見出し画像

intoxicate映画情報(8〜10月公開作品)

ふたりのマエストロ

© 2022 VENDÔME FILMS ‒ ORANGE STUDIO ‒ APOLLO FILMS

『コーダ あいのうた』製作陣が贈る、ふぞろいな家族の再起の物語。パリの華やかなクラシック界で活躍するオーケストラ指揮者の親⼦。ある日、父フランソワへミラノ・スカラ座の⾳楽監督への就任依頼の電話が来る。しかし、それは息子ドニへの依頼の誤りだった。⼈⽣最⼤の窮地に⽴ったドニ。初めて親⼦が本⾳で語り合うとき、⽗の⼝からこれまで語られなかった衝撃の真実が明かされる。多数のクラシックの名曲が物語を彩る。

監督:ブリュノ・シッシュ  
音楽:フロレンシア・ディ・コンシリオ
出演:イヴァン・アタル/ピエール・アルディティ/ミュウ=ミュウ/
キャロリーヌ・アングラーデ/パスカル・アルビロ/ニルス・オト
ナン=ジラール    配給:ギャガ(2022年|フランス|88分) 
◎全国公開中
gaga.ne.jp/MAESTROS

ダンサー イン Paris

© 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON-ROQUES

パリ・オペラ座バレエ団で、エトワールをめざすエリーズ。だが、予期せぬ出来事から心が乱れ「ラ・バヤデール」のステージでジャンプの着地に失敗し、足首を痛めてしまう。医師から踊れなくなる可能性を告げられ失意の中、エリーズは今を時めくダンスカンパニーと出会い、独創的なコンテンポラリーダンスが生み出される過程を目撃。やがて練習に参加するようになり、未知なるダンスを踊る喜びと新たな自分を発見していく─。

監督:セドリック・クラピッシュ 振付・音楽:ホフェッシュ・シェ
クター 出演:マリオン・バルボー/ホフェッシュ・シェクター/ドゥ
ニ・ポダリデス/ミュリエル・ロバン/ピオ・マルマイ/他
配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル
(2022年|フランス・ベルギー|118分)
◎9/15(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開           
www.dancerinparis.com

almost people

神尾家の 4 ⼈兄弟姉妹には、普通の⼈とは違うある特徴があった。それぞれに感情の⼀部が⽋けているということだった。たとえば、喜び。たとえば、怒り。たとえば、楽しみ。たとえば、寂しさ。多くのファンに支持される4人の監督が紡ぐ4 ⼈きょうだいの物語。本作はユーロスペースを皮切りに、ロンドンの PHOENIX CINEMAなど国内外のミニシアターで世界同時期公開される。音楽は菊地成孔/新⾳楽制作⼯房が担当した。

監督:横浜聡⼦/⽯井岳⿓/加藤拓⼈/守屋⽂雄
⾳楽:菊地成孔/新⾳楽制作⼯房 脚本:いながききよたか/
加藤拓⼈/守屋⽂雄 プロデューサー:関 友彦 出演:嶺 豪⼀/
柳 英⾥紗/井之脇 海/⽩⽥ 迪巴耶/宇野祥平/塩塚モエカ
(羊文学)/伊澤彩織/渋川清彦/木竜麻生/岩谷健司/他 
企画・製作・配給:株式会社コギトワークス(2023年|日本|140分)
◎ 2023 年9⽉、世界同時期公開            
www.almost-people.com/

福田村事件

©️「福田村事件」プロジェクト2023

1923年9月1日、関東大地震が発生した。そのわずか5日後の9月6日、千葉県東葛飾郡福田村に住む100人以上の村人たちにより、香川から訪れた薬売りの行商団の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。逮捕者は実刑になったが、大正天皇の死去に関連する恩赦ですぐに釈放された。行き交う情報に惑わされ生存への不安や恐怖に煽られたとき、群衆は暴走する。これは単なる過去の事件では終われない、今を生きる私たちの物語。

監督:森達也 脚本:佐伯俊道 井上淳一 荒井晴彦
音楽:鈴木慶一 
出演:井浦新/田中麗奈/永山瑛太/東出昌大/コムアイ/
木竜麻生/豊原功補/柄本明/他
配給:太秦(2023年|日本|137分) 
◎ 9/1(金) テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開  
www.fukudamura1923.jp

アリスとテレスのまぼろし工場

© 新見伏製鐵保存会

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本家として知られる岡田麿里監督最新作で、MAPPA初のオリジナル劇場アニメ。製鉄所の爆発事故により出口を失い、時まで止まってしまった町で鬱屈とした日々を過ごす14歳の正宗。ある日、謎めいた同級生・睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは、野生の狼のような少女・五実。二人の少女との出会いは、世界の均衡が崩れる始まりだった。

監督・脚本:岡田麿里 副監督:平松禎史 音楽:横山克
主題歌:中島みゆき「心音(しんおん)」 
声の出演:榎木淳弥/上田麗奈/久野美咲/八代拓/畠中祐/
小林大紀/齋藤彩夏/河瀨茉希/藤井ゆきよ/佐藤せつじ/
林遣都/瀬戸康史
配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA(2023年|日本)
◎ 9/15(金)全国公開                 
maboroshi.movie︎

くるりのえいが

©2023「くるりのえいが」Film Partners

1996年結成以来、常に新しい音楽を追い求めて、旅をするように活動してきたロック・バンド、くるり。オリジナリティ溢れる作品を発表する一方、様々な映画の主題歌やサントラを制作。また「京都音楽博覧会」といった音楽フェスを主催するなど、多彩な活動を通じて日本のロック・シーンで異彩を放ってきた。そんな彼らの初めてのドキュメンタリー作品。新作『感覚は道標』のレコーディングに密着し、創作の秘密に迫る。

監督:佐渡岳利 ⾳楽:くるり
主題歌:くるり「In Your Life」  
オリジナルスコア:岸⽥繁
出演:くるり 岸⽥繁/佐藤征史/森信⾏
配給:KADOKAWA(2023年|日本|102分) 
◎10/13 (⾦)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始!            
qurulinoeiga.jp/


【掲載号】

#165(2023.8月号)

https://tower.jp/mag/intoxicate/

#165では下記作品もご紹介しています
松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』
『白鍵と黒鍵の間に』
『アステロイド・シティ』
『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』
『シアター・キャンプ』
『ジャン=リュック· ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)』
『スタジオ地図 Music Journey Vol.1 シネマティックオーケストラ 2022』(CD)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?