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読書(2020/12/26):胎界主初見実況ログ(第二部三幕)第十四話『生体金庫』1(生体金庫攻城戦開始編(勝手に命名))

(注:Twitterの該当箇所の過去ログ。誤字脱字等修正済。信じられないほど長いので起承転結に分割(それで足りるかどうかはかなり怪しいが…))

2020年内に、胎界主、第二部三幕、第十四話『生体金庫』、最初の四分の一、生体金庫攻城戦開始編(勝手に命名)まで読み終えたので、久しぶりにログをまとめます。

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さて…繁忙期と、新型コロナウイルス感染症の緊急事態と、まさかこのタイミングでのシステム改修の合わせ技で、仕事が発狂していたが…ようやく…満を持して(はいないが)…胎界主初見実況! 再開! 遂に! 超大物! 『生体金庫』に着手しようと思います! #犬界主

前回、ハオウ君はハッグのババアに「大事な人を守りに行け」と帰されたのだった。前回の回想シーンから鑑みても、ピュアたまはもちろん大事だが、それより先に思い浮かぶくらいにはハナさんが大事な人だ。そこはハオウ君はまあ普通の青年の感性をちゃんと持ってるようだ。 #犬界主

ピュアたまも警告していたはずだ。運ぶ力でもたらされる主流は、しかしある程度は大まかな流れに過ぎず、破滅の渦はやはりそこかしこに渦巻いている。それに巻き込まれたら破滅する。特に、運の悪い、ステゴロの弱い人は。バンシーさんたちもそうやって何人も死んでいったしな… #犬界主

万が一、ハナさんが待っていてくれたとしたら、それは嬉しいが、億が一、例えば以前も暴れたガルウがまたやってきたとしたら…ハオウ君は、自分自身や敵の前では何も恐れないやつだが、ハナさんに何かあったら、と思うと、真剣に恐ろしい。ハオウ君、そういうところがある。 #犬界主

ハオウ君、ステゴロの弱い人のために心配してやれるし、愛する人を殊更心配出来るから、そこはお優しいよな。ぶっちゃけ、「家父長制的騎士道精神の胎界ブツでは?」と言いたくなるところは実はあるが、脅威が多い環境下でこういったムーブに価値も意味もあるのは明らかだし… #犬界主

とは言え、その脅威も、「自分の世界に他人を巻き込んで支配する横暴なやつら」がもたらしているのだし、(井戸ーズが解釈・翻訳する限りの)胎界主や家父長にはそういう側面が明らかに付き纏うが。そこは俺は価値的にはあんまり肯定したくないところなんですよ。 #犬界主

ハナさん…いた! (多分)トマトめいた赤いネプリ果実スープ、黄色いスッポン(ひょっとしたらパンノキみたいな黄色いネプリ果実かも)、大きめの海亀ソーセージ。飯を作って待っていてくれる。有難いが…そこへやってきたのは、ハオウ君ではなく…ガルウ! (最悪だ) #犬界主

ガルウに、おそらくは土器の壷の蓋を投げるハナさん。何てことを…(まあ今までのことを考えると、むしろ壺か、いっそ包丁を投げつけてやりたくなるくらいだが)ガルウ、当然ムカついて振り向くが、ハナさん、メンチ切って返す。危ない危ない危ない! #犬界主

好き勝手やっているが、骸者全体での扱いとしてはやや宙に浮いているガルウ(タナトス=アヌビス系の兵隊を失ったから、戦力としては戦略的価値はほぼゼロだしな。例えそれがあっても、あの質では賑やかしでしかなかっただろう。レイミアの試みは概ね実を結ばなかったと言える)。 #犬界主

ハオウ君が喝破した通り、恐いレイスたちは決してガルウの味方をしてくれる訳ではない。鷹揚なデカトンはともかく、デュラハンにしたら「余計なことをしたらしばく」くらいだ。ハナさんも分かってて、ハオウ君やデュラハンの名前を出して脅す。ガルウ、ポカーンとしたりビビったり。ウケる。 #犬界主

が…ニタァと笑うガルウ。え…何…ひょっとして、コレ、ヤバイ流れなのか!? アカン! ハナさん! これ絶体絶命なやつでは!? (ここから当分クソ長くなるので、ここで一旦切ります。また後で) #犬界主

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さて、ピュアたまの書斎。バンシーさんが最後の報告をしている。後は彼女とハナさんしか残っていないらしい(ハナさん、今正にトラブっているが)。 #犬界主

ピュアたま、バンシーさん(名前を覚えていないようだ。お前…そういうところだぞ…)に、表向きは敵である、稀男たちモンドの骸者殲滅部隊に、伝言をするよう依頼する。伝えたら、ここは危ないから、もう帰って来なくていい。今からここは戦場になるだろう。 #犬界主

ここからは俺の推測だが、もちろん「前線」は生体金庫の発見された海域だろうが、最悪ここも「司令部」の一環として、襲撃のリスクがある。それは骸者殲滅部隊どころか、管理者リョースが餓球・天肢の大戦力をぶち込んでくる可能性すらある。 #犬界主

当然ここはデュラハンやレイミアの監視下であろうし、そうなったら彼らも戦力を割いて送ってくるだろうし、そりゃあ戦闘にもなろう。そうなれば、ここも決して安全ではない。そういう事情もあるのだろう(あくまで推測ですが)。 #犬界主

ということで、バンシーたちを逃すことにした訳だが、ピュアたま、少し後悔があるようだ。もっと早く逃しておけばよかった。本当だよお前。生成世界レベルのエクソダス、超面倒なんで、ハッグはガタガタ言っただろうが、そもそも骸者が出入りする場所に、ステゴロの弱い人たちを残すなよな… #犬界主

そういやこのバンシーさん、人当たりの軽い呑気なリルリニスと一緒にいることの多かった人のようだ。リルリニスの死の話題になり、少し目を伏せる。(ピュアたまもリルリニスのことは覚えてた。下手すると個人名で識別していないのかもと思っていたが、まあ目立つ人だったしな…)#犬界主

そもそもバンシー牧場でアスちん絡みの色々があった時に、もう少しうまく立ち回ればよかった。(魔王ベールゼブブとの夢想胎界での交渉で)疲れていて、やることが雑になっていた。もう少し粘っていればよかった云々。 #犬界主

やはりバンシーたちのことを個人レベルで識別出来ていないピュアたま。普遍と向き合うのに慣れすぎて、個別は興味がない。本当にそういうところだぞ。知ってた。ピュアたま、本番前だからか、色々思うところがなきにしもあらずで、いつもなら言わない類のことを、正直ベースで言ってるよな。 #犬界主

とは言え、バンシーさんにとっては、ピュアたまは偉い人の中ではかなり良くしてくれる方だったようだ。下々の者にとっては、上役が個々人に向き合うかどうかはさておいて、良くしてくれるかがより大事な話だ。まあ、そんなもんだよな。 #犬界主

真剣に関わってはいるが、その理由があくまで強欲のためでしかないから、関わり方が搾取オンリーになるハッグよりも、興味がないからこそ一般的な話としてバンシーたちの職場改善をハッグに示し、反映させてくれたピュアたまの方が、まあバンシーたちには有り難かろうな。 #犬界主

さて、これからここは戦場になるし、そうなったら書斎の本もメチャクチャになる。ということで珍しい稀覯本をバンシーたちにあげるというピュアたま。目の前のバンシーさんにも一冊プレゼントする。本に興味があるかどうかはともかく、受け取る彼女。なんか嬉しそうなピュアたま。良かったね!#犬界主

バンシーさん(カノカニスさん)に本を渡して、これで用事が終わったので、まだ待機していたカノカニスさんに、「ん? もう用は無いよ さようなら」と塩いことを言うピュアたま。お~ま~え~…もうちょっと言い方があるやろ…辻説法師でベシャリが塩、何なの…ホンマそういうとこやぞ… #犬界主

少し冷めた表情になって、稀覯本の束を両手にぶら下げて去っていくカノカニスさん。ピュアたまは何も思ってないだろうし、カノカニスさんの心境は分からないが、傍目から見ていると、辛いシーンだ…(続きは、また後日とします) #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』今日の最後の分。ピュアたまやバンシーたちやハナさんの拠点に帰ってくるハオウ君。超高速でダッシュ。朝日のアカーシャ球体や餓球や精獣めいた、歪な球体の警備用ホムンクルスたち(?)が睨むが、まあハオウ君はもちろん同盟戦力なので彼らは素通しする。そして… #犬界主

骸骨の歯めいた趣味の悪いシャッター。パスワードは…「偉大なる死の神獣レイミアを讃えるがごとく頭を垂れてくぐる時っ! その扉は有り難くも開かれる!」うわー面倒臭え! レイミア、そう言うところがあるんだな。ウケる。だがハオウ君にはそんな余裕なんかなかろうな… #犬界主

地下シェルターパスワード「偉大なる死の神獣レイミアの血族である高貴で崇高な死の神獣レムレスを敬うがごとく地に跪いて降りる時っ! その扉は勿体無くも開かれる」! あーもう。クソ面倒臭さの極み! 邪魔! (まあパスワードだから面倒臭いのはあることだが) #犬界主

地下シェルター食堂。万一に備えてシャミールを構えるハオウ君。が…シャミールの柄を取り落とす。へたり込むハオウ君。そこには…腕から血を流してうずくまるハナさん…! (嗚呼…)あ…あれ!? 起き上がった!? 生きてる!? #犬界主

ハナさん、単に待ちくたびれて、トマトめいた赤いネプリ果実スープをこぼして、寝落ちしていただけだったらしい。流血沙汰ではなかった! あー! び、ビックリしたーーー! 心臓に悪い! #犬界主

ガルウはあの後「い……今のうちに調子コイテろ 計画終わったらお前ら残らず……」と捨て台詞吐いて去っていったらしい。クソガキであるガルウ、比較的最近、デュラハンに「わからせ」られちゃったからな…今のところは「思い知らされている」ようだ。 #犬界主

泣きべそかいてたガルウの話で笑うハナさんだが、ハオウ君、ハナさんの肩を掴んで「……あ 危ないぃぃ ここはもう危険なんです! 早くバンシー達と一緒に避難して下さいっ!」と叫ぶ。まあ、今回の無事は、ガルウに「思い知らされた」記憶がたまたま生々しく残っていたからってだけだしな… #犬界主

オッ。ハナさん、ハオウ君に真剣に心配されてときめいている…? ハオウ君、ファインプレー。だが…ハナさんも同じようにハオウ君を心配する。そりゃそうだ。今からハオウ君は死地に向かうんだから。(こういうムーブが出来るからハナさんは偉いよな) #犬界主

もう引っ込みつかなくなってるんじゃないか、だったらバカじゃん、的なことを言うハナさん。さらに、ピュア様の思し召しだからってんなら、そんな話はすっ飛ばせ、と言おうとしたのだろうが、やめる。まあここはハオウ君にとってデリケートな話だからな。そこでグッと飲み込むハナさん、偉い。 #犬界主

もっと正直ベースになるハナさん。こんな作戦に何の意味があるのか分からない。こんなの意味無い、と言おうとする。まあ、ハナさんにしてみれば、妖魔仲間として呼ばれて、食堂を切り盛りしているが、職場のトップのピュアたまや骸者どもの思惑、彼らの勝手だし、知ったこっちゃないのよな。 #犬界主

ここまで来たら、ハナさん、ハオウ君に、「仕事と私、どっちが大事なの」と言ってもバチは当たらんように思うよ…(いや、それはないか。ハナさんも仕事人で親方にまでなった人なのだし。それに、ムゴイことを言うと、まだこの二人は夫婦でも何でもないので…) #犬界主

だが…ハオウ君、万感の想いを籠めて、言う。「美味しい食事を 今までありがとう」…もちろん、これは死地へ向かうハオウ君からの、万感の想いの籠った、今生の別れの言葉だ。ハナさん、当然、理解する。走り去っていく。メチャクチャ泣きながら。嗚呼…辛いシーンだ… #犬界主

本当に超久々なんで、この辺にしておきますが、これから猛烈に長い『生体金庫』大攻城作戦が始まります。たいへんです。だが、やるぞ! (主に土日になると思いますが)乞うご期待。ご清聴有難うございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』続き、再開します。なんかどっか島で、ラグジュアリーな天蓋の着いたベッドに横たわるレイミア様。バカンスという訳ではなく、むしろ潮の匂いは嫌いらしく、「吐きそう」とか思っている。 #犬界主

…ああ、分かった。今回のここのこれは、これこそが、前線司令部、「幕府」なんだな? しかしベッドに横たわりながら指揮、随分といいご身分ではないですか。ウワーチョーゴーマーン。やっぱりレイミア様だー(はっはっはー)とはちょっと思っちゃったな。 #犬界主

と、その辺にいた大型ザリガニが死んでいく。近づくは…デカトン! 一安心するレイミア様。「あっ 信頼してなかったわけじゃないのよ ただレムレスの様に万が一って事も……ね(ハート)」まあ身内が半殺しになった以上、ごもっともな発言だが…ヒデエこと言ってるなあ。 #犬界主

絶対的な死の権化たる隔絶存在、デカトン、レイミア様に心配されるの図。そりゃあ「どいつもこいつも我をなんだと……」と呆れるよな。レイミア様が心配したのには訳があって、ピュアたまへの嫌がらせのためとして、たかが骸者殲滅部隊を揉むためだけに、朝までかかっていたからだ。 #犬界主

時間が速く流れたのはソロモンの試行錯誤(本当によく成功したよなアレ。しかも決め手はハオウ君とハッグのババア、ひいてはピュアたまの運ぶ力と稀男への執着であって、ソロモンの手柄じゃあない)の結果だが、ソロモンに揉まれたデカトン、当然認識ロックでキレイサッパリ忘れている。 #犬界主

骸者殲滅部隊を迷子にさせていたレイミアの遮る力の胎界だが、時間の流れの速まりについてはレイミア様は当然あずかり知らない。骸者殲滅部隊を死地から逃がすために、ピュアたまが外からなんかした? だがピュアたまがそんな力を隠し持ってるという確証はない。レイミア様、不思議そうだ。 #犬界主

デカトン、不確定要素があることを察し、「おいおい予定通りなんだろうな?」とぼやく。レイミアはムッとする。「私の方は抜かり無くてよ」そろそろ前線での大作戦が始まるようだ。しかし、まだ作戦開始とはいかない。戦力の一部の頭であるハッグが、まだ来ていないからだ。おや…? #犬界主

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さて、ハッグはピュアたまの根城にいた。しかし肝心のピュアたまの気配がない。「まさか一人でずらかった……? はっ そんなタマじゃないか」 #犬界主

確かにその疑いはふつうは「ありうる」話だが、ハッグもピュアたまとは付き合いも長いし、おおむね分かってもいる。ハッグ、人を見る目はあるし、それで社交と処世を泳いできた老練の強者だもんな。(あとなんだかんだ言ってピュアたまのことを信じてきているよなハッグ) #犬界主

なんかピュアたまは着替えしていたようだ。もちろん、新しいフードの下からも、その顔はうかがい知れないままだ。ニッとした笑みだけが見える。ハッグ、どうでもよさげな表情で「大変お似合いでございますよ」と呟く。骸者を出し抜くための、胎界主ピュアたまと妖魔ハッグの、作戦会議か? #犬界主

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バンシーたちが三人、根城の外のどっかで待機している。残っているカノカニスたちを迎えに来たようだ。やはり、おっかない骸者たち、後で根城に集まるようで、そろそろヤバイし怖いから引き上げたいが…カノカニス、来た! よかった! #犬界主

カノカニス、稀覯本を皆に渡す。ハッグに押収される前に隠しちゃえ。一冊で鄙が買えるくらい高いかも知れない代物だし(案外ビッグなことを考えるなあ。あとやっぱりやめた方がいいよ。どうせ後でハッグにシメられてぶっ潰されるだけだからな) #犬界主

後はハナさんとハオウ君だけだ。ということで、伝言役を果たしに、カノカニス、行く。そこはちゃんとやるから偉いよなカノカニス。で、入れ違いにやってくるハナさん。やっぱりハオウ君は来れなくなった。知ってた。バンシーたちもハオウ君の真面目さと頑固さは分かってるだろうしな… #犬界主

絶叫しながらやってくるハナさんにビビるバンシーたち。(ガルウかと思ったらしい)(ヒデエこと言ってるな皆さん)(だってこのタイミングでガルウだったら最悪だし、そこは当然の心配だよなあ) #犬界主

自分を要するに振ったハオウ君にキレて、陰から「ぶぅあああああか! お前なんか死んじゃえええ お前ら皆死んじまええええ」と叫ぶハナさん。まあ気持ちは痛いほど分かる… #犬界主

同調するバンシーたち。「そうだ死んじまえー」「そうだそうだー」「二度来るかこんなとこー」「ばーかばーか」まあそうだろうなあ。骸者にスナック感覚で殺される、治安の悪い脅威の空間、そりゃあ嫌ですよ。今回明示的に引っ越すことになったのは渡りに船だったと言える。 #犬界主

激情のままに叫んだ後、力のない表情で、へたりこむハナさん。一同、崖から湖畔の根城を見下ろす。広大な光景が、そこに残されている。彼女たちのかつていた、もういない、戻ることもない、隔絶された場所。おさらばさらばだ。大きな合戦を前にして、辛いシーンだ… #犬界主

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これで1節終わり。で、『生体金庫』、全部で23節あるんだよね…(白目)まあ、また合間合間を見てゆっくりゆっくりやっていきます。それでは、今朝はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』続き(軽量版)。ネプリ液カプセルホテルで風呂に浸かっているアスちん。その後ろでソロモンが考え事をしている。まさか、敵の首魁の一人であり、骸者の実質上の黒幕であるピュアたまが、骸者殲滅部隊実働隊長のアスちんたちを助けるとは… #犬界主

ソロモン、ベールゼブブの死後も機能したしつこい保険からして、ベールゼブブがソロモンを殺すためなら誰の手でも借りる、それはメフィストフェレスのみならず、ピュアたまにも働きかけていたのだ、ということを、正確にも見抜く。 #犬界主

しかし、ここから読みの雲行きが怪しくなる。もしベールゼブブの口車に乗ったのなら、ピュアたまもソロモンやその器のアスちんを殺そうとするはずだ、と。いやいやいや。ピュアたまはソロモンの認識ロックを解いているし、アスちん暗殺が逆効果であることも分かっているんだってば。 #犬界主

ピュアたまにしたら、アスちんを殺したらソロモンが全ギレしてロックヘイムを再度全部ぶち壊しにするのだ。ロックヘイムで大事業を成し遂げようというのに、そんなドツボめいた傍流をやる訳がない。(もちろん最後はアスちんというか、ソロモンと頂上決戦は避けられないであろうが) #犬界主

ソロモンは考える。万一、ピュアたまが、ソロモンの認識ロックを解いていたとしたら。当然ソロモンは邪魔なんで、暴走するソロモンを迎撃する、というの、大いにありうる訳だ。(自分で暴走言うなや)(まあロックヘイムをメチャクチャにしたことは確かだし)(全く悪びれてないけどな) #犬界主

が…ソロモンはこれを否定する。自分には絶対勝てないからだ(じゃあピュアたまのあっち向いてホイに乗せられてんじゃねーよ。しかもその事実に思い至りながら、「いやいやピュアたまは自分に勝てない」とか猛烈に甘いことを考えてんじゃねーぞ) #犬界主

ピュアたまはソロモンの認識ロックを解けていないのだろう。そう誤った判断をするソロモン。「導きだされる答えは一つ ワシの早とちり……!」なんか、ここの言い回し、ながいけん『神聖モテモテ王国』のファーザーっぽいと思うんですよ(そのたとえ分かんねえよ) #犬界主

それにしても、何格好悪いことを乳首丸出しで偉そうに言ってんだこのジジイ。(モザイクのかかっているアスちんの乳首で笑う)ソロモン、楽観的になって、高揚して、不安材料が見えなくなってきているようだ。しばしばあるパターンだが、マズい成り行きだ… #犬界主

ピュアたまが恐れているのは、比肩する運ぶ力の胎界主、稀男であって、別にソロモンに脅威を感じて備えている訳ではないのではないか。と、デカトンの時のように、ピュアたまのこともコケ脅しと見なしつつある。自分が脅かされたというのは、気のせいだった、と思い込みたがっているようだ。 #犬界主

あーもう。ソロモン! このクソジジイ! あまりにも楽観的観測が過ぎる! 認識ロックというか、認知バイアスというか、想像力ロックというか、査定ロックというか、反省ロックというか、そういうあれじゃねーか! 胎界主でありながらこれらがダメなの、かなり本格的にダメなやつでは…? #犬界主

もちろん内心では「ほんとうかー? 本当の本当に大丈夫かー?」と懸念しているはずだし、困惑は残っているままなのだが、ソロモンは自分のそういうところは決して直視しないやつだからな。そこは大きな驕りであり、油断であり、欠点なんだからなソロモン…(続きは、また後日) #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』続き。この前は、万能かつ無敵である自分への執着が強過ぎて、都合の良い、リスク管理に誠実でないソロモンの思考を見せられていたのだった。で…ピュアたまもソロモンがそう言う奴だときちんと読んでいる(あーあ)。しばらくソロモンはバクチには出ないだろう。 #犬界主

ハッグの報告を受けながら、ピュアたま、かつて交渉決裂した故ベールゼブブについて考える。アスちんとの度重なる交戦、ハッグの私怨と思われていたが、それは疑いを持たれにくい偽の動機であり、実はベールゼブブの仕込んだそういう動機バイアス(?)だった。 #犬界主

ベールゼブブ、そういう意味では、流石は腐っても魔王。しつこい。力ではなく用心深さにおいて、ソロモンよりはるかに手ごわい相手だったとすら言える。(胎界主の話の流れだと、用心深くても賢くても力に蹂躙されるの、ついこの前にも「あった」話だし、そこはあまり慰めにならないのだが…) #犬界主

それに、ハッグ、今やピュアたまの大計画に巻き込まれて超やっているので、アスちんのことなんか今更どうでもいい存在としてしか見ていない可能性がかなり高い。この前も、ベールゼブブの呪縛が解けたら、大事の前の小事とばかりに、アスちんのことをふつうに無視していったからな。 #犬界主

ピュアたま、ハッグに、これはベールゼブブの呪いだが、時間が経ったので自然に解けたのだろう、という偽の解釈で安心させる。まあ、本来の術者、ベールゼブブは、実際もう死んでることは周知の事実だし、この説明なら受け入れられやすいだろう。 #犬界主

ベールゼブブの呪いは、ピュアたまの中にもふつうに埋まっているであろうが、発症はなかろう。そう平然と言うピュアたま。ハッグの中で発症しても、後で無力化される程度のものだし、ピュアたまの中でも無力化している可能性が高い、とでも言いたい? #犬界主

もちろん、ベールゼブブの呪いを実際に無効化したのはソロモンの力だが、これ、たぶん、ピュアたまも自力で解除出来るんじゃないかな。だから平然としているんだと思う。(そうでないなら、これがもし俺だったら、流石にここまでピュアたまのように平然とは出来ないぞ…) #犬界主

デカトンにメチャクチャ揉まれた骸者殲滅部隊実働班が、もうごちゃごちゃ首を突っ込んでくることは、おそらくもうあるまい。ハッグを前に、そういうオチの話に持っていこうとするピュアたま。はて。どういうつもりだ? 本当に会わないつもりか? 俺にはそうはとても思えないが… #犬界主

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稀男の中の無我、あの時のように、大きな水たまりに足を浸して佇んでいる。井戸ーズ、無我が代表する稀男全体が、少なくともデカトンほど強いやつには何やっても勝てないし、じゃあこれ以上進んでもどうしようもない、ということを理解している。 #犬界主

副人格である彼らに何かあると苦痛を押し付ける鬼畜主人格である無我が、今こうして詰んでいる。井戸ーズ、シャーデンフロイデ的に、ざまぁ、ってなっている。だが、このままだと井戸ーズも、行き止まりの無我と一緒に、この先詰むことになる。さてどうするか… #犬界主

で、井戸ーズにとって、ある意味無我より有難くないくらいの、面倒臭い純子が、この前のリースからのシルフの指輪の贈与で、解き放たれてラブ脳髄モードになっている。ゲンナリする井戸ーズ。鬼畜な無我にも、ドリーミーな純子にも、ぶっちゃけ何一つ与したくない。 #犬界主

というか、井戸ーズは井戸ーズで自由にやりたいし、無我からも純子からも解放されたいのだ。そこで…なぜかピュアたまの話が出て来る。なんか、井戸ーズ、ピュアたまに、自分たちを解放してくれるんじゃないか、という希望を抱いている。ええ…? なぜそう思った…? #犬界主

「奴なら無我をどうにか出来る」「それどころか この状況から出してくれる気もするよね」「あぁ なんだか分からないが 予感がするよな」「ピュアは俺達の「希望」なんじゃないかって」 #犬界主

きれいな笑顔の不気味なイマジナリーピュアたまに、根拠の曖昧な希望を抱く井戸ーズ。コマから受ける印象、完全に気持ち悪い…この認知バイアス、ソロモンとほぼ同じようなあれじゃん…(この続きは、また、明日にします) #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』続き。さて、この前偽情報を掴ませてきた、モーグ親方の幼馴染の裏切りドヴェルグ人、ベッカーグがやってくる。モーグ親方に詰められたようで(当たり前だ)、お詫びの品として、ベッカーグ家の家宝、モーグ親方垂涎の品、オリハルコンカッターナイフを持ってくる。 #犬界主

ベッカーグ、オリハルコンカッターナイフを渡すことを、ものすごい渋っている。が、まさかの死の神獣デカトンから生還したモーグ親方は、超強気だ。そういうことを言うなら、代わりに自分たちを売った分の金を全部出せ、と言い放つ。まあそりゃそうだろうね。ごもっとも。 #犬界主

おそらく、ベッカーグ、モーグ親方がクビになりかけていて、ドナルグとの権力争いに負けそうになってもいるのを見て、ナメてかかって、金と引き換えに売って死地へ送り込んだんだろうな。良心の呵責はおそらくなかっただろう。どうせ野垂れ死ぬやつだ。報復も何も出来まい。という。 #犬界主

それにしても、モーグ親方とベッカーグを見ていると、やはり、「ナメられるとケツ毛まで毟られて丸裸で路頭に放り出されて野垂れ死ぬ」という話、ふつうにある話なんだよな。ソロモンヘイムでも、ロックヘイムでもだ。いやーおっかない。モーグ親方、首の皮つながって、本当によかったよな… #犬界主

一緒にいたルーサー、オリハルコンカッターナイフの刃を出す。ビビるモーグ親方とベッカーグ。なんかこの時点で危険な代物であるらしい。おや…? あれか、この前ストローみたいにベコベコに折られたオリハルコン剣の代わりの、ルーサーパワーアップ装備だったりするのか? #犬界主

モーグ親方によると、オリハルコンはミスリル銀の精製で鋳造される魔法則金属であり、薄ければ薄いほど強い。しかし、そういう鋳造技術はもう、ドヴェルグ人の国、ミスティリカでも、もうロストテクノロジーだ。失われた純妖精ドヴェルグの、帝国時代の遺物! #犬界主

このオリハルコンカッターナイフは、透けて見えるほど薄い。もう作れない、希少価値のあるお宝だ。お宝の威力を自慢するベッカーグ。よほど自慢の一品なんだろうな(まあそりゃ家宝だし)。 #犬界主

試しにルーサーが水路の謎生物(ホムンクルス?)を遠くから斬ってみると…真っ二つ! こいつはスゲエぜ! 対象に直接接触しなくてよいのがいい。もうあのデカトンを直接切り裂きたくはないもんな。 #犬界主

「おおきに もろとくわ」平然と持っていこうとするルーサー。「あげない! あげない!」「貸すだけ! 貸すだけ! 帰って来たらちゃんと返してくだせ」ルーサー、しょうがなさそうな顔。しかし…こんだけパワフルな装備でも、次「帰って来」れるかどうか、もはやかなり怪しいのよな… #犬界主

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アスちん、おそらくは魔法則師養成場で、水路の抜け穴を潜って浮いてきたチズくんと出会う。水路の抜け穴とか、ちょっと腕白な男の子だったら、好きなやつだろうな。チズくん、アスちんのビッグな使命のために、何でも手伝うつもりだ。しかし… #犬界主

アスちん、あの時ほどには、復讐の目的を果たす気になれなくなっている。稀男が鬱から抜ける時に、「やらないと本当に気が済まないのなら、やるしかないだろう」ということを言っていたが、そういう「これをやらないと先へ進めない」的な、目の前の壁すら、もはやなくなっているようだ。 #犬界主

自分一人だけならともかく、皆を危険に晒してまでやることではない。そんな趣旨のことを呟きながら、哀しそうに微笑むアスちん。まさか、あれか、ハッグへの復讐を、やめるつもりだったりするのか…? #犬界主

だが、そこへ…「泳がせておいた」チズくんと、アスちんの前に、暗殺師サセボが姿を現す。あっヤバイ! そういうことかよ! チズくん、サセボと戦おうとするが(やめろ。ふつうに死ぬぞ)、アスちん、チズくんの震えを見て、チズくんを庇って自分が前に出る。どうなる…? #犬界主

と、意外なことを言い出すサセボ。アスちんのお察しの通り、アスちん暗殺の依頼はあって、サセボはその任務を受けていた。だが、「もう取り消されちゃったので襲わないわよん」という。ええー? ほんとにござるかぁ? 口三味線引いてるだけだったりしない? #犬界主

チズくん、「嘘でがす! ドウェルグ人なんか信じちゃだめでがすよ!」と、真剣味のある、しかし面白いことを言う。ドヴェルグ人のサセボ、ドヴェルグ人のチズくんに向かって、流石に笑っちゃう。子供らしい反抗期として捉えられなくもないしな。やったーカッコイイー! #犬界主

アスちんはもうちょっと老練だ。サセボに、話は分かったことにしてやるから、もうチズくんにちょっかいを出すな、自分たちの前にも姿を現すな、と言ってチズくんを守護(まも)ろうとする。 #犬界主

サセボ、今はともかく、この依頼がいつかまた復活するかも知れないんで、そうそうは呑めない。はぐらかしている。が…ここでサセボ、アスちんの背後に眠る驚異(脅威)的な存在級位を感じ取ってしまったらしい。大人しく去っていく。暗殺者の勘だろうが、傍目には奇妙な行動だろうね… #犬界主

チズくんは当然警戒を解かない。サセボ、絶対また襲ってくるだろう。そこで、今度はアスちんの方が、さらに意外なことを言い出す。「ほとぼりが冷めるまで チズも一緒にソロモンヘイムへ逃げますか?」あっ…これは、復讐大作戦、本気で放棄する気なのか…? #犬界主

それにしても、サセボへの依頼がキャンセル、一体何が起きた? 命令の出処の悪魔たちの方で、何か事情がまた変わった? もう、本来の依頼人だった故ベールゼブブのみならず、メフィストフェレスも、ソロモンへの敵意を明確に自覚している。メフィストフェレスからのキャンセル? ないな。 #犬界主

アスタロト? 彼はソロモンのエージェントで、アスちんの上司でありケツモチだ。アスタロトの手によるキャンセル、当然ある話だ。それとも…悪魔たちの手によるものではないのか? ロックヘイム側の事情? リョースがこんな些事を直々にやるとは思えん。じゃあ別の誰かか? だとしたら誰? #犬界主

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ツカツカと早歩きするサセボ(走ったら目立つからかな。でも、じゃあ、住民とぶつかるなよな)。今までなかったレベルの警戒信号を感じたようだ。まあ、アスちんの中に眠っている、真の標的は、あの世界暫定最強の全自動瞬間湯沸かし器、ソロモンだ。暗殺師の手に負える相手じゃないもんな… #犬界主

稀男の実質的なケツモチであるバーグ親方と争い、今事ここに及んでは、何もかもうまく運ばなくなってしまったドナルグ。サセボ、契約を切って残金をもらおうとする。ほーん。逆に違約金を取られたりはしないのか? 暗殺に係る商慣行に反したりするとかで、そういうのはナシだったりするのか? #犬界主

ドナルグ、様子がおかしい。「あぁ? 黙ってちゃわかんねぇだろ」いや、サセボ、きちんと喋っとるがな…と思ったが、実はそういう問題ではなかった。行方不明のダーグが無言で浮いている。そして…顔半分を磨り潰されていく…ドナルグも…嗚呼…(完全に「逃げられない」系の怪異やんけ…) #犬界主

知ってる。これ、アスちんの命を狙うサセボが、のこのことアスちん(の後ろのソロモン)の前に姿を現したから、アスちんに見えないところでソロモンに密殺処刑されようとしているやつだ。見覚えがある。進研ゼミでやったところだ。 #犬界主

そして、今回のこれは八つ当たりですらない。刺客とその黒幕の一味が、磨り潰されようとしているやつだ。ソロモンにしてみれば当然の報復だろう。しかし、当の本人たちにとっては想定すらしていなかっただろう。(そりゃあ、そんなん考慮しとらんよ。当たり前やろ…) #犬界主

絶望するサセボ。あっ、終わった…合掌するしかないやつだ…ゴッド・ブレス・ユー…(ということで、残りはまた後にします。まだ膨大に残っているけど…) #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』続きです。この頃の私は、かれこれ半年超、システムアドミニストレータ地獄を延々とやっており、これ書いてた日は休日出勤もあり、かなり限界でした(じゃあ夜中に書くな。寝ろ)とにかく、胎界主が救い、って感じ(やばそう) #犬界主

さて、ハオウ君、ハナさんとの辛い別れを乗り越えて、今度はピュアたまの前に立つ。胎界主ピュアたま、妖魔ハオウ君&ハッグ。いよいよ作戦会議だ。 #犬界主

で…ピュアたま、初手から爆弾発言。こっ、こいつ! 自分の得意な「運ぶ力」と「正す力」以外でも、47種類のたましいの扉を任意に開いて任意の力を引き出すことが出来る! ウワー! 何だそれは! 司神研究の成果か!? 無茶苦茶やんけ。 #犬界主

人間としてどころか、胎界主としても、極端に特殊なパターンだよな、これ…他にこんなこと出来る奴、いるか? 今まで出てきた人たち、たいていは1種類しか使えないのに…2種類でも法外って感じだったのに、全部使える、何…? #犬界主

ハッグ、自分の持論、「47種類のたましいの扉が開く人間のたましい、狂気の沙汰だ」のパーフェクトなサンプルを目の当たりにして、しかし動じない。むしろ別の力がどの程度のものか、冷静に値踏みしている。さすが老練。大したタマだ… #犬界主

ハッグの見立てでは、修復されたピュアたまの部屋の絨毯は、ヌン=アダムの「からだ」の生成素、アビュッソスに対応する力(名前まだ出てない?)で直したのではない。ピュアたま、他にもさらに隠し球があるのか? だとしたら、ハッグ、出し抜かれかねない。ヤバイ。 #犬界主

んで、ピュアたま、今どっかのネプリ小島で生体金庫攻城戦の指揮に備えているレイミア様から、「遮る力」を借りパクして、レイスでも入って来られない結界を展開しようとしている。(ひっでえことするなあコイツ) #犬界主

もしレイミア様が戦死してた場合、この手は利かなくなるから、ゾルによるトラップ。頼りないが、ほんの短時間でも足止めできればいい。そこまでして、「骸者」を足止めして、「妖魔」ハッグは、望む神獣石を持ってきて、ピュアたまはそれを使って、司神降臨! #犬界主

もちろん、ハッグが自分の野望を叶えるためには、闇の司神アポピス=オピオン系の神獣石を調達しなければならない。ピュアたまは言う。「持ち帰る石を……間違えないようにね」「間違えませんとも」 #犬界主

絶対に相手を出し抜こうとしている、比較的「悪い」笑顔の二人。ピュアたま、こんな表情「も」出来るんだな…変な話だが、少し見直したよ。悪魔と違って、嘘も吐けるし、黒幕らしく悪巧みも出来るじゃないですか。ただの価値と理想に淫した狂人じゃあないな。 #犬界主

ハッグは出発しようとするが、ピュアたま、ハオウ君と少し話があるようだ。レイミア様たちが痺れを切らしているから早くしなきゃ後が怖いのだが、ピュアたま、どうせ骸者は「生体金庫攻略で終わる存在さ」とうそぶく。まあ、もう作戦をやることは確定だし、待たせといても大丈夫ではあろうが… #犬界主

今日はここまでです。もっと読み進めたいのですが、多分自律神経がもたないであろうことは分かるので、無理はしません。それにしても、仕事、困ったものですね…ということで寝ます。明日頑張ります。おやすみなさい。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。アスちん、おそらくはヨウの都の外で、骸者殲滅部隊実働隊のみんなと話をしている。何かと言うと、ハッグのことだ。そもそもハッグはベールゼブブに操られていただけだったのではないか? (いや、ハッグの強欲は、さすがに元からだったと思うんですが…) #犬界主

アスちんの表情は暗い。妖魔の大物、ハッグへの復讐のために、悪魔と手を取ったし、服従を受け入れもした。が、そもそも派閥が違うとはいえ、要するに悪魔の差し金だったとしたら、じゃあ一体今までのことは何だったんだ、とはそりゃあ凹むわな。しかもこれで何人も死んでるんだし。 #犬界主

ソロモン、そういうアスちんの鬱感情が、認知バイアスで読めなくなっているのか、それとも虚勢を張っているのか、自分「が」本番に近づいていて高揚しているだけなのかは知らんが、冷や汗をかきながらもテンションが高い。ちょっと黙っててジジイ…こいつホンマ… #犬界主

ルーサーも大武さんのことを思い出していて、テンションはかなり低い。ソロモンはルーサーにも発破をかけようとするが、今介入できるような非常時ではない。ダメそう。 #犬界主

アスちんは復讐をやる気が削がれている。ルーサーは大武さんの件で、骸者が許せない気持ちがある。リースも、ゼントちゃんのことがあり、骸者に恨みがある。が…骸者殲滅任務、なおも、やるか? それとも、やめるか? 何度目かの選択だが、確かに今が大きな瀬戸際だ。 #犬界主

なんか知らんが別のシーンで別の人たちが出て来る。服装から、モンドのスッポン養殖業者と…軽装とはいえ、周囲の反応からすると、モンドのお偉方のようだが…(まさか、リョースも一目置いている、例のモンド師匠信託国の「師匠」か?)海が妙な気配らしい。生体金庫のせいかしらね。 #犬界主

骸者殲滅部隊、骸者の大物、死の司神の主神の四大神獣、レイスの一柱、デカトンと交戦してしまった。よう分かった。あんなん勝てん。魔王が一緒でも無理やろ(デカトンより明確に強いベリアルのことを思い出すが、大主ともあろう者がそうそう軽々と来てくれるとも思い難いし…) #犬界主

骸者たちによる生体金庫攻城戦が始まり、ロックヘイムのパワーバランスはいずれにせよひっくり返されて、今からかなりメチャクチャになるだろう。そんな中で、下手するとデカトンみたいなヤバイ骸者と戦って、ただ単に巻き込まれて死ぬとしたら、そりゃあ馬鹿馬鹿しいでしょうね。 #犬界主

今は、アスちんたち骸者殲滅部隊実働隊は、ソロモンヘイムに退いて、事態が収まるまでヘッドに保護してもらう。これが最適解では? そんなことをルーサーは言う。リースも、稀男の家で居候、という話で同意。が…リース、心ここにあらず、といった感じだ(能面とは言わないが)。どうした…? #犬界主

ゴロンと、ネプリの木々の広がる空を仰ぐルーサー。ここまでよく頑張ったが、ここまでだ。諦め混じりにそう独りごちるが…背後に誰かが。え…まさか…レックス…!? アスちんに念入りに爆撃されたはずでは…!? (ルーサーの頭の古傷の痛みもない。センサーになってねえ)ええー…!? #犬界主

ヒント:レックスではありませんでした(何だそれは)と言うか、誰このおっさん。服装からするに、おそらくさっきの軽装のモンドの偉い人? レックスに匹敵する只者でなさ、というか、達人臭を感じるが… #犬界主

ルーサー、とてつもなく警戒する(恐るべきクソ親父であるレックスほど強そうな脅威なら、そりゃあ当たり前だわな)最強武装、オリハルコンカッターナイフまで構える。しかし…おっさんは戦う気はない。オリハルコンカッターナイフの威力も知っている。話がしたいので、刃をしまって欲しい。 #犬界主

いや!? むしろ、ナンデ知ってるの!? と言うか、ルーサーがこれを手に入れたこと「を」知ってたよな!? ハッグと同じタイプの、情報活動の達人タイプ!? ルーサー、超絶警戒する。情報活動の達人が消力(シャオリー)を使ったら、却って驚異(脅威)的な達人オーラに化けるんだな… #犬界主

おっさん、信頼してもらうために、アスちんに語りかける。サセボへのアスちん暗殺依頼、何とこのおっさんが取り下げさせたのだという。(サセボはその後誰も知らないところでソロモンに密殺されつつあるけどな)「何者や!?」ルーサー、ごもっとも。この渋い達人めいたおっさんの正体は… #犬界主

何と! 東郷善の実子! そしてやはりモンド師匠信託国師匠! 東郷主水(モンド)! えっ(伝奇回路が超高速回転する音)この時点で途方もない大物であることが分かる。しかも黒幕系! おそらくガチの情報活動の達人! 怖! いや、何しにいらっしゃったのですか本当に…? #犬界主

どうも、非戦闘的、非高圧的な態度からして、顔を付き合わせての、アスちんへの「ご挨拶」、今後のための「結縁」か…? (黒幕系であろうし、「手駒としての利用」も考えてはいるのかもしれないが) #犬界主

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さて、東郷主水の屋敷。東郷の代紋の暖簾(暖簾分けされた?)あとなんか『あくまき』や『兵六餅』などのお菓子をくれる、さっきの主水師匠とは別の、耳長のおじいさん。何者だろうか。 #犬界主

ルーサー、ふつうに食べる(薬物とか毒とか気にした方が良くないか? それとも、そういう場面ではないから大丈夫、という判断か?)まぁまぁ美味しいらしい。が、リースは食欲がないのでお断りする。硬く暗い表情。何だ…? やはり、ゼントちゃんのことを、まだ引きずってるとかか…? #犬界主

さて、本題。耳長のおじいさん、リョースが没収していた「代物」を、アスちんに「返す」ために「お願いして」「承諾を得て」、今こうして返してくれた。マジかよ! 何でも却下することに定評のあるリョースが! (どういう定評だよ。ヒデエよお前) #犬界主

これだけでも途方もないことだということが分かるし、これは確かに猛烈に有難い。だって、この中身、確か「あいつ」と「あいつ」だろ。そりゃあ猛烈な戦力だよ! (もし依然としてアスちんが任務を継続するつもりならば、そしてあいつらがアスちんの言うことを聞くならば、だが) #犬界主

主水師匠、自分のロックヘイム亀牧場を、軍事国家ヘヴから、牧畜国家モンドとして独立させた。ここは東郷家のシマだ。(東郷本家のシマかどうかは知らない。違うならこれは東郷分家の独立であり、そうなるともちろんかなり途方もないことだ) #犬界主

しかも、主水師匠、リョースの管理業のサポートまでしている。マジかよ! もちろん対等なわけがなく、リョースの方針ではこれ以上骸者殲滅部隊のケツモチをやらないつもりなので、主水師匠もこれが精一杯の協力だ。 #犬界主

というか、リョースと対等にやろうとしているのか? かなりの野心家だな? というか、何と彼らはやはり東郷家の裏方、「隠密」であり、表方の城下士すら知らない存在であるという。ええー!? マジかよ!? (伝奇回路フルバースト) #犬界主

しかもこれは初代当主・善の意向だ。表方がなまじ裏方の謀略活動について知っていると、「知っている」ということで「巻き込まれる」からだ。隆慶一郎作中風魔一族メソッド! (『花と火の帝』かよ)二代目当主・正義パパ上も知らなかった訳だ… #犬界主

善の息子である主水師匠と、善の教えを継ぐかつての若者だった耳長のおじいさんは、裏方をガチでやっていたようだ…あのう、これ、伝奇畑の手癖なんで、本当にやるべきではない言い様なんですけど、その…隆慶一郎作中裏柳生じゃん(大好きに決まってるじゃんこんなん) #犬界主

そこへ、主水師匠が手ずからスッポン鍋を持ってくる。鮒界市のまずいやつよりうまいという。あのう…確かに第一部でルーサーと鮒界市の悪ガキどもがスッポン食いに行ってたけど、そんなことまで諜報しとったんかい! (やだなあ) #犬界主

主水師匠、謙遜風に、「所詮儂などここの店主 店の「主」程度の器だわな」と言う。いや!? そんな謙虚に振る舞われても、人たらしのテクニックにしか見えないっすよ!? 正直、怖いんですけど…!? #犬界主

「それでもタロット・アス殿 東郷家は悪魔共の傀儡に堕するほど 「たわけた一族」ではありませんよ」東郷家の者としての、ものすごい自信であり、自負だ…しかし、言い出しっぺのアスちんは、そんなことすっかり忘れてた。おめーよう…(まあ主水師匠もたいがい「おこだわり」には見えるが) #犬界主

かつて、アスちん、稀男やリョースに謁見する際に、東郷をヘッドの後釜の傀儡のように言っていたが、それも主水師匠にはバレていたらしい…ロックヘイム現時点最高存在、リョースの御前すら筒抜けかよ! ホンマ何なのこの人たち! リョースに潰されずにやっていくために、そこまでやるか! #犬界主

ルーサーはドン引きだ。まあねえ。主水師匠、隠密のしすぎで、隠密ムーブ「を」隠密出来ていないきらいがある。骨の髄まで全身パーフェクト隠密一族分家だ。それに、これで腹を割った話を意図しているのはまあ分かるが、実際にはマウント(になっちゃっているの)ではないか…? #犬界主

さて、そんな主水師匠でも流石に、核戦争開戦レベルのロックヘイムの機密、生体金庫発見の報までは知らない(ように見える)。その話を、アスちんが今する(マジか…)(でも、まあ、どうせ絶対にリョースの耳に入るんだ。アスちんが交渉に使っても、価値が減衰する性質のものでもあるまい…) #犬界主

とにかく、これにより、アスちん、辛うじて主水師匠に圧倒されずに済んだことになる。今後のことも考えると、付き合いはあっても、圧倒されながら付き合いたくはないだろうしな。そこは、隊長として、よくやったところでしょう。ファインプレーと言って良いのでは? #犬界主

骸者たちと生体金庫との交戦は近日中に始まるであろう(実はもうすぐだが)で、自分たちはもう鮒界市へ帰還する。骸者殲滅任務は終了したと見なす。oh...マジなんだなアスちん…(実際、骸者殲滅部隊が何やろうが、骸者たちと生体金庫との戦場、本番環境では、もはやお話にならないだろうし) #犬界主

去り際に主水師匠に何かを「返す」アスちん。主水師匠と耳長おじいさん、愕然。「いや ここで出されても そのぉ困ります」「儂らも「それ」は苦手ですので 出来ればタロット・アス殿から東郷本家に返して頂けぬか?」あっ分かった。「あいつ」だな。(というか余程煙たがられているな…) #犬界主

「最後までルーサー殿には警戒されもうしたが 過去の事はもう水に流れております コレから先共闘の時もありましょう それまで!」「縁あればまた」まあ、ルーサーもベール派のエージェントとして、大亜州で東郷戦力とドンパチしていたと考えるのが自然だし、実際「そう」なんだろうな。 #犬界主

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さて、大事の前の小事、閑話休題にもかかわらず、メチャクチャ濃厚なパートでした。時代伝奇小説を消化する酵素が脳に埋まっていると、食ってるだけで脳から発酵した脳汁がプッシャアアァァとなる部位です(頭おかしい) #犬界主

今そこにある、「歴史の陰に実はあった」伝奇集団、ロックヘイム東郷! (裏柳生やユゴス柳生みたいに言うな)今までの伏線から鑑みても、たぶんマジで何の前兆もなく「無から生えてきた」し「作品を事後的に上書再定義した」としか言いようがないのだが、メチャクチャ面白いから超OKです。 #犬界主

紳士的に見えるが、どうしようもなくヤバさが滲み出ている、柳生力(やぎゅうぢから)の強い情報活動の達人たち。傍から見てる分には超面白いが、お近付きにはなりたくない。まして、彼らの方からお近付きされたら、利害関係者(元敵対関係)のルーサーとしてはそりゃあ「うわっ」だろうな… #犬界主

時代伝奇小説の大スター、剣豪大名一族、柳生家は、超面白いのですが、五文字で説明すると「東郷家原型」という感じです。この言い方で興味の出て来た方は、私がかつてお世話になった神無月久音さんのAA作品『やる夫で学ぶ柳生一族』(完結済。これも9年越しの超長編でした)をご覧ください。 #犬界主

しかし、稀男、ここにいなくて良かったな。場合によると、仁坊っちゃんや正義パパ上のことを思い出して、また地震めいてグズグズに地盤沈下していたかもしれないし…(そういや、実際、何してるんだ? 脳内会議していて、肉体としては超寝落ちしてるのか?) #犬界主

主水師匠、父・善に「異世界転移して隠密をしつつ異世界の東郷の飛び地の代官になれ」と言われて(な、なんじゃそりゃ…)ってならなかったのかな。ロックヘイム東郷開拓団最高責任者、あてのない荒野の羊飼い(亀です)、しかもどう考えても責任重大なやつだ。その重圧、いかばかりだったか… #犬界主

あと、モンドのロックヘイム東郷(だから朝鮮柳生やシベリア柳生みたいに言うなっつーの)の情報網では、キナモムムの虹増ノリスケのことは、関知も保護も出来なかったのか? とてもそうは思えないが、何でノリスケおじさんはああなっちゃったんだろうな。 #犬界主

それとも、主水師匠、簡単な対処は無理そうだし、面倒事になりそうだったから、ノリスケおじさんのことを単純にテキパキ見捨てた? ノリスケおじさん、ちょっと可哀想になってくる(バンシーのお姉ちゃんとキャッキャウフフしていた訳だからこれ以上あんまり同情する気にはなれないが) #犬界主

それとも善が、姻戚関係のある虹増家のノリスケおじさんを、本人も自覚のない系の、諜報員兼宣教師として放ったのか? 何ならその情報はロックヘイム東郷に筒抜けになっており、対キナモムム政策に縦横無尽に使われていたまであるとか…? (お前は善や主水師匠を何だと思ってるんだ) #犬界主

では、続きは、また後で。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。ピュアたま、弟子であるハオウ君に、インストラクション・ラスト・ワンをしている。イエス・キリストと十二使徒たちの話だ。彼に比べれば、ピュアたま、自分が「羊飼い」としては二流である自覚があるらしい。 #犬界主

で、そんな二流の「羊飼い」であるピュアたまにも、信者や心酔者はたくさんいた。だが、彼らはピュアたまに全てを委ねて、自分で泳げる力すら捨てて、自力を信じられなくなってしまった。それでは溺れ死ぬか、渦に巻き込まれたら、十二使徒のように逃げるか、どちらかしかなくなる。 #犬界主

当然、ピュアたまは「運ぶ力」の胎界主なので、運ぶ力のことも胎界主の何たるかもよく了解している。運ぶ力で運んでもらえるとはいえ、結局は「自力で」何処かへ行き、何かを創らなければならない。少なくとも、ピュアたまはそうやって、今までも独りでやってきた… #犬界主

そんなピュアたまが、帰依して他力で導いて欲しがる人々のことを、うまく導ける訳がない。最後は自分で泳ぐんだ。それをやれない人、溺れるだけだし、そこをピュアたまに代わりに泳がせてもらうことは出来ないんだ。リモコンじゃないんだから。と、そういうことが言いたいように聞こえる。 #犬界主

‪まあ、運ぶ力の胎界主としては実に「そりゃそうだろうな」と言うことを言っている。とはいえ、そう言う「最後は自分で泳ぐんだ」的インストラクション、泳ぐことを「やれなくなった」人にはカテゴリーエラーだし、ピュアたまが二流なのはそこのフォローをしないからでは? (何様だテメエ) #犬界主‬

‪ピュアたまにおいては、おそらくは他力本願という思想は採用されてはいまい。誰しも泳がなければならない。水たまりで傷が癒えるまで一休み、というエアポケットめいた話、用意されていないのでは? ピュアたまの主流、否応なしに流れるものだから、流されずに傷を癒すことは出来ないのでは? #犬界主‬

JOJO第6部ストーンオーシャンで言うと、プッチ神父の一巡した世界で覚悟決めて宿命を受け入れて生きるスタイルみたいな、無理な人は潰れるやつでは…傷ついて泳ぐことをやれなくなった小魚たちには、有害な流れなのでは…? (というか、妖精も人間も、小魚じゃないぞ。稀男が嫌がる話でしょうね) #犬界主

さて、生体金庫攻城戦だ。当然これは最大級の試練の物語だ。生体金庫(竜)を、己を信じ抜ける本物の騎士(ハオウ君)が討ち倒す。そういう、竜殺しの英雄の物語だと思おう。(ハチワンダイバーの作中漫画家の文字山先生みたいな、何でも物語に準えるムーブ)(ピュアたま=文字山先生説) #犬界主

この物語は、試練の克服がキモだが、当然それが成るかどうかは、何ら絶対の保証のないことだ。ピュアたまもハオウ君に賭けたのだ。そう伝える。おお…こういう発破の掛け方、いいじゃないですか。信頼の一つのあり方だと思う。 #犬界主

ピュアたま、もちろん自分で泳ぐ人だが、自分で出来ないこともよく弁えている。そこは「託す」しかない。何もかも丸投げはしないが、出来ないことはチームの仲間に「託して」、後は任せたぞ。という。こういう物語、好きな人は大好きなやつじゃん。 #犬界主

と…ピュアたま、ハオウ君の隣に座っていたが(ソロモンがデカトンの横に無理して座っていたのとは違う、自然な感じであり、身を寄せた話し合いだったと思うよ)、スッと立ち、離れていく。おや…? #犬界主

‪「もしこの試練を成し遂げたなら お前は自分の力だけで泳いでいけるだろう もう「主」などなくとも……だからここには」オッ! ハオウ君、いよいよ独り立ち! ピュアたまにしてみれば、ハオウ君を、自分と同じ土俵の、一端の胎界主と同じ程度の存在として見なす、という、最大限の賛辞だ。#犬界主‬

と、言いたいところだが…ハオウ君は狼狽している。たぶん、いつぞやのレプラコーンみたいに、急に風景が薄くなったような、色あせて頼りなくなったような感じになっちゃったのだろうか。で、つい言ってしまう。「いえっ! 最後までピュア様をお守りいたします」あっ… #犬界主

今までの話を鑑みるに、自分の力だけで泳ぐことをやらないで、最後までピュアたまに帰依するの、少なくともピュアたま的にはダメなやつでは? ピュアたま、微妙に嬉しくなさそうに、「そう…有難う」と呟く。あれか…? インストラクション失敗、とでも考えておられる…? #犬界主

「では ささやかなお礼に 観せてあげよう お前には無用の ただの「奇蹟」で悪いけど」おっと。この言葉から、ハオウ君の回答はベストではなかったが、ピュアたまはまだ見捨ててはいない。というか、「今まで通り程度には」依然として信頼に値するし、信頼している。ということが分かる。 #犬界主

今から見せるのは、ちゃんとお礼はお礼である。奇蹟でハオウ君をたぶらかそうとしているのではない。ハオウ君もそこで単なる奇蹟に感銘を受けるようなアホではなかろう。ピュアたまはハオウ君を依然としてそれほどに高く評価している。ということが読み取れる。ピュアたま、お優しいよなあ… #犬界主

その奇蹟とは…ワイト(上位骸者躰化者)にしては珍しい黒い肌ではなく、人間の肌色の掌を見せる。というものだ。あっ、この前はここまで見せてなかったけど、今回はこれでおさらばかも知れないんで、ちゃんとここまで晒け出すんだ。ものすごい正直ベースだな。#犬界主

で…ふとハオウ君は気付く。手がこれなら、顔も…? そう。「これがピュアの 本当の素顔だよ」ピュアたまがハオウ君に見せた、本当の素顔。それは…今ここに及んでは、ハオウ君にしか見えないものだ。さてはて、一体、どういうやつなんだ…? #犬界主

‪ていうか、感動的な話に見えるが、おーい、ハオウ君、「奇蹟」に感銘を受けておるパターン‪に、外形的にはとても見えてしょうがない。‬さっきまでの話、台無しやんけ…大丈夫なのだろうか…? (続きは、また明日とします) #犬界主‬

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胎界主初見実況『生体金庫』! 遂に! 本編だ! ここからめくるめく激戦と、無惨と、あと、既読者の方は百も承知でしょうが、胃があれになる展開と、腸があれになる展開が来ます。そう…あいつらが…(あいつらって誰や)(それはこの実況の最後で名前だけ触れます) #犬界主

さて、いよいよ作戦だ。レイミア様とデカトンと、後なんかスペクター(中位骸者躰化者)の人がいる。説明! 今回のターゲットは、ウロになった枯死したネプリ漂流島だ。それが、六時間前、確かヘヴ&モンドのあるネプリ浮遊大陸の海岸に停留した。再漂流する気配はない。 #犬界主

漂流島の大部分は既に化石化し、その底に生体金庫は眠っているという。休眠状態とも、半死状態ではないかとも、あるいは集結中の骸者の大戦力を歯牙にもかけていないのではないかとも推測されてはいるが…スペクターの人、目視したらしい。どんなやつなんだろうな。生体金庫。 #犬界主

周囲の小島に、数百名のスペクターの大隊と、小島〜漂流島間の転送ゲート。これで途切れなくスペクター4個師団をぶち込むことが出来る…おい…師団!? 流石に、デカトン、ギョッとする。大ごとやんけ。 #犬界主

ふつう、師団は軍のレベル3のサブカテゴリで、正面作戦全体の独立最小単位たりうる。大隊はレベル6のサブカテゴリで、具体的な作戦活動の独立最小単位たりうる。つまり、この配置からは、生体金庫攻城戦は、正面作戦として、しかも相当ガチ目に位置付けられているということになる。 #犬界主

ウロの上空にも特大転送ゲート。カポックのガスト(下位骸者躰化者)万単位、全投入! 当初の予定では数百程度をぶつけて様子を見るはずだったが…さらに、第二波として、デカトン軍・デュラハン軍のスペクター、全投入! これ「が」4個師団だ。流石に、デカトン、気が遠くなる。 #犬界主

この作戦立てたの絶対デュラハンだろ。あいつ、そういう用心深くて徹底的なところがあるよな。(なおデュラハンはウロの中で中空から単身偵察中です) #犬界主

デカトンは生体金庫のことを、まさか本当の本当にガチの総力戦をするまでの相手とは思っていない。自分が最終形態で2、3発小突けば、リョースの戦力が来るより早く、速攻で終わるだろう。大軍勢、大作戦、無駄では? #犬界主

そもそもそうなら、レイミア様が遮る力で戦場をリョースの戦力から隔離して、つつがなく作戦を遂行する、という話すら、要らぬ心配ではないのか。(デカトン、案外、同格の四大神獣には、ちゃんと気をかけてやれるところがあるな。ガルウに頼れる兄貴ムーブをしたがるところがあるのと同じ) #犬界主

しかし、レイミア様、「確かに大げさに映るけど 私もデュラハンに賛成よ 貴方も一度ウロに入って 直接アレを見てみるといいわ」と言い出す。おっと。そこまで面倒そうなやつなのか、生体金庫…? まあ後で否応なしに見ることになるだろう。果たして、どんなやつなのか…? #犬界主

デカトンが見咎めたものがある。(稀男たち骸者殲滅部隊が手も足も出ないほど強い)ドラゴンたちだ。しかも複数。何でこんなやつらがいるんだ? 遮る力で防いでいるのではないのか? 侵入されているんじゃないのか? (デカトン、レイミア様に、相当失礼なこと言ってるなあ) #犬界主

そうではなく、あいつらはここに住み着いていたやつらだ。たくさんいたが、駆除して残りわずかになったらしい。大事の前の小事だが、ドラゴン、神獣としては守護天肢よりも強いはずだ。スペクターではどうにもならなくて、無駄に戦力を消耗してしまった。じゃあ、誰が駆除した…? #犬界主

奇妙な羽虫に乗って戦う槍騎兵部隊。黄色のドラゴン幼生ではなく、オレンジ色のドラゴン(おそらく成体)と空中戦をしている。槍は毒針であるらしく、刺してへし折ると、ドラゴン成体、空中で爆発四散。強えー! デュラハンのワイト、死翔隊! (ウロ内部には死忍隊というのもいるらしい) #犬界主

デカトン、嫌なことに思い至っていた。つまりは、ワイト戦力も、全部かどうかは分からんが、投入する、ということだろう。さっき勝手にデカトン軍のスペクター全戦力を計算に入れられていたが、デカトン軍のワイト戦力は…? #犬界主

デカトンのワイト、重装甲隊! もちろんスタンバイ! ハオウ君よりすごい胸当てと、デカトンの槌のジェネリック量産型を備えた、ごついワイトたち、極めて整然として待機中! #犬界主

デカトン、キレそうになっている。まあそりゃそうだろう。勝手に何てことしでかしてくれとんねん。重装甲隊は、デカトンが丹精込めた結晶、最高作品だ。(たましいがなくても、こういう系だったら創れるらしい)自分の同意なく勝手に動員してんじゃねえ。文句の一つも出て来ようというものだ。 #犬界主

重装甲隊、全軍でデカトンの最終形態に匹敵する。そしてこれは本来、ソロモンヘイムへの本格的な侵攻時の対魔王用の切り札だ。「こんなところ」で消耗させるなんて真っ平御免だ。そうごねる。まあ気持ちは分かる… #犬界主

レイミア様はこんなタイミングでデカトンに暴れられて決裂して欲しくないので、デカトンを気怠げに宥めている。まだ誰も消耗していないから大丈夫だ。それに、いくら何でも流石に、スペクター全戦力の第二波で片がつくだろうし、ワイト戦力まで投入することは、まずない、と思いたいが… #犬界主

デュラハンも用心深すぎる。こんなことしているからレムレスにバカにされるのだ。そうデカトンは愚痴るが…レイミア様曰く、「どうもそれだけじゃないみたい」ということなのだそうです。デュラハンのことなので、なんかのイレギュラーを予見しているのか? #犬界主

さて…ここでようやく、ハッグとハオウ君が合流してくる。遅い。レイミア様がハッグを叱責しようとするが…何かを感知し、やめる。急遽、事情が変わったようだ。レイミア様が警戒し、デカトンが顔をしかめるほどの面倒な「何か」。何だ? #犬界主

デュラハンがわざわざ、自前と、あと勝手にデカトンのワイト戦力をも用意したのは、「これ」に備えるためだ。ハッグは直ちに理解し、言われるがままに、作戦準備のため離脱する。(ハオウ君を置いて)(連れてけよ。ハオウ君は飛べないんだから)ハオウ君は訳が分からない。何だ? #犬界主

「ぞくぞく集まって来たわよ 招かざる「お客様ども」が」片目をしかめて、実に嫌そうに吐き捨てるレイミア様。デカトンもますます顔をしかめる。こいつらが何者かというと、それは… #犬界主

「ファントムのワイト! 殺技軍団!」わー何だこいつら!? デカトンのワイトの重装甲隊に比べ、統一性のない、自信満々そうなヘラヘラした徒党。デュラハンでもデカトンでもない、確かワイトをいっぱい作りたがるコレクター、死の司神の主神の四大神獣、ファントムの、ワイトの、軍団!? #犬界主

殺技軍団、同じファントム麾下のワイト四天王(ではない)スペリヴ隊と同じように、デカトンたちにとっては「招かざる客」であるようだ。明らかに、レイミア様もデカトンも、来なきゃ良かったのに、くらいの態度を剥き出しにしている。ええー…どんなやつらなんだこいつら… #犬界主

続き、乞うご期待。(とも実は言えなくなるのだが…)(おい? どうした? どうしてそんなことを言い出す?)(ここから先の展開、猛烈に胃と腸がどうこうなるから…)(何があった!?)(それも読んでくれ。たぶん当時は読者は超辛かったと思う…)(とのことです。後で続きますね) #犬界主

***

胎界主初見実況『生体金庫』再開。殺技軍団たち。ノリが軽く、自分よりも偉い相手だろうが、直系の上司でないからには、口の利き方も横柄だ。「レイスだレイス」「血ぃ吸いババアもいるぞ」レイミア様もデカトンも特に腹を立てたりはしないが、明らかに嫌気が差しているのが分かる。 #犬界主

「ねぇねぇ あんたラ ガルウに「つまみ殺し」されレんれショ?」「キャハハ ウケル!」絡まれてバカにされているスペクターの人、可哀想…「ガルウまだ生きてんのかよ 死ねっ!」それはそう。あいつ生きてるとメチャクチャ迷惑だし、死んで欲しさも分かるんだが… #犬界主

ガルウの兄貴であるタナトス=アヌビス系の四大神獣、フェンリルの話が出ている。「狂犬」と呼ばれる、殺技軍団たちにとってもおっかないやつらしいが、現状は兄貴たちは「まだ悪魔にトッ捕まったままらしいよ」とのこと。「だせええええ」いや…本当に歯に衣着せないやつらだなこいつら… #犬界主

「なぁ〜んだ 眠りにつく前と状況変わってねーじゃん」主のファントム同様、寝ていたが、最近起きたのか? 何で起きた? というか、「お前ら…なにしに来た?」デカトン、イラッとしている。が、殺技軍団の一人は平然としたもので、「あー 見物っすよ 見物ぅ〜」とヘラヘラとうそぶく。 #犬界主

デカトン、乗り気でない大軍勢による大作戦を前にして、さらにこいつらにまで関わり合いになりたくない。何かあるとゴネて揉めたがる手合いだ。邪魔。「ここから失せろ」と言うデカトンだが…「んあああ? んでアータに命令されなくちゃなんねーですかぁ?」あっゴネ出した! ウザい! #犬界主

が、今のやつよりもうちょっと偉そうな、しかしやはりノリの軽いやつが、今のやつをつまみ出して、責任転嫁をする。「いやいやご無礼すんました うちら言われて来ただけなんすよ 後から来るドロクロド総司令に聞いてくらさいや」デカトン、舌打ちする。「あの野郎」と言わんばかりに。 #犬界主

殺技軍団総司令、ドロクロド。どんなやつだろうな…(確か、第三部執筆報告のお知らせで出て来た、尾籠先生の脳内相方の、箱みたいなやつだよな…)(妙なところでネタバレになったが、まあ外形的にはともかく、実際どういう言動のやつなのかは、これから見ていくことになるでしょう。楽しみ) #犬界主

デカトン相手にメンチ切っていたさっきのやつ、今度はハオウ君に絡み出す。ドロクロドからは手を出すなと言われているらしいが(ドロクロドというやつ、流石に事情は弁えているらしい)、それはそれとして当然ナメてバカにしてへし折って、自分たちの好き勝手を邪魔されないようにしたい。 #犬界主

「俺は美食家だぜ? 純人間しか食べねーの こんな臭いお肉はお口に合わな〜い」ロックヘイムだと大変だろうなコイツ。しかし…意外にもデカトンがさっきのやつに指を向ける。このポーズから念を込めると殺せるのだから、もちろんこれは重大な警告だ。どうしたんだ? #犬界主

あれか、デカトン、何度か圧倒的に力の差のある自分に盾付いた、クソ度胸のハオウ君を、それなりに認めてはいるのか? この前も身を張って、借りのあるやつらを、自分から庇っていたしな。昨日の今日だ。記憶に新しい。 #犬界主

それとも、大作戦前だから、生体金庫攻城戦で効果のある戦力、魔剣シャミールの使い手を温存しなければならないし、こんなところで私闘など論外、ということか? どうやらこっちが主な理由らしい。デカトンも、乗り気ではないが、腹を括ってはきている、ということのようだ。 #犬界主

当然、ハオウ君も、こんな挑発に乗る気はない。「ピュア様の使命 大義を成すまで 俺の心が惑わされる事は無い」横で殺技軍団の一人に(キリッ)と某匿名掲示板めいた余計な茶々を入れられているが、勝手に言ってろよ。そういう茶化しをしようが、何も偉くならないので。みっともねえ… #犬界主

そこへ、なんかデカトン軍の重装甲隊員が、空から落ちてくる。殺技軍団を睨んでいる。はて。どうしたんだろう? 待機中の彼らに、何かあったのか? それとも他の何か? #犬界主

レイミア様のベッドの天蓋で、悪ガキのように勝手に座ったりトランポリンしたり、やりたい放題している殺技軍団員たち。レイミア様、もちろんムカついており、(おそらくは威嚇のため)攻撃態勢を取る。もちろん超高速で逃げる殺技軍団員たち。だが… #犬界主

殺技軍団員、重装甲隊員に一人捕まる。で、そいつが悲鳴をあげた瞬間、殺技軍団全員、みるみるうちに一触即発になっていく。これは…ヤバイ! ハオウ君、デカトンに、部下を止めるように言う。大作戦以前に、大事の前の小事で、何もかもメチャクチャになるぞ。 #犬界主

デカトン、重装甲隊員に問う。「コツバーン…お前達重装甲隊は 我の言葉に従うのか?」重装甲隊員コツバーン、「もちろんであります! デカトン様以外の言葉には耳を貸しません!」と精忠の塊のような返答。デカトン、明後日の方を睨み、「放してやれ」と命じる。解放される殺技軍団員。 #犬界主

殺技軍団員たち、キレ顔で言う。「「仲間」……なんすよ 俺達マジ大切な最高の仲間なんすよ」そして騒ぐ。「仲間は守れ TOMODATHI大事 それ以外はぶち殺せぇ」ウワー! 何だこの邪悪版『紙兎ロペ』のジモティたち! (信じがたいほど酷いこと言ってないかお前) #犬界主

コツバーン、心配して「デカトン様 一個小隊ほどこちらに配備しては…」と進言する。「何故だコツバーン?」「……え? はっ! レイミア様の護衛に……」まあ、司令部の親衛は必要ですよ。そこはそう。だが…デカトンはそう言うことを言っているのではない。 #犬界主

「お前……さっきなんと言った? よいか 二度と我以外の言葉で動くな それがたとえデュラハンの命令であろうとだ」あっ。デカトン、キレた! #犬界主

コツバーン、自分で考えて動いて、余所のお偉方も護衛しようとした、ひとかどのやつだ。が、デカトンとしては、殺技軍団が余所のお偉方である自分をナメており、自分の部下はデュラハンに勝手に動員され、今その一人が、余所のお偉方のために、自分の命令を外れて動いた訳だ。「従ってない」… #犬界主

しかも殺技軍団と一触即発になってしまった。コツバーンの独断専行による、これは、ヘマだ。こんなもん、デカトン、愉快な訳がない。何より、誰も彼もがこうして自分をナメてかかるようでは、示しがつかないし、指揮からして成り立たなくなるし、今後の作戦全部、果てしなく面倒になるだろう。 #犬界主

ということで、デカトン、「示しをつける」ために、「次やったらシバくぞ」と言わんばかりに、コツバーンに凄んだ訳だ。デュラハンもレイミア様もどうでもよく、デカトンの命令にのみ従え。まあ、そうなるな。可哀想なコツバーン。心意気は尊いが、軍の命令系統を乱しちゃいけねえよ… #犬界主

もちろんそういう組織力学なのは分かるが、見ていて「組の行動様式か?」とは正直思う。ハオウ君、ドン引き。レイミア様、改めて、コツバーンの進言を断る。「私からも護衛はいいわ 却って刺激しちゃうし 今はまだ 侮辱に耐えていればいいだけだから」まあ、侮辱、ムカつきはしような。 #犬界主

‪「向こうで待機しておれ! ソロモンヘイムに侵攻するまでなっ!」要するに、「今作戦への参加は認めない」ということだ。コツバーン、逃げるように去る。レイミア様はコツバーンの忠義と心意気をちゃんと買い、一応デカトンにとりなしてあげている。余所の勢力なのに、お優しいことですな。 #犬界主‬

‪デカトンはプリプリしている。「我は何も聞いとらん!」そりゃあ、まあ、そうだろうね。可哀想。デュラハン、デカトンになんの相談も無しに、どこまで勝手なことをしているのだ? 「参謀」は任せたが、これでは困る。(軍隊で、参謀本部が司令部を無視するの、歴史的にもマズいやつだしな…) #犬界主‬

‪キリがないので今日はここまで。殺技軍団、何にも囚われず解放されていて自由かも知れないし、仲間を大事にするのかも知れないが、他人への敬意も、余所の偉い人への尊重も、全くないようだ。で、少しでも自分の邪魔をされたり、余所者にガチャガチャ言われたら、キレる。族の行動様式か? #犬界主‬

‪納得なく権威や権力で押さえつけられたくはないが、他人を納得抜きで押さえつけてるのも嫌だ。それは、権威や権力からの自由というより、権威や権力そのものだ。それを、「自分が」「愉快だから」やるの、スゴイ・シツレイだし、醜悪に過ぎる。殺技軍団、そういう意味でも、嫌悪感が強い… #犬界主‬

‪さて、先にほんのちょびっとだけ書きますが、次回、だいぶキツイ逸話が来ます。これに限って言えば、乞うご期待、とは口が裂けても言えん。それくらい胸糞が…まあ、ともあれ、次回も、やっていきます。ご清聴有難うございました。心を奮い立たせるぞ…! (それくらい気が重い話だ) #犬界主‬

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。今日やるここは、心理的にそうとうキツかったところです。COVID-19第二波で、時期もかなり悪かった。そんな訳で、読み進めるのにかなり時間がかかっていました。まあ、ともかく、ここを、終わらすぞ! (実はこの記事だけで数日かかっている) #犬界主

進化の踊り(勝手に命名しているが、多分こういう呼称ではない)を踊る殺技軍団たち。が、急に散開する。そこに落下するは…ドラゴン成体! デュラハンのワイト、死翔隊の毒槍が回ったのか、悶絶しているようだ。 #犬界主

それを…殺技軍団の面々が見下ろしている。嬲り殺しモード開始! ドラゴン成体を切り刻んでいく殺技軍団。かつて稀男たちを苦しめた強酸を吐くドラゴン、しかも成体だが、殺技軍団はまるで怯まない。むしろ楽しそう。引き続き嬲り殺しを続ける。ハオウ君、説明役スペクター氏、ドン引き。 #犬界主

ドラゴン成体の生首を掲げてイキる殺技軍団。グロい! ゴア! ハオウ君、説明役スペクター氏、超ドン引き。一方、レイミア様とデカトン、自分たち死の神獣(つまりは正当な死の司神の四大神獣)よりのさばろうとしている殺技軍団を見て、ドン引きはしていないが、溜息を吐いている。 #犬界主

ヴァンパイアのレイミア様に比べて、レイスのデカトン、同じレイスのファントムの作った殺技軍団のことを、もう少し詳しく知っている。こいつらはファントムが作ったというより、「こいつらで勝手に増えたのだ」。えっ!? どゆこと!? #犬界主

オシリス=ハデス等降臨の際に、レイス三柱(デュラハン、デカトン、ファントム)とレイミア様は、ソロモンヘイムへ侵攻した。悪魔の代行組織(ヘッドの前身。後述)総帥、ドロクロドというやつは、いち早く悪魔の劣勢と旧世界の終わりを見て、ファントムと交渉した。交渉の内容とは… #犬界主

ドロクロドがファントムの血を飲み、ワイト躰化。そして、その大陸で悪魔が保有している胎界主を全て、機械的にワイト躰化させたというのだ。な、なんちゅうことを…! ファントムも自軍の増強のためにこれを歓迎し、ドブドブと出血大サービスしたそうだ。 #犬界主

あー、そうかよ。そういうことかよ。つまり、ファントムが血を飲ませた結果、殺技軍団が生まれた、というより、ドロクロドがファントムの血を飲ませた結果が、殺技軍団だった、っちゅーことかい。「こいつらで勝手に増えた」、了解。本当ひでえな! #犬界主

あのう、ハウスマン、まさかドロクロドの相方で、こいつの裏切りの尻拭いをやらされていたりしてました? いや、だったら同じ強力な運ぶ力の胎界主であるハウスマンもふつうに骸者にスカウトされて取り込まれているよな… #犬界主

たぶんドロクロドの在任期間とハウスマンの在任期間は別だ。ドロクロドたちの裏切りの禍根はだいぶ後を引いただろうから(その大陸の悪魔代行機関胎界主が根こそぎこうなったら、パワーバランスはメチャクチャだろう)、尻拭いをさせられた可能性は排除できないが、面識はない可能性が高い。 #犬界主

その後、オシリス=ハデスのバフが切れて、骸者が劣勢になった後、ファントムも殺技軍団もテキパキと退却、ロックヘイムのカポックに領地を確保し、眠りについたという(そういやファントム本人はまだ寝てるんだよな)。ず、ズルイ! しかしうまいやり方ではあろう。 #犬界主

そんな訳で、万単位のワイト戦力(!)殺技軍団を擁するファントム。しかし、このような経緯のため、殺技軍団にとって、総司令は、ドロクロドである。つまり、ファントムでは手に負えなくなってしまった! ダメじゃん(少なくともデカトンの認識ではそうだ)そりゃレイミア様も呆れ果てるわ。 #犬界主

生体金庫実況、一旦休憩です。もう一回やりますので、宜しくお願い致します。しかし、ドロクロド、名前だけ出てきたが、かなりヤバイリーダーらしい。どういうやつなんだ? (尾籠憲一先生の進捗報告漫画でも相方として出てくる箱氏なんだけど、一旦記憶から飛ばそう。認識ロックのつもりで) #犬界主

稀男、自分の場(胎界)の対象としてではなく、人間関係の場の相互主体としての他人の話で、いろいろあったのだった。しかし、殺技軍団、こいつら、集団の場の各主体としての他人の話を、曲りなりとはいえ、一応実現出来ている! ここは少なくとも、井戸ーズに比べると、とてつもないアドだ。 #犬界主

いや、同盟者や同盟勢力も含め、外野にしてみると、こいつらは死ぬほど有害なやつらなんだけどな。こいつらの有害さ、後ですぐに見せられることになる。その悪影響も。うう…(書き進めるのがとてつもなくツライ) #犬界主

さて、生体金庫、序盤にして、ここからが本当の地獄だ(暗澹たる気持ちになりながら)。それでは、ご清聴有難うございました。また後で、絶対に続けます。うおー… #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。序盤のエグくてキツいポイントです。ここやんなきゃダメか。ダメだよな。やるぞー…(テンションの下がった状態で) #犬界主

さて…殺技軍団の一人、腹に口のある巨漢、ベンケーノ(正式にはベンケイノ)が、「ドカデカさ~ん」と声をかける。コラッ! 名前が違う! 忠誠はない上司、ファントムの、しかも横の仲間だ。口の利き方も気安い…で、その手に持っていたのは、オルク人二人だった! えっ!? 何ソレ!? #犬界主

「こんなのうろついてたんだべが」「どーしたらいいんだべ?」どうやらお祖母ちゃんとちんまい孫娘のようだ。レイミア様、もちろん冷酷だ。「なに? 私の結界は完璧よ 障壁の外周にでもいたんでしょ」「好きにしなさい そのかわりもう少し静かにして」あっ、終わった… #犬界主

おそらく、生体金庫のせの字も知らない、ましてここにそんなものが流れ着いたことも知らない、たまたまここの近辺で、鄙の外で開拓作業をしていたオルク人たちだろう。(モンドだったら主水師匠が直ちに把握して一悶着あっただろうから、たぶんここはヘヴの領土なのかしらね) #犬界主

そんなおそらく開拓民の老人と幼女を、「明け方早々」に、面白半分に「略奪」「拉致」してきた、そういうあれなのだろう。(そういうことするやつらだ)何てことを…! ソロモンヘイムの人口を激減させてまで生まれてきたのが、こんな忌まわしい虐殺の死霊の大勢(レギオン)なのか…? #犬界主

さて、さっきのゴア光景で目をつぶって、記憶から飛ばそうと冷静を心がけていたであろうハオウ君。次に目を開けたら…これだよ! 「うええええ!? 待て待て! やめろ」そりゃ、ハオウ君、当然止めようとする。同じオルク人、同族である。そりゃ助けたいよな。 #犬界主

しかし、ベンケイノは聞かない。上の連中、死の神獣が、OKを出したんだから。デカトンも追認する。「支障はない それよりコイツらを刺激させるな」まあ、そうなるな。「助けないなら協力しないぞっ!」そう叫ぶハオウ君だが… #犬界主

実にバカにしたような顔で、デカトンはひらひらと手を振る。「ではさっさと立ち去れ お前なんぞ最初から当てにしとらぬわ」あっ…分かりました。デカトン、ハオウ君のことを、ひとかどの骨のあるやつなんかではなく、うるさい蠅程度にしか見ていなかった! そりゃそうだろうね。ムゴイ。 #犬界主

「哀しい馬鹿の一つ覚えね そいつも殺しなさいよデカトン どうせピュアの犬なんだから」「ゴハッ 我だって要らんとは思うが デュラハンの顔を立ててやらんとな」「デュラハンは私が取りなしてあげる なんなら私が殺ってもいいけど?」メチャクチャ酷い事を言われている。哀れ。 #犬界主

そうなんだよな。死の司神の四大神獣であるこいつらに、謎の強大な攻城戦対象、生体金庫の脅威をちらつかせるならまだしも、ハオウ君やハッグのババア程度のやつの、身を張ったハッタリなど、欠片も利かないのだ。改めて、絶望的な気分になって来ますね。 #犬界主

そんな訳で、やはりこいつらは隔絶存在であって、人と対等な取引など出来ないのだ。悪魔だって対等な取引を標榜しているが、それは力を盾に、事実上なあなあに反故にされる性質のものであるし…そんな訳で、上位者の交渉は利かない。じゃあ力で止めるのか? 多勢に無勢、全員敵だ。無理だ… #犬界主

さっきデカトンやハオウ君を煽った殺技軍団の一人が言う。「俺達ゃこれをやりに来たんだよぉ!」殺人の快楽に酔った表情。これは話にならない。「オシリス=ハデスを降ろすとはこういう事だ」無慈悲に告げるデカトン。骸者は、死をもたらす殺害の神威だ。「殺す」のが本性だ。 #犬界主

「それとも何か? 最初からそんな気はないと言う事か……」妖魔やピュアたまが、骸者と究極的には利害が合わないことは、もちろん分かっている。が、今から戦争だ。ここで方針をはっきりさせておこうとするデカトン。骸者の利害のまま動け。お前らの利害など知らない。そういうことだ。 #犬界主

「まぁそうなの! 私達を騙していたのね だったらお前もピュアも殺さないと!」レイミア様、昨日ハオウ君にナメた口を利かれたので、ここぞとばかりに楽しそうに煽る煽る。こいつ… #犬界主

力なく「やめろ……」と言うハオウ君。だが、デカトンに釘を刺される(正確にはえげつない鎌の突起で兜をグッと押される)。「次は無い 殺すぞ」骸者の流儀だ。価値観だ。郷に入れば郷に従え。殺人が価値だ。しかし、これは、仲間の迫り来る死を、到底受け入れられないハオウ君には、キツイ… #犬界主

オルク人の幼女、同じオルク人のハオウ君に向かって、何らかの「恐ろしいこと」が起きることは分かっているが、どれほどの「酷いこと」が起こるか分かっていなさそうな、素朴な表情で、言う。「たちゅけてください……」ハオウ君…ツライ…どうする…? #犬界主

ハオウ君…諦めて、辛さの余り、目と耳を塞ぐ。「大義の為だ 大義の為だ 大義の為だ 大義の為だ」…どうしても、『新世紀エヴァンゲリオン』の、シンジ君の、「逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ」を連想してしまう。よりぎりぎりの倫理的極限状態だが… #犬界主

そして…ハオウ君、目を開けると…ベンケイノの腹の口が血まみれになっている。終わった。喰われた。手遅れだ。(嗚呼…)絶望と、そして憎悪に身をよじるハオウ君。そりゃそうだ。俺も絶望と憎悪に身をよじっている。復讐の言葉が、口を吐いて出て来る。「お前ら後で……」 #犬界主

しかし、双頭ろくろ首の殺技軍団の一人が、呆れて、虫けらを叩き潰すような攻撃的な顔で言う。「何が後でだ 今やればーか!」あっ、獲物をベンケイノに喰われて自分たちが今喰えなかった八つ当たり! しかし、ハオウ君への効果は抜群だ! 目をそらすハオウ君。嗚呼…(俺も凹むよこんなん) #犬界主

『生体金庫』初見実況、とりあえずここまで。あまりにも今回のイベントの衝撃が大きすぎるので、それにどうしても引きずられた状態で、イベントについて書いてしまっています。良くねーな。初見実況なのに、あまりのえげつない骸者胎界主パワーに、認識を汚染されてしまっている… #犬界主

次のコマ、「昔『クリフハンガー』という映画の予告でどう考えても助からないヒロインとスタローンが流れてこれどうやって助けるの? と思っていたらそれヒロインでもなんでもなくて、単にスタローンにトラウマ植え付ける役だったので普通に落ちて死んだのを思い出しました。」(続く) #犬界主

「ちなみにあの先の場面を展開していくとベンケイノが蜜柑の食べかす様になった服と死体をハオウに吐きかける絵が浮かんでいたのですが残酷GURO描写が目的ではないのでカットしました。」とあり、あのう、尾籠憲一先生、俺、今、メチャクチャ辛くなってんですけど…(ハオウ君はもっとだろう) #犬界主

メンタルがヘロヘロになっています。士気が最低最悪になっている(ハオウ君はともかく、お前の士気って、何だよ)とにかく、終わった…ここから後はまた後で書きます。今、心の力がメチャクチャ弱っているので、だいぶ後日になると思うんですが。では、ご清聴、ありがとうございました… #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。序盤のエグくてキツいポイントを越えて…今度は謎のあいつがやってくる。それは…乞うご期待。それでは、始めます。 #犬界主

大魚めいた潜水艦が浮上。しがみついている殺技軍団(後で別動隊の先鋒隊であることが分かる)。どうやらやっぱりここはモンドではなくヘヴらしい。「肉の固ぁぁぁいトロル人種かよぉおお」「女喰いたし! 子供喰いたし!」後で付近のへヴ人も食うつもりだ。あーもう…(げんなり) #犬界主

「なにこいつら まだ来るの……」かなりうんざりしているレイミア様。しかし、殺技軍団副司令、ガシャがやって来て、「まだ先鋒隊の半分も来とりませんで」と言う。役職持ちなだけあって、目上に挨拶をするだけの礼儀はある。「お久しゅうございます デカトン様 レイミア様」 #犬界主

デカトン、いかりや長介ばりに怒る。「この馬鹿者どもがっ! 扉も使わず日中を……その上まさか全軍で来たのか?」確かにそれだと速攻でバレそうだ。しかし、隠密性の高い潜水艦を使っているので、管理者リョースには把握されていないようだ。(振り落とされたら乗組員は最期だろうが) #犬界主

奇妙な形状のワイトたちがやってくる。糞イカ五兄弟。多分スペリヴの兄弟たちだ。目の前のベンケイノに凄むイカの一人。ギロッと苛立ちを示すベンケイノだが、無表情のイカを前にして、結局引き下がる。こいつ、スペリヴと同じで、予兆無しでいきなり攻撃する、おっかないアレだろうしな… #犬界主

イカのおそらく長兄であるアラバス、デカトンやレイミア様たちに挨拶する。弟たちは嫌そうだが、一応は穏やかに挨拶を促すガシャと、「やれよ 俺が馬鹿みてーじゃねぇか」という任侠っぽい理屈をかますアラバスの手前、一応挨拶する。そこへ…噂のドロクロドが来た! 嫌そうなデカトン。 #犬界主

何か…ワイトたちの中でも特段奇妙な形状の、黒い箱みたいなのに、艶めかしい足の生えた…何? これが、尾籠憲一先生の進捗報告漫画の脳内相方として出て来る、殺技軍団総司令、ドロクロドの、実物本人らしい。女性なのかしらん(「ハァハァ 箱ちゃんの足……」とか言われてるし) #犬界主

ガシャと同じく、丁寧な口調で喋るドロクロド。レイミア様もデカトンもだいぶ思うところがありそう。「ドロクロド 一体どういうつもりなのだ」そうなんだよ。こいつらがここに来ることは、予定されてなかったはずし、デュラハンに至ってはむしろ警戒すらしていたはずだ。 #犬界主

「もちろんこの大イベントを見物しに……」そううそぶくドロクロドに、凄むデカトン。もちろんドロクロドはスルーして「来たわけではなく 援軍に駆けつけました」とキメる。しかしデカトンはにべもない。「いらん 帰れ」まあ、こいつらを野放しにしたら、戦局の掌握なんか、まあ無理だしな。 #犬界主

しかしドロクロドもさるもの。「はいわかりました 帰ります あぁ ですが 今から追い返されてはリョースに見つかってしまうおそれが……なにしろ利かん坊ばかりですからねぇ 当てつけにわざと騒ぎ立てて帰る者が 数十 いや数百……」戦局そのものを妨げる気だ! 最悪の脅しだ。 #犬界主

イカが当てつけに叫ぶ。「おいお前ら帰るぞー デカトンさんが援軍いらねぇってよー」もちろん、潜水艦で溺れそうになりながら行軍した殺技軍団先鋒隊、キレる。「はあああぁ? せっかく来てやったのにどーゆーこった」まあ、そうなるでしょうね…また揉め事かよ…(うんざり) #犬界主

「やーもう生体金庫とかどーでもいから さっさと飯喰いに行こーぜぇ」こいつらの「飯喰いに行く」って、付近の開拓中のヘヴ人等を襲撃して捕食するってことだよな。しかも、今すぐ、協定時間外に。ホンマ好き勝手しよるな…「いつになったら好き勝手できんだよー」しないで下さい。 #犬界主

そこへ…ドロクロドが手を挙げる。「はいはい お静かに」皆、ピタリと黙る。あっ。ドロクロドの命令なら黙るんだ…こんな独立独歩のやつらでも、指揮系統の一番重要なところは出来ているわけだ。デカトン、無言になる。やはりドロクロドは警戒せねばならない、とでも考えているのだろうか? #犬界主

イカ兄弟の四男のスペリヴが、有事には他の兄弟やガシャやドロクロド(がしゃどくろ?)に声をかける予定だったらしい。が、相当強いはずのスペリヴが死ぬという、もっとすごい有事になってしまったので、重く見てやって来たという。魔王「が」侵略して来たのではないか、と。 #犬界主

多分、イカ兄弟たちは、悪魔代行組織保有の胎界主の頃から、後のインド八人衆と同じかそれ以上の実力者で、そもそもエージェントでありながら魔王に匹敵するくらい強かったのであろう(ルーサーよりもか?)ワイト躰化でも全員生き残ったので、なおさら図に乗っているのかも知れない。 #犬界主

ちなみに、ファントム軍のスペクターたちに、支配操縦用の糸をつけたことは、ドロクロドにはバレバレだ。(やったのはデュラハンだし、レイミア様は知らなかったけど。おい、バレとるやんけデュラハン。ダメじゃん。まあワイト殺技軍団を支配操縦するのは難しいことはよく分かったが) #犬界主

せっかくなので、雑兵スペクターじゃなくて強兵ワイトが加勢してやろうか。そう言うドロクロド。いっちょ噛みさせろ、と言う魂胆だ。(ちなみにドローネ軍は今回来てない。もし生体金庫攻略に成功したあかつきには、彼ら、今後、頭が上がらないだろう。「攻略に成功すれば」の話だが…) #犬界主

と、レイミア様、『遮る力』で仕込みをした。レイス以外は、生体金庫攻略まで、ここを出られない。要するに、そこまで言うなら参加させてやるが、途中でのトンズラ(や、最悪の場合、神獣石の持ち逃げ)は許さない。いいんだな? ということだ。足並み揃わない共闘だが、やる気だ…! #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、とりあえずここまで。遂に姿を現したドロクロド実物本人。丁寧だが、あの殺技軍団が、言うことを聞くやつ。己らの力を背に、つつがない戦局の推移の可否すらも人質にした、鬼のような交渉をするやつ。頭もかなり回る。これは、やはり、おっかないやつでは? #犬界主

本当に、デュラハンが威力偵察中ではなく、ここにいたら、揉め事はもう少し少なかったかもしれん、とかどうしても思ってしまう。だが、デュラハンにとっては、目前の生体金庫攻城戦と神獣石掌握と司神降臨以外は、もはや全部雑事なのであろうな。今からがガチの本番なのだし… #犬界主

そんな訳で、続きはまた後で。乞うご期待(今日中にもう一回か二回出来ればいいが、出来ないかもしれません。その時はごめんなさい)それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。殺技軍団総司令、ドロクロドがやって来た。おそらく、勢いづいた殺技軍団、さぞかし図に乗るだろうな。死の神獣たち、そして殺技軍団に同族の老婆と幼女の見殺しを余儀なくされて凹んでいるであろうハオウ君、どう出るのか。では、始めます。 #犬界主

さて…デュラハンのワイトの死翔隊員が降りてくる。何だテメエ、といわんばかりの殺技軍団の視線を尻目に死の神獣たちに挨拶をしようとするが、レイミア様はまずはデカトンを示す。 #犬界主

そうだね。主君のデュラハンとデカトンは同じレイスの身内だからね。仁義としてはデカトンへの挨拶がまあ先だ。さっきはデカトンの部下のコツバーンがここでヘマこいて怒られが発生していたからね。お優しいことだなレイミア様(うるさい揉め事が嫌だというのもあるのだろうが) #犬界主

死翔隊員アタマノに、レイミア様より「先に」挨拶をされて、今までイライラしていたデカトン、溜飲をちょっと下げる。死翔隊長シャーリィと、そして肝心のデュラハンも、もうそろそろ来るようだ。死の神獣、今回の長である3将が揃う。いよいよ、生体金庫攻城戦、始まるのであろうか? #犬界主

ハオウ君、顔色が青い。今までの、隆慶一郎的一向一揆衆死人いくさ人概念存在めいた抜身のような死滅の刃が、ここ最近の仲間の死の痛みで、弱まって来ている? (死滅の刃言うなや)(しかもレイスみたいに死を認めないで再生する死神には効き目が薄いから、死滅の刃ですらねえだろ) #犬界主

さっきの老婆と幼女は、純バンシーではなく、同族のオルク人だ。ハオウ君にしてみれば、仲間の死の痛みも殊の外強かったはずだ。人の情けを取り戻してふつうになっていくのは大したものだが、こんな副作用が…マズい気配がある。デカトンは我慢の限界でキレそうだが、ハオウ君はどうなるんだ? #犬界主

デュラハンのワイト、包帯人間めいた死忍隊の面々。殺技軍団を無視して死翔隊員アタマノと会話する。なおもうるさい殺技軍団に、お静かに願う死忍隊員だが、ここでイカが凄む。ヤバい。殺技軍団の実力者のイカがごねたがるようでは、殺技軍団の皆、露骨にごねていいと判断するだろう。 #犬界主

「死忍隊の副隊長 ズガイはんでんがな 挨拶しなはれ」流石にガシャ副司令は一応の礼儀を弁えている。イカ兄弟はご挨拶とばかりに、示威行為として、さっきアタマノが堕としたドラゴン成体の、残った生首を毒針弾で爆発四散させる。周囲の殺技軍団員たち、危ないので超迷惑そう。 #犬界主

しかし、イカ毒針弾は、相手を破裂させるレイスの胎界の瘴気と違い、かなり精密な指向性と、それに伴う集中的な破壊力が強いようだ。イカ兄弟、「おーすげー レイスさんより威力あんじゃねーか」と言い出す。あっ、デカトン、また不機嫌そうな気配。ヤバイ… #犬界主

メチャクチャうるさい殺技軍団。死忍隊副隊長ズガイ、その殺技軍団の一人を…包帯で捕縛! 「もしもし言葉通じてる? 「お静かに」って言ったんだけど」あっ一触即発! またかよ! #犬界主

殺技軍団と死忍隊が揉めている横で、殺技軍団員の「タスケテ殺されるぅぅぅ」という悲鳴で、ハオウ君、さっき見殺しにした同族の幼女の件をフラッシュバックしてしまったのか、メチャクチャ苦しんでいる。やはりあれが相当堪えているようだ。そりゃあ、まあ、そうだろうね…あれはツラいよ… #犬界主

「まるで傀獣だな まぁそのうちガストの横でよだれ垂らして歩く末路なんだろうけど」直球で侮辱するズガイ。こいつら殺技軍団は、存在級位的には、最下級摩耗兵力、ガストや、獣であるキマイラと同等でしかない。たましいの持ち腐れだ。そこまで言い放つ。おい…大丈夫かよ…? #犬界主

たましいと自由意志を誇る殺技軍団のイカ兄弟は、たましいがあるくせにレイスに隷属している死忍隊や死翔隊を、逆に侮辱し返す。が、ズガイは長い髪をかき上げ(癖らしい)、お前ら殺技軍団は、自分のたましいに食われて盲目的に振り回されているだけの暴走野郎だろ、的な侮辱をさらに返す。 #犬界主

イカ兄弟、さっきと同じ直球を、よりえぐく打ってくる。「あ~あ 『たましい』とか言っちゃったよ兄貴ぃ」「コイツらいつまでその『たましい』も無い旧世界の遺物にこき使われてんだかな」たましいのない、要らない、しかしその件で侮辱される謂れも認めないデカトン、超苛立つ。 #犬界主

「副隊長あまり……」「クゥーベ隊長が来るまで」(この方見かけによらず煽りに弱いからなぁ)あっ、急に死忍隊の部下たちがズガイの萌え要素を押し出してくる。何ソレ。そんなズガイ、返す。「オタクらは『たましい』の「礎」がない不安をはしゃいで誤摩化してるだけなんだろ」 #犬界主

ズガイは、煽りには弱いのだろうが、かなり賢そうだ。殺技軍団は、たましいはあるが、その礎など持たない。<原典>の区切り、たましいに、さらなる礎などない。が、生成世界でやっていくなら、逆説めくが、生成世界で創ったものが、生成世界におけるたましいの在り方の礎、ということになろう。 #犬界主

そして、そんな礎に足る何かを、殺技軍団は、創ってない! 仲間ではしゃいで誤魔化しているだけだ! ドイツの悪名高い哲学者ハイデガーが「人間の本質を見たり論じたりする能力は、空談などの頽落というごまかしが、ふつうは入る」と言ってたやつだ。かなり直球を投げているように見える。 #犬界主

とはいえ、ズガイたちデュラハン麾下のワイトたちを賞賛する気にもなれない。彼らはデュラハンという良い主を戴いてはいるが、確かにイカ兄弟の煽り通り、たましいがあるくせにレイスに隷属している。何だそれは、たましいの持ち腐れはどっちだ、と言われたら辛いところだ。 #犬界主

ここはデカトンに対するコツバーンの在り方もそうだ。要は、盲目的な権威主義の一種であろう。集団忠誠への盲従vs.権威への盲従! (最悪のやつじゃん)デュラハンもデカトンも一応はいい主君で、ファントムは部下にそう思われてない、あるいは、ナメられている、ということでもあろうが… #犬界主

さらにイカ兄弟は超煽る。「不安なのはてめーらの飼い主だろが そいつらは真の胎界主 真人類が怖いんだよ 「獣」はニンゲン様には勝てねぇ それが真実ってもんなんだ」と。(ピュアたまじゃん)(イカ兄弟がピュアたまを知っているかどうかはかなり怪しいところだが) #犬界主

…あっ…デカトン…遂に…キレた! 何か知らんが、強化形態モードで! こ…これは…かなり、ヤバイ、のでは…??? #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、とりあえずここまで。イカ兄弟とズガイのたましい煽り合いテニスラリー、かなり深く入っていて、第四の壁の向こうで聞いている分にはメチャクチャ面白い(ひどいこと言ってるなあ) #犬界主

だが、ズガイはどんな球も認知コスト払って見切って返すのに対して、イカ兄弟はどんな球もとにかく、投げ返せる限り、投げ返せる角度で、何度でも投げ返すことを呼吸のように行っている、骨の髄まで煽り返しに適した、外道だろうが勝てば官軍系のやつらだ。真面目なズガイにゃ、荷が重い。 #犬界主

まあ、本人にとってはかなりどうでもいい、たましいを持たないことを、なんか知らんがあてこすられているデカトンとしては、「何であてこすられなきゃならんのだ、ナメた口利きやがって」という怒りも湧いてくるでしょうね。 #犬界主

このままでは一波乱ある。デュラハン! 早く来てくれー! あとハオウ君がトラウマを焼き付けられつつある! 鬱モードにも入りつつある! 大丈夫かマジで。(個人的な体験から鑑みるに、大丈夫じゃないやつだが)そんな訳で、今日はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

さて、仕事が、俺の自分でも未知の余力を狙いすまして、「お前、まだ生存のためにリソースを隠し持ってるんだろ。出来るんだろ。いいから吐き出せオラッ」とばかり襲い掛かって来て、毎日アヘ顔の曖昧虎眼先生みたいになっているのですが…やったらぁ! 胎界主初見実況『生体金庫』再開! #犬界主

前方に憤怒のデカトン。しかし…万軍の殺技軍団は、何の圧力も感じてないような顔で、ブーたれてるだけだ。せっかく来てやったのに怒られが発生している。生体金庫攻城戦なんかもうどうでもいい。今から苺狩りのノリで「旧人類狩り」とか「エサ人間食べ放題」とかでもしようぜ。こ、こいつら… #犬界主

結界はレイミア様をぶっ殺せば解ける。おっと。雲行きが怪しくなってきた。ズガイ、レイミア様を上空に逃がすことを考える。レイミア様本人も、デカトンのただならぬ気配から、真剣になる。ここまで来て作戦中止など、洒落にもならん。が…まさか…本気か…? #犬界主

デカトンだってこんなことはやりたくない。だが、悪意ある殺技軍団がやって来たからには、話が丸っきり違って来る。「我ではない こいつら……初めからやるきだぞ どさくさにまぎれて 神獣石を横取りに来おったのだぁ!」 #犬界主

当然の懸念だ。そして、成果を横取りされるために戦うの、愚の骨頂だ。しかし、ここで殺技軍団をシメて示しを付けるということは、相当の消耗を覚悟しなければならないことだ。それでは生体金庫攻城戦など到底覚束なくなるだろう。ドロクロド、沈黙を守っている。こいつ… #犬界主

ハオウ君も、これでは、来た意味が本当になくなってしまう。この作戦のために今まで生きて来たのだし、そのために断腸の思いで仲間をも同族をも見殺しにして来たのだ。これだけは、黙って、ハイそうですか、とはスルーできないところだ。飛び出す! デカトンの前に! #犬界主

「いいから全部済むまで大人しくしてろ! 使命果たしたら俺がっ! 後で俺がっ! 全部斬り殺してやるから!」(ババーン)沈黙する殺技軍団。硬直するデカトン。大丈夫か? デカトン、ハオウ君のことを、口だけ番長、うるさい蠅としか認識してないはずだが… #犬界主

そして…爆笑する殺技軍団! 白けて強化形態を解くデカトン! ハオウ君はマジだったのだろうが、シリアスな笑いになってしまった。緊迫した事態が白けたので、安堵するアタマノ、ズガイ、レイミア様。愚かな道化(タロット0?)として、勝手に場の全員に回収されていく…(ムゴイ) #犬界主

「聞けっ! いいかこの俺は……」騎士として、英雄として、そして、それを成さんとする勇者として、やってきたハオウ君。しかし、見殺しにした同族が脳裏にチラついてしまい、それから何も言えなくなってしまう。同族を喰ったやつらが嗤っている。ハオウ君、なおも踏ん張ろうとするが… #犬界主

ドロクロド、手で制して、殺技軍団を黙らせる。おや? 何でそんなお優しいことを…? それは…おっかないデュラハンがやって来たからだ(やっとだよ)。おそらく、頭脳派のドロクロドにとっては、思慮深いデュラハンは、デカトンよりもかなり手強い脅威のはずだ。まあ刺激したくはないよな。 #犬界主

デュラハンの麾下である死翔隊長シャーリィが、ハオウ君を、(はいはいなんか知らんが独演会お疲れさん、後はすっこんでろよ、ここからはデュラハン様のターンなんだから)とばかりに突き飛ばす。腑抜けみたいな顔になるハオウ君。感情を振り回されまくって、メチャクチャ可哀想。 #犬界主

下の『ほのぼのコラム』とやらがまたツライんですよ。かつての浮浪者の憩いの場、大阪中央図書館での一幕。ヤンキーが浮浪者風の中年と喧嘩になり、ヤンキーが中年の服を掴んでハオウ君みたいに啖呵切ったのだが、中年に振り切られて逃げられた、という。お、おつらぁい…! #犬界主

そこは浮浪者と、「俺もいったい何なんだ……」というドロ沼へと沈んでいく特殊漫画家、鮒寿司(尾籠憲一)のいる図書館だったから、まだこの程度で済んでいた訳だ。だが、決戦間近の戦場で、殺技軍団みたいな邪悪なヤカラに囲まれていたら、邪悪なヤカラだし、そりゃ、嗤うの、当然だろうな… #犬界主

デュラハンの麾下の死忍隊長クゥーベと思しきワイトが、ぽけーとデュラハンを見ている腑抜けのままのハオウ君を、(悪いが、もうちょっとあっち行ってろ、今からデュラハン様のターンなんだから、邪魔)とばかりに、包帯で掴んで放り投げる。ハオウ君、哀れ… #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、今回はここまでです。やっとデュラハンがやってきてくれたが、ハオウ君の助けにはならなかったどころか、ハオウ君は置き去りにされてしまった。まあ、デュラハンも、ハオウ君のことを、たましいとこころと自由意志のある道具としか思ってないだろうし… #犬界主

ハオウ君、こんなに感情を振り回されまくって、腑抜けになって、大丈夫なんだろうか。しかもこれから決戦だ。個人的な体験では、ここからゴリゴリにメンタル削られながら、豚のような悲鳴を上げて、大きな後遺症を負って生き残るのが精いっぱいだったが…まして、ハオウ君、大業、成せるのか? #犬界主

また明日、続きをやろうと思います。乞うご期待。そんな訳で、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』再開。ハオウ君を放り出して、デュラハン、シャーリィ、(多分)クゥーベが、ドロクロドと対峙する。先ほどのデカトンと殺技軍団の一触即発の動の緊張とは異なる、静の緊張が走る。さて…どうなるか…? #犬界主

クゥーベ、おそらくは同格であるドロクロドに、「ご足労ドロクロド ファントム様もおいでか?」と、どちらかというと目下にするような慇懃無礼な言い方をする。ドロクロドは沈黙を守り、ガシャは「さぁ そのうち来るんとちゃいまっか」とうそぶくが… #犬界主

どうやら、クゥーベ、ファントムとドローネが寝ていることの、本当の意味を知っているようだ。二柱の真の目的は…ハッキング! 『サタナキア防壁』とやらの! えー。メチャクチャ久々に名前出て来たよなサタナキア。デカトンは訳が分からない。なんじゃそりゃ。 #犬界主

デュラハン、クゥーベの説明を黙認する。(隊長ムダグチ叩いていいっスか)(いいよ)二柱は、ピュアたまがデュラハンとデカトンに説いた、ロックヘイムにおける生体金庫攻城戦なんぞには興味がない。競合勢力たる悪魔の本拠地、魔界の主たる、アトゥム・ガイア・リリスの攻略こそが本命! #犬界主

個々人の夢の世界、『夢見界』の下層に広がる、全存在との共有領域、『夢想胎界』。鮒寿司(尾籠憲一)先生の説明によると、インターネットのようなものらしい。手塚治虫『ブッダ』のたましいの網目にも似たようなイメージだろうか(それはむしろ<原典>かも知れんが)。 #犬界主

ここを通じて、四大魔王含む悪魔どもの自我の源、リリスお母様を攻略すれば、悪魔どもの攻略はおそらくは赤子の手をひねるように容易いだろう。悪魔どもの「こころ」を、理論上はどうにでも出来るんだからな。全員自我をぶっ壊してパーにすることも、おそらく容易いだろう。 #犬界主

…ファントム、ドローネ、とんでもないこと考えよんな。それが成せれば、確かに悪魔どもは一発であろう。悪魔を支配するなら、もうちょっと頑張らなきゃならないのであろうが、精神崩壊させるだけなら、雑に全員ぶっ壊せばいいのだ。奇襲だ! #犬界主

とはいえ、夢魔を仕切るサタナキアは、夢の世界でのこんな乱暴狼藉を、当然警戒して備えていた。クゥーベたちの見立てでは、ハッキング、ダメそうらしい。あー…「よって 遊びの域を出ないと考え」クゥーベ、辛辣! 一応はファントムの部下である、ドロクロドの目が怖い。 #犬界主

しかし、クゥーベ、ドロクロドよりもっと怖いデカトン相手に、言いたくないことを言わなければならない。「デカトン様には特にご報告もしませんでした……」あーアカン。こういう蚊帳の外、デカトンは嫌うはずだ。 #犬界主

デュラハンとレイミアが静かに見守る中、デカトンは…案外特に怒りはしないまま、ファントムとドローネをバカにして嗤うだけで済ませる。安堵する死翔隊。あーおっかない。とりあえずはよかったな…(でも、デカトン、何かあるとキレるから、報告を躊躇われてしまうんだろ。自業自得だよ…) #犬界主

ファントムとドローネは、ハッキング失敗の代償として、999日、夢の世界から戻ってこれない状態なのだそうだ。キツイ。参戦の意図はともかく、生体金庫攻城戦にはどうせ間に合わない。三年寝太郎か(ロックヘイムにもこの手の民話は伝わっているらしい。ピュアたまが収集して喋ってたのか?) #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、今週はここまで。謎のファントムとドローネの、謎の寝落ちに関する、説明パート。要するに、二柱は参戦出来ない。まさかここでサタナキアの話が出て来るとは…やはり、サタナキア、謀略にも防諜にも強い、情報活動系のおっかないやつなんだな。 #犬界主

しかしこの説明、当時読んでた人たち、スッと頭に入ったんだろうか。俺はしばらく首を傾げていた。だが、骸者の本来の敵は悪魔だし、要の一つのリリスお母様へのハッキング、生体金庫攻城戦よりはるかに正道であろう。 #犬界主

むしろ、敵攻略より、死の司神たちによるバフ無限補給確保を優先するデュラハン(とデカトン)がおかしいのだ。そりゃあ、出来れば嬉しいに決まってるが、前回それでも悪魔どもに勝てなかったやんけ。何なら、ファントムとドローネの奇襲の方が、より効果的かもしれないまである。 #犬界主

まあ、いずれにせよ、ファントムとドローネの奇襲でも、肝心の四大魔王の攻略はそうはうまくいかないだろうし、結局は四大魔王にボコボコにされるということで、最終的には同じことになっちゃうのかも知れないが…(そこは正直、実際にうまくいったら、どう転んだのかは、よう分からん) #犬界主

さて、殺技軍団、ファントムの後ろ楯は期待出来ない、ということが明るみに出た。ドロクロドもあまりヘラヘラしていられないところであろう。で、どうすんの…?その辺はまあ、また来週のお楽しみですね(実況している俺が)。ということで、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』。いきなりやって来ていっちょかみしようとした、ファントムのワイトの万軍、殺技軍団。だが、ケツモチのファントムは、別働のため、生体金庫攻城戦には来ないことが明るみに出た。殺技軍団のプレゼンスはやや下がった。さて、殺技軍団総司令ドロクロド、どうする? #犬界主

デュラハン麾下死忍隊ズガイ副隊長は、殺技軍団の一応の主、死の神獣レイスの一柱、ファントムが来ないので、殺技軍団を煽る。まあ、口喧嘩に強くないし、ということはストレス耐性もあまり高くないであろうズガイだ。オカマだの何だの煽られたんだから、厭味の一つも言いたくはなるだろう。 #犬界主

しかし、殺技軍団の強兵、イカ兄弟は動じない。「んなもん最初からアテにしてるかっての レイスなんぞ……」そううそぶく長兄アラバスを、ドロクロドは制する。流石に骸者第二階級、隔絶存在のレイスを侮辱したら、角が立つ。司令や副司令レベルだとそこはまあ見えとるし分かっとるわな。 #犬界主

ドロクロド、包み隠さず、という体で、白状してみせる。ちょうどデュラハンとデカトンがファントムやドローネに接触したタイミングで、ファントムとドローネは、面倒なのでさっさとハッキングのため去って行ってしまった。ドロクロドは「うねり」を感じたので残った。まあ、後詰も、要るしな… #犬界主

「ファントム様は夢想胎界ルートの侵攻 デュラハン様は生成世界ルートの侵攻 お互いの成功を祈るとの事 どうかこのファントム・ワイト殺技軍団にも活躍の機会を……」おー流石。『無責任飛行』本戦の稀男みたくキレイにまとめた。デュラハンがレックス程気難しかったらこれでも難しいが… #犬界主

「受け入れよう 非礼を許し ファントム軍の援軍に感謝する」死忍隊クゥーベ隊長、慇懃無礼に、かつ一線を引いて、宣言する。上っ面の礼儀作法、儀典なのだが、こういうのがやっぱり大事なんだよな。悪魔どももこういう礼儀には相当口うるさいもんな。「ナメられたら殺す」社交だからこそだ。 #犬界主

殺技軍団は胎界主ワイトの軍団であるので、なんかの力を持つ胎界主のご要望があればご協力しますよ、とドロクロドが交渉にかかる。特にデュラハンは「運ぶ力」にご執心らしいですね(ピュアたまもだし、対ピュアたま用にも、稀男みたいな強い「運ぶ力」の持ち主は欲しい、って話だったな)。 #犬界主

そもそも当のドロクロド自体が殺技軍団最強の「運ぶ力」の胎界主だという。あれか、稀男やハウスマンくらい強いのか? ボルンッ、と震えるドロクロドの巨根。え、ええー!? 足の綺麗な箱ちゃん、実は両性具有? しかもコラムによると『相棒』杉下右京みたいな初老の紳士!? 何それ!? #犬界主

さらに営業をかけようとするドロクロドの話を、しかし知将であるデュラハンは制する。黙るドロクロド。デュラハン、作戦概要を端的に説明する。第一波はガスト総勢による総攻撃。第二波はスペクターを指揮しながらレイス二柱がとどめをさす。その第二波に殺技軍団は参戦しろ。明快! #犬界主

しかし、これでは殺技軍団がイサオシを立てていっちょかみする余地はほとんどない。殺技軍団、黙る。デュラハンは気にも留めない。「以上だ 全員持ち場につけ」ウワー。デュラハンマジデュラハン。殺技軍団の脅威を気にも留めない。むしろ、「黙って従え、反論など愚問」的なバッサリ感…! #犬界主

確かに勢力としては殺技軍団はうるさいが、それをいちいち相手せず、バッサリと切り捨てて、あれしろこれしろと言った方が、身の程を思い知らせる効果は高い。知将デュラハンは、参謀ドロクロドがどうこうできるタマではない。むしろ、ドロクロドを黙らせられる身である分、アドがある。 #犬界主

尻馬に乗ってズガイが「持ち場につけぇぇーっ!」と号令する。デュラハンではなく(クゥーベでもなく)ズガイに仕切られるのが我慢ならないイカ兄弟。死翔隊や死忍隊も身を切れ。というが、死翔隊や死忍隊はドラゴン退治の露払いや生体金庫の偵察をしてたんで、それを盾に拒絶する。 #犬界主

「ごめんなさ~い ドラゴン退治に疲れきってしまいましたわ」「もうヘトヘトなんだ 第三波まで休ませてくれ」割り込んでいっちょかみに来た盗人猛々しいファントム麾下の殺技軍団に、まして身を切れだろ何だの、そんな指図までされたくない。非協力的なデュラハン麾下の死翔隊や死忍隊。 #犬界主

第三波まで考えているデュラハン麾下、流石に知将の配下だ。用心深い。だが、「ざぁけるな 余裕で駆除してたろがっ」「第三波なんぞあるわけねーだろ」そう憤るイカ兄弟。「てめぇら……」しかし、そんなイカ兄弟を、ドロクロドが制する。「およしなさい」 #犬界主

(ファントム勢力でもある)殺技軍団も、事ここに及んで、殺技軍団のいっちょかみが通じず、デュラハン勢力のペースで仕切られていることを理解して、政局に失敗したので苛立っている。まあ、いっちょかみしに来たのに、バッサリやられて、ただ単に組み込まれて、旨味が何もないんだもんな。 #犬界主

「おい ドロクロド……」「大将……」苛立っているイカ兄弟、心配そうなガシャ副司令、そしてデュラハンを睨んで歯を食いしばっているドロクロド。どうなる…? #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、一区切り。次のページからまた場面と役者が一瞬だけ変わるんですが、ビジュアルがえげつないので、一休みです(ベンケイノのオルク人家族食人殺害よりもか?)(そこまでではないですが、嫌なビジュアルなのは確かだ)それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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胎界主初見実況『生体金庫』。いきなり最悪のビジュアルから再開します。トゲトゲの乳首を凶悪に尖らせて、殺人衝動に身を震わせながら混乱しているガルウ(本当に最悪だよ)。鮒寿司先生のグロテスク方面のエロティシズムというか…俺にはグロテスクがエロティックに勝って、厳しい… #犬界主

しかし、ガルウ、見張りの死忍隊員に怯えている。ガルウも、格が一つ下のワイトとはいえ、デュラハン麾下と殺し合いになるほどトチ狂っていない。死忍隊員、(チェッ どうして俺だけこんな奴らのお守りを……)と内心忌々しく思っている。おや? ということは、他にも…? #犬界主

競合勢力の一つの長である管理者リョースとは、若干様式の違う、金ぴかのオリハルコンの鎧に身を包む、半命分残っていたいのちで生き返ったレムレス。そして…ピュアたま。ああ、当然、生体金庫攻城作戦中は、手の空いている骸者たちによって、監視下に置かれるわな。 #犬界主

それにしても、レムレス、お前、生き返れて良かったよな…ホンマ、あの時あそこで全命でふつうに全死してたら、デュラハンすらビビるレベルでギャグだったぞ…そんなのいくら何でも面白すぎるじゃん…(ひどいことを言うなあ) #犬界主

死忍隊員、イサオシの場である生体金庫攻城戦に参戦出来ずに、不満げ。デュラハン的には、この暴虐度の高い二柱でないと、ピュアたまを抑えきれないと思ったのかも知れん。が、この二柱は暴虐度が高いからこそ、ピュアたまを殺しかねない。だから、死忍隊員を一体見張りにつけたのだろうな。 #犬界主

死忍隊員にナメられているピュアたま、レムレス、ガルウ。死忍隊員にとっては、ピュアたまは「主のデュラハンをたぶらかす不気味なやつ」だろうしな。しかし、レムレスもナメられているとは…ガルウは分かるが(この二柱はレイスじゃないからでもあるが、レイミア様相手ならこうはならんやろ) #犬界主

さて、レムレスは自分を結果的に半殺しにハメた稀男に、強い執着を示している。「おい あのニスは死んだのか?」「生きてるんだろ?」「いいか あのニスは私のモノだ」ウワー! 怨恨による執着、あるあるパターン! ヤバイですよこのレムレス。今度稀男に遭ったらただじゃ済まんだろうな… #犬界主

しかし。自制が効かなくなり、超高速でトチ狂った(やっぱりトチ狂っとるやんけ)ガルウの襲撃で、鎧に保護されていない片足を吹っ飛ばすレムレス。復活したばかりなのに、何だお前。ヤバイと思ったガルウ、逃げようとするが…腑抜けた顔で座り込むレムレス。おや…これは…?… #犬界主

ガルウ、気付く。レムレス、命半分になって、鈍くなっている。ガルウの攻撃を避けられなかったどころか、暴の気配にすら気付かなかった。これは…ガルウにとっては、長い間ヴァンパイア領の家宰として、自分を𠮟責して制裁していじめていたレムレスに報復する、絶好のチャンス到来の時だ! #犬界主

そういやレムレス、ガルウの手足をもいで東西南北に投げ捨てて這って拾わせるようなやつだったが、その報復で同じことをされても何もおかしくないぞ。というか、そんなもんじゃ済まないだろう。ふつうにもっとえげつないことをたくさんされるだろう。目に見えるようだ。ヤバイヤバイヤバイ! #犬界主

汗ダラダラになるレムレス。まさか、ナメきっていた品性下劣なガルウに、この自分が蹂躙される…というのか…? 「これから毎日 いじめてやろぉっと」自分の乳首をつまんで、興奮した愉悦の表情を浮かべるガルウ。最悪のビジュアル再び! (勘弁してくれ…) #犬界主

胎界主初見実況『生体金庫』、一区切り。ベンケイノのオルク人家族食人殺害は、厳しい選択を突き付けられる、辛く哀しく気が滅入るエピソードだったけど、今回のは純粋にエロとグロとバイオレンスによる、生理的嫌悪感の湧いて来る、ヤな感情を駆動するエピソードだなあ(一応褒めてはいます) #犬界主

ちょっと今日明日(2020/9/21-22)は忙しいので、次の更新は遅れるかも知れません。それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

さて、10月になってしまった。胎界主初見実況、『生体金庫』、少しずつ切り崩します。アスちん、稀男がまたトイレの前で庵を開いた隠者ごっこをしているのを発見する。またかよ。ここでまた稀男が動かなくなったら、本当にもう皆帰るモードになってしまう。ソロモン、困ってる。 #犬界主

ルーサー、稀男と相談。ファイナルウェポンを入手し、リョースが没収していたカプセル怪獣たち(カプセル怪獣たちではない)も戻って来た。だが、一同はやる気が削げている。ここで引き下がるべきではないか。 #犬界主

もちろんソロモンはそれでは困る。何か支離滅裂なことを口走っている。かつ、ルーサーに文句を言おうとしているようだ。「そんなだからお前は胎界主になれんのだ」と書いてあるように見えるが… #犬界主

ロックヘイム東郷まで出て来たし、彼らづてでリョースにもバレた。もうこいつら含むお偉方に任せよう。稀男、後ろを向きながら、おそらくはアスちんに向かって問う。「もういいのか」そうだ。アスちんの復讐に、下らないと思いながらも、ついてってやったんだからな。アスちんの気持ちが大事。 #犬界主

アスちん、無言のままだ。だが、雰囲気は、「もういい」という風に見える。肝心のアスちんのやる気が削げてしまっているのだ。「じゃあ ここまでだな」そういうことになった。 #犬界主

「皆で帰ろう! ソロモンヘイム!」『アストロ球団』風カット。ルーサーの笑顔はええが、イマジナリー(チズはともかく)カリテ&オニオングは関係ないやろ。ポカーンとしているアスちん&リース。無表情の稀男。ふざけるキリギリス。走って疲れたウサギ。大混乱のソロモン(可哀想だがウケる) #犬界主

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視点は殺技軍団艦隊へ。殺技軍団たち、ワイワイガヤガヤと箱とイカの話になっている。あと、ハオウ君、嗤われている。「アレなんでいるの?」まあ、シャミールの話、デュラハン軍とデカトン軍とレイミア軍しか知らないとしたら、外野のファントム軍はハオウ君に首を傾げはするだろうな。 #犬界主

ベンケイノの最悪会話が聞こえてくる。「婆っちゃとちんまいが悶死で甘苦のハーモニーだで」「服ごととか!」「グルメだね~」聞きたくねえー。さて…殺技軍団の主だったメンツ。イカはブーたれてる。「カンスト野郎共が! いつまでも主ヅラ出来ると思うなよ」まつろわぬ兵… #犬界主

どうもウロの中にも殺技軍団別動隊戦力が紛れ込んでいるらしいが、デュラハンには読まれていると見るべきだ。「兄貴ぃ 奴ら殺る気だよ 生体金庫攻略したら後ろから刺すつもりだぜ」そりゃあ、火事場泥棒しに来て、あんだけ揉めたら、そりゃあ危険視もされよう。何言ってやがんだ。 #犬界主

ドロクロドの見込みでは、第一波で生体金庫を半分削り、第二波の中盤辺りで陥落、というところのようだ。その時のデュラハン等の戦力では、殺技軍団を抑えきれまい。ドロクロドにとっては仮想敵である知恵者デュラハンも、そういう戦力差のある結末が、やはり見えているはずだが… #犬界主

ドロクロドには(勝手にライバル視している)デュラハンの考えがいまいち分かりかねる。ガシャの意見では、デュラハンは自分たちを征圧しようとは思っていないのではないか。要するに神獣石を盗まれなければ、そしてデュラハン等主導で都合よく司神降臨を達成できればいいのだから。 #犬界主

イカ長兄アラバスが異議を唱える。質は向こうが上かも知れないが、数では多勢に無勢だ。向こうとしても、神獣石を守り切れる訳がないことくらい、分かり切っているはずだ。しかし、他のイカはナメている。「それを予想出来ないくらい馬鹿なんだって」そーかなあ… #犬界主

さて、ドロクロドの決断。本来の計画通り、神獣石を強奪して、ファントム領に引き上げる。そして、ファントムのいぬ間に、たましいを持つ自分たちが司神降臨させて、その力で生成世界を仕切る! たましいというアドを持つ、しかも殺戮概念存在たる骸者。これ、実はかなり最悪の可能性では…? #犬界主

運ぶ力の胎界主として、(稀男は知られていないのかも知れないが)ピュアたまに比肩しうる、とんでもないダークホース、ドロクロド。こいつは賢いので、司神降臨の話の出どころでもある、デュラハンの隠し球たる謎のピュアたまを無力化すべく、拉致部隊を送り込んだ。あー。やりそうなことだ。 #犬界主

ガルウや半命レムレスや見張り死忍隊員と殺し合いになるだろうが、イカたちはナメている。自分たちは大イベントである生体金庫攻城戦からの火事場泥棒に参加したい。ピュアたまとやらは、イカ末弟ロコツナ指揮小隊と、ルイコ姐さんという信頼の厚い実力者率いる支援精鋭部隊で、楽勝だろう。 #犬界主

艦砲射撃演習をする殺技軍団艦員たち。他軍の陣取っているネプリ小島に直撃。砲弾は破裂して中の骨組みが展開して、他軍はズタズタになる(身体レベルで)。転送ゲートも一個壊れる。ムチャクチャだこいつら…「ここまでやって冗談でしたじゃすまんぞぉ~」アラバス、悪い顔で笑う。 #犬界主

「失敗したらその時です また悪魔の軍門に下ればよろしい」片山右京声でそう言い放つドロクロド。アラバスも「それもいっかぁ この臭ぇ世界にも お眠りファントムの夢物語にも飽き飽きだ」と同調する。リリスお母様ハッキング大作戦の件か? それとも何か別の大それた野望がある? #犬界主

殺技軍団はファントムの考えに興味がない。とにかく自分たちが司神降臨で超パワーを手に入れたい。ガシャが言うには、「成功すれば召還者の大将から順に大幅SHIN化や レイスすら超える事が出来ますやろ」ということらしい。ピュアたまより即物的で、ピュアたま並みにフワフワした話だが… #犬界主

とにかく、運ぶ力の胎界主であるドロクロドにとっては、「攻略時に無秩序状態になるのは必至 蓋然性が増すほどボク達が有利になるのですから」ということらしい。イカの弟たちにも分かりやすく言うと、「その場のノリに強い俺らが勝つ」(こういう言い回しはアラバスの方が直截的だな)。 #犬界主

レイス共も魔王も管理者も思考パターンは振り幅の少ない長期戦略。創造性のない神獣達は決まりきった行動しかとれない。元はと言えば人間だった、たましいを持つドロクロドたちは違う。瞬間瞬間を創造する力を持つ。平たく言えば、「ノリ」で連勝してきたやつらだ。 #犬界主

最後に笑うのは、自分自身の主である、彼ら「人間」、胎界主だ。そう堂々と言い放ち切るドロクロドたち。あんなたましいのない「獣」共ではない。完全に見下している。人情や人倫はどうでもいいが、たましいを持つから、我々は人間だ。ということらしい。こ、こいつら~…(認めたくねえ~…) #犬界主

***

胎界主初見実況、『生体金庫』、一旦ストップ。新勢力として露骨に牙をちらつかせる、殺技軍団総司令にして、殺技軍団最強の運ぶ力の胎界主、ドロクロド。こいつがピュアたまや稀男と流れを競い合うのか? だとしたらヤバイぞ。たましいと運ぶ力と野望のある骸者、完全に最悪のやつやんけ。 #犬界主

とはいえ、稀男は、そして骸者殲滅部隊実働隊は、このままではいち抜けて帰ってしまう。ピュアたまの主流にドロクロドが横から妨げる形になるのか? このままではピュアたまは拉致されてしまう。さて、どうなる…? では、今日はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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私生活と精神がべらぼうに参っていたのですが、いったん気合いを取り戻したので、胎界主初見実況、『生体金庫』、ちょびっとだけ再開します。とはいえいつまたバテるか分からんのですが…  #犬界主

作戦のため展開するデュラハン戦力。デュラハン本人はどうしているかというと、デカトンやレイミア様にそれとなく釘を刺されている。なんちゅーか、だいぶ珍しい図ですね。まあデュラハンは何一つ悪びれていない訳ですが… #犬界主

デカトン戦力の勝手な動員も困るし、ファントムの無謀な夢想胎界侵攻やドロクロドの勝手ないっちょかみのリスクとその対策をダマテンしていたのも良くない。何らかの策のためだったのかも知れんが、情報共有しろや。 #犬界主

レイミア様は、ドロクロドたちが、後々競合相手となりうるピュアたまを無力化すべく派兵していることも察している。だが、デュラハンは「あそこの守りは鉄壁だ」と言う。んー? 死忍隊のエージェントが一人護衛に入っているからか? #犬界主

それともデュラハン、レイミア様の「遮る力」がピュアたまに借りパクされていることを知っていて、しかもピュアたまの当面の自衛のためにあえて黙ってるのか? (だとしたらレイミア様は、ピュアたまのあまりの盗人猛々しさに、まーキレもしような。それとデュラハン、秘密主義をやめろ) #犬界主

さて、今度はデュラハンの方が、デカトンの方に、骸者殲滅部隊実働隊、特に運ぶ力の稀男を、最終的にどうしたのか尋ねる。確か『死の神獣レイス』では、ピュアたまに親和的な存在なら面倒でも殺せ、敵対的な存在なら対ピュアたま用の手駒として残せ、という話だったな。 #犬界主

デカトンは呑気に「あー あのニスなぁ ハッグに始末を任せたわ」とうそぶく。レイミア様はぎょっとする。ハッグが差し向けられたのはピュアたまの差し金であり、つまりはピュアたまに余計な仕込みをされたはずだ。今こんな鉄火場で、その手のリスクを、出来るだけ混ぜられたくないのに… #犬界主

「あのニスはピュアと敵対しとったが使える者ではなかった それでもうよいだろ」デカトンにとってはその程度のことに過ぎない。死んだかどうかも確認していない。デュラハンがこだわったり、レイミア様がギャアギャア言ってるが、デカトンにとってはどうだっていい。 #犬界主

デカトン、ピュアたまなんかのことで、デュラハンもレイミア様もいちいちうるせえなあ、と憤慨する。何かデュラハンには通じるような賢しらなことを言っているし、怪しげな運ぶ力で作戦をうまく運んではくれているが、所詮は火力のない、ただの背の低い小男だ。どうだっていいじゃん。という。 #犬界主

しかし、鷹揚でリスクを見ないデカトン様と違い(そんなだからソロモンに玩具にされるのだ)、レイミア様は心配性でリスクを大きく見る性格だ。デュラハンたちの目論見は、ピュアたまに拮抗し得る運ぶ力の持ち主を確保して、ピュアたまの力を相殺することであろう(正解です) #犬界主

レイミア、デュラハンの次善の策として、稀男がダメそうならドロクロドを使おうとしてないか、と読む(そうか? マジで?)ええー。理屈は分かるが、ヤだよあんなやつ。それに、ピュアたまの力を相殺するなら、出来るだけピュアたまの手駒は削りたいんですけど。そんなことを言い出す。 #犬界主

平たく言えば…さっきからメンタル参ってる、ハオウ君だ(ヒッ)大丈夫かハオウ君! ピュアたまもそうだが、今のお前、メンタル的にも立場的にも、風前の灯火だぞ! しかし、そこはデュラハンは例の如く、「ハオウ・シャミールは「必要」だ 何度も言わせるな」と流す。助かる… #犬界主

デュラハンも、存在級位レベルでは、たかがハオウ君のことなど、無きも同然として、歯牙にもかけてはいまい。デカトンやレイミア様と比べたらザコもいいところだし、ピュアたまと比べたらおまけでしかなかろう。 #犬界主

が、デュラハンはハオウ君のことを、生体金庫攻城戦の戦略兵器、シャミールのユーザーとしては、冷徹に「必要」と見ている。そういう距離感であろう。 #犬界主

だが…そういうデュラハンの姿勢を、デカトンが問い詰める。「この状況でまだシャミールが必要だと思うのか?」生体金庫など、過剰火力であろうデカトン・デュラハン・レイミア様三戦力や、最悪でも殺技軍団込みで、攻城できるだろう。そう踏んでいる。 #犬界主

まして、今やメンタル参って使い物にならんハオウ君なんか、邪魔なだけだ。邪魔だから殺せばいいじゃん。そう言わんばかりだ。デカトンがハオウ君を口だけ番長だと思っていることはさっきからの流れでほぼ確実であろうし… #犬界主

まあ、ハオウ君のメンタルが参ったのは殺技軍団のオルク人一家殺害と、それを歯牙にもかけずスルーしたデカトンのせいじゃん。と言いたいところだが、繰り返すがデカトンにとっては、一連の話自体が、歯牙にもかける値打ちのない些事なのであろう。 #犬界主

メンタル参ってるハオウ君、だいぶ無理して、「使命は果たす! 俺はっ! この命 大義の為に……」と叫ぶが、その大義の前に犠牲になったオルク人一家の影がちらつき、急激にトーンダウンする。「ぎっ 犠牲になった人々の為にも……」ああ、だいぶ、こう、無理そう… #犬界主

そんなハオウ君の腰の据わっていない叫びが、テンパってるレイミア様にはうるさかったのか、叫ぶ。「ふあぁぁぁ もぉっ!もぉっ!やっぱり昨日私も行くんだったっ!」ハオウ君の所信表明、聞いちゃいねえ。遂に黙り込んでしまうハオウ君。メンタルがメリメリやられていってるのが分かる。 #犬界主

デカトン、皮肉を言う。レイミア様は計画に「必要」だが、デカトンなら万が一があっても支障はない。デュラハンよう、お前、そういう腹積もりだったんじゃないのか? (稀男の皮肉が呪詛としてデカトンに効いてる…)デュラハン、答えない。どうでもよさそうだ(そういうところだぞ) #犬界主

レイミア様も、皮肉に乗っかる。デュラハンおめー、レムレスのことも、万が一があっても支障のない、必要とはいえない立ち位置として、冷たく計算していなかったか? そんあデュラハン相手に、レイミア様の方も、メチャクチャ冷たい目を向ける。 #犬界主

挙句、ものすごい厭味が出て来る。「貴方 気付いてる? どんどんあいつに似てきてる ドロクロドなんかよりよっぽどピュアだわ」ピュアたま特大感情隔絶存在デュラハン、自分自身がいろんな意味でピュアたまに毒されつつある。仮にも隔絶存在が、そういうのどうなの。 #犬界主

デュラハン、悪びれもせず、何の滞りもなく、言う。ピュアたまと、レイミア様の大事なレムレス(ガルゥについては言及されない(そりゃそうだろうが、ムゴイ…))の周りには、死忍隊を護衛につかせてある。「守りは鉄壁」。そこでゴタゴタ言う話ではない。 #犬界主

「ハオウ・シャミールを殺せというなら……いつでも殺せる」淡々と言い放つ。「ドロクロドごとき 今すぐ殺せる」無造作に言い切る。「だがそれら雑務処理は 生体金庫が開かれてからだ」息を呑むスペクター参謀の皆さん。死にそうな顔のハオウ君。怖い… #犬界主

「こいつらなどすぐ殺せる、それが真実だ」と言わんばかりのデュラハンの言い様。ハオウ君の目の前に、死の風景が迫り来る(思い出すシリーズ:ヨウ門番ヘヴ人戦槌兵師ノヴロの見た死の風景(それハオウ君のせいじゃん。過去が今、ハオウ君の人生を収穫に来たやつじゃん)) #犬界主

デュラハンにとっては、生体金庫攻城だけが最重要で、その他は全て些事だ。それこそが本質。それしか見えていない。あー、確かに、主流は見えても小魚は見えない、ピュアたまの悪い病気が伝染(うつ)ってるな。大局観という意味ではこれで申し分ないが… #犬界主

「我を信じろ レイミア」己の存在級位を背に、そう断言するデュラハン。レイミア様、(ま…まあ あんたほどの実力者がそういうのなら…)的な顔になっている。なんかブツブツ言うとるハオウ君だが、デカトンの会心の馬鹿笑いにかき消される。哀れ。 #犬界主

「デュラハンの言う通りよッ! 我ら偉大なる死の神獣 その力を信じないでどうする」そうだ。怪しげな力と口先三寸のピュアたまは信じられないが、知恵とそれを保証するに足る火力のデュラハンは信じられる。少なくとも、デカトンにとっては。強い自分の強い同胞だもんな。 #犬界主

レイミア様もようやく愁眉を開く。ピュアたまのような怪しげな力はさておいて、デカトンみたいに火力の手段でやっていくのが、何はともかくシンプルであろう。これは作戦なのだから、やはりメインは火力でやっていくことに他ならない。こと作戦においては、それが真実だ。それでこそ、だ。 #犬界主

「あぁ確かに! 我は今に至るも「流れ」だの「運ぶ力」だのは理解しておらぬよ 気にもしておらぬな! 人間共などとるに足らぬ! 要らぬわ! それが正しいと存分に証明してくれようぞ この生体金庫を叩き潰してなっ!」 #犬界主

デカトンは意識もしていないだろう。だが、これは、人間から隔絶した強さを誇る、しかしたかが「獣」とドロクロドに否定された、死の四大神獣の、力強い人間否定返しだ。ドロクロドが聞いたら歯噛みしそうだが… #犬界主

前線指揮官のデカトンの戦意は高い。参謀のデュラハンも「やれるし、当然やる」と自明に確信している。レイミア様もその気になった。これは強いぞ。作戦、どうなる? (この場において唯一の(広義の)人間であるハオウ君、後ろでメンタルぶっ壊した顔をしていて、本当に可哀想…) #犬界主

胎界主初見実況、『生体金庫』、一旦中断。やはり、死の四大神獣の主だった面子と、一介の(広義の)人間に過ぎないハオウ君では、同じ画面の中にいても、存在級位による、場面に関わる度合いがまるで違う。残酷なまでに。 #犬界主

ハオウ君、戦う前からメンタルバキバキだけど、本当に大丈夫なんだろうか。俺がプログラマだった頃は、潰れてリハビリのためリタイアしてしまった人もいた。だが、ハオウ君は今や作戦直前で、しかも戦略兵器の大任を負っている。今更リハビリもへったくれもない。かなりマズイ成り行きだが…? #犬界主

それでは、今日はここまでです。ご清聴ありがとうございました。このままでは一区切りつくまであと5発かかる…ダイジョブ? 年内にそこまでたどり着ける? (たどり着きたいよなあ…) #犬界主

***

胎界主初見実況、『生体金庫』、再開。場面転換。キナモムムのボリック家の館。隠然たる権力者であるアトン教団元師教四姉妹を放逐し、完全にアトン教団のトップとなり、ご満悦のブーデ師教。 に、ハッグが面会。警察の魔法則師(の多分ホムンクルス)と共に。何だ? #犬界主

魔法則師匠国アルティリス。リョースとホムンクルスたちが忙しくしている。謁見要請。却下。純人間の謀略の塊のようなモンドの東郷主水師匠をもってしても、現地の体制の長たるリョース相手では、いつもお望みの時に面会出来るという訳ではないようだ。 #犬界主

「ヘヴにて大規模な不可侵領域発生 天肢による調査を予定……」おっ、遂に観測されました。そろそろ生体金庫、リョースの知る所となる。作戦が始まる前だが、どう出るか。横槍を入れるか、骸者勢力が勝手に削れまくるまで待つか…? #犬界主

あと、一個、気になる報告があった。「キナモムムよりブーデ師教から緊急謁見要請 ハッグが骸者から離脱し 保護を求めて来たと」はー! そういうことか! 今回の作戦の謀略面として、ハッグ、リョースに何らかの働きかけをしようということか。 #犬界主

確かに、完全に敵勢力の骸者じゃなくて、一応は支配下の妖魔、しかも敵勢力(骸者)とも地元権力者(ブーデ)とも間接的につながっているパイプをやってるハッグなら、この大任、出来ない訳ではない。しかし危ない橋渡ってんなあ。選択肢一個間違えたら即殺されるでしょコレ… #犬界主

ハッグ、自走ホムンクルスに拘束された姿で現れる(顔を覆う)「この馬鹿 全部捨てて逃げて来たんです そうなりゃ価値なんて無いのに」まあ、そうなるな。ブーデも心得たものである。案外ハッグ並みに賢くはあったんだなこのおばはん。欲は強いが… #犬界主

ハッグ、名演技で哀れっぽく降伏の受け入れを乞うが、リョースは意にも介さない。が…ブーデの持ち出した代物を目にして、流石に愕然とする。神獣石! 「第二級警戒事態発生 キナモムム以外の通信を遮断 謁見を全面中止」あー。そりゃ核弾頭レベルのマジックアイテムだもんな… #犬界主

「リ」「ヨ」「オ」「ス」全員が出て来た。余程のことだからな。ひれ伏しているブーデもハッグに概ねの話は聞いているようで、白状する。 #犬界主

この謎のなんかはかつてミスティリカの宝物庫を襲撃した、故・ファージャルグの遺品を整理していたら出て来た盗品だ。あーそんなことあったよな。虚実の基本は、最初は実を述べるところだ。そこはちゃんとしてる。 #犬界主

そして、ハッグは見抜いた。これはとんでもない厄物だ。これが骸者に見つかったらまた大惨事が起こる。流石にそれに巻き込まれるのは真っ平御免だ。だから保護してくれ、というシナリオのようだ。いや骸者の主だった面子はこれもう知ってるし、ここは虚ですな。だが説得力はあるね。 #犬界主

ブーデはビビリ散らかしているように見える。「帰らせて下さいっ! こんな恐ろしい事はこれ以上知りたくもありませんっ!」まあ、流出した核弾頭を、自分とも敵とも内通していた有力者が持ってきたら、そりゃあ特大の厄ネタでしょうね。上に投げて、後はスッパリと忘れる。あるあるムーブだ。 #犬界主

「これを知る者全てに記憶ロックをかけます お前も含め外で待機させておきなさい」ここからはリョースは大忙しだ。邪魔なブーデには出て行ってもらう。後で記憶を消す! まずは神獣石は回収、そしてハッグは尋問だ。「ヒィィー 大失敗だったよぉぉ」ハッグ、オチ要因。名演技(コラッ) #犬界主

神獣石を、拾った警察の魔法則師(の多分ホムンクルス)ごと、御前に転送。ホムンクルス、主たるリョースに、しずしずと神獣石を献上…しない! 投げ捨てる! んん!? 何!? リョースがぎょっとして視線をそらしている隙に… #犬界主

ホムンクルスだと思った? 残念! レイミア様でした! ウッウワーッ! コッコイツ! 生体金庫攻城戦指揮と同時並行で、アルティリス本丸、リョース御前に殴り込みに来やがった! これが、これこそが、レイミア様がハッグを使ってやろうとしていた作戦の正体か!? #犬界主

ちなみに囚われのハッグは(たぶん躰化の術で変身させられて言語中枢を乗っ取られていた)ブーデで、まんまと逃げおおせたブーデの方はハッグだった。ルパンで見たやつだ(80回くらい)そりゃあブーデが賢く見える訳だ。中身はハッグの名演技なんだから。もう一つの大作戦、開始! #犬界主

「第一級緊急事態発生っ! 第一級緊急事態発生っ!」第二級警戒事態をぶっちぎって、第一級緊急事態出ちゃった! まあ、本丸に殴りこまれたら、そらそうなるな。流出核弾頭は戦略レベルの大問題だが、御前襲撃となれば、これはもう国家レベルの危急存亡の秋だ。 #犬界主

「アルティリスを完全封鎖 事態沈静化まで予備管理『ス』に移行 各都市への管理権限を管理型ホムンクルスへ暫定譲与…… 自立運行率良好」あっ、最小限の管理は「ス」と各都市ホムンクルスAIに任せて(頑張れ)、強い「リ」「ヨ」「オ」三人でレイミア様とボコりあうつもりだ。判断が早い。 #犬界主

「全業務を中断しアルティリスの内部探査を開始 侵入者を排除せよっ! 侵入者を排除せよっ!」他にもどこからかアルティリスに侵攻してあちこちで暴れて撹乱する工作員がいるかもしれない(そこまでアルティリスのセキュリティもザルではなかろうが、当然そこは念入りに迅速にやるべきだ) #犬界主

険しい顔の「ヨ」と「オ」だが、少し余裕を見せる。今回の襲撃は見事だが、まさかこれで首が取れるなどとは思っちゃいまいな。ここはリョース御前。リョースの胎界の核心だ。レイミア様と言えどもこれを破るのはまず無理だ。 #犬界主

だが、レイミア様、汗を流しながら、うそぶく。「私だって四大神獣なのよね 命を半分捧げれば このままお前を半日は拘束しておける」本来レイミア様はあまり大立ち回りをしたがらないたちだったはずだ。だが、肚を決めたようだ。リョースの釘付けに、ここ一番、全力を尽くす! #犬界主

リョース、感づいたようだ。骸者の首魁の一人が、半命を費やしてまで、自分を釘付けにして、やらねばならぬこと。「同時多発襲撃か……違う! たった半日でロックヘイム全域は…」そこで、先の報告のことを思い出す。「ヘヴにて大規模な不可侵領域発生……」つまり… #犬界主

「せっ……生体金庫を見つけたのかぁぁ!」遂に事態はリョースの知る所となった。リョースにとって最悪のタイミング、最悪の形で。(気付かなければもっと酷い事になるだろうから、そういう意味ではマシだが。そこに至る推測ができるような報告が上がってて、そこはまだ良かったよな) #犬界主

当然、骸者勢力が生体金庫攻城戦のために全力を尽くし、そのためにレイミア様(半分)の「遮る力」が一帯に展開されていることも読み取ったはずだ。流石に冷や汗を流す「リ」。「ヨ」「オ」も真剣な表情になっている。圧倒的な圧。 #犬界主

レイミア様、マジモードのリョースの圧に耐えている。(くっ……想像以上にきつい 半日どころか小一時間も怪しいじゃない)小一時間で生体金庫が破られればいいが、まーどうだろう。もっと長引くかもしれんし、展開中の骸者全軍が勝てるとも実は限らん。 #犬界主

(デュラハン 信じてるわよ)あっ。デュラハンの「我を信じろ レイミア」と、デカトンの「デュラハンの言う通りよッ! 我ら偉大なる死の神獣 その力を信じないでどうする」あの後か! 生体金庫攻城戦自体より、リョース妨害戦が、作戦として優先! 確かにこれは、「必要」な役目ですわ… #犬界主

そんな訳で、この(デュラハン 信じてるわよ)、事態のかかっている、メチャクチャ重いやつだ。そして、これから、レイミア様もリョースも、長くて短い本気のぶつかり合いに入ることだろう。さあ、どうなるか…! それでは、今回はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

胎界主初見実況。『生体金庫』。また場面転換。生体金庫包囲網。レイミア様、対リョース至近距離妨害のため、不在となった! 確かにリョース相手となれば「遮る力」の四大神獣で当たらねばならないだろう。しかも、本人不在でも、生体金庫包囲網の障壁、健在! レイミア様、やっぱつええわ。 #犬界主

デカトン、例の鎌&槌の変形、カッコイイスピーカーで叫ぶ。いよいよ…遂に…「これよりィィ! レイス三軍合同による 生体金庫攻略を開始するっ!」来た…! (よう考えたら、これまでヴァンパイア軍を全く見ていない。レイミア様は最初から軍指揮ではなくリョース妨害が役目だったようだ) #犬界主

作戦総指揮、デカトン。作戦参謀、デュラハン。そしてファントム軍の援軍も受け取っておく(小声)殺技軍団艦隊、またゴチャゴチャ揉めるが、うっせーなー。げんなりするデカトン。可哀想。だが、大事の前の小事だ。テキパキと作戦開始! イサオシを前にワイトたちの面々が映る。いよいよだ。 #犬界主

開門! ガスト消耗戦力、突撃! 曖昧な赤いゾンビめいた屍鬼のものすごい群れ。固唾を飲んで見守るスペクター参謀たち。そろそろ始まってしまう。マジか。やるしかねえ。(強いワイトたちほどには、「やってやろうぜ」という気合いはないようだ。そりゃそうだろうな。大作戦、おっかない…) #犬界主

ウロ上空のデュラハンが導く。デカトン、スピーカー鎌槌を振る。「殺れ」さあ! 遂に! 生体金庫攻城大作戦、勃発! そして! #犬界主

***

次のコマでモツをぶちまけてメチャクチャにされて痙攣している…ガルゥ。また場面転換。ピュアたまの根城。どうやら半命で弱体化して片足も千切れたレムレスにマウントを取っていたものの、それでも最終的にはレムレスに勝てなかったようだ。当然超報復されたらしい。もー。本当何なのよお前。 #犬界主

レムレス、何事もなかったかのように片足を接合している。起き上がるガルゥを睨みつけ、遠隔チョップの構えを取る。これ、当たると体がプツプツと穴だらけになっちゃうからな(ガルゥには再生能力があるから死なないんだけど、とはいえメチャクチャにはされてる訳だし) #犬界主

ビビったガルウ、ヘコヘコとレムレスから遠ざかり…平然と読書中であったピュアたま(こいつ…)の本を蹴飛ばす。「オイ 殺してやろうか」だーかーらー、ダメなんだってば。ここでピュアたまを殺したら、司神降臨出来なくなるから、作戦がどうなろうが、ここで詰む。おしまいになっちゃうぞ。 #犬界主

用心棒として送り込まれて来た死忍隊員が警告する。やや軽口めいて。「おーいバカ犬 そいつの命を奪ったらお前も殺すぞ」他所の四大神獣相手に、ワイト、強気! 「んなごたあ言われなグでも分がっでゥるンぐあアァァ」ああ、ガルゥ、危険な状態だ。だが… #犬界主

「あ?」キレてるガルウに、キレ返す死忍隊員、コメカミ。血の気が多いタイプのようだ。殺気立ったガルゥ相手に、怯まないし屈しないやつは、こういう時に適任であろうが、自分で揉めてどうする。「コメカミ殿」慌てたスペクター(コメカミの部下兼「見張り番」か?)が抑えに入る。ヤバそう。 #犬界主

ガルゥ、「殺しゃしないよ ちょびっと遊ぶだけだって なぁ~ピュア~」と猫撫で声になる。そして、ピュアたまの横に無造作に座り、「笑ってたろ」「昨日デュラハンにんごんごされた時 お前笑ってたろ」「笑ってたろーがっ!」「笑ってたんだよっ!」犬詰め声でウザ絡みを始める。最悪だ。 #犬界主

あまりにも迷惑で面倒なので、ガルゥをナントカして欲しそうに、助けを求めるピュアたま。しかし、レムレスは姉のために祈っており(レイミア様のリョース御前への殴り込み、おそらくレムレスも事前に作戦として聞いていると考えられる)、コメカミと部下スペクターも世間話している。アカン。 #犬界主

ガルゥ、ピュアたまに命じる。「四つん這いになれ」おっと。何をされるんですか…ピュアたま、顔の形は変えられるし、不老不死者レベルに長生きだし、その上ワイトでもあるんだけど、ステゴロが強いイメージはない。片足を千切られた時のレムレスより弱そう。たぶん逆らえまい。どうなる…? #犬界主

ピュアたま、まさかここで死なねーよな。まさかまさかだが…稀男ー! 早く来てくれー! (ソロモンヘイムに引っ込むつもりでいる稀男にとってはいい迷惑であろうが)それでは、今日はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

胎界主初見実況。『生体金庫』。また場面転換。今度は…稀男たち骸者殲滅部隊実働隊詰所。来客あり。なんとカノカニス! そうだった。殲滅部隊への伝言役をピュアたまに頼まれていたのだった。無事にここまで来られて何よりでしたね。 #犬界主

アスちんにとってカノカニスは、バンシー牧場で共にハッグの部下だった頃以来の、古い顔見知りだ。旧交を温める。が…カノカニス、リースを見て、何か思うところがあったようだ。何だっけ? #犬界主

とりあえず用事を済まさねばならない。カノカニス、ピュアたまからもらったデータ媒体をアスちんに渡す。稀男、ピュアたまの名前を聞いても何の反応もないが、明らかに背中から、何か思うところがあるのが滲み出ている。 #犬界主

アスちん、そんな稀男に、中身を説明してやる。観測塔で入手したハオウ君の長期滞在場所、内部情報、扉のパスワード。本来なら猛烈に有難い情報だ。ただしそれもピュアたまの根城に行く場合に限るんだけどな。どうすんの? #犬界主

モーグ親方はピュアたまの根城からお宝を持ち帰って来い(あとベッカーグの家宝のオリハルコン衝撃波カッターナイフのお守りをしろ)とハンバーグ先生に命じたらしいが、ルーサーはやる気がない。もうソロモンヘイムに帰る気だ。 #犬界主

カノカニス、もう一つ伝言を承っていた。相手は…稀男だ。内容は…「稀男くん ピュアを助けに来てほしい」あっ…あっあっあっ…あーっ! それ実質稀男特攻不可避自動召喚呪文やんけ! それも百も承知で、あえて! ここでこんなとは! ピュアたまテメッコラアアアァァァ! #犬界主

まあ確かに今ピュアたまの命運はかなりギリギリ綱渡りではあるが! だから助けを求めるのは完全に完全、正解も正解、タイミングとしてもザ・ベストタイミングだが! 「おまえーっ おまえ… 稀男のなーっ 人助けをなーっ ゆるさーんっ(バシーン)」という気持ちは、正直、ある。 #犬界主

ピュアたまの助けて欲しい気持ちも、稀男の助けてやらざるを得ない気持ちも、ほんものであろう。弱いかどうかはともかく、困っているピュアたまが、人助けをせずにはいられない稀男をあてにすることを、卑しいとは口が裂けても言えまい。が、これが信頼か利用かは、かなりギリギリの線だろう。 #犬界主

総毛立つ稀男。ゆっくりと立ち上がる。血管が、キレた…! (デカトンに鎌槌で殴られた傷が開いただけ)キレながら狂い笑っている。稀男の神経にダイレクトに触るような今回のムーブ、当然ピュアたまは意図的に、しかも本気(マジ)でやっている。だからこそ猶更稀男の神経に余計に響く訳だ。 #犬界主

アスちん、稀男を抑えるために、ルーサーに何とかしろと促す。すると…ルーサー、寸劇を始める。ピュアたまの物真似! うわっ! 超ムカツク! 稀男も、キレているのは同じだが、なんかノリノリで応じる。「ふざける力」即興ロールプレイが出来る。余裕がある。ヨシ! このノリで落ち着け… #犬界主

稀男、あまりにもムカつくピュアたまを、助けるのか助けないのか、と問うルーサーに、「否ぁーいやー お前だけは助けません! イヤですお断りです!」と本心を吐く。そりゃあそうだろう。むしろ、人によっては、脳天に拳骨の一発も食らわせてやりたいくらいの仕打ちだよ。こんなの。 #犬界主

行きたくないルーサー、少しホッとして、「ほんなら助けに行かへんのやね?」と最終確認するが…「行グッ!」まあ、稀男、こんなムカつくピュアたまなんか助けたくないだろうけど、ここで助けなかったら稀男は稀男じゃなくなるし、地震で自身が自信を失って崩落するんだもんな… #犬界主

そう来なくっちゃ。と言わんばかりのアスちんとリース。俺はそうは言いたくないが…(ツライ話だもん)ルーサーは困った気持ちになっている。アスちんがついていくなら、自分も豚躰化を避けるためについていかねばならない。だが、こんな無意味なハイリスクノー足リン任務に? 勘弁してくれ。 #犬界主

ルーサー、リースにも止めさせようとする。が…リースはルーサーの表情に何かを見出したようだ。「でも困ってないですよ」「ルーサーさん 笑ってます」えっ。ルーサーも意識の上では嫌だが、無意識的には実はやる気になってる。これは、行く気運、行く「流れ」だ。 #犬界主

おそらく、殲滅部隊は、行くであろう。リース、「ねへへ」笑いをする。それを見て、カノカニス、何かを思っているようだ。あっ…この「ねへへ」笑いを、カノカニスは、そして読者の俺は知っている。カノカニスの死んだ親しい同僚、リルリニスだ。 #犬界主

まさか、リルリニスの子供とは。予期せぬ死の直前に、「ねへへ」笑いと共に、穏やかな顔で、「元気でやってるみたいだし それでいいのだ」と語っていた子供は。まさかまさか…!? リルリニスとリースが、実は親子だったりするのか…!? (この「ねへへ」笑いからは、そう思いたくなる) #犬界主

カノカニスも、リルリニスとリースの事情を知っていて、親しい同僚の大きくなった娘さんを見る顔をしていた訳だ。そりゃあ、「娘さん、元気でやってるみたいで、よかったね、リルリニス」とホッとしたような顔になるよな。カノカニスにも子がいて、親なのだし、親心がある。ああー…(感慨) #犬界主

そんな訳で、愚者のように狂い笑う稀男と、その後についていく殲滅部隊一同。行く先は…湖畔! ピュアたまの根城! ふつうの表情のアスちんとリース。それぞれ心配そうなルーサーとハンバーグ先生。稀男が乗り気になってピュアたまに合流しに行くので大喜びの背後のソロモン。不安だ… #犬界主

生体金庫攻城戦、勃発! リョースvs.レイミア様一騎打ち、いま肇(はじ)まる! そして、もう一つの戦い。救出目的の骸者殲滅部隊実働隊vs.監視兼護衛目的の死忍隊分隊(+α)vs.無力化目的の殺技軍団分隊による、ピュアたま争奪戦が、始まろうとしている! #犬界主

それはそれとして、あの後、カノカニス、リルリニスの死を、リースに特には告げなかったのだろうか。まあ、なってしまったことだし、言ってもどうしようもないことだしな。 #犬界主

リルリニスが娘について「元気でやってるみたいだし それでいいのだ」と言ってたように、リースも母について「どこかで元気でいればそれでいいのだ」というのが感情的な落とし処なのかもしれないし、そこを乱すのが果たして良いことか、という話もあるだろうしな。 #犬界主

そうではなく、自分を大きくなるまで育てなかったという恨みがあるかもしれない。まあ、人には人の事情があるから、勝手にそこは忖度&決めつけしたくないんだよな。そんなことを思いましたね。 #犬界主

それでは、今日はここまでです。実は次回で一旦話の区切りになるので、終わったらしばらくお休みします。それが終わったら、次は新年以降になるでしょうね。ということで、宜しくお願い致します。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

胎界主初見実況。『生体金庫』。そろそろ話の区切りになり、最後の場面転換でもあるのですが、長いパートなので、二回に分けます。ピュアたま護衛兼監視兼軟禁の面子のうち、血の気の多い死忍隊員コメカミがレムレスに喧嘩を売る。穏やかじゃないぞ。どうした? #犬界主

ピュアたまを四つん這いにしてお馬さんごっこしているガルゥが、レムレスの視界に映る。(そういえばロックヘイムにもリッチ・ヴァンパイアの乗ってたなんか馬みたいな生き物がいたのだった。あれのつもりで乗っているのだろう。しかし何だろうねあれ。キマイラの一種?) #犬界主

ガルゥ、今はこれで済んでいるからいいが、せめてこれで満足して終わって欲しいですね。レムレスは、自分と同じように(覚悟はまるでちがうが)半命を費やして、忌々しいリョースと頂上決戦しているレイミア様の心配で頭がいっぱいであり、こんなガルゥなんぞとお遊びしたい気分ではない。 #犬界主

まして、レムレスにとって、一応同格であるガルゥと違って、コメカミは他所の一個格下だ。そういう相手からナメた口を利かれて相当イラついているが、ますますお遊びで喧嘩したい気分ではない。「なんかうっせーなコイツ」的なオーラだ。 #犬界主

コメカミもコメカミでレムレスに不信感を抱いている。喧嘩を売った理由は「答えろ お前らのヴァンパイア軍が一匹も姿を見せんのは何故だ?」ということだ。あっ、まさか、生体金庫攻城戦にレイス三軍のみが当たっているだけでなく、こちらにもいない? それはおかしい。じゃあどこに? #犬界主

戦っている軍はレイス軍だけなんだから、戦ってない軍の将には、そりゃあ険悪な感情も出るだろう。しかも、兵隊が使い物にならないんで全部捨てられて失ったガルゥと違って、ヴァンパイア軍は昔から一大戦力だ。ますます、「天下分け目の大一戦に何やってやがんだ」とはなるだろう。 #犬界主

スペクター部隊のお目付け役がコメカミを抑えて宥めて説明する。レイスは躰化失敗率が高い。リュカオン(おそらくガルゥや囚われのフェンリルたち、タナトス=アヌビスの四大神獣のことであろうか)の血も暴走率が高い。安定した戦力はヴァンパイアだけだ。 #犬界主

だから、デュラハンとレイミア様は、ヴァンパイア軍を後詰のために温存させたい。カポックで待機中だという。えー。つまりはレイス軍は希少なんじゃん。ここで消耗されたら困るんじゃん。よくデュラハンがこんなこと通すよな。 #犬界主

デュラハンの側近であるクゥーベ隊長の、そのまた部下であり、割と近い立場のコメカミも、当然この説明に納得しないものを感じている。裏を読み取ったようだ。今度は、レムレスから離れて、スペクターに自分の読みを説明する。(ピュアたまも聞き耳を立てているみたいだ。コメカミ、油断) #犬界主

デュラハンもクゥーベも(もちろんレイミア様も)後々のことを考えてこうしている。レイス軍の最上位である司神、オシリス=ハデスが降臨する。ロックヘイムも征圧される。が、それが最終目標ではない。おっと。俺もそうだと思っていた。違うのか。だいぶ大きい話になってきたな。 #犬界主

骸者のロックヘイム征圧は、リョースを倒さない限り、暫定的なものにとどまる。リョースは四大神獣四柱足した分くらいには強い。司神に加護された骸者たちでも、やはりそこは難航するところであろう。サクッとは勝てまい。 #犬界主

もちろん、以前のオシリス=ハデス降臨時ですら、骸者は悪魔に勝てなかったのだ。ソロモンヘイム侵攻、全面勝利など、到底無理な話だ。サクッとは勝てまい。こうなると、リョースは悪魔の側につく(というか、手ゴマに落ちる)。骸者と悪魔・リョースは絶対戦争を避け、冷戦状態に入るだろう。 #犬界主

冷戦状態に入って、骸者はどうなる? おそらく悪魔共のように派閥間抗争をすることになるだろう。スペクター、「マジかよ」みたいな顔になっている。考えすらしなかったのだろう。 #犬界主

しかし、これを裏付ける動きがあった。ファントム軍のドロクロドが動いたことを、死忍隊別動隊のコメカミも知っていた。その話を今する。流石にスペクター部隊、全員どよめく。どう見ても不穏なムーブ。これは、ヴァンパイアどころか、デュラハン以外のレイスすら信用ならないのではないか? #犬界主

コメカミ、おそろしく冷たく見ている。「分かったか リョースや殲滅部隊とイチャイチャ小競り合う遊びの時間は終わったんだよ ここから「世界の主」の座をかけた総力戦 本番が始まるのさ」コメカミ、カッコイイセリフ&カッコイイポーズ。(やったーカッコイイーーーー(茶化すな)) #犬界主

私見だが、デュラハンはレイミア様の思惑を、飲みたくはないが飲まされた、と見た方が良いのかも知れない。後で勢力争いの際に問題になる。が、最低限達成しなければならない生体金庫攻城戦のことを思えば、大事の前の小事。後で取り返す。そう割り切っているのか? #犬界主

それでは、今回はここまでです。まあ、そんな訳で、勝てば何でも上手く行く訳ではない。というか、勝った後こそ揉める。あるある話だ。 #犬界主

生体金庫攻城戦は総力戦に見えるが、実はそうではない。戦術的に生体金庫に勝てても、戦略的には「勝ったらどういう成果があるか、その成果はどう活きるか、それとも活きないからこの勝利は無駄骨なのか」という話になる。そこまで考えてリソースを温存しなければならない。 #犬界主

生体金庫攻城戦は神獣石入手のため、神獣石入手は司神降臨のため、そして司神降臨は差し当たりはロックヘイム征圧のためだ。だが、その後は? そういう話が出て来た。流石にそれは読者の俺も考えてなかった。 #犬界主

ロックヘイム征圧後も、いろんな証拠から、リョースも悪魔も依然として残るだろう。彼らは強大化した骸者に対抗するため統合して、三極から二極へと変わるだろう。絶対戦争には持ち込まず、冷戦状態になる。骸者連合国、瓦解して、派閥争いを始める。当面そこに帰着するだろう。 #犬界主

そのために、どこの派閥も、リソースは当然残しておきたい。ウワー! そこまで考えなきゃなんないのかよ! めんどっちいな。とはいえ、とにかく生体金庫攻城戦は最初の一里塚だ。越えなければ話にすらならない。デュラハンはこれに全ツッパした。これも一つの覚悟だ。まずは勝ってからだ。 #犬界主

さて、次回、実はとんでもないことになり、いったん生体金庫初見実況も大きな一里塚に到達します。そこまで年内には終わらせたいですね(それが終わったら俺も、年内は初見実況を休みます)。次回、乞うご期待。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

***

胎界主初見実況。『生体金庫』。攻城戦開始編(勝手に名付けた)、いよいよ最終回です。ここで区切ると、大きな一里塚であり、丁度いいからですね。どう丁度いいのかって? それは…とんでもないことになっているからです。乞うご期待。(碌なことにならなさそうだが…) #犬界主

ガルゥのお馬さんごっこに付き合わされていたピュアたまだが、不意に動きを止める。立ち上がる。もちろん、ガルゥ、振り落とされる。(アカン) #犬界主

ピュアたま、どうも何かを感じたらしい。(攻略した………………か?)んん? おい、マジかよ。我々は攻城戦総攻撃開始しか見てないが、あの後何事もなく上手く行ったのか? #犬界主

(レイミアは存命中 ここの結界もまだ生きている)ああ、そういやここの結界の「遮る力」はレイミア様から借りパクしていたよな。それが機能しているということは、存命中ということだ。まあ良かったじゃないかレムレス。しかし未だリョースと交戦中であろうが… #犬界主

(どうするか……稀男くんを引き入れたかったが)このままでは計画は成功裏に終わる。もちろん上手く行くのは良い事だが、私情ということからは、ピュアたまがこだわっている稀男抜きになってしまう。まあそれでもピュアたまは断固強行するやつだろうが… #犬界主

振り落とされたので怒るガルゥ。ヤバイ。しかし。「レイス様の扉が開くようです」ははあ。デュラハンのワイトでもあるピュアたま、デュラハンや何らかのレイスの気配を、結界との相互作用で感じられるんだな(それに今はレイス以外は出入りできない設定になっているのだった) #犬界主

そして…現れたるは…えっ…憔悴しきったボロボロのデカトン…? これは…どうやら、レイス麾下三軍全戦力総力戦をもってしてでも、なおもかなり熾烈な戦いがあったように思われるが…生体金庫、それほどの恐るべき難敵だったのか? というか、どうなっとるんだ? #犬界主

ピュアたま、険しい表情で、猛烈に不穏なことを独り言ちる。(やはり ギリギリの賭けになってしまったか……)は!? これは、あれか? 成功していない? だが、失敗とも言ってない? まさか、乾坤一擲の博打の如き事態、生体金庫攻城戦は、「未だに」進行中なのか!? #犬界主

レムレスはレイミア様をリョースとの膠着状態から早く離脱させることしか考えていない。生体金庫は攻略したのだろう。成果物の神獣石も入手したのだろう。後はピュアたまに司神降臨させれば、当面の悲願は達せられるし、戦争は勝利だし、何よりレイミア様を安全に退却させられる。 #犬界主

だからさっさとそこまでやってしまおう。そういう姿勢でいるレムレスだが…デカトンの様子がおかしい。とてもそんな話が上手く運んでいるようには見えない。むしろ、あのデカトンが、危機的状況に見える。何? #犬界主

レムレスは、あの傲岸不遜、傍若無人、隔絶存在のデカトンが、どうやら危機的状況にあるなどという事態を、認識すらできないのだろうが(これはこれでそういう、慣れによる認識ロックですね)…ここで、デカトン、恐ろしいことを呟く。それは。 #犬界主

「全滅だ」…は? 「全滅した もう……軍の体を成していない」全滅て…「全滅? まさか合同スペクター軍がですか?」流石に血の気が多いコメカミも血の気が引いているように見える。とんでもない事態が起きていると察する。何が…全滅…どのレベルで…? #犬界主

「あの 我らが死忍隊は?」「デカトン様 クゥーベ隊長は?」「ちょっとこっち答えて下さい! デカトン様! デカトン様って!」「死忍隊は……」あっ「レムレスと喋っとるだろがっ! ワイトの分際で口ィィはさむなっ!」デカトンの死の指差しで足を折られるコメカミ。ヤバイ! #犬界主

コメカミも大混乱しているが、確かにレムレスとコメカミではレムレスの方が格上である。口を挟んではならなかった。しかもコメカミはしかも他のレイスであるデュラハンの下僕だ。身内とも他所様とも言えない。自分の下僕のコツバーンと違って、叱責で済ませる愛着も遠慮もないわな。 #犬界主

というか、そもそもデカトンに、手加減してやれる余裕がない! デカトンも大混乱しているように見える。どうなっとるんだ。おそらく初めて見るレベルのデカトンの荒れっぷりに、ガルゥも流石にドン引きしている。 #犬界主

やはりドン引きして、混乱から一転して恐怖に叩き込まれ、ひれ伏すコメカミに、デカトンから乱暴に言い放たれるショッキングな真実。「あぁ 死んだ死んだっ! クゥーベもズガイも 死忍隊は全滅したわっ! 生き残りはお前だけであろう……」 #犬界主

「え……? ぜっ……? そん……」コメカミ、絶望。「死翔隊ももう……」絶望しているのはデカトンも同じだ。「我の重装甲隊も……」えっ「残っているワイトは……」どうやら真剣に深刻な事態になっているらしい。合同スペクター軍レベルを通り越して、ワイト複数部隊レベルで全滅…!? #犬界主

空気の読めない、事態の分かっていないレムレス。「いや だから 武勇伝とか苦労話はいいから さっさと神獣石を渡せって」ああ、レムレス、デカトンの強さに関しては、余程疑いもなく信じていたんだな…(レイミア様がデュラハンの深謀遠慮を信じているように)しかし… #犬界主

空気の読めない、事態が分かっているかどうか傍目には判別のつかないピュアたま、しゃしゃり出て、ハオウ君の生死について誰何する。「デカトン様 ハオウは健在でしょうか?」「デカトン様 ハオウは健在なのですか?」ウッ。デカトン、苛ついている。 #犬界主

デカトン、死の指差しをピュアたまに向ける。ガルゥ、ビビる。「死んでなどいませんね?」「健在なのですね?」「ハオウはまだ生きているのですね?」しつこいピュアたま。「でしたらまだ終わってなどいません! 勝機はあります 希望は残っていますよ!」お~ま~え~。 #犬界主

ハオウ君、今どうなってるかは知らないが。事前にあんな暴虐に満ちた洗礼を受けて、心がグシャグシャに折られたんだ。たとえ健在であっても、事態を打破する戦力としては、もうダメではないかな…(これは殺技軍団とデカトンがそれぞれアカンのだけど) #犬界主

とにかく、ピュアたまはレムレスより正確に事態を認識している。つまり、「レイス三軍は合同スペクター軍レベルを通り越して、ワイト複数部隊レベルで全滅した」! …ちょっと待てや! これは、つまりは、既にこの時点で、戦術的には圧倒的大敗北ということではないのか!? #犬界主

将としてのデカトンがシラフでいられないの、当たり前すぎる。虎の子の重装甲隊を失い、圧倒的大敗北。もはやデカトンはピュアたまの言葉が聞こえていない。(ペラッペラッ ペチャラクチャラて…) #犬界主

たった今身を切って、大火傷したばかりの将が、自分たちを破滅の待つ死地に導いた、口先だけの遊説家の「しかしまだ戦場は終わっていない、戦える」などという趣旨の発言なんか、シラフで聞ける訳がないよな。そりゃあペラッペラッとしか聞こえないだろう。 #犬界主

デカトンにとって、今、この場で、曲りなりにも頼りになるのは、レムレスだけだ。(ガルゥ? ああ、お前はここで、この馬鹿(ピュアたま)見張ってろ。引き続きそのままの方が面倒が少ない(つまりはその程度の期待しかされてないんだよなガルゥ…(まあ無理もないやろ))) #犬界主

「レムレス 来てくれぇ……」レムレスの増援を、遂に「懇願」するに至るデカトン。ものすごく心細そう。ソロモン相手でもこうではなかった。つまり…生体金庫は、厄介さで言えばソロモンよりさらにえげつない、それほどまでに強い難敵である。と推測される。それに、全員、蹂躙されたのだ。 #犬界主

レムレス、事態を正確に理解は出来ないまでも、流石に何かとんでもないことが起きているらしいことは察したようだ。「ぉ……お前はいったい 何を言ってるんだ?」ものすごく不安になる引きで、攻城戦開始編、終わる…!!!??? #犬界主

長い長い『生体金庫』、意味合い的にはいったんここで区切りだが、実はこの攻城戦開始編、まだ『生体金庫』全体の1/4なんですよ。マジかよ! #犬界主

遂に始まってしまった生体金庫攻城戦! だったのだが…蓋を開けてみれば、レイス三軍、全滅…!? は…マジで…!? あのものすごい軍勢が…ええええええ!? まさか消耗どころか、一蹴されてるとは、流石に想像すらしていなかった。一体どうなっとるんだ!? #犬界主

今までのタメにタメたフリは、まさかの恐ろしい形で結実した。全滅! マジか! あの強そうなオーラの死忍隊が、死翔隊が、重装甲隊が…??? そしてあの悪辣な殺技軍団は、いったい、どうしたんだ…??? #犬界主

デュラハン、総力戦の大博打に出て、最初の第一歩をキッチリ成し遂げようとしたが、まさかまさかの、その最初の第一歩でつまづいた! 見ていた俺も、いくら何でもこうなるとは予想だにしてませんでした(理屈の上ではあることですが、本当になると、やはり愕然としますね) #犬界主

ハオウ君もどうなっているのかはとてつもなく気になる。ピュアコンサルタント社から派遣されてきた腕っこきの超高速一発解決プログラマだったが、サツバツ現場で暴虐に満ちた洗礼を受けて、メンタルぶっ壊れてしまった。IT業界ではあるある話だ。この上、マジで死んでなければいいが… #犬界主

ともあれ、ここで引き! そして続く! こんなところでかよ! とはいえここまでたどり着いたのだ。あー。疲れた…ものすごいカロリーを消費した…ということで、年内は初見実況を休みます。かなり気が早いですが、良いお年を。(この状態でか!?)ご清聴ありがとうございました! #犬界主

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