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利益をあせると得られるものが小さくなるというお話

ビジネスの場において、自社だけでできることは限られているので、
他社と組むことは普通にありますよね。

取り組む課題が複雑化するこれからの時代、
他社とのコラボは、益々増えると思うんです。

他社とのパートナーシップづくりがうまい方、
いろんな人から声がかかり続ける方というのは、
決して自社へ利益を誘導することをあせったり、
細かい利益を主張したりしないというのが、
私のこれまでの経験から感じていることです。

逆に、他社とのパートナーシップづくりが下手な方は、
契約や利益をとらえる視野が狭くて、
どちらかというとサラリーマンの雇用契約的に
自分のベネフィットを増やす交渉をしてしまうため、
「事業を共につくるパートナー」としてのポジションが作れず、
「何をやったらいくら」という作業契約のポジションへ、
自らを追い込んでしまっているように思います。

とてももったいないなぁ、と思うのです。

豊かさを作り出すパートナーシップとは、
一つのパイにおける自社取り分を最大化する戦い方の逆で、
パイの大きさを相手と一緒に拡大し、
結果として相手も自分も豊かになることを可能にしてくれます。

損して得を取る
肉を切らせて骨を断つ
Lose the battle and win the war

という表現があるように、
目の前の細かい利益を得ることにこだわってしまうと、
その時の視座やレベルが相手に伝わってしまい、
大きな話を動かすときには、お座敷はかからないでしょう。

利益にこだわることは、もちろん大切です。
利益にこだわるからこそ、目先の小さい利益にこだわらない。
それが大切だと考えています。

ビジネス相手を間違わず、
テーマ選択を間違わず、
相手の期待以上の貢献をして
相手にとって必要な存在になれば、
利益は必ずやってきます。


そしてその時にやってくる利益は、
目先の細かいレベルの利益の話ではなく、
その何倍・何十倍もの大きさであることが多いです。

提供価値を最大化して、自分の席を確保する・最大化する。

大きな利益への近道は、これ以外にはないと、私は思います。

利益・お金という自分のエゴが色濃く出やすいテーマは、
ビジネスパーソンとしてのレベルや器を確認する
良い機会かもしれませんね。

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