残ってはいるから追跡できる。ということで、ハオウくんの旧IDを追跡して、その時に別の任務がなく、ピュアたまの側にいれば、アジトが分かる。という寸法だ。 #犬界主

今は追跡するために観測塔が必要になる。アスちんは、観測塔は今全部閉鎖されていると認識していたが…どうやらそうではないらしい。 #犬界主

ロックヘイムの建造物は、リョースの支配下にあるアールヴのアルティリスの魔法則と、ドヴェルグの旧ドヴェルグ帝国の技術でできており、ソフトウェアはともかくハードウェアについては、リョースにはどうにもならないところがある。 #犬界主

が、共同復旧作業で、遅々としては進まなかったが、ようやく一つ復旧したのだそうだ。かつては管理者たるリョースの後ろ盾と悪魔の後ろ盾で敵対していた者同士だから、反目による遅延は当然たくさんあっただろうが…まあ野暮は言うまい。 #犬界主

観測塔はリョースにとっては下々への監視塔でもある。リョースの管理力が低下しつつあるからそのサポート対策なのだが(現場監督のモーグ親方にここまでバレてる時点で、そろそろリョースの統治だいぶ危ういな)、民衆からも各師匠国政府からも総スカン食うに決まってる。表立っては出来ない。 #犬界主

だもんで、復活したばかりの観測塔、今のところアカーシャ球体禁止設定もまだされてないという(前から思っていたが、どうやってアカーシャ球体を禁止できるんだろうな。ロックヘイムの祖、魔法則の司神トト=ロック由来の、アカーシャ球体管理用の上位の魔法則でもあるのか?) #犬界主

つまり、今の観測塔ならば、アスちんの魔法則や、稀男の運ぶ力などが問題なく使える。ということで、忍び込むなら今だ。ゆこう。ゆこう。そういうことになった。 #犬界主

巨乳、風呂から上がるアスちんに、女体化を戻すよう言う。女体化はお祭りの時にふざける力に則ったお祭り騒ぎのジョークをやったということのようが、もういい、ということのようだ。巨乳、稀男の身体に戻る。 #犬界主

そしてルーサー、妻子ある身でナンパしてやがるハンバーグを見つけて詰めに行く。残された稀男。ただならぬ雰囲気の後ろ姿。 #犬界主

いよいよ「ピュアたまを探して追う」フェーズに入る訳だが、稀男は決してこれを諸手で歓迎してはいまい。運ぶ力の胎界主の稀男、どこへ行く? 運ぶ力の胎界主のピュアたまの元に自らを運んで行く。ピュアたまがデュラハンの血を飲んだときほどではないかもしれないが、「怖い」んだろうな… #犬界主

ということで、『湯祭場』、いよいよ話が動き出す気配がありますが、続きはまた次回です。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』、再開します。(ようやく再開できた…ここしばらく別件で忙しく、それもさらなる別件でクソ忙しくなって丸ごと中断していたからな…まあとにかく、今はエンターテインメントに近いことをやっていきたいですね…) #犬界主

温水プールウォータースライダーで楽しむ人々。楽しそう。歓談していたリースとプーレだが、モンド人の女性たちに聞こえよがしに陰口を叩かれているのを聞いてしまう。 #犬界主

リースもプーレもアトン教団の治療師で、アトン=イヴの躰化があるため、妊娠を伴う性行為が出来ないんだけど、モンド人の女性たちに言わせれば、そんな女陣が大規模なお見合いの場である街コンみたいな湯祭に、物見遊山気分で来てるんじゃない、男陣も迷惑やろ、という。 #犬界主

まあ街コンとして湯祭に来てる当事者としちゃそうなんだろうが、(ロックヘイムの価値観では顔が)「底辺同士」とか、人をナメきった発言もいいところだ。歴戦で度胸のついてきたリース、モンド人の女性たちを、詰める。気持ちはよく分かりますよ。言っていいことと悪いことがあるやろ。 #犬界主

そこへモンド人の女性たちの彼氏たちがやってくる。一人はイケメンマッチョのモンド人だ。彼女たちにアイスクリームを買ってきたようだ。女性同士のジェンダーの喧嘩に外野が首を突っ込むような野暮もしない。そんな彼氏に甘えて、その上でこっちに舌を出してくるモンド人女性。こいつ… #犬界主

カップル存在級位見せつけムーブ(コラッ! 言い方!)を見せつけられて、気勢を削がれるリース。まあなあ。(リースも稀男とカップル存在級位見せつけムーブをすればいいのか? だが、塩対応彼氏と、甘えさせてくれる彼氏では、カップル存在級位見せつけムーブに大きな開きが出て来るわな…) #犬界主

一足先に帰っていたアスちん。お留守番。そこへ例のドヴェルグ人少年がやってくる。そういやアスちんにキレ散らかされた後、アスちんを狙う暗殺師サセボにスナック菓子と引き換えにスパイ分子として勧誘を受けていたのだった。背後のソロモン、警戒する。さて、どうなるか…? #犬界主

ルーサー、ハンバーグ先生にカッコええチンコを見せつけながらウザ絡みしている。うわウザッ。挙句、お互い様ということで、顔型覆面の素顔を見せろ、と言い出す。そういやそういうこと言ってたな。 #犬界主

しかし、ドヴェルグ人、「本当に心を開いた人間」にしか素顔を見せない慣習とのことだ。三つの連なる真の名とは別に、かなり重要なプライバシーであるようだ。ハンバーグ先生にしては不自然なまでに正直ベースだが、説明口調のトーンから察するに、多分これはマジなんだろう。 #犬界主

それでも顔を暴こうとするルーサー。コラッ。ハンバーグ先生を軽蔑しきっていようが、よその慣習や人のプライバシーを軽率に踏むんじゃない。いくら何でもナメすぎだ…そしてそこへ、以前ルーサーとトラブルのあった遊娼師のイケメンが通りかかる。当然、ルーサー、詰められる。マズい… #犬界主

ルーサー、よその慣習や人のプライバシーを軽率に踏んだのに加え、ハンバーグ先生に、いつか殺す、とか脅していたことをバラされて、周囲のモンド人たち地元民にメチャクチャ詰められる。まあそうなるな…これに関しては言い逃れは効かない。超マズイぞ… #犬界主

ホンマにアカンてルーサー。結局、遊娼師のイケメンが言ってたように、地元民に横暴に振る舞う進駐軍ムーブと区別出来ないやんけ(あとモンド人に「まるで凶悪なヘヴ人じゃないか」と言われているところで、やはりモンドにとってはヘヴも進駐軍として相当嫌われているのが再確認出来る)。 #犬界主

ルーサーの背後には、連帯で直ちに出動してくれる進駐軍などというものはない。ルーサー、控えめに言って、進駐軍ムーブ出来る立場にない。正当性? ある訳がない。メチャクチャ小さくなってるルーサー。自業自得とは言え、猛烈にツライ…何ならこのままではここにいられなくなるまであるぞ… #犬界主

しかしそこに、ルーサーをかばう人影が…それはなんと、淫夢の達人、夢師ササヤン! ええー!? ササヤンさん、地元民に横暴に振る舞う進駐軍ムーブという特大のやらかしをしたルーサーを、それでも「純でいい男さ 夢で頭の中を見た俺が保証するぜ」と断固擁護する! 侠気だ…! #犬界主

遊娼師仲間の取り巻きのおかっぱボーイは「何言ってんだこのデブチン」とふつうに一蹴するが、肝心のイケメンの方は背筋を正す。そして、ササヤンさんがそこまで言うのなら、と皆引き下がる。オッ。ササヤンさん、案外、知る人ぞ知る顔役なんだな… #犬界主

ササヤンさんとルーサー、売店のベンチで冷たいドリンクを飲む。(余談だが、ロックヘイムでは魔法や精獣の力で氷を作れる技術が確立しているから便利ですね。冷蔵冷凍技術、食料保存上、ある時期まではソロモンヘイムと比較してかなり大きなアドバンテージだったんだろうなあ) #犬界主

ササヤンさん、自分は人望があるのではない、と言う。たまたま職業柄、皆の欲望や夢を知っている。当然それはプライバシーだ。ササヤンさんがバラすとは誰も思ってないが(ササヤンさん、プライバシーと信頼はキッチリ守るプロなんだなあ)、やはり皆そこで頭が上がらないのだ、という。 #犬界主

そして、ササヤンさんの口から、意外にも、なんとピュアたまの名前が出てくる。えっ!? どういうことだ!? ピュアたまの情報を教えてくれるようだが…なぜ!? 顔見知りか? 知り合い? シンパ? 元部下? 裏切者? それとも何らかのスパイ分子…??? #犬界主

以上です。『湯祭場』、久々の初見実況でした。推定される残りのページ数から、出来ればこの土日に終えることが出来ればいいのですが…(ということでこの土日には終えたいと思っております)続きはまた後にします。乞うご期待。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』。昼の部。 #犬界主

リースが、さっきのカップルの女の方にdisられたんで、ブツブツ言いながらプーレと歩いている。「ねっとり湯に泡湯に まだまだ他にも楽しいとこはありますよ」あっそれはよさそう。健康ランド! しかし、ねっとり湯…? 温かいネプリ液か…? 後で洗い落とさないと面倒そうだな… #犬界主

プーレ、カップルのカップル存在級位見せつけムーブに凹んでいる。まあそうだろうね。カップルというだけで存在級位が高く、堂々と胸を張れるもんな。それは、アトン=イヴ躰化者の妊孕性の有無とは「別に」、出来ていれば嬉しいことでしょうね。カップルをあまりしたことのない俺でも分かる。 #犬界主

そういやアトン=イヴ躰化者のことを考えていたら思い出していた。天肢の血を飲んだアドニスや丸大豆二鬼、男性不妊の不老不死者になったのだった(アドニスの愛人でニキに殺された禅寺のジジイは、保有していたが飲まなかった。あのジジイもよく分からん人だったな)。 #犬界主

そうなるとあれか、やはり天肢ってアトン=イヴの神獣なのか? というか、アトン=イヴの神獣の天肢とかアカーシャ球体の一種の餓球とかは、そもそもトト=ロックの四大神獣統合存在であるリョースの元々の支配下じゃなかったりするのか? #犬界主

あと、アトン=イヴ躰化者、男の方は性行為しても死なないのに、女の方は性行為すると死ぬのか。そうか…戒律逸脱のペナルティ重いな…それとも、躰化の由来がアトン=イヴ本柱か四大神獣や神獣かで違うのか? (アトン=イヴの四大神獣についてはまだ出てきてないと思うから分からないが) #犬界主

さて、リースだが、さっきから稀男のことでプンスカしているので、カップルに対抗して稀男がいればよかったかというと、いなくてよかったという感情になっているようだ。まあ、今までの悪行三昧と度重なる塩対応、そりゃあプンスカもするわな(プーレは麗しい誤解で生暖かい笑顔で見てるが) #犬界主

さて、稀男、ピュアたまとの邂逅を前にして、非常にナーバスになっている。そんな稀男を見て、リースは稀男の「一人で居るのがお好きな」性格は分かっているので、放っておこうとする。プーレは稀男の今の「寂しそう」な感情を察した。リースは少し悩むが… #犬界主

んで、リースやプーレは何を始めたかというと、稀男の前で、二人で睨めっこの寸劇を始める。セレの子供たちの流行文化のようだ。いいですね、鄙びた民俗的な感じで(コラッ。言い方。というか、そういう目線、スゴイ・シツレイだから本当にやめろ) #犬界主

リース、稀男に、「稀男さんもこういうのを目指さなければいけませんよ」と言い出す。気持ちは分かるし、もっともだが、大きなお世話だ。とはいえ、稀男の無茶なギャグよりは緊張が少ないギャグなのは確かだし、リースへの実害も小さいことは確かではあるな… #犬界主

しかし、稀男、ナックラヴィー戦でピュアたま演説録音を聞かされた後のように、またしてもテンションがぶっちぎりで低くなっていて、リースの顔をまともに見ることすらせず、「向こうに行ってろ どうでもいいからよ」と言い出す。お~ま~え~な~。 #犬界主

リース、完全に冷め切ってしまい、プーレと睨めっこしながら去っていく。そりゃまあ、リースが大きなお世話をしたのも明らかだが、ここまで塩対応される謂れはない(少なくとも、そう感じてカチンと来ちゃってもしょうがない)。稀男~。あまりにも返しの塩味がキツすぎるだろ~。こじれる… #犬界主

以上です。『湯祭場』初見実況、2019年内、出来れば明日の午前午後で片付けばいいが…ということで、乞うご期待。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』。土曜夜の部。 #犬界主

さて、アスちん。背中を向けて膝小僧抱えてスッポンを見ている。ドヴェルグ人少年と目を合わせない。まあキレ散らかした後だから気まずいよな…そんなアスちんに、ドヴェルグ人少年、自分が暗殺師サセボのスパイ分子として勧誘を受けたことを白状する。オッ。ということは… #犬界主

ソロモンはこれ自体罠ではないかと猜疑心の塊になっているが、ドヴェルグ人少年はどうやらマジでアスちんの味方だ。暗殺師サセボの情報を知らせるべく二重スパイを申し出るくらいだ。ウワーッ! その志は本当に有難いけど、それはいくら何でも呑めないよ! 危ないよ! #犬界主

アスちん、「いけません! 二度とその女に接触しないように! 子供はそんなことしなくていいんです!」と叫ぶ。稀男がアスちんに何度か言ってきたことだ。それを子供のアスちんが言うと、実につらみがあるが…アスちんにとっても本心であろう。 #犬界主

またビクッとなるドヴェルグ人少年。そしてまた反省するアスちん。(また子供相手に怒鳴ってしまった‥‥)まあ、この前のこともあるし、気まずくなったし、それでもなお自分を慕ってくれた子に、またやっちゃったもんな。でも、今度は彼を心配してのことだから、だいぶ良いと思いますよ… #犬界主

気まずいアスちん、話を変えて、熱意溢れるドヴェルグ人少年に、何でそこまで魔法則師に憧れるのかを訊く。「かっちょイイからでがす! まわりのドヴェルグ人はかっちょ悪ィのしかいないんでがす!」オッ。素直で率直な感想だ。持って生まれた美意識も高そう(良い意味で) #犬界主

アスちん、ため息をつく。ここまで素直に強く求められたんなら、まあそれに応じてやってもよいのではないか(こういう心からの求め方と応じ方、例えば稀男の中の井戸の連中だったら、「こんなのは弱者の戦略で、胎界主らしくない」と嗤うのだろうが、やはり大切なことだと思うんですよね)。 #犬界主

ということで、子供たちに授業をしてやることを約束するアスちん。「やったぁ!」喜ぶドヴェルグ人少年を見ていると、こちらも顔がほころんで来ますね。 #犬界主

ドヴェルグ人少年、サセボからワイロとして渡された山吹色のスナック菓子(コラッ)をアスちんに献上する。そういやアスちんはお菓子を食えないんだ(だからあんなにキレ散らかしたんだ)。今度はアスちんも冷静になって、しかし戒律のため、やはりお断りする。ドヴェルグ人少年、納得する。 #犬界主

アスちん、「遠慮なくお前が食べなさい」とドヴェルグ人少年に言う。確かにこのスナック菓子は、贈り主のサセボの目的はどうあれ、ドヴェルグ人少年への贈り物なのだ。彼が食べる権利があるわな。 #犬界主

だが…ドヴェルグ人少年、なんとスナック菓子をスッポンにくれてやる。惜しくない訳ではないが、「魔法則師になる為に あっしも我慢するでがす!」 #犬界主

うわっ…やだっ…この子ったら…アスちんがお菓子の誘惑に堪えてここまで来たからには、自分もぐっと堪えるつもりだ…! いいぞ…そういうやせ我慢…! ドヴェルグ人にとっては、希少で、恐らくは奇妙ですらあろう、配慮と自制心だ…! (少年の尊みに崩れ落ちるおっさんの俺) #犬界主

ここまでアスちんに心を寄せてくれているドヴェルグ人少年、ちゃんと名前で呼んであげなきゃならん。すると、ドヴェルグ人少年、なんと三つに連なる真の名を語る! 「ドムドム・チズ・バーグ」! 素顔まで見せようとする! おい! それぇ! ノン! 心意気は分かったけど! #犬界主

というか、あれか、バーグ姓ということは、このドヴェルグ人少年、まさかハンバーグ先生の大事なご家族…息子さんか!? 全っ然似てねえ!!! (特に価値観が)よくこんな風に真っ直ぐに育ったよな…それとも彼が反抗期で、欺瞞上等のドヴェルグ人文化に反発があるとか…? #犬界主

背景のソロモンはチズくんを全く信用しておらず、不信を露わにしている。ジジイおめえどんだけ猜疑心強いんだよ。まあ無理もないが(あとアスちんおめえどんだけ騙されてきたんだよ)。とはいえ、アスちんはチズくんを真剣に気にかけるようになったようだ。 #犬界主

アスちん、危険な状況下の任務に、チズくんを巻き込みたくない。無論アスちん本人はやんなきゃならんのだがな(難しい顔でふんぞり返るアスちんが実に子供だし、「かっちょイイ~! そういう浪漫がドヴェルグ人には無いんでがすよ!」と素直に褒め称えるチズくんももちろん子供だ) #犬界主

チズくん、もじもじして言う。「この密告の功績に 他の生徒よりえこひいきしてほしいんでがすが……」うわっ…可愛らしい不正…あざと可愛い…アスちんも「分かりました 特別扱いしましょう 代わりにチズを……嘘つき扱いした事を許しなさい」と来た。背伸びした子供同士の約束! #犬界主

チズくんを見送り、ニコニコ顔のアスちん。しかし、その後、スッポンが食い残したスナック菓子を見て、表情が暗くなる。 #犬界主

任務が終わったら、稀男たちとはお別れだ。短期間はここで魔法則の教師をやるのも、またもルキフグ派の下でなおも働くのもよかろう。いずれにせよ稀男の想定通りでもある。稀男は「運ぶ力」ではなく、自らの手間でこう「運」んだ。それ自体は稀男らしい人助けだとも言える。が… #犬界主

そもそもアスちん、任務を果たした後の生き様、そこまでちゃんと考えてたか? ハッグさえ倒せば後はどうでもよかったのではないか? 後はピュアたまの捕獲までちゃんとやる気でもあったのかも知れないが、せいぜいそこまでしか考えてなかったのでは…? #犬界主

本当に、稀男が想定するような成り行きで、アスちん、余生を送れるのか…? 人生の進路については、任務の足を鈍らせる余計なこととして、考えたくなくて、頭から追い払っていたのではないか…? そこにチズくんが入り込んできてしまった。任務、大丈夫か…やり切れるのか…? #犬界主

そして、いずれにせよ、アスちんがお菓子を食べられる日は来ないんだよな(魔法則師である限りは)。でも、魔法則師として、それにある程度は自負も持ちながら、ここまで頑張って来たんだからな。それを今更やめられるかどうか… #犬界主

そもそも、もしソロモン大成功の場合、アスちん、どうなっちゃうんだ。アスちんの人格はソロモンに食われてなくなっちゃうのか? だとしたらもう何もかも話はゼロになっちゃう(もちろんアスちんはそんなことは気付いてすらいないだろうが) #犬界主

という訳で、この構図、よく考えると、「先が見えない選択肢を前にして、子供が困惑している」、そういう話なんだよな。だとしたら、よくあるあれではあるのだが、だからこそ分かる。だいぶ苦しいやつだ。頑張れアスちん… #犬界主

『湯祭場』初見実況、とりあえずここまで。アスちんとチズくんの会話、心が浄化されてきますね。アスちんと初めて会った時の君主魔王アスタロトもこんな気持ちだったのだろうか。親密な色恋沙汰の場である湯祭場とはまた別に、これは清らかで価値あることですよ(エアろくろを回す) #犬界主

チズくん、アスちんを「師匠」と呼ぶ。ロックヘイムの職工制度の、国を信託される最高位と同じ敬称だ。本当に尊敬して憧れてるんだな…ホンマええ子や…(まあ、アスちんの中身は、師匠よりもリョースよりもトト・ロックよりも偉くなっちゃった、おっかないソロモンなんだけどな…) #犬界主

『湯祭場』、おそらく次の初見実況で最後になると思うんですが…頑張ります。ということで、乞うご期待。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況。第二部二幕第十一話『湯祭場』。最終更新。 #犬界主

ササヤンさんとルーサー、稀男の元にやってくる。ササヤンさん、稀男に、「お前さん諦めるにゃあまだ若いぜ」と切り出す。オッ。「見えている」人だ。(あとここで「ははは どーなんすかね」と曲がりなりにも社交の真似事をやっている稀男、面白い。今あまり深く関わられたくないからか?) #犬界主

そうそう、ササヤンさん、昔話を始める。ピュアたまと鄙の外で一度会って、語り合ったことがあるらしい。そういう出会いだったのか。一期一会だなあ。 #犬界主

ササヤンさん曰く、ピュアたまは面白い奴で、夢や願望について語り合ったそうだ。「欲望は欠落で出来ている」「他人にしてあげたいことは自分がしてほしいことだ」などなど。オッ。なかなか深イイ話やんけ。 #犬界主

ピュアたまからしても、ササヤンさん、「君は合格」らしい。ササヤンさんにとっても、貴重な出来事だったようだ。良かったよな。ピュアたまからしても、あまりこういう類のトピックを、意見交換という、その場で対等な形でやること自体、もはや少なくなっていただろうしな… #犬界主

ササヤンさん、シンパみたいにピュアたまにドハマりしている訳でもない。存在級位が高い。そもそもササヤンさんは「子供の頃から「他人の欲望」を垣間見る事が出来た」とのことで(ムゴイ子供時代だ)、特殊な欲望や人格を持つ人間には慣れている、ということなのだろうか。 #犬界主

そんなササヤンさんの目から見ても、ピュアたま、「奴の澄んだ瞳にはどんな欲望も見えなかった」らしい。気圧されはしないが、やはりかなり特殊な人格の人間だという印象は持ったようだ。「でも推測くらいは出来たぜ 奴さんが何を望んでいるのか そして俺には叶えてやれねえって事もな」え…? #犬界主

他人の欲望を見続けてきたササヤンさん、ピュアたまの見えない欲望も推測できるという。オッ。そいつはスゲーな。それは一体どんなものなのか…? #犬界主

ピュアたまはまた釈迦の話をしていたという。人々を救い正しく導く事。人々が正しく見えるように開かせること。それらはピュアたまの志向そのものであり、高尚すぎるとはいえ、欲望と言える。あー、それはまあ確かにそうなんだよなあ。 #犬界主

しかし…ササヤンさん、他人の欲望が見え、また賢いので、ピュアたまの言動を、もっと下世話な欲望ベースで翻訳、解釈したのだ。そこにあったピュアたまの欲望は…「「自分を理解して欲しい」「本当の自分を知って欲しい」誰か一人でもいいから 自分を正しく……」おお…! #犬界主

ピュアたまは、世界の本質的な運び、「主流」が見えた人だ。だから、自分の見た、そして己と切り離せなくなった「主流」を、理解して欲しい。「自分を理解して欲しい」「本当の自分を知って欲しい」というのと、「主流」を理解して欲しい、というのは、確かにピュアたまの中では一体である訳だ。 #犬界主

死んだファージャルグたちはもちろん、ハッグもデュラハンも「主流」が見えていない。ハオウくんは「主流」が見えなくてもピュアたまを信じる事が出来るし、それを貫いているが、要は「主流」は見えていない、という風にこれまでの描写からは見える。 #犬界主

だから、ピュアたま、世界に欺瞞的に隠されてはいるが、自分は見た、真に価値ある「主流」の理解を、誰とも共有出来ていない。大事な「主流」を他人に理解してもらえば、自分が理解されたのと同じ事だ。ああ…確かにそういう話だったら、ピュアたまの気持ちは理解できるし、共感も出来る… #犬界主

それに、自分だけが知った世界の真理を、一人で死蔵するの、もったいないし、虚しいし、世界のやっている欺瞞的な隠蔽の片棒担ぎに手を貸しているって事だからな…そりゃあ、ピュアたまにとっては、絶対に嫌な事であろう。そんな事していたら世界はいずれ腐り落ちるだけだ。 #犬界主

ササヤンさんは大変良く見える人であったが、ピュアたまとはおそらくはそれっきりだった。おそらく、ササヤンさんが見ているのは、人々の欲望の、自分自身への正直さであって、別に、真実の本質の運び、「主流」の、世界への誠実さではないからだ。 #犬界主

結局、ササヤンさん、真実を欲望に「翻訳」せざるを得ない。それはそれで猛烈に価値あることだが、ピュアたまの望みとはズレてくる。それぞれのニーズ、「欲望」は、どちらも価値ある事だが、一致しない。そこで意思疎通しようとすると、必ず変質を余儀なく受ける。 #犬界主

で、ピュアたまにとっては、それじゃあダメなんだろう。だから、ピュアたまとササヤンさんの話は、ここで終わったのだ。パトロールの天肢が来るかどうかとは関係なく、やはりササヤンさんはピュアたま一味には最後まで加わらなかっただろう。多分そういうことだ。 #犬界主

ササヤンさんは当時から本物のプロだったから、「自分がピュアたまを救ってやれない」とすら考えていた。偉いよなあ。人々を救う(救うとは言ってない)ピュアたまを、ササヤンさんは、救えるかどうか一応考えはした、という訳だ。存在級位超高い… #犬界主

そんなことを喋りながら、目を開いて指さすササヤンさん。稀男の目には、ピュアたまが、朧げにしか見えていなかったし、今もちゃんと見えない。目を瞑って煩悶する稀男。 #犬界主

井戸の連中が、価値は認めながらも、弱者の戦略として嗤う、「自分を本当に必要としてくれる人間を自分も心から必要としている」関係に通じる、言うなれば、「自分を本当に理解してくれる人間を自分も心から理解している」関係。それをピュアたまは稀男に期待しているのであろう。 #犬界主

おそらくそれが、「主流」と己を切り離せなくなった、ピュアたまの望みなのだ。しかし、稀男はピュアたまに理解してもらおうとはあまり思っていない。ピュアたまを理解出来てもいない。というか、分かってほしくもないし、分かってやりたくもないだろう。 #犬界主

だが…今までは謎の塊だったピュアたまを、その望みを、人伝で、翻訳の上でとは言え、理解出来る形で、お出しされてしまった。稀男、それに応じるのか? それは分からない。いずれにせよ、ピュアたまのことを、理解しようとはしてしまっている。そして、未だに、見えないままだ… #犬界主

ここで、『湯祭場』、終わる。 #犬界主

『湯祭場』初見実況、以上です。温水プールテーマパークでの街コン。稀男一行のそれぞれの大小のヘマ。かつて顔出ししていた人々との意外な再会。そして、ちみっ子もお姉さんも嫌な先輩もおっさんも、彼らの中の何らかの輝きを示す。そんな回でした。 #犬界主

特にハンバーグ先生の息子さんのチズくん(確定情報じゃないが)、よかったなあ。アスちんの大ファンで、本人の機転と我慢と頑張りで、最終的にはちゃんとアスちんに報われたからなあ。偉いよちみっ子。 #犬界主

あと、淫夢の達人の夢師ササヤンさん、ものすごく存在級位高いですね。ピュアたまが合格と認めたし、向かい合って話す事も出来たし、ひょっとしたらピュアたまを意外な形で救えたかも知れなかったのだ(ピュアたまはそういうの求めてなかったから、そうはならなかったのだが)。 #犬界主

ピュアたまの欲望が、我々にも分かる形で、人伝で翻訳されて語られた、というのも大きい。確かに、「主流」を見ちゃった人、他の人にも「主流」を見て欲しいだろう。見てもらえなかったとしたら、それは、世界の真に価値あるものが、存在承認されてないという訳だ。こんな悲しいこと、あるか? #犬界主

そして、「他者を「モノ」としか必要としない」強者のやり方をやる胎界主は、「隔絶された世界の中でも自分自身の「主」になれる」が、弱者の戦略である、「自分を本当に必要としてくれる人間を自分も心から必要としている」関係を、果たして兼ねられるのか。という難しい課題の回でもあった。 #犬界主

次回からは、第二部二幕第十二話、『観測塔』、始まります(多分新年以降になります)。それでは、ご清聴有難うございました。 #犬界主

ようし! 2019年内に『湯祭場』終わった! これで笑顔で2020年新年を迎えられるぞ! (スッキリ) #犬界主

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