通訳を120%利用する
「とりあえず話したら通訳が全部訳してくれるだろう。」
と思っていませんか?
「プロなんだから、何言っても訳すだろう。」
と思っていませんか?
通訳者が最大のパフォーマンスを出せるよう、
協力してあげてください。
仲間内でしかわからない表現や、略語を使っていませんか?
前後を省略していませんか?
その喋り方で、あなたの恋人に通じますか?
その表現方法で、久しぶりに会った同級生はあなたの事を理解できますか?
全然難しい事ではないのですが、
通訳を間に入れると、それを忘れてしまう事がよくあるようです。
「相手に伝える」ということを真剣に考えてしゃべっていますか?
通訳有る無しに関わらず、「伝える」ことを意識しない喋りは、相手に伝わりません。
因みに、パワーポイントを投影し、
下を向いて準備した原稿を読めば、
相手には何も伝わりません。
ただ、相手を眠らせることはできます。高確率で。
通訳と事前の打ち合わせをしてください。
講演、調査、話し合い の目的を伝えてください。
あなたが一番伝えたいことは何なのか、まず通訳者に伝えてください。
通訳者は、あなたの講演、商談が大成功となるように、
最大限の事をするでしょう。
そして、最大限の力が発揮できるようになるでしょう。
もしも通訳者が了承するのであれば、
チームの皆とのご飯に誘ってみましょう。
チームの皆との雑談のお茶に誘ってみましょう。
通訳者はあなたの喋り方、口癖、発音を聞いています。
チームの中で出る話題に耳を傾けています。
これら全ての情報は、通訳をする際に役に立つと知っているからです。
これら些細な事を集めていくと、爆発的な威力がある事を知っているからです。
通訳者を120%利用しましょう。
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