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無条件に笑いたいアナタに〜『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』〜【9月実用書チャレンジ6】

本日は終日外出の上に前日までに準備もできず、閑話休題という感じで今までに読んだものからピックアップ。ちょっと疲れたな、と思っていると目に付いた『100万回死んだねこ』です。

え?
それ、どこが覚え違いなん?
と思ったアナタ、すでにハマってますね?

はい、正しいタイトルは『100万回生きたねこ』でした!

佐野洋子作、超超に超がつくレベルの売れっ子絵本だと思います。でも絵本って自分がもし読んでないと、自分の子どもに手頃な絵本を探そうというときにきっと困ると思うんですよ。だからうろ覚えでつい、「100万回死んだ」と。まぁ、確かに100万回生きたなら、100万回死んでますけどね。

こういった覚え違いに漢字の読み間違い、方向はあってるけど言い方違う、方向も言い方も合ってない、などなどいろいろなパターンがありますが、「ゴフッ!」と笑ってしまいそうな覚え違いがなんと90も載っています。

本書は福井県立図書館の司書さん達がカウンターで「レファレンスサービス」を提供したときの記録としてExcelで作っていたものだったそうです。レファレンスサービスとは図書館で、「こんな本探しているんですけど?」という問い合わせに答える図書館のサービスです。

その問い合わせ記録事例集をホームページでも公開していたんだけど、なかなかページビューが伸びない。どうやってレファレンスサービスをアピールしようかというときにこの面白さに改めて気が付き、この本が生まれたのだそうですよ。

↑↑↑ コチラがその覚え違いタイトル集のホームページです。

人の覚え違いって面白いですよね。自分でも「何をどうしてこうなった!?」というような間違い、よくあります。めっちゃ単純なところで、スポーツウェアメーカーの「ラコステ」を「ラテスコ」(ステテコかい!)と覚えちゃうなど、文字の入れ替わり的なものもあるし、方向性だけ合ってるのはきちんと文字情報としては覚えていないけど、イメージとしてはこんな感じ、から来るものもあるでしょう。

記憶、って不思議なもので、丸暗記ではたくさん覚えられないんですよね。
あ、もちろん、そういう瞬間記憶能力をもった方もいらっしゃると思いますが、そういうケースは除いて、っていう意味です。ところが文字列の記憶ではなく、イメージやエピソードで関連付けして覚えると、けっこうな量の情報を記憶することが可能です。方向性は合ってるけど……という覚え違いは、覚えるところまではよかったのですが、そのあと記憶から文字列を呼び戻すところで失敗している、ということですね。

そう考えると、タイトルの覚え違いも昨日までの勉強本から学ぶとすれば、しっかりと「リトリーバル」してないからうろ覚え、っていうことでしょうか。

ちなみに。
本書でわたしが一番吹いたのは、「これこれちこうよれ」でした。
これ、何の本のことか分かりますか?
答えは本書を読んでみてくださいね。

昨日のチャレンジは、コチラ↓↓↓

9月実用書チャレンジをまとめたマガジンは、コチラ↓↓↓

夏休み新書チャレンジをまとめたマガジンは、コチラ↓↓↓


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