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メキシコに行った-その6

<メキシコシティ1日目>
寝れたような寝れないような、腰も頭もお腹も痛いまま、オアハカ→メキシコシティの早朝便に乗る。機内から見えてくる景色は、大・大・大都会。メキシコシティの人口は、約2,250万人。東京の倍とまではいかなくても、ほぼそんな感じ。メリダ、オアハカと旅してきて、どう考えてもこんなガラス張りの近代的な数十階建てのビルを建てられる建築・建設技術が無さそうな国なのに、たくさんそういうビルがある。不思議で仕方なかった。そして、メキシコシティが一番ピリッとしなくちゃいけないと思っていたし、高山病になるのかなぁとか、今回は1発でランディングできるだろうかとか色々考えながら、ランディング。今回は1発着地。よかった。ありがとうアエロメヒコ。残念ながらもうしばらく乗ることはありませんきっと。

メキシコシティのベニートフアレス空港は、ビルが2つあって、アエロメヒコほぼ専用とそれ以外に分かれています。この圧巻のアエロメヒコだらけ。今となってはこの二つのビルがあることがわからずバタバタした初日が懐かしいって思いながら、3回目のベニートフアレス空港。
例のLESS RISK AREA。うーん痺れるわ。
low risk areaマークの近くのCDMXマーク。ここから離れるのがなんだか怖くなるわ。high risk areaってどないやねん。

空港からホテルまで、まずはちゃんとタクシーに乗れるかな、どうかな、タクシーでぼったくられないかな、とか色々思いつつ事前に調べていたブースでタクシー予約。このタクシーらへんのエリアの床には「ZONA DE MENOR RIESCO / LESS RISK AREA」と書かれていて、私は眼を疑う。マジかよ。これって他のエリアはRISK AREAですって言ってるようなもんじゃねーかよ。。。と思いつつ、この日から二日連続でホテルでナショジオの空港での麻薬取り締まり番組を見て、この記載に納得することになる。メキシコシティからホテルまで、20分くらいの距離な気がしてたけど、渋滞がひどくて1時間弱ほどかかる。それでもホテルにはちゃんと到着。ここからまた試練が始まる。とりあえずその辺を散策するのだけど、お腹が完治していない。でも、このシャンゼリゼ通りを模した、REFORMA通りは、ランニングしていたり散歩している人たちがいたり、ビジネスマンもいたり、とても安心できたし、綺麗な通りだった。サイドに、ずーっと偉人の像みたいなのがあって、あーヨーロッパみたいだなーと思ったり。でも、道路の真ん中に、マヤかアステカの神様(もしくは指導者)のモニュメントが現れるところは、あーメキシコだなぁと感じた。あと、日本食が人気らしく、すき家を見つけたり、よくよく街を見ていると、怪しげな日本語の看板を掲げる飲食店はちらほらあった。

大都会!そしてどこもかしこも大渋滞!
REFORMA通り。綺麗で大きい〜〜
Coanacochは、スペインに征服される前の最後の指導者らしい。かっこいい。
メキシコの過去の文明をもっともっと勉強したい。

そして、博物館に行くべく巨大なチャプルテペック公園へ。(メキシコの地名、歴史的な名前が多くて本当に難しい)すっごく歩いて、チケット買って、また歩いて、やっと辿り着いた博物館が、目指していた博物館=人類学博物館ではなく、まさかの歴史博物館で。でっかいシャンデリアの下で、ようやく着いたわとばかりにドヤ顔で映る父の写真。中に入っても、二人とも間違った博物館にいることに全く気づかず、おっかしいなーなんでこんな近世のことばっかあるんや??企画展か何かか??と全部早足で駆け巡るも、EXITになってしまう。入り口の警備員に聞くと、「ここじゃないぞ。湖を渡って道を超えた反対側の公園内にあるよ」って。マジかよ。あの苦労して上がった坂を降りて、さらに、大きい湖を渡って反対側、、、、気が遠くなる。

これはこれで荘厳で広くて美しい歴史博物館。
ここまで来ても、別の博物館だとは全く気づかなかった。
中入ったら、こんな感じ。ようやく、「あれ?」となる。博物館に行く皆さんはお気をつけて。

引き続き私はほぼ病人。泣きたい。必死に言われた通りに歩いて、辿り着いたらば、「あぁ、これだよな」と納得する。入り口からして「メキシコの文明展示してます!!」て感じで。中に入った上から降り注ぐ噴水もめちゃくちゃおしゃれで。ただ、広すぎるのと、こういうメキシコの文明の知識がそこまでなくて、わからない。何がどうすごいのか、わからない。すごいってことはわかるけど。もうちょっと知識があったら、2日でも3日でも通いたいような、ものすごい博物館なのは確か。屋内も屋外も贅沢に使ってて、広い。でかい。なんだかすごい。凄すぎる。ただ、もう体力が、、、ない。高地にいるのもあるし、お腹も腰も足も無理。今まで行った、UXMAL、モンテアルバン、ミトラ遺跡、サポテカのこととか、その辺の復習をして、明日行けるかもしれないテオティワカンの予習をしたり、どこかで聞いたことがあるオルメカの巨頭を見たりして。本当にもう、めちゃくちゃ進んでて、めちゃくちゃ栄えてて、ふしぎ発見の世界凝縮したみたいな、恐れ入りました、って感じだった。人類学が大好きなので、元気と知識を蓄えてぜひともまた訪れたい博物館。

ここが、正解の人類学博物館のエントランス。
中入るとおしゃれな噴水?のお出迎え!かっこいい!!
なんかどこかで見たことあるような、、、きっと有名な何かのはず!
こういう感じで延々と色々な展示品がたっくさん展示してある
これはもう、サポテカ文明です。ミトラ遺跡です。見てきたものが展示されていると、とっても感慨深い!特に、しっかりガイドに教えてもらったから、はっきり覚えてる。この斜めとぐるぐる。サポテカのカーペットにも出てくるね。
多分オルメカの巨頭、なはず。
外もこういう感じでありとあらゆるところが再現されている(もしくは本物なのか?)

もう疲れすぎて、調べてあったタコスのレストランへUBER。UBERマジ神様。メキシコでUBERなかったら本当に生きていけない。そして、このレストランのタコス、私食欲ゼロで一口も食べられなかったんだけど。父が、このタコスが一番美味しい、と言っておかわりまでしてた。悔しい。でも、プリンだけは半分だけ食べた。何か食べないと治らないと体が必死に訴えてた。そして、もう限界、夕方はホテルで休憩。記憶がない。

本当にね、美味しかったプリン!!!助けてくれてありがとう。
EL CALIFA、Taqueriaのチェーン店でたくさんお店ある。おすすめ!
この子も私を助けてくれた。だって、異国中の異国で、日本の製品を見るだけで、ものすごい安心感だったから!

近くのコストコに行って、朝ごはんだとか、夜ご飯だとかを調達。しんどすぎた。普段だったら、旅先のスーパーではテン上げで超騒がしいけど、今回だけはHPゼロすぎた。写真もない。マンゴー、パパイヤ、バナナを買って、なんとびっくりメキシコシティで本当にどこでも見かけたヤクルトを調達して。私のお腹、治しておくれ。ホテルに戻って、一応明日のテオティワカン遺跡のツアーを予約して。部屋に戻って麻薬捜査のナショジオを食い入るように見て。ものすごく面白かったけど、南米のリアルを見た。結局夜ご飯、ヤクルトしか食べられず、腰も痛い頭も痛い、吐き気がする、高山病なのか食あたりなのかわからない状態で、ただただベッドに崩れ落ちる。せっかくダイアモックス(高山病予防薬)まで飲んだのに。なんでだ。。。と思いつつ、仕方ない、こういうこともあるかと。初めの2都市を全力で楽しめてまだ良かったかと。慰める。明日は少しくらいは復活してますようにと祈りながら、寝れないけれど、なんとか寝る。

続く。



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