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『英語のハノン フレーズ編』

「英会話」の学習本って翻訳に行くと、たくさんありますね。

大人の英語やり直し系や、
海外旅行にお役立ちの本、

あと、これだけで英語ペラペラになる本、とか。

色々ありますが、本当に使えるようになるためにはやはり反復練習が欠かせません。

となると、やはりハノンメソッドですよ!
今月、出ました!
『英語のハノン フレーズ編』登場です。

ハノンでおなじみのドリル練習はそのままですが、各Unitの最初にダイアローグが付いています。Unit 1から20まで、YukiとBrianの二人でストーリーが続いていきます。

ちょうどNHK英会話とか、語学番組ではお馴染みの構成ですね。

まず、ストーリーがいいです。

「あ〜、ゆきちゃん大丈夫かな?」
「ブライアン、結構しっかりしてんなぁ」

とか本のストーリーを追うように会話が自然です。
昔ながらの英語本のように不自然な例文が出てくることはありません。

これは従来の『ハノン』シリーズでも同じですが、1ページのダイアローグということで、ストーリー性が段違いです。ストーリー性がある、ということは、内容に入りやすくなるので記憶に残りやすくなります。

次に『フレーズ編』と銘打っているだけあって、英会話で普通に使われそうな表現が盛りだくさんです。しかもおそらく読んだだけ、聞いただけだと、

「へー、ほー、ふうん?」

で見過ごしそうだけど、じゃあ、それ、使って話せる? と問われれば答えに詰まるような表現です。

たとえば、Unit 4.5 "have got to do"の表現など。
口語でよく使われますが、もちろん慣れていなくては使えない。ドリルで練習すると、ふとしたときに口から出るようになるでしょう。

Unit 9.4 の "in case”も慣れるととても便利な表現ですね。
実際、私も日常会話でも、さらに仕事の通訳の場でも便利に使っています。"In case" からそのまま主語、述語と直接続けてよいのですが、日英の同時通訳の場合だと、わざと "in case that ……" と間を取りながら使ったりします。

正直なところ、とてもお役立ちな表現です。
日英で、"in terms of " (〜に関して)という表現も文頭で極めて使い勝手がよいのですが、それに並ぶ利便さを提供してくれる優等生ですね。

この本は帯に「ハノン初心者でも大丈夫!」とある通り、ハノン初級から始める人よう、という方がまずはストーリーで楽しく練習できる本ではあります。

でもそれだけではなく、TOEICで700、800点と高得点を上げているけど、話すのが苦手、特に会話が困る、という方にも向いていると思います。そういう方は知識は頭に入っているけど、使うことができないだけ、という状態なので、脳の言語野と運動野をきちんとつなぐとすぐに話せるようになります。

そのつなぐ作業には、どうしてもくり返し口に出して体得する必要があるので、『ハノン』が最適だ、といえるのです。

語学は知識も重要ですが、どうしても体で覚える過程が欠かせません。それなしには上達は頭打ちになります。その壁をもっとも無心に超えることができるツールが『ハノン』だと私は思っています。

今までの『ハノン』に挑戦してやっています、という方も、断念してしまった、という方も、さらには今から英会話やり直したいという方にも、オススメです。

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