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不動産屋は「千三つ屋」!?

俺は家を建て変えるぞ、ジョジョーッ!

皆さんこんばんわん!
X(Twitter)でもたびたび投稿していますが、イヌ先生はただいま家の建て替えを実行中です。

具体的には、築40年ほどの実家を取り壊すことについて家族や親せきの了承を得て、新しく建てる住宅メーカーを決め、住宅ローンの審査申し込みをし、解体屋さんの相見積もりを六社ほど取り、設計の打合せをし、建て替えの間に住む仮住まいを探し、引越し屋さんの相見積もりを取り(これは家族がやってくれました)、ピアノの運搬をお願いする業者さんの相見積もりを取り、引っ越しまでに無数の粗大ごみを出し…

といった感じで、家づくり、特に建て替えはまあまあやることが多くて大変です。
しかもイヌ先生の実家は土地に高低差があったり、ここでは書けないような複数の事情があったりで(イヌ先生のサークルの方でそのうちお話ししたいと思っています)、数多くの家づくりを仕事でサポートしてきたイヌ先生をして「もう無理ぽ…」と言わしめるような苦難の連続でありました。

それでも色々な人の協力を得て、なんとか実現にこじつけたという感じです。
いよいよ来月には家の解体が始まるので、今は引っ越し準備で家族全員がてんやわんやの日々なのですが。

今回はその過程で発生した、ちょっと軽めのトラブルについてお話ししたいと思います。


不動産屋さんにちょっと騙された話

突然ですが皆さん。「千三つ屋(せんみつや)」という言葉を聞いたことはありますか?

「千三つ屋」。その意味は、千に三つしか本当のことを言わない…つまり「うそつき屋」ということです。

イヌ先生はこの言葉を、仕事上のお付き合いがある不動産屋さんから教えてもらいました。
その不動産屋さん、ここでは「白ゴリ先生」とお呼びしたいのですが、イヌ先生の知る限りとても誠実で朗らかなお人柄の社長さんです。
そんな白ゴリ先生が「自分たち不動産屋は昔から【千三つ屋】なんて言われてますからね。そういった世間様からの不信感を拭うためにも、まずは相手との信頼関係を築くことが大事だと思っています。売り買いの話はそれからでもいいでしょう」と口にしていたのが印象的でした。

白ゴリ先生にはまた別のエピソードもあるのですが、それは次の機会に譲るとして…

千三つ屋なんて言葉があるくらい、不動産というのは実態がわからないものだ、水物だ、ということはイヌ先生も理解していました。
例えば、土地を持っている売り主さんの意向次第で販売価格や時期、土地を売る相手がコロッと変わったりするのも、仕事上見てきました。

とは言っても、人間、なかなか自分自身がトラブルに巻き込まれたり、お金の絡むことで嘘をつかれるとは想像できないものです。

今回、ちょっとしたトラブルが発生したのは仮住まい先を探していた時のことでした。
イヌ先生は趣味でピアノをやっていて、実家には親戚から譲り受けたグランドピアノがあります。
実家を取り壊し、新しい家が完成するまでの10ヶ月ほど、ピアノと一緒に住める仮住まいを探す必要がありました。
(ピアノを預けることも検討したのですが、その間は弾けなくなってしまうこと、費用面なども考慮して仮住まい先に一緒に持っていくのがベストと考えました)

ところが、世の中にはピアノを弾ける賃貸の物件というのは多くありません。
その上、今回仮住まいをするのは1年にも満たない短期間。
通常の賃貸契約は2年単位なので、短期間の契約というのは大家さん側からするとあまり嬉しくないものです。
かと言って、URやマンスリーマンションなどの物件だとグランドピアノ可のところはほぼ皆無です。

かなり難易度の高い仮住まい探しですが、イヌ先生には勝算がありました。
実は、近所にグランドピアノ可の賃貸マンションがあったからです。
さらにはそのマンションの大家さんとイヌ先生の両親は近所付き合いがあり、今のところ部屋に空きがあるという情報もゲットしていました。

「入居させてもらうならココしかない!」
問題は、短期間しか入居できないという条件を吞んでもらえるかどうかです。
イヌ先生はまず、そのマンションを取り扱っている不動産屋さんをネットで探し、連絡を取りました。
(大家さんと顔見知りであっても、普通は店子と大家は直接契約できません。トラブルがあった時などのためにも、不動産屋や管理会社を仲介するのが王道です)

事情を話したところ、その不動産屋さん(A社とします)には「短期契約だとまず門前払いされるので、普通に2年契約をして、途中で事情が変わって退去しなくてはならなくなった…と言って中途解約するのがいいですよ」と助言されました。

なるほど…と思いつつ、「先ほどもお伝えしましたが、オーナーさんとは近所付き合いもありますし、騙すようなやり方だと今後に支障も出るので最初から事情をオープンに伝えてほしいです」と言ったところ、A社の担当さんは「そうですか…わかりました!ではそのように伝えてみます!」と請け負ってくれました。

ちなみにこのA社、最初の問合せに対しての返事がやや遅く、翌日の20時頃にメールで返事が来ました。
その文面に「お探しの物件はご紹介可能です!よければ今日すぐに内覧しませんか?車でお迎えに行きます☆」と書いてあって、その時点でややブラックの香りを感じていたのですが、その予感は間違っていませんでした。

さて、数時間後、A社から再び連絡がありました。
「先ほどの物件ですが…残念ながら、タッチの差で他の入居者の方が決まってしまったそうです」とのこと。
ガーン😨となるイヌ先生に、A社の担当さんは「そのかわり、同じくらい良い条件の物件で空きが出ました。良ければ本日すぐご紹介しますので、いかがでしょうか?」と提案してくれました。
目当ての物件が埋まってしまったと言われてショックを受けてるイヌ先生、思わずその提案にうなずきかけたところで、脳裏に白ゴリ先生の顔がよぎりました。
「不動産屋は千三つ屋」
仕事柄培った経験と勘、そしてブラック風味をただよわせるA社へ抱いた若干の違和感が、白ゴリ先生の教えと結びついたのです。

イヌ先生はA社への返答を保留にし、すぐさま全く別の不動産屋さんに連絡をしました。
その会社(Y社とします)からはメールを送った5分後くらいに電話があり、A社に話したのと同様に「御社で取り扱っている近所のマンションに入居したい」「グランドピアノを持っていきたい」「短期間しか住まない」との事情を伝えたところ、その条件でマンションのオーナーさんに確認を取ってくれるとのことでした。

待つこと三十分ほど。
Y社から折り返しがあり、その内容は「管理会社経由でオーナーさんに確認したところ、部屋に空きはあるのでまずは内覧に来てくださいとのことでした」とのこと。

「A社ーーーーーーーーー!!!」と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
後からマンションのオーナーさんに聞いたところ、A社からは問い合わせを受けてすらおらず、しかもA社は色々と対応が良くないので後ほど付き合いをやめたという話でした。
A社…!!!

そんなこんなでイヌ先生は希望通り、Y社の仲介で近所の賃貸マンションに入居することができました。
短期間の契約ということも正直に伝えて、ちょっと多めに家賃を支払うということで話がまとまり、無事にピアノの搬入も終わってめでたしめでたしという結果です。

ですがもし、あの時A社の担当さんの言葉を真に受けて他の物件の内覧に行っていたら。
空き部屋があることを知らず、第一希望のマンションを諦めてしまっていたかもしれません。
A社は結構な大手の会社なので、そんなあからさまなあしらい方をされるとは思っていなかったのですが、これが不動産業界の闇の一端なのか…と思った次第でした。

これから賃貸で物件を探す皆さんに、今回のイヌ先生の経験が参考になれば幸いです。
常日頃お伝えしていますが、やはり相見積もりは大事!ですね。

イヌ先生の家づくりに関してはまたYouTubeやnoteでもお伝えしたいと思います。漫画にもしてもらいたいのですが、実現なるか…!?

それでは、本日の授業はここまでとします!
ありがとうございました\(`•ㅅ•´)ノ✨

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