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私がいっぱいいるもんだから

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詩たち
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2014年12月の記事一覧

《#10秒で書く詩》まとめ2

大晦日なので、Twitterで書いたものをまとめてみました。 12/30 よく眠れよく眠れ、こんこん…

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あやちゃん

渋谷駅のトイレで女子高生たちが 目尻に青色を濃くひいて あの人の顔が沈んでいるのを 笑って…

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かぼちゃのスープ

かぼちゃのスープで、かぼちゃは溶けない。多分、入れた出汁が気に食わなくて、折り合いがつか…

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池袋にくわれました

私のこころは 池袋にくわれました 東口の宝くじうりばのところ ぱくりと 頭からくわれてしまっ…

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ぼち

いつまでも割れ目から垂れている 赤ん坊の片腕をぷちりと 噛み砕いて 世界の終わりみたいな顔…

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ここからいなくなる私へ

慎ましく生きていきましょうと先生が言った。 反芻する。 噛み切れないほどべたべたと舌に絡…

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あおいまち

青い町のあの鉄塔は 山並みからぐんぐん伸びて 東京やその先にまで届くという マンションの横にある あのキリンの首は 役目が終わればここからいなくなる という 駅から二十分の上り坂を 親子が手を引き歩いていたり 犬の散歩をするお婆様が ゆっくりゆっくり足を動かす 筋肉の収縮みたいな 青い町だった 川には鯉や亀やシロサギが ゆっくり流れて留まっていて 斜面を削った人間たちの 歩みはみんな 傷むことなく外灯をともす 青い町だった 斜面から眺めるようにひっそりと 住むかもしれ

とうきよう407

音楽がすやすやと眠っているのを新宿で聞いている。雑多を具現化したような上澄みだらけの東京…

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くちがない

一言二万円の言葉がきみにはあるはずなんだけど、私には耳がない。一言四万円の言葉が私にはあ…

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東京ロール

誕生日おめでとう。傷だらけの皮膚、一枚一枚に呼びかける。誕生日おめでとう。東京はロールす…

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