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IR担当者視点でインティメート・マージャーを読み解いてみた!(2023年9月期 通期決算)

2023年11月14日に、2023年9月期の通期決算発表をしました。
以下のとおり、弊社ホームページに決算関連の書類がアップされています。

決算短信
決算説明資料
質疑応答集
説明会動画

決算の内容の詳細については、決算説明会資料をご覧いただければと思いますが、本noteでは、決算説明会資料の中から4枚だけピックアップし、注記も交えて概要をご説明します。

■決算ハイライト

2023年9月期は、過去最高売上を更新することができました。
2022年9月期に続き2年連続での過去最高売上の更新です。

広告市場全体としては景気の不透明感があったものの、Performance DMPというサービスが業績を下支えしました。
このサービスは、当社が行う広告配信によって、商品が購入されるなど、成果が発生した場合のみ課金されるため、景気の影響を受けにくく多くのお客様に利用して頂きました。
また、成果の発生しやすい(広告効果の出やすい)案件とそうでない案件の選別を行い、前者(=売上に繋がりやすい案件)に社内のリソースを注力することで、売上増加に繋げることができました。

2024年9月期は、売上高プラス15.9%の予想としています。
外注や生成系AIを利用することで、効率的で人員数に依存せずに案件を獲得することができる体制作りを進めており、これを起因に売上の増加を見込んでいます。
また、2024年後半に延期されたGoogle Chromeにおける3rd Party Cookieの廃止に向けて、3rd Party Cookieを代替する手段として、当社の提供する「ポストCookieソリューション」の需要も高まるものと想定しております。
また、前述の通り生成系AIを利用した業務効率化を進め、「従業員1人当たり売上高」という生産性に関する数字にも注目して向上させていきたいと思っています。

■事業KPIの推移

マーケティング支援の案件数は、広告市場の景気低迷の影響を受け、第2四半期以降減少しておりましたが、外部のリソースや生成系AIを利用した受注体制を開始したことで、第4四半期には再度増加基調に転換しました。
また、Performance DMPにおいても、第2四半期には一部の代理店(ASP)で行っていたキャンペーンが終了したことで一時的にアカウント数が減少しましたが、その後は営業活動の成果が表れて、順調に案件の積み上げが図れております。
全体としても前年同期比8%増加と、引き続き様々な業界で顧客基盤が拡大しました。

単価については、マーケティング支援の第4四半期の値が大きく減少しました。
これは、新規案件を受注する際は比較的少額から開始することが多く、継続期間が長くなるほどお客様から頂く広告予算が大きくなるため、第4四半期に新規案件数が大きく増えたことが要因です。
また、Performance DMPにおいては、「決算ハイライト」でお伝えした通り、売上に繋がりやすい案件とそうでない案件を選別して、選択と集中を行ったことで、年間を通して単価の改善をすることができました。

■4Qの主な取り組み

Q4も、様々なアドテク領域のパートナーと「ポストcookieソリューション」との提携を進めることができました。

また、セールステック領域に関連した問い合わせや提携の相談も増加しており、改めて、同領域の拡大を図りたいと考えております。
また、生成 AI の活用により、より効率的に弊社のデータやサービスを利用する機会を作ることができるようになり、幅広い企業と柔軟な連携が可能となりましたので、その他の事業領域への展開も目指してまいります。

■最後に

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
広告関連市場の不透明感もありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による影響も落ち着き、引き続き増収増益で着地することができました。
今期も、新たな領域でのサービス開発や、生成AIを活用した営業機会の最大化等、各種施策を着実に実行し、事業の成長に繋げたいと考えております。
多くの投資家の方にIMの魅力を知っていただきたいと思っていますので、ぜひIR情報にご注目いただけますと幸いです。


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