【読書記録】「何でもないことで心が疲れる人のための本」で自分の特性と向き合う
今日紹介するのは、書店でたまたま目に入って購入したこの本。
私は「人より精神的に疲れやすい」という自覚があったので気になって買ってみた。
内向型と外向型
この本(というか心理学の世界)では、人間は「外向型」「内向型」の2種類のタイプに分かれていて、
心的エネルギーが外に向いているか・内に向いているか、で分けられるそうな。
もちろん、この本で取り上げられているのは「内向型」。
「よくある悩み」が日常すぎる
第1章で「人付き合いに疲れる」と感じている人のよくある悩みが紹介されているのですが、
全部当てはまる。。。
「寝る前や帰宅中に一日を振り返って自己嫌悪」とか「会議や雑談の場で発言のタイミングを逃す」とか。
逆に、内向型じゃない人はやってないのこれ???
内向型の自覚がある人はまじで全部当てはまると思う。
もやもやしていることが言語化されてる
ここに書いてあることって、私が自覚せずにやっていたことがほとんどなんです。
こういう行動(夜寝る前に自己反省会しちゃう、とか)が精神的によくないんだろうなっていうのは多分どこかで感じていたんだけど、いつも当たり前のようにやっていたことだし辞めようと思ってもいなかった。
でもこうやって何気なくやっていた行動がどういう意味があるとか、なぜ自分の心を削ってしまっているのか、客観的に言語化されているとちょっとだけスッキリする。ああ、これが言いたかったんだ〜って。
それと同時に、「私がだけじゃなかったんだ!」っていう安心感もちょっぴりある。
やっぱり不利
「内向型は外向型より社会において不利」ということがはっきり書かれていて
「やっぱり現実はそうだよね〜」
って現実を突きつけられて苦しくなった。わかっていたことなんだけどね。
しかも遺伝的要因も大きいとな。こりゃどうしようもなかばい。
対処法じゃ対処できなさそう
第5章では「内向型にありがちな悩みとその対処」が書いてあるのですが、私の正直な感想は
これで対処できる人はこの本買ってないと思うぞ?!
書いてることは何一つ間違ってないとは思うし、ちゃんと実践できれば悩みは軽減しそうな感じはある。
ただ、この本をわざわざ買う私のような人は相当気にしていて内向型のデメリットも日常生活の中で何となく気づいている人だと思う。
そんな(ある意味)重症の人は「そう考えればいいのは気づいてたけどできないよ〜できないから困ってるんだよ〜」ってなっちゃう。
人格ってなかなか変わらない
人間の核となる部分で良くも悪くもちょっとやそっとじゃ変わらない。
だからこそ、自分の特性を理解して付き合いながら生きていくしかないんだと思う。
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