ぼち
いつまでも割れ目から垂れている
赤ん坊の片腕をぷちりと
噛み砕いて
世界の終わりみたいな顔を
しやがって
いつもそうやって
追いつめられたのは
私の方よと
嘆いているのね
狭いワンルームのアパートで
コーヒーとタバコの
煙だけを頼りに
母親に辛気臭い手紙を
書き連ねたりして
他にやることはないみたいに
大きな乳房を持て余して
埋葬の日をただ待ち続けているのと
男に媚びを売るのね!
不安定な生活の位置を決めようと
ただ必死に
無限に続くビルの隙間を
這いつくばって
ネオンも高い化粧水も
振り払っていただけなの
女子の不思議な穴も
擦りつける細胞も
二つ結びにできる長い髪の毛も無い
申し訳程度の乳房に
穴をあけて
これでどう、
と
聞くことしかできない!
もうちょっと頑張れよ、とか しょうがねえ応援してやる、とか どれもこれも励みになります、がんばるぞー。